GR Digital・無修正。1/8秒。手持ち撮影。
shio執筆の短期連載「Wordでスイスイ論文の達人」の第4回が掲載されました。
・「Lesson 4 組み立てはいつも部品から」
→http://www.microsoft.com/japan/mac/officesolution/thesis/contents/03_01.mspx
いつものとおり,本文(3ページ目まで)の執筆はshio,「一歩上をいくWordテク」はライターさんが執筆してくださっています。
バックナンバーはindexからどうぞ。
index →http://www.microsoft.com/japan/mac/officesolution/thesis/contents/index.mspx
個々の記事に対するリンクは下記です。
・「Lesson 3 一番大切なのはメッセージ」
→http://www.microsoft.com/japan/mac/officesolution/thesis/contents/02_01.mspx
・「Lesson 2 論文はアウトライナーから」
→http://www.microsoft.com/japan/mac/officesolution/thesis/contents/01_01.mspx
・「Lesson 1 論文執筆の3ステージ」
→http://www.microsoft.com/japan/mac/officesolution/thesis/contents/00_01.mspx
GR Digital・無修正。1/4秒。
MacBook Kro(玄)を使い始めてからよく聞かれる質問。
「今まで使っていたPowerBookG4はどうするんですか?」
shioのこたえ,
「使ってます。」
Macはshioのアシスタントです。アシスタントは何人いてもありたがい。一人にたくさんの仕事をしてもらうこともできるし,分担してもらうこともできる。Macは何台あっても全部使い道があるのです。
shioは常々,Macで複数の作業を同時に並行して行っています。
たとえば,blogを書きながら写真をアップロードしたり,カメラから写真を読み込みながらWebを見たり,原稿を書きながら資料を読んだり。。。ほかにも音楽を聴きながら,Skypeで通話しながら,iChatでテレビ電話しながら,CDをiTunesでリッピングしながら,……。様々なことを同時にMacで行っています。いろんなことを同時にこなせるのがコンピュータのいいところ。shioのMacBook Kroは,常時20くらいのソフトが立ち上がっていて,それぞれ適宜,稼働しています。
GR Digital・無修正。1/4秒,手持ち撮影。
それらを1台のMacで同時に行っても何ら問題ないです。とくにMacBookくらい速度が速くなると,それらを1台で行っても全くストレスなく仕事が進みます。でも2台のMacで行った方が,効率が上がるものもあります。
例えば原稿の校正。
shioが編集者にお送りした原稿に,編集者がコメントを手書きで書き込んで,送り返してくださいます。それはメールに添付されたPDFだったり,D-FaxからTIFF画像で送られてくるものもあります。それを見ながら,自分の原稿を修正していきます。同時に,その修正内容を,一点一点,メールに記述していきます。
その際,画面には最低3つのウィンドウを開くことになります。
(1) コメントが書き込まれている画像。使用するソフトはプレビュー,又は,たまーにAdobe Reader。
(2) 原稿。使用するソフトはPages。アップルの秀逸なワープロソフトです。(→http://www.apple.com/jp/iwork/pages/)
(3) メール。ソフトはMacに付属のMail.app。
(2)は見開きで表示します。ですからMacBook Kroのモニタの大部分を,原稿の表示に使います。残った部分で,(3)のメールを書いています。そこへ(1)の画像を開いても,すべてを同時に見ることができません。とくに校正中は(1)と(2)を同時に見たいもの。MacOS Xの機能,Exposé(→http://www.apple.com/jp/macosx/features/expose/)を使って,(1)を見たり(2)を見たりしますが,ちょっと煩雑です。
GR Digital・無修正。1/5秒,手持ち撮影。
そこで,原稿とメールはMacBook Kroで,画像は隣に置いたPowerBookG4で,という使い方をします。こうすれば,常にPowerBookG4上で画像を見ながらMacBook Kroで原稿を書くことができます。スマートです。
このように,ふたつのものを見比べる,という作業の場合は,広い画面があると重宝です。日本にいたときには研究室にあるPowerMacG5に23インチのシネマ・ディスプレーを2台つないでいたので,Mac1台でそのような作業環境が実現していました。でも,こちらではそれがない。それでもこのように2台のMacを使えば,同じようなことができるのです。これがホントのデュアル・プロセッシング (^_^)
GR Digital・無修正。1/5秒,手持ち撮影。
MacBookに入っているCPUはデュアル・コア。つまりひとつのCPUの中に,CPU2個分の機能が入っているのです。だから速い。またshioが成蹊大学の研究室で使っていたPowerMacG5は,デュアル・プロセッサー。つまりCPUが2個入ってる。だから速い。
これらはどちらも,1台のコンピュータの中にCPUに相当する部分が複数入っている。いずれも,コンピュータ自身がコンピュータの中で仕事を分担して,複数の演算装置を働かせています。確かに動画のレンダリングのような膨大な演算を必要とするタスクであれば,そのしくみによって,全体の作業が終了するまでの時間が短くてすみます。
でも,CPUのパワーをたくさん必要とする作業ではなくて,CPUへの付加の小さい複数の作業を並行して行うshioのような使い方であれば,1台のMacですべてをこなす必要はありません。Macを利用する人間の方で,複数のMacに作業を割り振れば,十分,CPUが複数あることの恩恵を受けることができます。
こうして,新しいMacを買っても古い方のMacはちゃんと活かされます。だから,shioのところでは,新しいMacが来るからといって古いMacが不調になることはありません (^_^)
GR Digital・無修正。1/3秒,手持ち撮影。
では2台のMacの間でデータのやり取りはどうするか。
shioが日々行っている簡単な方法は,下記のふたつです。
(1) PowerBookG4のハードディスクをMacBook Kroにマウントする方法。
Finderの「ネットワーク」で見えているPowerBookG4に,自分の名前でログインすれば,PowerBookG4のアイコンがMacBook Kroのデスクトップにマウントされます。いったんマウントしたらエイリアスを作っておけば,次からはエイリアスのダブルクリックだけでつながります。LANがGigabit Ethernetであれば,外付けハードディスクくらいの速度で使えますから,十二分に実用的です。小さなファイルのやり取りであれば,無線LANでも十分です。(←こうやって書いてみると,カタカナとアルファベットばかりだなあ……)
(2) iChatのBonjourでファイルを送受信する。
これは極めて簡単です。iChatのアカウントを,メインのMacBook Kro用のほかにもうひとつ,PowerBookG4用に取得します。もちろん無料です。AIMのアカウントでも可能です。そして,双方でiChatを立ち上げておけば,BonjourのウィンドウにファイルをDrag&Dropするだけで,送受信できます。前述のように,メールで送られてきた画像のファイルをPowerBookG4で開いておきたい,というような場合に,そのファイルをパッと移すことができて便利です。
GR Digital・無修正。1/6秒,手持ち撮影。
今日の写真はLos AngelesのDisneyland。エレクトリカルパレードです。
周囲の人たちはフラッシュをたいて撮影していたけれど,たぶんそれではほとんど写らないと思います。いや,写るけど電飾の美しさは写し取れない。shioはGR Digitalでフラッシュなしで撮影です。そうすればこのとおり,結構きれいに写ります。
GR Digital・無修正。1/10秒,手持ち撮影。