4307-160213 文章を書く環境は「ワープロ」から「ワーフロ」へ
素晴らしき作文環境「WorkFlowy」。読み方は「ワーク・フロウィ」。work+flowyで「流れるように作品を生み出そう」という意味と、workflow+yで「ワークフロウのごとく」という二重の含意を感じます。shioは略して「ワーフロ」と呼んでいます。
文章を書く環境は「ワープロ」から「ワーフロ」へ。
1990年代以来、文章を書く環境としてMacで各種の「アウトライン・プロセッサ」を使ってきました。略して「アウトライナ」。20世紀中はずっと「Acta7」というアプリ、21世紀に入ってMac OS Xになって以降は「OmniOutliner」、ここ数年は「Tree」。
どれもMac用のアプリです。学生たちにアウトライナを使った文章術を教えたくて、Treeを使って欲しいのですが、前提としてMacが必要。学生たちには敷居が高い。それでもshioゼミの学生たちは、Macを使う利便性をshioの近くで目の当たりにするから、その良さ、楽ちんさを実感して、Macの購入に至る。文章を書く際にアウトライナを使うから、文章(の構成)力がつく。特に法律文書の起案を訓練する法学部生やロースクールの大学院生には必須の作文環境です。Macに対する「投資」が実力につながります。
でも今はWorkFlowyがある。Webベイスなのでブラウザで扱えるから、機種を問わない。MacでもWindows PCでもOK。iPhone/iPadやAndroid用には専用アプリもあります。shioは、MacのFirefoxとChromeで使い、さらにChromeアプリも使っています。もちろんiPhone/iPadアプリも利用。内容が常時同期されるから、端末をまたいで安心して使えます。
すべて無料で、アウトライナを使える環境が整う。教育目的の利用において、こんなにありがたいことはありません。
1990年代、世の中に「ワープロ(ワードプロセッサ)」という道具が普及していった頃、すでに文章はこのような「アウトライナ」で書くのがshioの基本でした。アウトライナで文章を練り上げ、完成した文章を簡単にレイアウトするためのアプリが「ワープロ」です。
文章を書く、ライティングの道具が「アウトライナ」。レイアウトの道具が「ワープロ」。そんな使い分けをしてきました。
このアウトライナの分野に現れた最新の環境がWorkFlowy、「ワーフロ」です。文章を作り上げていく過程を支援するので、文章を楽に書けます。
学生のみなさん、文章を書く環境を「ワープロ」から「ワーフロ」へ、移行しましょう。今年度は試験運用でしたが、4月からの2016年度の授業ではWorkFlowyを大幅に取り入れます。
« 4306-160212 「CP+ 2016」シグマブース・ステージイベントスケジュール | Main | 4308-160214 iPhoneのフリック入力では濁点の入力や小文字変更をしなくてもいい »
「Apple iPhone」カテゴリの記事
- 4496-160820 大切な「やったことリスト」のための #iDoneThis(2016.08.29)
- 4488-160812 初めて一眼を買うご夫妻がシグマ #sdQuattro を選んだ理由は猫〈写真はiPhone 6s Plus〉(2016.08.23)
- 4487-160811 26日目の髭を剃りました〈写真はiPhone 6s Plus〉(2016.08.23)
- 4486-160810 Tabioのカバーソックス(28cm)10足購入(2016.08.22)
- 4481-160805 #sdQuattro にパワーグリップPG-41を常用〈写真はiPhone 6s Plus〉(2016.08.19)
「WorkFlowy」カテゴリの記事
- 4409-160525 【WorkFlowy】HandyFlowyが1.3でペイストボタンと自動保存機能が付いた(2016.05.29)
- 4406-160522 「Tree 2」から「WorkFlowy 」へのデータ移行手順(2016.05.24)
- 4401-160517 「ワーフロ(WorkFlowy)」は思考のキャンバス(2016.05.20)
- 4307-160213 文章を書く環境は「ワープロ」から「ワーフロ」へ(2016.02.29)
- 4286-160123 WorkFlowyがさらに便利になるアプリ「MemoFlowy」を導入〈写真はGR II〉(2016.01.31)