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2015.07.30

4102-150723 大学は15週より14週より7週のクオータ制がいいかも〈写真はiPhone 6 Plus〉

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7月23日、明治大学が2017年度春学期から時間割を変更するとアナウンス。

明治大学は「2017年度の春学期から,これまでの「1コマ90分7講時制」の時間割を,「1コマ100分6講時制」へ変更し,かつ,授業期間を現行の半期「15週」から「14週」へと短縮します」とのこと。素晴らしい。

ここ数年、各大学は国民の祝日を授業日に充て、どうにか15週の授業回数を確保してきました。しかし、国民の祝日を授業日に充てることは色々な弊害を生んでいます。学生と教員にとっては「祝日授業」だし、職員は「祝日出勤」。特に職員の方々がそれぞれの大切なプライベイトの時間を割いてくださっていることが本当に申し訳ない。

また、複数の大学で教えている教員も困る。各大学がそれぞれ、たりない曜日を振り替えて他の曜日に実施するから、大学間で授業日が重複することがあります。例えば、ある祝日に月曜分を実施する大学と木曜分を実施する大学がある場合とか、月曜分を別の(平日の)木曜に実施する大学がある場合、他の大学で木曜に授業を担当している教員はいずれか片方にしか出講できない。特に非常勤講師の先生方は複数の大学で教えている場合が多いからこのようなコンフリクトに直面します。

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半期15週実施する為に各大学がバラバラに工夫をする結果、このような事態が生じているので、どうにか従来のように半期14回に減らすことができないか。明治大学が採用したアイディアは素晴らしいと思います。

90分×15週=1,350分。1回100分なら13週+50分。祝日授業日増加問題のスマートな解決です。

さらに100分を50分ずつの2つのモジュールとして実施し、講義と演習といった形で授業内容の転換を図るとのこと。これも素晴らしい。教育の実質的なクオリティを上げるために学生自身が演習や作業をする時間を設けることがとても大切だからです。

shioの「授業」は以前から、全体問答、個人作業、複数人作業といった要素で構成しています。しかし依然として多くの教員が一方通行的「講義」を行っているのも事実。モジュール型に区切ることによって、従来型の一方通行的「講義」一辺倒な教員にも学生主体の「授業」を実施していただくきっかけとなる可能性があります。

したがって「半期」を前提とするなら、明治大学方式は素晴らしい枠組みだと思います。他の大学も追従しそうです。

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教育効果を考えた時、そもそも半期15週あるいは14週にわたって毎週1回のペイスで進める科目を一人の学生が週に10〜12科目も同時並行して履修する現状の実施方法は適切でしょうか。週1回ずつ7日置きに進むのは、内容の進捗として冗長だと感じます。それを週に12コマも履修していたら、7日前の内容なんて忘れてしまっても仕方ない。

shioはクオータ制がいいと考えています。6〜7週にわたって、週に2〜3回授業を実施。例えば100分の授業を週に2回ずつ実施して、7週目の2度目(14回目)で試験と解説を実施するとか。

週に2、3回の授業を実施することによって、密度が上がります。学生たちの授業内容の記憶が鮮明なうちに、次回の授業が巡ってきます。それを一人の学生は週に4〜5科目、多くても6科目履修する。1クオータごとに2単位科目を4科目履修し、1学年で32単位、4年で128単位。それできちんと卒業所要単位を履修できます。

現在でもshioゼミは、週2コマ開講で実施しています。火曜1コマ、金曜1コマ。そのテンポがいい。それを通年で行い、かつ2、3、4年生が合同。学生たちの法的思考力、表現力が涵養されます。

物事の習得は短期集中。閾値を超えるまで反復継続することが大切です。だから8〜12科目を週1回ずつ14週にわたって並行して進めるより、4〜6科目を週2回ずつ7週で進めて完了する方が、教育効果が高いように感じますがいかかでしょうか。

クオータといえば四季。春学期、夏学期、秋学期、冬学期。大学に在学する4年間を、シーズン1〜シーズン16で構成する学生生活は展開が速くて、ドラマティックだと思います。

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