ズームするノート「WorkFlowy」、とっても気に入りました。
普通にノートを取るのはもちろん、ブレスト、覚書、買い物メモ、各種のリスト作成、そして文章を構成しながら書くアウトラインプロセッサ(略してアウトライナ)としても優秀です。現時点でベストかもしれません。
下記の紹介リンクから無料アカウントを作成すると、作成できるアイテム(Treeでいうトピック)の数が、月間250→500に増えます(紹介したshioにも250増えます)。
アカウントを作成すると、登録したメイルアドレスにWorkFlowyから確認メイルが届きます。そこに記載されたリンク(URL)にアクセスすると、メイルアドレスが確認されて、月間item数が250から500に増えます。
アウトライナを使うと文章が上手くなる。楽に書ける。伝わりやすくなる。特に文章を書く訓練が必要な学生、司法試験受験生には、文章を構造的に組み立てて書くチカラが付きます。shioが指導している学生、院生、ロースクール生はみな日常的にアウトライナを使ってライティングしています。
20世紀終盤、文章を書く文具として使われ始めた「Macintosh」には、シンプルで使いやすい「Acta7」というアウトライナがありました。Acta7で文章を書くためにMacintoshを買う、という人がいたほど。
そして21世紀、現在のMacには「Tree」があります。学生、院生たちは日常的に文章を書くとき、使っているのはTreeです。
先日、日本の大学院に留学しているカンボジアの教え子が、利用中のWindows機の遅さから、MacBookかiPad Proの購入を検討していました。論文を書くには「Tree」を使えるMacがいいと伝えたところ、悩みに悩んだ末、iPad Proを購入。Apple Pencilで絵を書きたいことに加え、最大の理由はLINE。カンボジアにいるお母様とのやり取りがLINEなので、それを使えるiPad Proにしたとのこと。なるほど、お母様との連絡は重要です。
そこで、彼女が論文を書くために「Tree」に代わる優れたアウトライナがあるといい。探してみたところ、見つけたのが「WorkFlowy」。
iPhone/iPad/Androidで専用アプリがあり、Mac/PCではブラウザで使えるWebサービスです(shioはSafariではなくFirefoxで使っています)。自分が書いた内容はクラウドを介して常時同期されますので、端末をまたいで作業を継続できます。
このWorkFlowy、当初、「Tree」のようなアウトライナーとして使うことを想定して使い始めたところ、想像したよりはるかに壮大で、本質的で、パワフル。それでいてあくまでもシンプル。使えば使うほど面白い。
「Organize your brain. 」とあるとおり、自分の頭脳の中身が整頓される快感。「系統樹思考の権化」といった感じ。頭に去来するアイディアをそのまま描写する頭脳地図。いわば「頭の可視化」ツールです。
Treeの最大のメリットは樹形図に表せること。しかしiPhoneの小さな画面ではその良さを生かせない。TreeはやはりMac向きのアプリです。
一方、WorkFlowyはitemの中にどんどんズームインしていく。大所高所から考えて、次第に細部にフォーカスしていく感じ。逆に細部から見ていってより大きな幹に到達する思考も自在。おかげでiPhoneの小さな画面でも迷子になることなく、「全体」や「部分」を「見渡す」ことができます。
気に入りすぎて、iPhone/iPadのトップ画面に移動しました。WorkFlowy、すばらしい。また書きます。