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2015.06.12

4049-150531 「Quattro表現の色と艶」

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5月31日15:30〜16:00、渋谷ヒカリエ8階で開催されている「東京カメラ部2015写真展」のステージで、トークショウをさせていただきました。シグマのカメラ「dp Quattro」シリーズが写真表現に与える効果についてのトークです。

タイトルは「Quattro表現の色と艶」。

このトークのために直前1週間だけ使わせていただいた「dp0 Quattro」。まだ発売日も決まっていない【追記:2015年7月10日発売と決定!!】ので初期のベータ機ですが、その魅力は絶大。100枚近くの写真をご覧いただきながら、その素晴らしさをお話し。そのあと順に、 dp1 Quattrodp3 Quattro、そして dp2 Quattroの写真を映しながら、「色と艶」について語りました。

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14:50、開始40分前、すでに満席。主催者が10席ほど座席を増やしてくださいましたが、それもすぐに満席。あとの方々には立ち見をしていただきました。申し訳ございません。

15:30、トークショウ開始。ステージでご挨拶したあと、Herzのソフトダレスバッグを取り出す。先日の記事「4047-150529 シグマ「dp Quattro」4台を収めるバッグ」で書いたように、dp Quattroシリーズの4台とビューファインダがすべて、収納してあります。みなさんの前で4台のカメラ、さらにファインダを順に取り出して見せると、会場から驚きの声。dp Quattroシリーズの小ささが伝わったと思います。

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shioは、dp Quattroシリーズを「カメラ交換式カメラシステム」と呼んでいます。21mm、28mm、45mm、75mmの各レンズを搭載したカメラシステム。

例えばshioが結婚式を撮影する際、2台〜4台のカメラを身につけています。すべて明るい(F値の小さい)単焦点(ズームしない)レンズ。メインはEOS 6Dに35mmF1.4、EOS 5Dに50mmF1.4をつけっぱなしにし、持ち替えて撮影する。

現場ではレンズ交換などという悠長なことをしている暇はありません。常時、レンズをカメラに装着したまま、カメラを持ち替えて状況の変化に即応し、撮影するのです。

また海外で撮影していてカメラが故障した場合、カメラ自体を複数台持っていれば、撮影を続行できます。「カメラ1台とレンズ数本」という構成で出かけた場合、その1台のカメラが故障したらお手上げ。だから「カメラ交換式カメラシステム」がベター。

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ズームレンズを使わないのは、単焦点レンズの方が圧倒的に画質がいいから。ズームレンズは画像が歪むし、収差は大きいし、概して暗いので、shioが納得できるクオリティの写真を撮影するには単焦点レンズが必須。

とくにウェディング撮影とかポートレイト撮影では写す対象が人物なので、ズームレンズの歪んだ絵ではなく、単焦点レンズのまっすぐなすがすがしい絵を写したい。だから原則としてすべて単焦点レンズを使うのです。

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そのように単焦点レンズをつけた複数台のカメラを使い分けるのが基本なshioには、dp Quattroシステムの思想がマッチします。シグマとしても、超高画質センサーを積むdp Quattroシリーズには高性能で小型の単焦点レンズがベストと考えているはず。

shioもまったく同感です。だからこのdp Quattroシリーズ、「カメラ交換式カメラシステム」として、大好き。なんでもこれで撮影したい、という気持ちを抱きます。

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dp Quattro4台をバッグから取り出して紹介したあと、dp Quattroシリーズにおける「色と艶」の話を始めました。写真における「艶」とは「白の白さ」。白を白とわかって純白に表現できるのはシグマのセンサーだけ。だからdp Quattroで撮影した写真には艶がある。光を純白からの芳醇なグラデイションとして表現できるdp uattroシリーズだからこそ、艶を描ける。

まずはその艶をモノクロームの写真でご覧いただいたあと、カラー写真にも艶を感じていただきました。

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次に「色」。シグマのセンサーは、1ピクセルごとに完全な色情報を持っている。だから色に濁りがない。ピュアな色彩。豊かな色乗りをありのままに。

色と艶。豊かな諧調の色が極限まで続く。それが純白になった瞬間、艶になる。その色と艶との境界をどこに置くか。それがdp Quattroにおけるshio的な露出の決定です。もちろん他のカメラのように露出によって色彩をコントロールするのは当然。だからdp Quattroシリーズは、露出によって表現する面白さを味わえるのです。

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dp0 Quattroの魅力はさらに続く。まっすぐなものがまっすぐ写る。気持ちいい。超広角なのに歪曲ゼロ。撮影しても撮影しても、まっすぐ。稀有な存在、稀有な感覚です。

もうひとつ。被写体にすっごく近寄れる。被写体に数cmまで近づける。だから迫力の遠近感。

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歪曲のないまっすぐな遠近感を味わえる。それも完全フルカラーのQuattroセンサーで。そんな究極のカメラがdp0 Quattroです。

トークショウ終了後、ベータ機はシグマさんに返却しました。発売が楽しみ!!

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