4069-150620 シグマ「新製品体感イベント」にてdp1 Quattroで撮影
6月20日、青山「polygon」にてシグマの「新製品体感イベント」が開催されました。シグマ製品の無料貸し出しを受けられるので、10時開場の5分前に開場にshioが到着した時にはすでに20名くらいの方々の列。
shioの目的は山木社長のプレゼン。開始まで展示を拝見したりみなさんとおしゃべりしながら待つ。shioがdp0 Quattroで撮影した写真も1枚、展示されていました。
とくに、dp Quattroシリーズの分解展示が圧巻。レンズ、パーツの一つ一つまできれいに並べられて美しい。
11時、山木社長のプレゼン開始。話がわかりやすい。面白い。楽しい。すばらしき紳士。いつもイケメンです。shioのメモを転載しておきます。内容のすべてを記録しているのではなく、shioが気に入ったポイントのみです。
- dp Quattroシリーズは「コンパクトカメラ」というカテゴリーではない。現在、シグマはdp Quattroを「コンパクトカメラ」とは呼んでいない。このセグメントを示す呼称が必要。
- シグマの工場は、手作り試作品の工作精度が高い。
- レンズの光学的なディストーションを許容し、デジタルによるディストーション補正を許容すると、レンズユニットはびっくりするほど小型化できる。しかしそれと引き換えに、ディストーション補正によってディテイルは消失する。消失したディテイルは二度と戻ってこない。だからシグマは光学性能の向上を追求し、デジタル補正はやらない。
- 倍率色収差も補正しないで済むよう、収差の最小化を追求している。
- dp0 QuattroはAF性能を改善した。特に低コントラスト、低照度で改善。
- その向上したAF性能を、dp1 Quattro、dp2 Quattro、dp3 Quattroにもファームウェアアップデイトで実現する予定。dp0 Quattro発売までにはリリースする。
- SIGMA Photo Pro 6.3.0は解像感重視。
- 専用ビューファインダーAV6。長めのアイポイント。アルミの削り出し。
- 「dp0 Quattro LCDビューファインダーキット」は価格抑えめに、「dp0 Quattro」と同日(7月10日)発売予定。
- 「24-35mm F2 DG HSM | Art」の発表。世界初のフルサイズ用F2ズームレンズ。単焦点クラスの高光学性能。3本の単焦点クラスレンズを1本のズームレンズに。
- カメラは買い換えてもレンズは資産として長く使うものだから。
- 「DG」は、センサー面からの反射によるフレア、ゴーストに対するコーティングを施している。フィルムはマット面だから反射光が散乱するが、センサーはガラスだから、入射光がそのまま反射する。その反射光に対してレンズ側での対策が必要。
- 28mmF1.4は悩んでる。すでに24mm F1.4 DG HSMと35mm F1.4 DG HSMを出していますが、みなさん、28mmF1.4は必要ですか?
- LCDビューファインダーは、レンズと同じ光軸上で被写体を見ることができるのがいい。
- 来場者からのリクエスト:USB充電できるようにしてほしい。その他。
その後、「2015年7月発売予定、価格未定」とされていた「dp0 Quattro LCDビューファインダーキット」の発売日が「2015年7月10日・オープン価格」(dp0 Quattroの発売と同日)と発表されました。
ベータ機を使わせていただいたshioの経験上、この超広角なdp0 Quattroこそ、もっとも「LCDビューファインダー」を必要とするモデルだと感じています。ファインダの隅々までよく観察してフレイミングし、ピントを厳密に確認するためには、LCDビューファインダーがあったほうが明らかに見やすい。実際、ベータ機を使わせていただいた1週間、ほぼずっとLCDビューファインダーをつけっぱなしで撮影していました。ときどき外してみたけれど、やはりあったほうが撮影しやすいし、結果もいい。
いままでdp1 Quattro、dp2 Quattro、dp3 Quattroにはなかった「LCDビューファインダーキット」がdp0 Quattroには設定されたところに、「dp0 QuattroにはLCDビューファインダーを付けて使ったほうがいい」というシグマからのメッセージが現れていると感じます。
dp0 Quattroの発売、本当に楽しみです。
Continue reading "4069-150620 シグマ「新製品体感イベント」にてdp1 Quattroで撮影" »