学問・資格

2012.07.09

2791-120703 違法ダウンロードに刑罰を科す改正著作権法について

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7月3日17:20〜18:15、NHKラジオ第一の「私も一言!夕方ニュース」でコメントしました。
http://www.nhk.or.jp/hitokoto/

テーマは「改正著作権法 ネット社会で問われる課題」。
放送終了後の一コマ。
http://cgi2.nhk.or.jp/hitokoto/bbs/form2.cgi?cid=1&pid=15146

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shioの考えをまとめておきます。

(1) 著作権法の究極の目的は「文化の発展」です(著作権法1条)。
各条文はその目的に適するように規定すべきですし、解釈・運用すべきです。違法なダウンロードを刑罰の対象とすることが、この目的にかなうでしょうか。これについては後述します。

(2) 著作物などの「情報」は、得てみて初めて内容がわかる、という性質があります。
だから本屋さんは立ち読みOKなのです。情報を得る前にその内容(違法にアッブロードされたものか否か)を判断せよ、というのは無理な話です。

(3) コミュニケイションによって社会を形成しながら生きる人間にとって、情報を得ることは基本的かつ本質的な行為です。したがって情報を入手するプロセスに刑罰を科すべきではないと思います。実際、電波法は、無線通信を傍受する行為は刑罰の対象としていません(それによって知った内容を漏らすことは犯罪です)。情報の入手プロセスの一部を刑罰の対象とすることは、人々の判断や表現の基礎を奪うことにつながり、憲法の定める思想良心の自由(19条)、表現の自由(21条)にも反することになるでしょう。

(4) 規定の内容が不明確です。
不明確な刑罰規定は、刑法の基本である「罪刑法定主義」に反しますし、刑法の自由保障機能(刑事罰の対象となる行為以外は自由に行動していい)をも阻害します。

今回新たに設けられた規定を見てみましょう。

第119条第3項
第三十条第一項に定める私的使用の目的をもつて、有償著作物等(録音され、又は録画された著作物又は実演等(著作権又は著作隣接権の目的となつているものに限る。)であつて、有償で公衆に提供され、又は提示されているもの(その提供又は提示が著作権又は著作隣接権を侵害しないものに限る。)をいう。)の著作権又は著作隣接権を侵害する自動公衆送信(国外で行われる自動公衆送信であつて、国内で行われたとしたならば著作権又は著作隣接権の侵害となるべきものを含む。)を受信して行うデジタル方式の録音又は録画を、自らその事実を知りながら行つて著作権又は著作隣接権を侵害した者は、二年以下の懲役若しくは二百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。

この規定には下記のような問題点があると思います。

・「有償著作物等」という概念を使うのは不適切です。そもそも著作権法は、著作物が「有償」か「無償」かによって区別しません。「有償」という文言自体、著作権法に登場するのは1カ所のみで、それも「有償であるか又は無償であるかを問わず」という表現です(2条1項19号)。したがって、著作権法の価値観として、著作物を有償か無償かによって区別していないのです。それにもかかわらず、いきなり刑罰規定のみに「有償」概念を用いるのは不適切です。

・著作権法において「公衆」とは、不特定多数と特定多数の両方を含みます。ですので、この「有償著作物等」の定義によると、日本のどこかで一部の人々に対して有償で提供・提示されている著作物も「有償著作物等」となります。ではたとえば、先週の日曜日にshioたちが高田馬場で行った音楽会(聴衆約80名)の録音がネットでダウンロード可能な状態になっている場合(実は本当にダウンロード可能です)、それが有償で販売されているファイルなのかそうでないのかを他の人々は判断できるでしょうか。

このような不明確な規定が、議論も乏しいままに立法されてしまったことが、大変残念です。

(5) 人はできる限り違法行為を避けようとしますから、不明確な刑事罰規定があると、判断のつかないグレーな行為はすべて躊躇し、回避します。これを萎縮効果といいます。せっかくインターネットですばらしい著作物が流通しているのに、それが違法にアップロードされたものであるかどうかわからないがために視聴できない、という状況が日本中で(というかこの規定は国外にも適用されますので日本以外でも)日常化するのです。著作物が利用しにくくなればなるほど、著作物に触れる機会が少なくなります。既存の著作物に触れにくくなれば、学ぶ機会も減り、著作物を視聴して影響を受ける機会も減って、新たな著作物が生み出されにくくなります。

結局、長期的には、日本の文化的貧困を招くのです。

shioはそれがとても悲しい。
著作権法の目的は「文化の発展」です。

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2012.01.29

2630-120124 立ってシゴト、座ってレスト

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「立ち机」のお話の続き。
前回はこちら。
「2625-120119 仕事は立ってしよう」→http://shiology.com/shiology/2012/01/2625-120119-790.html

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アスクルに注文していた「アール・エフ・ヤマカワ リフレッシュテーブル 角型 高さ1000mm 木目 RFRT-HT1240N」(13,900円)が届いたので、Macのモニターを置いた書棚の前に設置。
しかし、shioには画面が近すぎる。
そこで、書棚の手前に(前回書いた)「GALANT」を置き、その手前に「リフレッシュテーブル」を置いたらちょうどいい。
高さ100cmの「リフレッシュテーブル」を高さ90cmのGALANTの上に半分かぶさるようにして置いたため、使い勝手もいい。
モニターから目までの距離は以前と同様、約90cm。
モニター設置面の高さは床から約110cm。

それで2日間、仕事しました。
Macを使う作業はすべて立って行う。
快適です。

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さまざまなメリットを感じます。
・仕事が捗(はかど)る。これが最大のメリットでしょう。
・体が楽。立っている姿勢って、体への負担が少ない。
・いい姿勢が持続する。体が楽な要因はこれ。一般的な椅子に長く座っていると、どうしても姿勢が悪くなっていくが、立っていればいい姿勢のまま。
・だから肩も首も背中も腕も、痛くならない。ともかく楽チン。
・スーツの膝が伸びない。
・スーツにシワが付かない。
・貧乏揺すりしない^^
・聞いている音楽に合わせて踊りながら仕事できる。
・大好きな「ステピンボード」に乗ったまま仕事できる→http://www.crowni.co.jp/cr040000.htm

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なんで仕事が捗(はかど)るのか。
立っているときは仕事をして、休むときは座る、というメリハリがはっきりしているからだと思います。
だから自然と「いま書こう」、「いま返信してしまおう」、「いま終わらそう」と考える。
つまり立位の方がアクションまでの心理的距離が近いのです。

そもそも。
世の中、「作り出す仕事」って基本的に立って行う。
シェフ、大工、手術中の医師、ライブ演奏中のミュージシャン、講義中の教員……。
みんな立っている。
だからもし、Macを使って何かを作り出そうと思うなら、立ってやった方がいい。

一方、情報を受信するときは、座っていていい。
講義を受ける、本を読む、音楽を聴く、映画を観る……。

立って発信、座って受信。
立って表現、座って鑑賞。
立ってシゴト、座ってレスト。

あぁ、もっと早く気付くべきだった!!

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2012.01.21

2625-120119 仕事は立ってしよう

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立ったまま仕事したい。 特にキーボードを打ってする仕事は立ったまま行いたい。

そこで研究室のレイアウト変更。 思い立ったが吉日。

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朝、アスクルのカタログをさがしたら見つけました。 「アール・エフ・ヤマカワ リフレッシュテーブル 角型 高さ1000mm 木目 RFRT-HT1240N」(13,900円)を注文。 →http://www.rf-yamakawa.co.jp/html/prod_tab_dt_rfrt-ht1240n.html

いわゆる「立ち机」として売られているデスクはべらぼうに高価だけど、そんなものは不要。 こういうのが欲しかった。

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しかし届くのが待ちきれない。いままでデスクの下に置いてキーボードを乗せている高さ60cmの台が90cmまで高くなるので、とりあえずそれを試してみることに。

その台はIKEAで買った「GALANT」(12,900円)。 →http://www.ikea.com/jp/ja/catalog/products/S89886143/

まずMacのディスプレイを本棚の目の高さに設置。その手前にあるデスクをどけ、GALANTを90cmにして設置。その上にキーボード(HHKB Professional JP)2台、マジックマウス、マジックトラックパッドを並べてMacを起動。

立ったままタイピングしてみる。快適!!

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自然といい姿勢のまま仕事できるので、体が楽。早くこうすればよかった。

でもやはり高さ90cmだとちょっと低い感じ。両肘が120度くらいに開くので、手首が屈曲してしまう。やはり、100cmくらいがちょうどいいはず。「リフレッシュテーブル」が届いたらまたレボートします^^

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2011.05.29

2383-110521 著作権法学会

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著作権法学会。
おもしろかった!!
午後は最後まで最前列で聴きました^^

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2011.05.22

2370-110508 Macの知的生産性

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GXR+50mmユニット

ロースクールでshioが担当する「リーガルリサーチ」。
27名の履修者のうち、4月の開講時にMacユーザーはたったの1名でした。
成蹊大学ロースクールの場合、ほとんどが社会人のため、なおさらWindowsユーザーが多いのでしょう。

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GXR+50mmユニット

しかし、shioが使っているMacを見て、みなさん次第にMacが欲しくなってくる^^
何人もMacを買い、使い始め、そのすばらしさに日々感動しています。

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GXR+50mmユニット

彼らにとって最も貴重なのは「時間」。
司法試験受験まであと何日、というスタートを切った彼らにとって、時間こそ最も貴重です。
MacBookAirは起動時間12秒。普段はゼロ秒スタート。
だから気づいた瞬間に調べられるし、思いついた瞬間に書き始められる。

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GXR+50mmユニット

ついで大切なのは「静粛」。
ロースクールの院生研究室は超静寂。
そこでPCのファンがブォーンなんて音を立てて回っていたら大迷惑。
MacBookAirは無音。
よほど負荷のかかる仕事をさせない限りファンは回らないし、ハードディスクはないから、モーターやヘッドのノイズもゼロ。

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GXR+50mmユニット

そして彼らが研鑽を進めるのに最も必要なのは「言語表現力」。
自分の考えを文章として論述する試験を受けるのですから、平素から文章による言語表現力を鍛えることが必須です。
文章の書きやすさ、画面上での文字の見やすさが、すべての生産性に直結します。

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GXR+50mmユニット

そして「コミュニケイション」。
仲間や教員との議論の中から、自分の論理や価値観が見えてきます。
そのコミュニケイションも、静かな研究室で行うには、文字による会話が必要。
必然的にFacebookでの議論が活発になります。
事実、4月以降、次々とMacを買った院生たちは、Facebookでの議論に積極的に発言している人たちです。

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GXR+50mmユニット

Macを使うことによる知的生産性は、いままで使っていたWindowsパソコンとは全く違う、ということを彼らは日々実感しています^^

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GXR+50mmユニット

2011.05.09

2353-110421 課題をFacebookで

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4月19日、ロースクールの「リーガルリサーチ」で課題を出しました。
解答はFacebookのグループで「ドキュメント」として記載します。

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講義終了後、数名の履修者と大学近くのうどん屋さんで夕食を食べながらおしゃべりしていると、驚いたことに、もう最初の解答がアップされたのです。いっしょに食べていた院生たちも、こうしちゃいられないと研究室に戻り、各々の解答を記載。Facebookはグループのモラール(「やる気」という意味です。「モラル」ではありません)を高めるのにも、一役かってます。

こうして「ドキュメント」としてアップすれば、全員が見られます。互いの見解に「いいね!」したり、コメントしたり、ディスカッションが始まります。他の人に言われてしまう前に、自分の意見を表明したいと考えますから、早めに考えて、早めに意見をアップする動機となります。すばらしき教育支援ツールです。

次週の講義では、すでに全員が全員の意見を読んで意見も言い合った状態でその先の議論から始められますから、ものすごく効率的。1週間、思考して議論した上でshioの解説を聞くので、理解も速い。

高等教育における効率と効果を一気に高められる、現時点で最も理想的なコミュニケイションツールだと思います^^

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2010.11.24

2199-101115 異分野

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GXR+28mmユニット

とある理系の研究に関わることになりました。

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GXR+28mmユニット

知的財産法を研究対象にしているので、一般的な法律学者よりはサイエンスに関わる機会は多いけど、今回のはかなりエキサイティング。

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GXR+28mmユニット

元々科学は好きですから、願ったりかなったり。

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GXR+28mmユニット

やはり、異分野は面白い!!

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GXR+28mmユニット

2198-101114 ひらがなカタカナ変換

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GXR+28mmユニット

談話室でお弁当を食べていたら、とあるベテランの先生曰く「NECの文豪を超えるワープロ(ソフト)はない」と。
彼はWindowsユーザーです。

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GXR+28mmユニット

なぜですか?とおうかがいしたら、「漢字ひらがなまじりで普通に書いた文章のひらがな部分だけをカタカナに変換する機能が文豪にはあったがWordでそれができない。いままで何人かの先生にきいてみたが、そんなことはできない、と言われた」とのこと。

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GXR+28mmユニット

できますよ (^_^)

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GXR+28mmユニット

明治時代の文献を引用する際、いままで大変なご苦労をされてきたとのこと。
もっと早く質問してくださればよかったのに。

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GXR+28mmユニット

WordのWindows版でもMac版でもできます。
shioは、自分の執筆作業にWordは使わないので、Jeditで行っています。

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GXR+28mmユニット

機能がそこにあるのにユーザーが見つけられないということは、機能がないのと同じ。
インターフェイスの改良が必要ということでしょう (^_^)

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GXR+28mmユニット, 写真はすべてSFCの朝!!

2010.08.20

2108-100816 なたもだ

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SIGMA DP2

NHK教育テレビで「テストの花道」という番組を偶然見ました。
「文章を書くチカラ」が本日のテーマ。

まずは書き出し。自分の意見を書く。
その続きは「なたもだ」。

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RICOH GXR A12

なぜなら→たとえば→もしも→だからの順に文章を展開するということ。
理由→具体例→仮の設定で別の視点→結論。

「なたもだ」すばらしい!!

SDIM0468
SIGMA DP2

2010.07.18

2072-100711 ポッドキャスト後編公開

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GR Digital 3

FM西東京の番組「伊藤幸久のHouse of the Sun」に出演させていただいたときのポッドキャスト、後編が公開されました。
http://www.voiceblog.jp/h_sun/1169012.html

ちなみに前編はこちらです。
http://www.voiceblog.jp/h_sun/1164406.html

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