4447–160702 表参道Polygonでシグマ「sd Quattro」体験イベント 〈写真は #sdQuattro 〉
〈ここに掲載した写真は、SIGMA 「sd Quattro」で吉祥寺「ル・ボン・ヴィボン (Le Bon Vivant)」のディナーを写したものです〉
7月2日、表参道Polygonで開催されたシグマ「sd Quattro」体験イベントへ。
1・2限に「民法2」の授業をして片付けた後、即行で向かったところ、三井公一さん(@sasurau)のトークショウ(13:30開始)がちょうど始まった直後に到着。
会場は満員状態でしたが最後列に空いていた1席を確保し、MacBookを出して、トークの内容を連続ツイートしました(ご本人の許諾はいただきました)。
以下、テキスト部分を再掲します(誤字などを訂正し、各種製品へのリンクを追加しています)。
三井公一さんのトークショウ。「正確なフォーカスとミラーショックからの解放を目指した」posted at 13:35:42
「独特な像質を支える3要素」。posted at 13:36:26
「シグマはユーザーを第一に考える会社。だから既存のレンズをそのまま使えるSAマウントを採用」posted at 13:37:27
「sd Quattroとsd Quattro Hがフラッグシップ。ではdp Quattroシリーズはどうなる?それはフィックスレンズのフラッグシップ」「僕もdp0 Quattroとdp3 Quattroをよく持ち歩いている」posted at 13:38:28
「EVFをつけてdp Quattroを4台持ち歩くと、こんなんなっちゃう。かさばる」
「もっと望遠、もっとマクロ、といったニーズに応えるsd Quattro」posted at 13:39:25
「表現者のニーズに応える」posted at 13:39:39
「sd Quattroではなくsd Quattro Hまで待つ、という人もいる。どのくらいいますか?」(会場で挙手した人は数人)「なんでですか?」「sd Quattroを買って、レンズを揃えて、Hが出るまでこの画質を楽しむ方がいい」posted at 13:40:33
「像面位相差検出方式とコントラスト検出方式、2つのAF検出方式を採用」「9つのフォーカスポイントだけでなく、自由にAFポイントを移動できる」「超高速ではないですが、今までのユーザからすると夢のような高速レスポンス」posted at 13:42:13
「SD1 Merrillは視野率100%ではなかった。今回sd Quattroは100%。とてもきれい。クリア。晴天でも覗けばクリアに見える。僕くらいの老眼でもEVFだとよく見える。視度補正も見やすい。撮影に集中できる」posted at 13:43:29
「デュアルモニタが便利。SD1 Merrillから大進歩。ボタン類が独立しているのもダイレクトな操作性が便利」posted at 13:44:17
「機能的なユーザインタフェイス。ダイヤルの重さと節度感も適切で使いやすい。今日貸し出しのボディには縦位置グリップが付いていないが、受付で依頼して試してください」posted at 13:45:05
「バッテリ、驚異的な保ち。sd Quattroはすんごい保つ。公称235枚撮れることになっているが、試したら430コマ撮れました。だからバッテリが1個しか付いていない。でも予備バッテリは持って行ったほうがいいけど、本当によく保つ。驚いた」posted at 13:47:09
「総合的に見て、使いやすいカメラ。痛いところに、じゃなくて、痒いところに手が届く」posted at 13:47:34
「インプレッション:ピント、露出、ホワイトバランス、すべて正確。」posted at 13:48:27
「初期のベータ機からテストしているが、ファームウェアがアップデイトされるたびに挙動が速くなり、操作性が良くなっていった。現在、非常に高速で高精度になっているが、これからも徐々に改良されていくかもしれない」posted at 13:49:48
「このピントの薄さで思ったところにピントがピシッとくると、楽しい、面白い」posted at 13:50:26
「江戸東京たてもの園でアンダー目に撮影。受話器の左のケーブルに合わせると、ピシッと合う。」「今週、女の子3人連れて大磯に行った時のオフショット。パッと合う。フォーカスポイントのサイズを真ん中にしておくと速い」posted at 13:52:05
「描写:グラデイション。水のきらめき、濡れた感じ。余すところなく描写される。アンダー目にしてFoveonらしいこってりした描写を出した」posted at 13:53:14
「ほぼ最低感度しか使わない。ISO100。あまり高感度を気にしない。絞りを開けて、低ISO感度で撮ることをお勧めする。」posted at 13:53:58
「金属の質感、見たまま、あるがままに克明に捉えられる」posted at 13:54:19
「こういう描写はdp Quattroではできなかった。ピンポイントで合わせて背景をぼかす」「お手持ちのdp Quattroとかぶらないレンズの画角を選んで使うと楽しめると思う」posted at 13:55:04
「撮影者がどう表現したいかに合わせて答えてくれるレンズ。それを生かすsd Quattro」posted at 13:55:32
「最近、自動車会社の撮影で、150–600mm F5–6.3 DG OS HSMをメインで使っている。」posted at 13:56:12
「レンズ選択の自由を得たQuattro。超広角から超望遠まで使える」posted at 13:56:53
「高感度:そんなに高感度、使いますか? 1600は何に使いますか? 夜祭り?なるほど、それは高感度、必要ですね」posted at 13:57:45
「ISO800までは普通に使える。(設定はISO6400まであるが実用上の最高は1600、常用は800まで)」posted at 14:00:09
「SPPの新しい機能「ビニング」をonにして現像している。サイズは小さくなるがISO1600でもいける。」posted at 14:00:21
「ISO51200などの高感度はマウントコンバータMC-11を買って、SONY αシリーズに任せましょう。高解像度はsd Quattroで。高感度はαで。同じレンズを両方のカメラで使えます」posted at 14:01:51
「SFDモード:拡張子が.X3Iになる。1回のシャッターで7枚撮影され、SPPで現像。ディテイルの豊富な画像が得られる。7枚のうち人が入ってしまったりしたら、チェックのon/offによって現像に使う画像を選択できる」posted at 14:04:37
「シャドウからハイライトまで、豊富な階調が得られる。拡大してもほとんどノイズレス」posted at 14:05:50
「SPP 6.4(SIGMA Photo Pro 6.4)。おとといからダウンロードできる。
「ディナール」というスライダがついた。クリスピーにすると、昔のMerrillっぽい画像になる。スムーズにすると、女性ポートレイト向き」posted at 14:06:57
「SFDモードとディテイルスライダを使うと、思い通りの画質を得られる」posted at 14:07:40
「どう買うか。初めてお買いになる方は、30mm F1.4 DC HSMとのキットがお勧め」「既に持っている方も、30mm F1.4、お勧め。とりあえずズームを1本なら、17–70mm F2.8–4 DC MACRO OS HSMもお勧め。マクロもいける。」posted at 14:08:47
「DGもDCも使える。一番相性がいいと感じているのは、18–35mm F1.8 DC HSM。これがバシバシ面白いようにピントが合う。まだレンズを決めていない人にはこれお勧め。単焦点はdp Quattroに任せればいい。僕は大口径ズーム主体でシステムを組んでいったらいい」posted at 14:10:12
「50–100mm F1.8 DC HSMと組み合わせたら、75–150mm相当になる。18–35mmF1.8とのセットで27mm〜150mm相当になる。この2本がマストバイだと思う」posted at 14:11:44
「これに150–600mmを加えると27–900mm相当になって、ものすごく楽しい。」posted at 14:13:39
「レンズ交換の楽しみ、レンズ選択の楽しみ。900mmをFoveonセンサーで写せる。」posted at 14:14:41
「コンティニュアスAFがあるので、望遠で飛行機にずっとピントが合い続ける。posted at 14:15:25
「これに「勝負レンズ」として明るい単焦点レンズを加えるといい」posted at 14:15:58
「Quattro画質で様々なレンズを使える悦び」posted at 14:16:32
「それがボディ約8万円!!」「買ってください」posted at 14:16:57
「シグマ史上、一番予約が入っているそうです。シグマSAマウントレンズが品薄。本当に欲しい方は予約したほうがいいです。」posted at 14:17:48
「一番売れるレンズはキヤノンマウント、その次がニコンマウント。シグママウントはもともとそんなに売れないから品薄。なので早めに手を打ったほうがいいです。ボディがあってもレンズがない、という悲しいことにならないように」posted at 14:18:44
「そうすればこの方(山木社長)もお喜びになると思います(笑)」posted at 14:19:43
以上です。
すべてを書ききれてはいませんが、大体の雰囲気はお伝えできたと思います。三井さんのトークがわかりやすかったのもさることながら、写真が爽やかで抜けが良くて、見ていて気持ちいい。ときどきツイートするのを忘れて、スクリーンを見入ってしまいました。
ベータ機から「sd Quattro」をテストさせていただいているshioは、基本的に単焦点レンズを使っています。単純に単焦点レンズの描写が好きだから。
特に、dp Quattroシリーズと比べて明るいレンズを使える利点が大きい。dp1 Quattro、dp2 Quattro、dp3 QuattroはF2.8、dp0 QuattroはF4。それに比べて、sd QuattroでF1.4のレンズを使うと、F2.8未満の6つの絞り値(F1.4、F1.6、F1.8、F2、F2.2、F2.5)を使えるアドヴァンテジがあります。
ここに掲載したお料理の写真もF1.4。レンズは24mm F1.4 DG HSM。単焦点レンズです。
感度、ISO100〜160で撮影しています。フランス料理店のかなり暗いテーブルですが、安心して撮影できる。
ホールドしやすいボディとキレのいいシャッターがありがたい。収差のないくっきり画質のレンズだから、開放でもしっかりピントの合った、にじみのないクリアな描写。
一方、シグマのズームレンズは単焦点レンズにも匹敵する超高画質。単焦点レンズ派のshioも、これならズームレンズ主体で使ってもいいかと思うほどの高画質。特に、F1.8通しの2本、「18–35mm F1.8 DC HSM」と「50–100mm F1.8 DC HSM」のコンビなら、F値の点でも半段の差だから単焦点レンズに見劣りしない。
「18–35mm F1.8 DC HSM」は最短撮影距離28cm、最大撮影倍率1:4.3なので、「24mm F1.4 DG HSM」(最短撮影距離25cm、最大撮影倍率1:5.3)に比べても結構「寄れる」レンズです。
近いうちにズームレンズ、使いたい。
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