4369-160415 HHKBは改造不要でそのまま親指シフトキーボードになります
「親指シフトをするには専用キーボードが必要ですか?」というご質問をいただきました。このブログに何度か書いておりますが、専用キーボードはまったく不要です。MacやWindows PCの一般的なJISキーボードでそのまま親指シフトできます。
1990年代までは、富士通のオアシスシリーズが親指シフトできるほぼ唯一の環境だったので、それ専用のキーボードが存在しました。当時から親指シフトしている人々は、それに慣れているため、中にはそのような「親指シフト専用キーボード」が必須だとおっしゃる方もいらっしゃいます(そうでない方々もいます)。
一方、shioのように21世紀になってから親指シフトを始めた者にとっては、むしろ汎用のJISキーボードで親指シフトできることに価値を感じます。環境を問わずどこでも親指シフトできるという柔軟性がありますし、特殊なものが必要ないというのは、何より楽です。
日本語のかな漢字変換機能も自由に選べます。shioはMacに標準の「ライブ変換」を使っています。変換キーを押す必要がほぼゼロ。文字キーを打鍵し、文字をタイプしていくだけで、的確なかな漢字混じりの文章が自動的に記述されていくからです。1音1打鍵という親指シフトの特徴と相まって、本当に楽。
したがって、キーボードなどのハードウェアに関しても、かな漢字変換機能などのソフトウェアに関しても、「親指シフト専用」は何も必要ない。すべて一般的な汎用品でOK。日本語入力以外のさまざまな機能の使い勝手まで含めると、現代のMac/PCを使うには、むしろ昔の専用キーボードより汎用のJISキーボードの方が便利です。
中でもPFU製の「HHKB」シリーズは、shioの経験上、ベスト。親指シフトを一般のJISキーボードで楽に実現する「orzレイアウト」に設定すると、右手の親指の位置がちょうどスペイスキーの右隣のキーに合うため、自然な指の形のまま、親指シフトでタイピングできるからです。本当に楽。
下の写真は、「HHKB」シリーズ最新の「HHKB Professional BT」。
orzレイアウトに変更した位置に両手を置いています。親指キーが自然な位置にあって、手の形も自然なのがお分かりいただけると思います。
さらに「でもHHKBは高価なので…」というご意見をいただきました。確かに「HHKB」シリーズのうち、「HHKB Professional」シリーズは極上の打鍵フィーリングなので価格も2万円台と高めの設定ですが、安価な「HHKB Lite」シリーズもあります。5,400〜5,800円程度です。
友人の中にはこちらの打鍵感の方が好き、という人もいるくらい、打ちやすい。そして何より、親指シフト用として使う場合には、右手親指キーが大きめにできているのがメリット。その点に関しては「HHKB Professional」シリーズよりベターなほど。
今もこうしてHHKB Professional BTを親指シフトでタイプしながらMacBookのUlyssesにこれを書いています。本当に快適〜〜。
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