4439-160624 シグマ「sd Quattro」(7月7日発売)がお買い得すぎる #sdQuattro
〈この記事に掲載した写真はSIGMA 「sd Quattro」のベータ機で撮影したものです〉
6月24日、とうとうシグマ「sd Quattro」の発売日が発表されました。7月7日です!!
発売される商品構成にまず納得。ボディ単体と同社の「30mm F1.4 DC HSM | Artレンズ」キットの2種類。最も明るくて(つまりF値が1.4で)最も軽いレンズをつけたこのキットが、カメラの高性能、高画質を最も手軽に楽しめる組み合わせです。
同時に各量販店のwebサイトで発表された販売価格を見てびっくり。
ヨドバシカメラのwebサイト(yodobashi.com)だとこんな価格(ここからさらに10%ポイント還元されます)。
中野にある新品と中古カメラのメッカ「フジヤカメラ」の価格は1割安い。
本当に驚きました。安すぎる。
198,000円と推測していたshioは、この価格を見て、「10万の位に1がない!?」ことを何度も画面を見直して確認してしまいました。こんなに安くていいのでしょうか。驚愕の優しいお値段。
発売前のshioの推測は以下のとおり。このカメラの画質は大手メイカーの最高クラスのカメラを凌駕するから、画質と品質だけから単純に価格をつけたら、たとえ(また)80万円と言われても諦めがつく、とまでは言わないけど、50万円か40万円か、そのくらい、別次元の高画質。
しかし、そのような価格をつけたとしても一握りの人しか買わない。それでは結局開発費が回収できなくて、「カメラ事業は赤字です」(by 山木社長)という現状をさらに悪化させてしまうはず。
そこで、シグマのフラッグシップとして妥当な価格としては198,000円くらいかな、と予測しました。それならフラッグシップ級としてはお安く、しかし画質から考えたら十分なバーゲンプライス。
シグマのカメラに搭載された「Foveon」センサーは、他社のベイヤーセンサーとは原理が異なり、全画素が光の三原色すべてに感光する仕組み。だからありのままの色と形がくっきり写る。そのため、APS-C サイズセンサーだろうとフルサイズセンサーだろうと、その本質的な画質に差異はない。だからベイヤーセンサーのセンサーサイズとは同列に語れない。
けれども市場はセンサーのサイズでカメラを分類しがちなので、APS-Cクラスでの競争という観点も必要。だから、198,000円程度だろうと考えた次第。
それがなんとなんと。89,100円。予想の半額以下。
いいんですか?そんな価格で‥‥。
本物の色と形を写せる「リアルな写真機」を、高嶺の花にしないで、できるだけ多くの写真が好きな人々に届けたい、使って欲しい、という山木社長の心意気が感じ取れます。特にフィルム時代から写真が好きだけど、描写が気になってデジタルに移行できない、という繊細な感性を持つ写真好きにも、フィルムと同じ原理でありのままを写せる「リアル描写」な「sd Quattro」をお試しいただきたい、とのメッセージとも読み取れる価格。
客観的には、「レンズ付き」の「dp Quattro」シリーズより、「レンズなし」の「sd Quattro」の方が若干安い、という絶妙な合理的価格設定。
思えばシグマはレンズメイカ。そのレンズは圧倒的高画質。それを生かせるカメラを自ら送り出す、というのが「sd Quattro」を作るミッションだと考えれば、この価格にも合点が行く。そう、sd Quattroには珠玉のレンズが揃っている。
絶対買う、と資金を準備していた人は、きっと198,000円を想定していたはずだから、ボディが8万円代、30mmF1.4とのセットでも11万円代で買えるとなると、その予算でさらに1本、レンズを買うことができる。
あるいは、縦位置グリップ「POWER GRIP PG-41」だって買える。
写真で感動、sd Quattro。
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