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2015.10.30

4187-151016 メイルの受信箱はいつも空〈写真はiPhone 6 Plus〉

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Mac初心者の弁護士にしたMac談義の続き。メイルをどうするか。

彼女は、関係する複数の団体ごとにメイルを分けるため、スマートメイルボックスを作って自動的にメイルが仕分けられる設定していました。素晴らしい。きちんとMacの「スマート〇〇」を利用しています。

でも受信箱にたまっていくメイルを「片付けたい」、というのが彼女の願い。

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shioのメイルアプリ、受信箱は基本的にいつも空です。2006年以来、メイルはアーカイブ。

  • メイルを読んで、必要なアクション(返信、スケジュール登録、Webサイトにアクセスして回答、etc.)をしたらアーカイブ。
  • その場ではアクションをせず、後でアクションすることが必要なメイルは、フラグを立ててアーカイブ。フラグを立てたメイルは、自動的に「フラグ」というスマートメイルボックスに抽出されます。
  • 読むだけでいいメイルは読んだらアーカイブ。
  • 瑣末なメイルは読まずにアーカイブ。
  • 無益なメイルは読まずに削除。
  • 極々まれに来る広告メイルは、次回から目にしなくて済むよう自動削除設定。

shiologyでは今まで何度かメイルのアーカイブに関して書いています。

iPhoneでアーカイブするには、メイルを右方向にスワイプ(要設定)。削除は左方向にスワイプ。フラグを立てるのも左スワイプ(要設定)。

Macでアーカイブするには、command+control+A、またはアーカイブボタンを押す。削除するには左方向にスワイプ、またはdeleteキーを押す。

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21世紀に入って以来、メイルの地位は下がり続けています。メイルの時代は終わりました。メッセージシステムが連絡のメインです。

shioがメイルのアーカイブを始めた2006年当時でも、Macユーザ間ではiChatというメッセージシステムが連絡手段のメインでした。iPhoneが普及した今日、普段からやり取りのある人との連絡はもっぱらメッセージ。主としてMac/iPhone/iPadの「iMessage」 、ついでFacebookメッセージ。IT系の人は「slack」。そしてTwitterのやりとりやDM。ほとんどの連絡がこのようなメッセージシステムを使っています。

学生たちは主としてLINEを使っていますし、shioも幾つかのLINEグループに入ってはいますが、ほとんどスルー。shio向けに発言しているわけではないので、ほとんど見る必要がないので。

したがって、メイルで届く情報は、相対的にパブリックなものが多い。1対多で送信されている情報がほとんどです。日経新聞の記事タイトルリストが毎日来るし、自分が使っている各種アプリやWebサービスの新機能などを知らせるもの、プレスリリースといったパブリックリレイション(PR)のメイルがが大半です。その他、大学内の一斉メイルも同じ。

そこに含まれる私信は少数です。そのうち、対応が必要なものはさらに少ない。

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メイルが届いたことに気づいたら、できるだけ早くアーカイブする。するとメイルボックス(受信箱)にメイルがある状態を「気持ち悪い」と感じるようになります。なおさら、メイルが届いたらすぐにアーカイブしたくなる。だから必要なアクションはすぐに行う。

また、すぐにはできないからあとでやろう、という内容のメイルは、フラグを立ててアーカイブ。パブリックメイルの中から私信だけを浮き上がらせるのです。あとで「さてメイルで届いていた用事を済ませよう」というときに、「フラグ」というスマートフォルダを押せばやるべきことが自動的にリストアップされている。その用事を済ませたら、フラグを消せば、リストから消えます。

受信箱はいつもすっきり空にしましょう。

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2015.10.28

4186-151015 Macではファイル管理不要な仕組みをMacに転向した弁護士にお話し

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3月に知り合った弁護士がMacBookを持ってshio研究室に遊びにいらっしゃいました。3月にお会いした時、shioがMacBookを使う様子を見て、「次は私もMacにします」とおっしゃり、MacBookを購入してご自身で色々使ってみるうち、質問したいことが増えてきたので教えて欲しい、とのこと。

色々ご質問に答えながら、shioがMacで親指シフトするのを初めて見て5分くらい観察した後、「私のMacにも設定してください」とおっしゃる。その場でKarabinerorzレイアウト(いずれも無料)をインストールして設定し差し上げたら、即練習を開始されました。即断、即決の行動力、素晴らしい。

日本語書くなら日本語で。日本語書くのにローマ字を使うなんて不自然で非効率です。

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長年のWindowsからMacに転向した彼女、「ファイルの管理ってどうされてますか?」とのご質問。多くのWindowsユーザから異口同音にきかれる典型的な質問。「ファイル名はどんな工夫してますか」とか、「大量の写真、どう管理してますか」とか。

「Macはファイルの管理、必要ないんですよ。ファイル名も適当でいいんです。ただたMacに放り込んでおけばいい。必要な時はSpotlightという超強力な検索機能が、Mac内のすべてのデータから必要な情報を取り出してくれます。」

「あとスマートアルバムが超便利です。例えば「カメラ名が「GR II」を含む写真」と指定すると、GR IIで撮影した写真だけをリアルタイムで自動的に抽出してくれるんですよ。ほら。写真を追加すれば自動的にここにも追加される。だから、整理も分類も必要ないんです。そもそも写真はMacに入れたら自動的に時間順に並びます。写真だけじゃなくて普通のファイルも音楽もメイルも、みんなこうやって自動的に整理されます。フォルダのように分けてしまうと、複数の視点で見ることができなくなりますが、Macの方法だと一つのファイルを複数の視点で取り出せるのです。整理って人間の仕事じゃなくてコンピューターの仕事ですよね。」

そんな話をしつつ、Macが作られている本質的な思想をご説明したら、「Macは大陸法でなく英米法で考えればいいんですね」とおっしゃる。まさにそのとおり‼︎ 新しい情報がどんどん流入するコンピューターにおいて、大陸法的に「分類」、「整理」、「管理」をしようとすると破綻します。

あるがままに任せる。そして現場で考える。そのための道具がMac。必要なものはその都度、Macが即座に抽出してくれます。有能なアシスタントです。

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2015.10.25

4185-151014 「Magic Mouse 2」と「Magic Trackpad 2」が快適

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Appleが発売した「Magic Mouse 2」と「Magic Trackpad 2」。発売日にApple Storeにオンライン注文して、届き、使い始めました。快適。

どちらも充電式になりました。iPhone/iPadと同じ、Lightningケーブルが付属し、それを繋いで充電します。購入した時点でほぼ100%充電済みなのもう嬉しい。今までのApple Wireless MouseとTrackpadは単三乾電池2本使う方式。乾電池を使い捨てたくないので、eneloopで充電を繰り返していました。そのeneloopを交換する作業から解放されるのが嬉しい。

LightningケーブルをMacにつなぐと、充電できるだけでなく、瞬時にBluetoothのぺアリングが完了します。だからそのままケーブルを引き抜けば、ワイヤレスで使えます。もちろん、ケーブルでつないだままでも使える。

Macとマウスとの有線接続が、ADB→USB→Lightningと進化してきたのです。Bluetoothとのハイブリッドなので、有線無線、どちらでも使えるという柔軟性がすばらしい。

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Magic Mouse 2」は軽量になりました。裏面のレールの滑りもよくなったので、机上でスルスル動きます。扱いやすい。「Magic Trackpad 2」は面積が広くなって使いやすく、真っ平らで美しい。

iMacで使っています。HHKB Professional JPを2台並べた左に「Magic Mouse 2」、右に「Magic Trackpad 2」。以前と同様、マウスはキーボードの左側において左手で使います。トラックパッドは右手。

快適です。

同時に注文した「Magic Keyboard」は10月19日の配送なのでまた別途書きます。

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2015.10.24

4184-151013 Aperture3からPhotosメインになった理由〈写真はGR II〉

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2005年11月に発売されたMacの写真管理・編集アプリ「Aperture」。shioは、発売前のブレビュ版から使い始めて10年。とうとう、その役割を終えようとしています。

Aperture3は、写真を扱う素晴らしい環境です。RAW、jpegを含む数十万枚の写真、TB(テラバイト)級のライブラリを、超高速に扱えます。非破壊なので、どんなに編集しても元ファイルはそのまま。安心です。

shioの写真は全面的にAperture3に頼ってきました。撮影したすべての写真はAperture 3へ。ファイル名が何であっても、重複していてもまったく無問題。写真関係のトークショウなどで写真をご覧いただくときも、Aperture3の画面をそのまま映してきました。画面表示が美しく、ルーペなどの道具が写真家の手になじむ使い勝手です。

2014年6月にAppleから、Aperture3の開発を終了するとのアナウンスがありました。しかし、開発、更新が終了しただけで、今あるAperture 3自体は当分使い続けられる。実際、Mac/iPhone/iPadの「写真(Photos)」アプリを並行して使い続けてきました。両者の良いところをそれぞれ生かして、便利。

10月1日、MacのOSが「OS X El Capitan」になると状況は大きく進化。写真アプリだけで作業を行う方が効率的になったのです。写真アプリはリリース当初、力不足の感が否めませんでした。「OS X El Capitan」に標準搭載されている現在のバージョンでは、ほとんどの問題は払拭されています。操作体系もApertureと基本的に共通なので、移行もスムーズ。

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圧倒的に便利なのは、「iCloud フォトライブラリ」を介して、自分の全てのMac/iPhone/iPadで写真が同期されること。編集結果も同期されます。iPhoneで撮影した写真は、Wi-Fiを介してすぐさまMacの写真アプリに届く。手間ゼロ。Macで色味を補正したらiPhone 6s Plusでも補正済み。逆も同じ。外出先でdp QuattroやGRの写真をiPadに読み込んだら、同じものがMacに来ている。写真を扱う環境としてこれ以上望むことはないというほど、楽ちん。

その際、「iCloud フォトストリーム」を介して、Aperture3にも写真が流れてきますし、逆にAperture3に入れた写真も写真アプリに入ってきます。しかしAperture3で写真の編集(色味の補正など)をしても、写真アプリのライブラリには反映されない。やはり、全てが1カ所にあるという環境がベストです。またiPhone 6s Plusの「Live Photos」は写真アプリでは動きますが、Apertureでは動きません。

ApertureやiPhotoで最も強力なのはスマートアルバム。それが写真アプリでもきちんと使えるようになりました。shioはカメラの機種ごとのスマートアルバムを作成しており、そのカメラで撮影した写真が自動的に集まります。また出張や旅行などある期間の写真を自動的に集めるといったことも簡単、かつリアルタイムにできます。スマートアルバムがあるからMacを使っていると言っても過言でないほど便利。

最後まで懸案だったのがflickrへのアップロード。Aperture3ではプラグインを使うことによって、flickrへアップロードした写真のURLがAperture3に自動的に取り込まれるため、Aperture3で写真を探してflickr上のページをダイレクトに開けるのが至便です。

現在、flickrの「Camera Roll」が、写真を時系列に並べてくれるようになったため、もはやApertureで見る必要がなくなりました。写真アプリでもflickr上でも時系列で見られます。さらに、flickrの純正アプリや「FlickStackr」でも時系列で閲覧して写真を選び、リンクを取得するなどができるので、もうApertureから写真を選ぶ必要がなくなりました。

今後、全面移行を進めていきます。

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2015.10.22

4183-151012 UlyssesからMediumに直接アップロードできるようになった〈写真はiPhone 6s Plus〉

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shioが現在すべての原稿を書いているアプリ「Ulysses」がアップデイトされました。なんと、Mediumに直接アップロードできるように進化。

それは素晴らしい。

早速、使い始めました。Ulyssesで書いてプレビュでMediumを選択し、「投稿(下書き)」ボタンを押すと、Mediumに投稿されます。簡単。

とりあえず、blogの原稿をそのままMediumにもあげてみました。使い方がわかってきたので、どう使うか、考えたいと思います。

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4182-151011 今年のゼミのコメントはFacebookグループに〈写真はiPhone 6s Plus〉

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ゼミの議論用システムとして何を使うか。毎年、いろいろな環境を試しています。

今年は、Facebookグループに落ち着きました。ゼミの秘密グループを作成。ゼミ中、発言している人以外は、そこにコメントを書き込みます。ゼミの時間以外でも、気づいたことはコメント。

コメントは、建設的意見。研究している学生の研究内容がより進展し、より深くなるような見解や情報を投稿する。

それと別に、ゼミのLINEのグループもあります。そちらは日常的な連絡用。アカデミックな議論は別の環境を使いたい。学生たちが普段使っていない環境を使うのがベスト。そこでFacebookです。

議論の環境として大切なのはリアルタイム性。投稿したコメントが直後に全員の画面に表示されることが大切。その他の使い勝手も含め、今のところFacebookがベスト。

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4181-151010 ピアニストからのカメラ購入相談〈写真は「GR II」〉

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妻の友人のピアニストから、カメラ購入相談のメッセージが届きました。ご相談の要点を挙げると、

  • 趣味レベルで写真の勉強をしたい
  • デジタル一眼レフをあれこれ検討していて、シグマのレンズが素晴らしいと感じた
  • シグマのサイトを見ていたら、shioさんの作品を拝見して感銘を受けた
  • (友人からのアドバイスによると)フルサイズセンサーの一眼レフがいいらしい
  • (友人からのアドバイスによると)交換レンズの広がりを考えてNikonD750あたりが無難ではと考え始めた
  • 風景や日常のちょっとした一コマをオフィシャルサイトに掲載したい
  • ゆくゆくはマニュアルで撮れるようになりたい
  • おすすめの機種、カメラ、レンズ選びのご指南、アドバイスをいただきたい

色々と確認したいこともあるし、メッセージでお返事を書くより話した方がわかりやすいので、iPhoneにお電話いただいて、夜中、帰宅途上に歩きながらお話ししました。

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まず最初に、彼女がどのようなシチュエイションで写真を撮影するか、思い浮かべていただきました。そしてその時に確実に一眼レフを持っているだろうかと。

いいレンズ(F値の小さな明るくてズームしないレンズ)を付けた一眼レフは、大きくて、重い。2kgを超えます。それが普段持ち歩いているハンドバッグにすっきり収まるか。

その重さを毎日持ち歩くか。他に、譜面とかメイク道具とか、本番の日は衣装なども持っている。それに加えて一眼レフ+いいレンズを持てるか。

きっと持ち歩かなくなるでしょう。たぶん、買って1ヶ月くらいが限界。どんなにいいカメラを買っても、写さなかったら無駄です。10万円のカメラを買って10万枚撮影すれば1枚1円。1000枚しか撮影しなかったら1枚100円。

写真とは「カメラを持った自分がその場所にいる」ということが必須条件の表現手法です。だから最初に買うカメラは、毎日負担なく持って歩けるサイズが大切。サイズだけでなく、デザイン、重量、形状、凹凸、普段のバッグへの収まり具合……。それらが自分のライフスタイルにフィットしているかを具体的に考える。

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そのように伝えたら彼女は現実に引き戻された感じ。「フルサイズセンサーの一眼レフ」は明らかに、彼女のライフスタイルからかけ離れています。それを毎日持って歩いている彼女は想像できない。

そこで、普段のスタイルにあったカメラで高画質、かつマニュアル操作もフルにできるものという観点で選びましょう。彼女、shioと話をする以前から「EVF(電子ビューファインダ)」には違和感を抱いているとのこと。いいセンスです。そう、EVFは被写体の動きよりも遅れて表示されますから、敏感な人には違和感が大きい。ピアニストですから、機敏な指の動き、視線の動きに敏感なはず。発光体を目の前1〜2cmに置いたままそれを凝視するのも目に負担。

shioは、EVFが付いているカメラでもEVFはほとんど使いません。人物を撮影するとき、まばたきを観察して目が完全に開いている瞬間に撮影します。shioが撮影する人物写真に目つぶり写真はほぼありません。それが、EVFのカメラ(いわゆるレンズ交換式一眼カメラ)だと、EVFで見えているのはコンマ何秒か過去。だからきちんと観察して撮影しているのに、目つぶり写真を撮影してしまいます。そんなの、ファインダとして、というかカメラとして失格です。

したがって、彼女の違和感からしても、shioの好みからしても、EVFの付いたレンズ交換式一眼カメラはオススメしにくい。

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一方、彼女は、シグマのカメラに搭載さている3層構造の撮像素子に興味津々。ホンモノの色彩、ホンモノの光、ホンモノの濃淡、ホンモノの形を写せるセンサー。その仕組みをご説明すると、ますます「dp Quattro」シリーズに気持ちは傾く。

それ以外にもいろいろなカメラを提案し、その特徴を話した結果、彼女が選んだ候補はこの3モデルになりました。

  • リコーGR II
  • シグマdp1 Quattro
  • 富士フィルムX-T10+18mmF2(EVFへの違和感はあるとしても、一応レンズ交換式の一眼カメラも候補に)

さて最終的に彼女が何を買うか、楽しみです。

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2015.10.17

4180-151009 「RICOH THETA S」で人生を丸く写そう〈写真は「GR II」と「RICOH THETA S」〉

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リコーから10月23日に発売される「RICOH THETA S」のサンプル機を拝借しました。自分の周囲を全方位、360度、一気に撮影できるカメラ「リコー シータ」の最新バージョン。

日々出会うシーンをありのまま「まる撮り」。仲間で、チームで、家族で、カップルで。1人でも2人ても大人数でも、ワイワイ楽しい雰囲気まで全て写しこめます。究極の自撮りカメラでもある。

人生を丸く写せます。

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ボックスから取り出して最初に感じる触り心地のよさ。ボディの表面がやさしい肌触り。

「ソフトフィール加工」がなされているとのこと。ラバーではないので加水分解といった劣化の心配なし。手になじむのでホールディングも安心。

iPhoneとWi-Fi接続してみると、その素早さが嬉しい。従来機「RICOH THETA m15」だとWi-Fiが繋がるのにしばらく待たされましたが、今度の「RICOH THETA S」は即接続。素晴らしい。

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そして解像度、約1,400万画素。その解像度でそのままiPhone/iPad/Android端末に転送できるから、最高解像度の画質を撮影直後に楽しめるし、そのままSNSなどに投稿できる。これを待ち望んでいました。従来機「RICOH THETA m15」は600万画素で、iPhone/iPad/Android端末に転送すると約200万画素になってしまうので、大いなる進歩です。Wi-Fiの通信速度も大幅に向上したため、1,400万画素をiPhone/iPad/Android端末に短時間で送れます。

暗所での画質が大きく向上したのも嬉しい。micro USBポートの蓋がなくなったのも扱いやすい。

今まで「もうちょと良くなって欲しいな」と感じていたポイントが、どれも望んでいた以上に良くなりました。

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成蹊大学の「こみちカフェ」でボディ写真を撮影して、建物を出たら、図書館の見学に名古屋からいらっしゃった女子学生さんたちに遭遇。

そこでファーストショットは彼女たちとともに撮影しました。

「THETA S」を拝借したら美女に囲まれファーストショットがこれ^_^ - Spherical Image - RICOH THETA

次に、その学生さんたちにRICOH THETA Sを持っていただいてセカンドショット。

RICOH THETA Sを名古屋からいらっしゃった女子学生たちに持っていただいてセカンドショット^_^ #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

さらに、ちょうど次の時限に開講するshioゼミにもいらしてくださったので、ご一緒にシータしました。

1,400万画素で、安心して撮れる。

RICOH THETA S、素晴らしいです。

名古屋の女子学生たちがshioゼミの見学にいらした。「RICOH THETA S」で写した画像をみなさんのiPhoneにAirDropで送信。みんなその場でシータアプリをインストールしてクルクルキャーキャー^_^ #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

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4179-151008 10月24日、「GR」10周年記念イベントでトークショウいたします〈写真は「GR II」〉

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10月24日、「ラフォーレ・ミュージアム原宿」で、リコーの高品位カメラ「GR」の10周年記念イベントが開催されます。

  • 10th Anniversary GReeting
  • 10月24日 12:30〜18:00
  • ラフォーレ・ミュージアム原宿(ラフォーレ原宿6階)
  • 入場無料
  • 入退場自由

2005年10月21日発売の初代「GR Digital」から10周年、1995年発売のフィルムの「GR1」から数えれば20周年になるGRシリーズです。

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shioも、トークショウに登壇させていただきます。詳細は未定。近いうちに上記サイトに掲載されると思います。

最新の「GR II」で撮影した写真をご覧頂きながら、shio流の撮影テクニックについて語る予定です。2005年以来、shioが使い続けてきた歴代GR Digital、GRも持参します。

2008年11月には、「GRist」としてご紹介いただきました。

当日は基本的に会場にいる予定ですので、お声がけくださいませ。GR談義、楽しみましょう。

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2015.10.16

4178-151007 予備校選びと択一対策〈写真はゴブランのお料理をiPhone 6s Plusで〉

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shioゼミの卒業生(以下「N.A.さん」)から予備校選びと短答式試験学習方法についてFacebookメッセージで質問が届きました。shioとのやり取りをそのまま転載します。

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N.A. 2015/10/8 20:46

  • 先生こんばんは。すみません!ちょっと相談したいことがあって…
  • 弁理士試験の選択科目の論文で、民法を選択するつもりなんですが、TACか新橋ゼミで迷っています。LECはテキストを読むだけなのでやめました。
  • 新橋ゼミは過去問ベースで、TACは知識を一通り最初から入れるみたいなんですが、先生は過去問ベースのインプットと、最初から一通りインプットとでは、どちらが合格に繋がると思いますか?
  • 新橋ゼミは8回、TACは15回講義があります

shio 2015/10/8 20:47

  • 当然、過去問。
  • そして、必ず、受講する前にその問題を自分で解くこと。
  • 解き方は3ステップ。
    1. 実際の試験時間を計って、その時間内に、なにも見ず、完全自力で解く。
    2. 条文のみを使って、すべての選択肢を条文の根拠に基づき説明できるようにする。というか、説明を自分の文章で書く。
    3. 自分の解説と、その本に書いてある解答の解説とを照らし合わせる。
  • それで、疑問点などを書き出した上で、そのあと、授業を受けます。
  • その順序を絶対に守る。それさえやってれば、受かります。
  • 自転車に乗れるようになるために、テキストを読み続ける人はいますか?
  • 自転車に乗れるようになるためには、自転車に乗るしかない。何度も転びますが繰り返す。同じように、試験問題を解けるようになるためには、自分で問題を解く訓練を続ける以外にありません。

N.A. 2015/10/8 20:54

  • 最初にインプットしなくても大丈夫ですか?
  • もうかなり民法から離れているので、だいぶ抜けがある気がして…

shio 2015/10/8 20:54

  • みんな、そこを間違う。
  • 最初にインプットって何?自転車に初めて乗るときに、なにか最初にインプットする?
  • それから、どんなに勉強したって、試験場で、絶対に未知の問題が出る。毎日毎日、未知の問題を解く訓練をしていれば、試験場で未知の問題に直面しても怖くない。自分で未知の問題を解く勘所が養われてるから。
  • 一方、いつも「先にインプット」ばかりしていたら、インプットしていない問題を解く訓練はいつやるの?

N.A. 2015/10/8 20:59

  • 司法試験もそんな感じなんですか!?
  • 法学部以外の友達も同様で大丈夫ですか?

shio 2015/10/8 20:59

  • そうです。
  • 法律はね、「社会の共通ルール」を明文化したものなの。だから、条文知らなくても、自分の価値観に照らして解いていける。その訓練こそ、真の実力を磨きます。

N.A. 2015/10/8 21:03

  • 特許とかは逐条からやって、趣旨、論点をひたすら覚え、アウトプットして勉強してましたー
  • 色々有難うございます!
  • 新橋ゼミにします!

shio 2015/10/8 21:10

  • この会話、ブログに転載してもいい?もちろん名前は出しません。

N.A. 2015/10/8 21:24

  • もちろん構いません!

shio 2015/10/8 21:49

  • サンキュー^^

N.A. 2015/10/8 22:35

  • あ!すみません
  • 著作権って(短答)どう勉強したらいいですか?
  • 著作権も日、祝に講義があったら声掛けてください!

shio 2015/10/9 0:45

  • 上記と同じ‼︎
  • 今年度、金曜日分は祝日授業日がないみたいだよ^^

N.A. 2015/10/9 0:54

  • 分かりました~

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4177-151006 iPhoneのレンズを拭こう〈写真はiPhone 6s Plus〉

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上の写真と下の写真、同じ時に同じ場所で同じiPhone 6s Plusで撮影したもの。どちらが綺麗ですか。

上の写真は全体に霞がかかってように白くなっています。下の写真のほうがクリア。

違いはレンズ。上の写真を撮影した後、レンズを拭いてから下の写真を撮影しました。拭くときは、東レのトレシーがあればベスト。なければ綿のシャツなどで。(ティッシュは使わない。レンズを材木で拭くことになりますから)

iPhoneは手で触ることが多い。一般のカメラのレンズよりも指で触ったりポケット内で擦れたりして汚れやすい。レンズが汚れたまま撮影するのと拭いてから撮影するのとでは、こんな差があります。

iPhoneで撮影するときの手順その1は、「レンズを拭く」です。

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4176-151005 Macからメニュバーをなくしてスッキリ〈写真はiPhone 6s Plus〉


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Macの新OS「OS X El Capitan」。色々良くなりましたが、shio的に気に入っている機能のひとつがメニュバーを消せること。

システム環境設定→一般→メニューバーを自動的に隠す/表示

にチェックを入れるだけ。Dockと同様、必要な時だけカーソルを移動すれば表示され、それ以外の時は非表示。画面全体がすっきりします。

同じ設定項目にある「メニューバーとDockを暗くする」もチェック。ブラックでカッコいいです。

画面はできるだけ暗い方が目に優しい。白い面積は減らしたいですから。

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2015.10.15

4175-151004 とうとうiCloud ストレジの容量を「寺」へ

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iCloud ストレジの容量を200GB(ギガバイト)から1TB(テラバイト、約1000GB)に増やしました。

テラです。寺です。

お布施も増えます。月額400円だったのが1,300円に。バイト代、高額です。

日々お参りするので、ありがたく収めます。

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iCloud フォトライブラリを使うと、大量の写真とビデオの扱いが楽になります。常にMac/iPhone/iPadで全ての写真と動画を閲覧できるし、他の人との共有も簡単。書類の自動保存、自動同期、iPhoneのデータの自動バックアップなどなど、本当に楽。その利便性に対してこの程度、お布施してもいい。

shioの場合、このお布施、全てヨドバシカメラで購入した時につくポイントを使っています。貯まったポイントでiTunesカードを購入するのです。毎月1,300円の支出よりポイントが溜まる速度の方が速いので、お布施の全額、ポイントでまかなえます。だから、400円が1300円になっても「支出が増えた」感覚はない。

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ありがたいお寺に望むことが一つ。shioの写真・動画が1TBに達する前に増築していただきたい。現在、flickrには291,128枚の写真があり、そのサイズは2.23TB。iCloudには2014年と2015年の写真しか置いていませんのでまだ大丈夫ですが、1TBに達するのもそう遠くはない。

安定したサービスを提供してくださるAppleに感謝しております。

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4174-151003 新型パズドラタッチペン購入〈写真はiPhone 6s Plus〉

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MetaMoJiから9月29日に発売された「パズドラタッチペン」の新型「パズドラタッチペン メタル&カスタム」を購入しました。非常に書きやすいスタイラスペンです。

  • → Su-Pen, MetaMoJi (https://product.metamoji.com/su-pen/)
  • → バズドラタッチペン (https://product.metamoji.com/su-pen/pop/)
  • → パズドラタッチペン メタル&カスタム (https://product.metamoji.com/su-pen/pop_mc/)

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従来の「パズドラタッチペン」は、軽くて、樹脂製だからiPadの画面にカチッと当たらなくて、安くて大好き。

でも、全てが樹脂でできているので、しなりがあり、メタル製のSu-Penと比べて剛性感は劣っていました。

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この新型「パズドラタッチペン メタル&カスタム」は、フレイムがメタル、それ以外は樹脂。いいとこ取りです。ベスト。発売日に購入しました。

大量に付属しているシールは未開封のまま廃棄。もったいないのでシールが付属していないモデルも発売していただきたいです。

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4173-151002 スペースキーによる変換と「ライブ変換」〈写真は「GR II」〉

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10月1日からMacに搭載された「ライブ変換」。

  • → 4172-151001 Macの「ライブ変換」で日本語入力は変換操作が不要に〈写真は「GR II」〉 (http://shiology.com/shiology/2015/10/4172-151001-mac.html)
  • → 4059-150610 OS X El Capitanの日本語入力「ライブ変換」に感動──Macの日本語入力は超賢い〈写真はdp1 Quattro〉 (http://shiology.com/shiology/2015/06/4059-150610-os-.html)

10月2日の大学院のゼミ中、院生たちがMacBook AirとMacBook ProにOS X El Capitanをインストール。文章の書き方、論文を書くインフラについてもゼミで教えていますから、「ライブ変換」という日本語作文の革新を即座に試すのもゼミの一環。

彼ら、「ライブ変換」を使い始めて驚嘆と歓喜の声。「うわっ!!」「すごい!!」「スペイス押してないのに変換した!!」 ひとしきり文章を書いて、「ホントだ、変換いらないですね!!」

「ライブ変換」、本当に素晴らしい。ありがたい。日本語で文章を書く環境に福音をもたらしました。

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また相前後して卒業生の弁護士からも「ライブ変換が便利すぎます」と連絡が届いきました。「でも癖でスペース押してしまいます」と続く。

万年筆初心者が「癖で筆圧かけてしまいます」と言うのと似ています。いままでいかに無用なことをしてきたかを思い知る瞬間です。万年筆は筆圧ゼロで書ける筆記具だから優れている。でも今まで筆圧をかけて書くシャーペンやポールペンばかり使ってきた人は、最初、その利点を生かせない。ただただ練習あるのみです。練習すれば誰でもできるようになります。だって筆圧ゼロの方が楽なのですから。

同様に、今まで文節ごとにスペイスキーを押して変換してきた人は、「ライブ変換」になってもスペイスキーを押してしまう。押してもいいんです。Appleは既存の入力体型を維持しながらその延長上に新たな技術を盛り込んだ。だから、スペイスキーを押したい人は押してもいい。ちゃんと今まで通り、普通に変換として機能します。

でも、押さなくてもいい。押さなくてもMacがどんどん変換してくれる。当初、不適切な変換結果を表示しますが、そのまま文章を入力していると的確な単語に置き換わっていく。判断が収束すると自動的に確定される。

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shioは「ライブ変換」が実現するはるか以前から句読点変換をONにしていたので、変換のために「スペイスキーを押す」という習慣はありません。単純にかなを入力していって、句読点を入力した瞬間に自動的に変換も行われるからです。

しかし、細かく変換を繰り返す入力をしてきた人は、スペイスを押す癖を抜くのに意識を要すると思います。しばらく意識的にスベイスキーを押さずに入力していれば、やがて慣れることでしょう。慣れたら、細かく変換する日本語入力はもどかしくなる。変換の繰り返しが筆記の流れと思考を滞らせていたことに気づくと思います。

これこそ技術革新の恩恵です。Appleとそのエンジニアのみなさんに感謝‼︎

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2015.10.14

4172-151001 Macの「ライブ変換」で日本語入力は変換操作が不要に〈写真は「GR II」〉

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ライブ変換、ライブ変換、ライブ変換!!

素晴らしい。ありがたい。変換操作のいらない日本語入力。

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6月に発表されたMacの新OS「OS X El Capitan」。10月1日、正式にリリースされました。もちろん無料です。早速、MacBook、iMac 5K、MacBook Air 11インチにインストール。簡単。6.08GB、ネットワークからインストール。全自動。

新機能の中でも日本語ユーザにとってありがたいのは「ライブ変換」の搭載です。もう、かな漢字変換のためにスペイスキーを押す必要がない。かなを入力していくと、Macが自動的に的確なかな漢字混じり文を記述してくれます。感動です。

今、この文章もMacで「ライブ変換」をonにして書いています(デフォルトでonです)。スペイスキーは全く押していません。必要ない。かなの入力に伴って、順次その文字列をMacがかな漢字交じりに置換してくれます。

変換キーを押する操作がなくなっただけなのに、その変化は非常に大きい。変換するたびにいちいち変換結果を確認する必要がないことが、これほどまでに楽なのかと。

かな漢字変換をしながら文章を書くとき、言葉を反復します。例えば「すうもじ〈変換〉数文字〈確定〉かいて〈変換〉書いて〈確定〉へんかんして〈変換〉変換して〈確定〉よみなおす〈変換〉読み直す〈確定〉」というように細かく区切った変換と確定の繰り返しを続けます。その度に視線も前後します。変換するたびに記述が止まって文を細かく遡る。2歩進んで1歩下がる。

「ライブ変換」でそれがすべてなくなりました。明らかに記述が捗ります。喋る時のように、スラスラスラスラ、ただ文字を打っていけばいい。流れるように書けます。

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ライブ変換。まさしく日本語が待ち望んできた入力方法です。

10月1日にMacがライブ変換を搭載して以来、いろんな人にMacBookで文章を書いてライブ変換の様子を見せています。そのインパクトは大きい。MacのOSをアップデイトしていなかったみなさんは口々に「帰ったら早速OS X El Capitan、入れます!!」とおっしゃる。

「ローマ字入力」、「JISかな入力」、「親指シフト」、どれでも有用な「ライブ変換」。中でも「親指シフト」でライブ変換すると、今まで日本語入力につきものだったすべての「変換」から解放されます。本当に快適です。

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「ローマ字入力」で日本語をタイピングする一般的な日本語入力は、「3つの変換」と付き合っています。

  1. 日本語の音→ローマ字:頭に浮かんだ日本語の音を、ローマ字に脳内変換。無意識にやっているように思えますが、これが結構負荷をかけていたことに、ローマ字入力をやめてから気づきました。日本語の文章を手書きするとき、ローマ字で書く機会などまずありませんから、日本語の記述方式としては非日常的で不自然。そもそも元来日本語ではないアルファベットで日本語を記述しようとするところに無理があります。
  2. ローマ字→かな:入力されたローマ字をコンピューターが日本語のかなに変換します。画面上では一旦記述したアルファベットを消してかなに置き換える、という2重の表示が行われ、それを見続けている目にもチラチラ。
  3. かな文字列→かな漢字混じり文:いくつかの方法がありますが、最も普及しているのはスペイスキーを押してかな漢字変換する方法。1985年に浮川和宣さんらが「一太郎」に実装して以来、事実上の標準的かな漢字入力方法です。

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一方、「ローマ字入力」ではなく「かな入力」なら、上記1.と2.が不要です。かな入力には幾つか方式があり、メジャーな2つは「JISかな入力」と「親指シフト」。ほとんどのキーボードに刻印されているのが「JISかな入力」。

shioは2011年4月以来、「親指シフト」を使っています。濁音、半濁音、拗音を含めて、すべてのかな文字を1打鍵で入力できる親指シフト。もともと富士通のワープロ「オアシス」で採用されていた入力方法ですが、今はそれがMacでできる(Windowsでもできます)。それまで23年間ローマ字入力を続けてきたshioにとって、本当にありがたい革新でした。

ローマ字入力に比べて、打鍵数が6割弱に減るし、頭に浮かんだ日本語の音をそのまま直接打鍵できる快適さ。上記の「1. 日本語の音→ローマ字」という無用な変換を必要としなくなった楽チンさは筆舌に尽くしがたい快適をもたらしています。

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ローマ字入力から親指シフトに転向したことによって「3つの変換」のうち2つが解消した結果、3.の「かな漢字変換」が最後の砦でした。Macで句読点変換をONにすることで、実質的にはほとんど変換を意識することはなくなっていましたが、句読点を打鍵した時に変換結果を確認するため、文章を遡って読む必要は残っていました。それを嫌って、短い文節ごとに変換を繰り返す人も多いですが、その分、変換精度は著しく低下します。長く入力してから変換すると、Macが文法的に判断する要素が多いので、変換精度が高まります。だから句読点変換がベスト。変換キーとしてのスペイスキーを押す機会もほとんどありません。

でも「ライブ変換」で、「変換操作」自体がなくなりました。「かな漢字変換」を必要としなくなりましたから、短く区切って変換するか、句読点で自動的に変換するか、といったことを悩む必要もなし。人間が行うのはただただ入力だけ。文字のタイピングだけ。「ローマ字入力」でも「JISかな入力」でも「親指シフト」でも同じ、タイピングのみで日本語を記述できます。

これを実現してくださったAppleとそのエンジニアの方々に、心より感謝と賛辞を送りたい。本当にどうもありがとうございます‼︎

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2015.10.11

4171-150930 iOS 9.0.2、アップデイト

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9月30日、iOS9が9.0.2にバージョンアップされました。安定感増強。

前日、都心に向かう中央線の中で、iPhone 6s Plusを完全初期化しました。iOS9.0.1で挙動不審なところが多かったからです。原因がiOS9にあるのか、以前のiPhone 6 Plusから引き継いだデータにあるのか、切り分けたい。

そこで、完全初期化の後、電車内で起動し、他のiPhoneからのデータの引き継ぎはせず、まっさらな状態で使い始めました。

電車内で起動したiPhone 6s Plus、使い始めようとしたら最初で躓きました。アクティヴェィションにはWi-Fi接続が必要とのこと。例によって手ぶらなshio。持ち物は薄い財布とiPhone 6s Plus、そしてiPhone 6 Plusのみ、という出で立ちで、ポケットWi-Fiすら持っていない。

しかたなく、そのまま「陸の孤島」状態で、高田馬場の「らーめん よし丸」へ。すると、au Wi-Fiがあり、すんなり繋がってアクティヴェィションできました。iCloudにログインして、各種データが降ってきて普通に使えるiPhoneに復旧。あとは、ラーメンを食べながら、厳選したアプリをダウンロード。

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その結果、完全初期化する前と比べてサクサク感が向上。文字のフリック入力に対するレスポンスのキビキビ感が気持ちいい。

しかし、依然として、たまに挙動不審。フリーズしたように操作を受け付けなくなり、数秒待つと使えたり、アプリを開いた直後に閉じてしまったり。

したがって、これらの不審な挙動の原因はiOSがわにある、と見ていいでしょう。しばらく、iOSのアップデイトによって解消されるのを待つことにします。

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今回、iPhoneを完全初期化するにあたり、唯一捨てたデータはApple Watchのデータ。iCloud、Evernote、Dropbox、MetaMoJiといった各種のクラウドサービスのおかげで、各種のデータはすべてクラウドにあるから、バックアップを取らずに端末側を初期化しても何も困らない。それらにログインするだけで、今まで通り使い続けられます。

そんな環境の中で、唯一の救い、Apple WatchのデータはiPhoneに保存されていて、クラウドにない。Apple Watchのデータ、特にアクティビティのデータも独立してiCloudに保存できるようにしていただきたい、と感じました。

とはいえ、アクティビティの情報は日々意識すればいいもので、記録として残っていて何かの役に立つわけではないので、なくなってもかまわない。

shioは次のiPhoneも、新規に使い始めると思います。

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4170-150929 「デジタル超整理術」発売されました

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エイ出版から「デジタル超整理術」、発売されました。

shioもちょっとだけ協力させていただきました。「スキャンと著作権──著作権法の専門家、塩澤一洋教授に聞く」というインタビュ記事が76-79ページに掲載されています。どうぞ店頭でご覧ください。

紙の資料は場所ふさぎ。書類はスキャンして身軽になろう。ScanSnap iX500などでボタン1押しでスキャンして、Evernoteなどにストックして紙の資料を減らす。仕事も生活も快適、便利、楽々。

この本では、それらスキャナやWebサービスの使い方が解説され、実際に使っている人たちの用途や効用が取材されています。紙の削減にトライしたい人に重宝する道案内になっています。

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shioはScanSnapにMac用のドライバが公開された2004年から、使っています。もう11年。

ScanSnapは仕事の必需品。紙で届いた資料はすべてスキャン。自分から紙を出す機会がほぼなくなった現代の業務で、重要な「書類情報の入り口」です。

毎回授業の最後に学生たちが手書きで提出する「オピニオンペーパー」をスキャンして、質問が記載してある部分をMetaMoJi Noteに貼って次回の授業で解説したり、発言回数を集計したり、各種の郵便物や名刺、いまだに紙で配布される会議資料などをスキャンして廃棄したり、大活躍です。

ScanSnapによって、仕事の効率が上がる。例えばスキャンした資料類は、基本的にすべてEvernoteに自動保存されるので、いつでも検索して利用。自分が使っているMac/iPhone/iPadから即座に見つけられます。紙で届いたゲラをスキャンしてiPadで校正すれば、何度でも綺麗に書き直せます。

書類を送るとき、PDFで送るのが当たり前の今日、FAXという20世紀の遺物を使う機会はゼロ。もう200dpiの白黒情報を音に変換して送るなんていう仕組みを使う時代じゃありません。紙の無駄、電話回線の無駄、時間の無駄……。FAXなんてもうなん年も使っていないから、shioの研究室にも使えるFAX機はありません。

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家でも、子供の学校から届く通信類をスキャン。先生方、今時そういうものはWebに掲載していただきたい。あるいはPDFで送付していただきたい。全国の学校で、日々大量の紙に印刷され、たたでさえ重い荷物を持った子供たちが持ち帰って、見たら捨てる、という大いなる無駄。ITで解消できます。紙バージョンはそれが欲しいという人だけに渡せば十分。

もちろん、子供たちが手で書いて訓練するドリルなどは大いに紙を使うべき。それをデジタルにすることは今の所賛成しません。ただしiPad Proとペンが出たら、あるいはそれがもう少し進化したら、また考え方が違ってくると思います。とはいえ、子供たちが見るデバイスは、基本的に反射光型であるべきだと思うので、iPadがバックライト式である限り、賛成し難いです。

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紙は情報のキャリア(運び屋)。紙としての存在自体に意味のあるもの以外、価値があるのは紙ではなく中身の情報です。その情報を活用するためには、検索性を高めることが必要。紙の時代はファイリングしたり、インデクスを付けたり、データベース化することで検索性を上げる試みがなされてきましたが、それは本文自体を検索できないから。スキャンし、デジタル化することによって情報の中身、本文自体が全文検索可能になるのですから、それがベストです。

スキャナを使うと「紙を減らす」ことができます。その実質的な目的は「情報の検索性を高めて情報の活用を促進する」こと。紙を受け取ったら、まず読み、スキャンし、紙は捨てる。つまります脳に入れ、次にクラウドという電脳に入れ、キャリアである紙は廃棄。情報活用の基礎となるワークフローです。

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2015.10.05

4169-150928 「アーユルチェア10周年フェア」開催〈写真はiPhone 6s Plus〉

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研究室でも自宅でも愛用している「アーユルチェアー」が発売10周年。それを記念して10月1日〜12日、「アーユルチェア10周年フェア」が開催されます。

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原宿にあるショウルームに、全21モデル、全色、全オプション、勢ぞろい。その他にも企画たくさん。

  • 座圧分布測定コーナー
  • 他社製品との比較コーナー
  • 腰痛セミナー
  • フェア会場でアーユルチェアーを購入するとクッションカバー無料プレゼント
  • クッションカバー名入れサービス(2,000円)

アーユルチェアー、アーユルメディカルシートを店頭でお試しできる機会です。

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4168-150927 iPhone 6s Plusのカメラがうれしい

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iPhoneはカメラ。その性能が6sでグッと上がりました。解像度が800万画素から1200万画素に上がり、高感度(暗所での撮影画像)の画質も改善。

なかでもiPhone 6s Plusは前モデル(iPhone 6 Plus)同様、光学式のブレ補正が入っているので、より遅いシャッタースピードが自動選択され、より低いISO感度で撮影されるため、暗所撮影時の写真がより高画質。なので「Plus」を購入です。

shioがiPhoneで撮影する写真はスクエアが多い。6sで(当然のことながら)スクエア写真の解像度も向上したのがうれしい。約600万画素(2,448×2,448)だったのが、約900万画素(3,024×3,024)になりました。

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写真(静止画)の画質向上に加えて、面白いのは「Live Photos 」。撮影した「Live Photos 」は、iPhone 6s / iPhone 6s Plusでその写真の上をプレスする(押す)と、写真が動きます。撮影時、シャッターを押した前後数秒間を自動的に記録しているのです。

立体空間を静止平面に落とし込むのが「写真」だけど、この「Live Photos 」はさらに時間の流れまでも封じ込める。その撮影に要する時間軸への意識がとても面白い。いままでと全く同じ撮影手順なのに、頭の使い方に変容を促す。Appleらしい進化です。

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2015.10.03

4167-150926 iPhone 6s Plusの3D Touchでカーソル移動が楽になった〈写真はiPhone 6s Plus〉

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iPhone 6s / iPhone 6s Plusで搭載された「3D Touch」。画面を強く押して(プレスして)機能を呼び出す操作。とても便利です。

使える場面はいろいろ。中でもshioが気に入っている使い方はふたつ。

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iPhone 6s Plusで文字入力中、キーパッド部分をプレス。するとiPhone表面がトラックパッドになります。そのまま指を動かすと、画面上でカーソルが自在に移動。いままで、目的の位置にカーソルを置くためには繊細なタップが必要でしたが、それが必要ない。ものすごく楽になりました。

さらに目的の位置までカーソルを移動してから再度プレスして指を動かすと、自由に範囲指定できる。2度押しすると単語選択、3度押しなら1文選択、4度押しで段落選択。すばらしい。

とうとうiPhoneでもMacのトラックパッドに近い使い勝手が実現。iPhoneでも文章を編集しやすくなりました。

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もう一つはマルチタスク画面への移動。画面の左端をプレスすると、ホームボタンを2度押ししたのと同じ反応、つまり、起動中の全アプリを切り替える画面に移行します。画面左端、ギリギリをプレスするのがポイント。

複数のアプリを交互に使う機会が多いので、これで、ホームボタンを押す頻度がかなり下がります。ありがたい。

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