リコーから「GR II」が発表されました。7月17日発売とのこと。すぐにヨドバシカメラに電話して予約しました。
2013年発売の(初代)「GR」は現時点でもっとも撮影領域が広いカメラ。どんなところに行くにも、必ず持っていく。出張や旅行の前に、ほかのカメラは「どれを持参しようかな」と楽しい悩みが毎回あるのですが、GRだけは「必需品」なので、悩むことはない。必ず持参する。そして旅先で「カメラ1台しか持って入れない」という状況に遭遇すると、確実にGRが選ばれる。
GRとはそういうカメラです。手に収まる小ささでありながら、一眼レフに普及型ズームレンズなんかを付けた機材より、きれいな写真が撮れる。写真とは「カメラを持った自分がそこにいる」ことによって初めて実現する表現なので、カメラはできるだけ小さい方がいいし、軽い方がいいし、静かな方がいい。明るくても暗くても撮影できる方がいいし、撮影した瞬間に間違いなく確実に撮影できてほしい。そういった「カメラの本質」にもっとも近いのがGRです。
友人から「カメラ1台買うなら何がいい?」ときかれたら、「そりゃGRでしょう」と答えるのが定番。完全オートで誰でも簡単に使えて、シャッターボタンを押すだけできちんとした写真が確実に撮影できる。写真展に出せるクオリティの画質が撮れる手のひらサイズ。GRとはそういうカメラです。
もちろん、質問した友人のカメラに対する志向が異なる方向を向いていたら、別のカメラを提案します。でも「普段はiPhoneやケータイでしか写真を撮らないけどそろそろ本格的な写真が撮れるカメラがほしい」という人にはGRです。そういう人が一眼レフなんて買っても絶対に持ち歩いたりしないから宝の持ち腐れになるだけ。GRなら「ポケットやハンドバッグに入るサイズで一眼レフ級の画質」を楽しめます。
shioも、家族や子供たちと遊びに行って、自分も色々なアクティビティを一緒にする状況では、持参するのはポケットかベルトポーチにGRのみ。子供の写真とか家族の写真はGRが多いです。例えば子供と一緒にアスレチックをしながら遊具の上で子供を片手で写す、なんて一眼レフじゃ無理。GRの独壇場です。公開していませんが、shioのライブラリにはそういった状況で撮影したGRの写真が山のようにあります。
長年ボランティアで参加している東京YMCAのキャンプでも、オフィシャルに「フォトグラファ」として撮影するときは、一歩引いた位置から写すので他社のカメラを使います。でも、キャンプに参加している小学生のメンバたちと一緒にワイワイ遊びながら「撮影も」する、というときは決まってGR。
自分も相手もカメラの存在が気にならない小サイズ。輪の中で、和の一員として「参加」しながら撮影できる。GRは「参加者視点」の写真を写せるカメラなのです。相手が近いからワイドに写せる性能が必要。だからGRのレンズは広角28mm相当。本当によくできたカメラです。
また、誰でも確実に写せるので、旅行先で周囲の人に渡して自分たちを撮影していただく場合も、GR。緑マークの全自動モードにダイヤルを回して手渡せば確実に撮影していただけるので、安心してポーズをとれます。
そんな「万能」カメラが「GR」。2013年5月24日発売。今日までに20,263枚撮影しました。その間、故障ゼロ。それから2年経った2015年7月17日、「GR II」が世に出る。本当に楽しみです。
GRからGR2への変更は、Wi-Fi搭載とホワイトバランス改善。
現在GRでEye-Fi Mobiカードを使ってGRからiPhoneに画像を転送していますが、正直言って不便。iPhoneと繋がりにくいし、アプリが独自のクラウドにアップロードしたがるし(もちろんoffにしています)、アプリのインターフェイスがわかりにくい。いつしか使わなくなりました。その点、GR2はカメラ自体がWi-Fi機能を持つので、アプリのデキ次第では使い勝手がいいかもしれません。それがとても楽しみです。
そしてホワイトバランスが改善されるとのこと。これ、非常に大切。もしこの点が大きく進歩していれば、それだけでも購入する価値があります。その実力は、実際にたくさん撮影してみてから判明することでしょう。
そんな「GR II」。発売が待ち遠しい。
大人数で自撮りするにもGR〈↓〉^^