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2015.02.24

3944-150215 CP+ 最終日のトークショウで語ったdp Quattroのリアリティの源〈写真はdp2 Quattro〉

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2月15日、「CP+」最終日。10:45〜11:25、シグマブースでトークショウ「Quattro描写の密度と蜜月」の2回目。全国各地から聴きにいらしてくださって、大変光栄です。どうもありがとうございます。

前回(CP+初日)は主として「Quattro描写の密度」について語りましたので、今回は「Quattroは純白を知っている」というお話。

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絵画において、「白」は非常に大切です。白が濁りのない白として描かれると、見る人は光を感じる。輝きを感じる。眩しさを感じる。だから写真においても、純白は純白として描写したい。

dp Quattroシリーズ、そしてSD1 Merrillといったシグマのカメラに搭載されている「Foveon」センサーは、純白を純白として描写できます。各画素が、青、緑、赤の三原色すべてを取得できるので、三原色の混合からなる白が、そのまま白として記録されるのです。

それ以外の全ての色も、純粋。ありのままの光と色を、ありのままに記録する。1画素ごとに100%の情報を持っているので、ピクセル等倍で見ても自然な描写です。ただし、光をそのまま記録する方式がゆえ、光が少ない(暗い)状況で撮影するのは苦手。

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他社のデジタルカメラのセンサーは、各画素の表面に青か緑か赤のカラーフィルターが付いています。すべての画素が、サングラスをかけて景色を見ている状態。そのため、1画素ごとに1色ずつ記録します。青の画素は青だけ、緑の画素は緑だけ、赤の画素は赤だけ。

だから、どの画素も純白を知らない。光が強くても、例えば赤の画素は、その光が真っ赤なのか真っ白なのか識別できず、「真っ赤」として記録します。そのように各画素から得られる単色のデータを周囲の画素の情報と合成して色を作るのがこの方式。ときには実際には存在しない「偽色」が発生します。ピクセル等倍で見ると不自然なのはそのせい。

少ない情報から各画素の情報を相互に補完しあって絵を作る画像処理に長けているので、暗い場所での撮影は得意です。結婚式場とかレストランのように暗い場所で撮影するときは、shioもこの方式のカメラを使います。

カメラは道具。適材適所です。

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魂は細部に宿る。

細部を丁寧に描きこんだ絵画は、全体としてみたときにもリアリティを感じる。細部をないがしろにした仕事は、全体としてもガサツな印象を与える。

シグマのカメラは1ピクセルごとにホンモノの色と光を記録しているから、細部にわたって緻密。それが、Quattro画質の「密度」。そこに加わる純白。Quattro描写のリアリティの源です。

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京都からいらっしゃった「たっちゃん」さんが、トークショウの様子を写真とともに伝えてくださっています。下記からご覧ください。いい写真をたくさん撮影してくださってどうもありがとうございました‼︎

下の写真は上の写真(dp2 Quattroで撮影)と同じ場所をiPhone 6 Plusで撮影したものです。

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