3897-141220 シグマ「dp1 Quattro」「dp2 Quattro」のダイヤル回転方向を変更したら操作が一貫してすっきり!!
当世最高のカメラ、シグマ「dp2 Quattro」と「dp1 Quattro」。画質も操作性も最高。
使っていて、なんとなく違和感を覚えていたのは操作ダイヤルの回転方向。でも論理的に考えてみて、おかしいところは全くない。
ふと設定をひとつ変えてみたら、違和感の原因が判明。ダイヤルの操作方向が一貫して、気持ちよくなった!!
ダイヤル操作のshio的ルールは「左に回せばマイナス、右に回せばプラス」。操作する指を動かす方向の左右です。数直線など一般に右がプラスですから、その感覚に合わせる。その感覚と異なると、撮影現場でとっさに設定を変更するときに間違えてしまうから。
dp1 Quattro、dp2 Quattroの場合、ふたつあるダイヤルの役割をカスタマイズできるので、下の写真のように変更しています。基本的に「露出補正」を「前ダイヤル」に割り当て、Mモードのときは絞りを先に決めてシャッタースピードで微調整することが多いので、シャッタースピードが前ダイヤル。
その状態で、すべてちゃんとルール通りになっています。
- 露出補正:左に回すと露出が下がり、右に回すと露出が上がる
- 絞り(F値):左に回すとF値が下がり、右に回すとF値が上がる
- シャッタースピード:左に回すと遅く、右に回すと早くなる
なのになぜか違和感を覚える。ルールに合致しているのに違和感があるのはなぜ?
考えてみたら、違和感の意味がわかりました。
F値が上がると露出は下がる。シャッタースピードが上がると露出が下がる。確かに値としては「プラス」なのに、露出は「ダウン」。モード次第で、露出補正と同じダイヤルを絞りやシャッタースピードの調整に使うので、ひとつのダイヤルの機能が「露出補正」の場合と「シャッタースピード」や「絞り」の場合とでは、ダイヤルの回転方向に対する露出の変化が逆なのです。これこそ、違和感の原因でした。
そこで絞りとシャッタースピードのダイヤル操作方向を反転したという次第。これで、ダイヤルの役割が「露出補正」、「絞り」、「シャッタースピード」のいずれであっても、左に回せば露出が下がり、右に回せば露出が上がる。
ルールを、「左に回せば露出ダウン、右に回せば露出アップ」と考えることで一貫しました。
すっきり。
ああ、ルールって面白い!!
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