4253-151221 PCいらずの「ScanSnap クラウド」でスキャナが独り立ち
さる11月25日にPFUから発表された「ScanSnap Cloud」はスキャナの歴史を転換しました。とうとうPC/Mac/iPhone/iPadなどを必要とせず、スキャナ単体でスキャンする環境を実現したのです。静かなるスキャン革命です。
例えば子供が、学校から家庭に持ち帰った学級通信を、持ち歩ける軽量スキャナ「ScanSnap iX100」単体でスキャンする。「ScanSnap Cloud」 を介してEvernoteに自動的に送られるから、勤務先などにいる両親はその学級通信をiPhoneで閲覧して、そこに書かれている翌日までに必要な買い物を帰宅途中に済ませる。そんな利用シーンが頭に浮かびます。
従来、スキャナを使うにはMac/PCが不可欠。スキャナはMacやPCの「周辺機器」でした。スキャナを使うにはまずPC/Macを起動して接続する必要があった。それが「ScanSnapクラウド」によって、Mac/PCなしでスキャンできます。スキャナが「親ばなれ」し、独立したのです。スキャナがオトナになりました。
「ScanSnapクラウド」を無料で使えるのは、PFU製の高性能スキャナ「ScanSnap iX500」と「ScanSnap iX100」。shioはどちらも発売当初から使い続けており、もはやこれなしではワークフローが成り立たない。教育にも、研究にも、事務作業にも、すべてに不可欠の存在です。
「ScanSnapクラウド」にWi-Fi接続したScanSnapでスキャンした原稿は、「レシート(領収書)」「名刺」「文書」「写真」の4つの種別に自動的に判別され、それぞれ設定したクラウドサービスに振り分けて保存されます。書類に書かれている文字から読み取られた適切なファイル名が自動的に付加されるので、スキャンした資料が迷子になる心配もない。
スキャナは紙に乗った情報を紙からはがし、情報だけを独立して扱えるようにする道具です。すべての紙から情報を吸い取り、Mac/iPhone/iPad/PCなどで検索して再利用できるようにしてくれる。
紙のまま保存する場合、どの情報がどこにあるかを把握するためには「整理」や「管理」を要します。ScanSnapで情報を取り込んでしまえば、整理も管理もいらない。欲しい情報はいつでも検索して手に入ります。スキャナは情報の入り口です。
そのスキャナがMac/PCから独立すると、作業の工程が大きく変わります。「Mac/PCのある場所に資料を持って行ってスキャン」する必要がなくなり、「資料のある場所にスキャナを持って行ってスキャン」できます。その差は大きい。例えば家の中で、家族のメンバーが自分の机にScanSnap iX100を持って行ってスキャンできるから、紙の束を持ち歩かずに済む。
紙情報の取り込みが「ScanSnap Cloud」でグッと楽に簡単になります。素晴らしい進化。PC/Macに接続している必要がないから、職場でも家庭でもスキャンが手近です。
スキャナというハードウェアに加えて、それをより使いやすくする環境まで含めてトータルに提供してくださるPFUさんに感謝!!
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