4411-160527 iPhoneで子どもたちを撮影する5つのキーポイントとMacで写真整理
先日、幼稚園の卒園アルバム係になった卒業生からの質問に答えて、下記の記事を書きました。
その後、彼女と会い、iPhoneで園児達を撮影する際のキーポイント5つを伝授。ここにまとめておきます。
- レンズを拭く
- ブレない構え
- iPhoneを垂直に
- 1人を写す
- 相手をタップする
(1) レンズを拭く
まず第一に、レンズを拭く。iPhoneは手で触るので、レンズが汚れていることが多いです。その場合、レンズを拭くだけで、格段に画質が向上します。
拭くものは東レの「トレシー」がベスト。なければ、木綿のシャツの端などで拭きましょう。間違ってもティッシュで拭かないこと。ティッシュの原料は木材ですから、レンズを木材の繊維で拭くことになり、細かいキズが付きます。
(2) ブレない構え
撮影時、ブレないように構えるのが大切。「ピントが合っていない」と感じる写真の7割は、実はピンボケではなくブレてます。くっきりしていない原因の多くは「ブレ」です。
両腕を脇にしっかりつけて、両手でiPhoneをホールドし、静止します。
(3) iPhoneを垂直に
撮影時、基本的にiPhoneは垂直に。iPhoneを下に向けて園児を写すと、園児を見下ろす写真になります。その背景は地面。
iPhoneを垂直に構えるためには、園児の目線の高さまでiPhoneを下げることが必要です。園児の目の高さで撮影するのです。すると、園児と対等な写真を写せます。園児を一人の人間として描写できます。背景も、その場の状況が豊かに写り込みますので、園児がどんな環境にいるのかがわかる写真になります。
(4) 1人を写す
集団を写すのではなく、あくまでも1人を写す気持ちが大切です。3人、5人あるいは大勢‥‥。そのような複数の園児を同時に写すときも、必ずその中の1人を写す気持ちで写します。
集団を写そうとすると、散漫な写真になります。一人を写す気持ちで写すと、主人公がいる写真になります。その主人公と仲間たちという写真です。
(5) 相手をタップする
余裕があったら、シャッターボタンを押す前に、写そうとする園児を画面上でタップしましょう。その園児にピントが合います。明るさを変化させたい場合は、画面上を上下にドラッグ。明るめに写すとはつらつとした写真になります。
さて彼女、この際だからMacを買おうと考えているとのこと。iPhoneと一緒にMacを使うと、いろいろ便利です。いくつかメリットをあげましょう。
(1) iPhoneで撮影すると、その写真は自動的にMacに届きます。iPhoneとMacとを同じApple IDで使うのが条件。iCloudというAppleのクラウドサービスを経由して自動的に(手間ゼロで)Macに届くのです。だから、iPhoneで撮影した写真は自動的に自宅のMacにストックされるし、編集するのも簡単。
(2) iPhoneの「写真」アプリでも色味や明るさの変更やクロップ(いわゆるトリミング) ができますが、Macの「写真」アプリだと、もっといろいろできます。例えばホワイトバランスの調整は、iPhonedは「自動」だけですが、Macだとパラメータを微調整できます。
(3) Macの「写真」アプリは人物の顔を判別してくれるので、各園児ごとのアルバムが自動的にできます。「○○君が写っている写真」だけが自動的に作成されるのです。園児全員分、それぞれの子が写っている写真だけを自動抽出。楽ですよ。もちろん家族のメンバーでも同様に、「長男が写っている写真」とか「ママが写っている写真」だけを抽出するのも自動です。
(4) Macの「写真」アプリではさまざまな観点の「スマートアルバム」を作れます。撮影したカメラが複数あるなら「各カメラごと」のスマートアルバムを作れば、各カメラで撮影した写真は自動的にアルバムとして「分類」されますし、旅行中のように「ある期間」の写真だけを自動的に抽出するスマートアルバムも簡単。アルバム作りがとても楽です。
(5) そのように作成したアルバム、スマートアルバムに集まった写真をスライドショウするのもあっという間。だから撮影からクリック数回でスライドショウを見られます。それも自動的にかっこいいBGMがついて、その音楽に合わせて写真が転換する完成度。
つまりMacを使うと「写真の整理」が全自動。人間が「整理」や「管理」をする時代は終わったのです。Macにお任せ。
これらは、iPhoneで撮影した写真だけでなく、他のカメラで撮影した写真でもまったく同じです。shioは、他のカメラの写真もMacではなくiPhoneに読み込みます。
iPhoneにAppleの「Lightning - SDカードカメラリーダー」を挿して、そこにカメラのSDカードを差し込むと、新しい(未読み込みの)写真を選んで読み込んでくれます。その写真はiPhoneから周囲の人にすぐにAirDropで渡せますし、それらももちろん自動的にMacに届いています。本当に楽。
最高に簡単なカメラ「iPhone」と、最高に簡単な写真整理機「Mac」で、楽に写真を楽しめます。
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