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2016.05.18

4397-160513 「初めてMacを使う人のキーボードあるある3つ」に補足

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Webで見つけた記事。

筆者は「MacBook Air。ついにわたしも手に入れました!」とお書きになっているので、Macをお使いになった経験は多くないのだと思います。そのためか、記事の内容は色々と情報が不足しています。shioの周りにはMacを初めて使い始める人が多いので、誤解のないように補足します。

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「その1:F10で “半角英数変換” できないの?」

「かなモードのままH・E・L・L・Oとキーをタイプして"へっぉ"と表示された状態でF10を押すと、「hello」に変換される機能」をMacで実現するために、設定を変更したという話。

でも、そういう設定変更はしなくても、H・E・L・L・Oのキーをタイプして"へっぉ"と表示された状態で「英数」キーを2度押しすると「hello」になります。また、逆に英数モードのままかなモードのつもりで入力してしまってアルファベットが表示された状態で「かな」キーを2度押しすれば、かなになります。

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「その2: “ライブ変換” って微妙に使いづらくない?」

とのことですが、shio的にはもう「ライブ変換」必須。日本語のかなを入力していくと、変換キーを一切押すことなく的確な仮名漢字混じりの日本語の文章が記述される。今、この文章も全く変換キーを押すことなく、文字キーだけを入力して書いています。

本当に楽。楽チン。文字の入力だけすればいい。変換のことは全く気にする必要ない。喋るように書いていけばいい。喋る速度で書いていける。前へ前へ。書き進むだけ。漢字変換の結果を確認するために視線を戻すことはない。思考を戻すこともない。そもそも画面を見る必要もない(キーボードを一切見ないのは当然として)。

これに慣れてしまうと、変換キー操作が必要だった昔の、ちょっと書いて、変換して、修正(再変換)して、確定して、またちょっと書いてというたどたどしさにはもう戻れない。

そのくらい楽で便利で革新的な新機能。使わないのは本当に勿体無いと思います。

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次に、「文字を確定するまでの作業に少し違和感がありました。Macのデフォルトの設定では、確定までにenterを2回押す必要があったんです。」と書かれています。shioがMacのデフォルト設定のまま書いている限り、1回で確定されます(そもそもライブ変換では変換だけでなく確定も自動なので、確定は0回。1回か2回か、という問題もありません)。

変換候補が表示されている時は確かにreturmキーを1回押すと特定の変換候補に確定され、未変換の部分は確定されません。それは当然。このブログに何度も書いていますが、Macの場合、長い文字列を入力してから変換する方がより的確な変換結果を得られるので、いつも未変換部分は長いため、全体が1度に確定されてしまっては困るのです。

確定に2度必要、とお書きになっているということは、きっと短く短く変換を繰り返しているのだと思います。それだと、Macが的確な漢字を選択するための情報が少なすぎて、変換精度が落ちてしまいます。どうか(無変換のまま)長く入力してから変換することをお試しいただきたい。目安としては句読点までは変換せずに入力してから句読点で変換すると、変換の精度が格段に上がります。そのため、shioは(ライブ変換になる以前は)句読点変換をonにしていました。それで変換キーを押す必要がほとんどなくなります。

そして、その延長上にライブ変換があるということが理解できると思います。長く入力してから変換する作法は、楽です。

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「その3: “delete” キーの挙動が思っているのと違う!?」

キーボードの右端手前から4段目にあるキーが「カーソルの左隣の文字を削除する」という機能を持っているのは同じこと。その名称が異なるだけです。

続けて「となると気になるのは、Macでカーソルのうしろの文字を消去するキーはあるのかなってこと。執筆作業中にけっこう頻繁に使っているんですよ。ググってみたら、ありました。右手で一押し、fn+deleteでした。」と書かれています。

カーソルの右隣の文字を消すには、確かにfn+deleteでもOK。ただ、それだとホームポジションから大きく手を動かす必要が生じます。shioの場合はcontrol+dを使います。同様にカーソルの左隣の文字を消す時はcontrol+hです(つまりdeleteキーは使いません)。

その他にも、controlキーを使ったカーソル操作、変換操作がいくつかあって、使えるようになると便利です。

【カーソル移動操作】

  • control+F ── カーソルを次に(右に)移動(ForwardのF)
  • control+B ── カーソルをうしろに(左に)移動(BackwardのB)
  • control+N ── カーソルを次の行に移動(NextのN)
  • control+P ── カーソルを前の(上の)行に移動(PreviousのP)
  • control+D ── カーソルの次の(右の)文字を削除
  • control+H ── カーソルのひとつ前の(左の)文字を削除(つまりdeleteキーと同じ)
  • control+A ── カーソルを行頭に移動
  • control+E ── カーソルを行末に移動

【日本語入力の変換操作】

  • control+N ── 変換=次の候補を出す(NextのN)
  • control+P ── 変換=ひとつ前の候補を出す(PreviousのP)
  • control+F ── 注目文節を右に移動(ForwardのF)
  • control+SまたはB ── 注目文節を左に移動(BackwardのB)
  • control+O ── 注目文節を伸ばす(たぶんOutのO)
  • control+I ── 注目文節を縮める(たぶんInのI)
  • control+J ── ひらがなに変換
  • control+K ── カタカナに変換
  • control+L ── 全角英数に変換
  • control+; ── 半角英数に変換(半角カタカナをonにしている場合は半角カタカナ)
  • control+M ── 確定(returnキーと同じ)

〈写真はiPhone 6s Plus〉

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