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2015.05.03

4008-150420 ビブラムファイブフィンガーズで歩くときの姿勢と重心〈写真はdp1 Quattro〉

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作家・脚本家の秦建日子さん(@TakehikoHata)からTwitterでご質問いただきました。

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さて、お目にかかったことのない方に、どのように表現したら的確に伝わるか。それも140文字制限のあるTwitterで。

2日間、考えて、自分で試してみたうえで、下記のように返信しました。

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軽く走ったり、歩いたり、を繰り返していくと、重心の位置がわかるようになります。立って(止まって)いる状態から歩き、走るまで、重心の位置でコントロール。

  • 立っているとき:重心はかかとです。しかし現代人の多くは土踏まずより前に重心があります。前のめりになっている状態。立っているときに重心が前にあると、肩や頭が前に出て、姿勢が悪くなり、それを背中で支えるために、肩こり、首痛、背中痛、腰痛の原因となります。重心がかかとにあれば、かかとから頭のてっぺんまでが1本の棒状になって直立することになり、筋力を使わずに弛緩したまま立っていられます。手のひらのうえで傘を立てて遊ぶときの傘と同じ状態です。楽です。
  • 重心を前へ移動して歩き始める:重心をかかとから前に移動していくと、あるところで前に倒れてしまいそうになります。すかさず足が1歩、前に出ます。その繰り返しが歩行です。着地点は足の裏の土踏まずより前、「前足部(フォアフット)」です。重心の真下で着地します。
  • さらに重心を前に移動するとスピードが上がる:さらに重心を前に移動すると、スピードが上がっていき、歩行から走行に変化していきます。前のめりになって倒れそうになるのを、足を出して支えるだけですので、力は使っていません。
  • 重心を手前に戻していく:重心を手前に戻していくと、またスピードが低下していき、歩行に移行します。
  • 重心をかかとに戻して停止:重心の位置がかかとに戻ると、停止します。

立っているときはアクセルゼロ。かかとに乗ります。重心を前に移動していくのが車のアクセルペダルを踏み込んでいくような感覚。

重心の位置はアクセルなのです。

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