3895-141218 shioが大学で伝えていること
12月18日。今日から弁護士になるロースクールの卒業生が、「最初に先生に名刺を渡しに来ました」と研究室を来訪。
うれしい。おめでとうございます。
shioは、彼が成蹊大学ロースクールの既修コースに入学した4月から半年間、「リーガルリサーチ」というクラスを担当しました。一般的な「リーガルリサーチ」の講義では法律情報の検索方法などを教えるのですが、当時のロースクールの研究科長から「法学基礎のような内容を徹底的に教えて欲しい」との依頼がありました。
そこでshioが伝授し、院生たちを訓練したことは2つ。
メインは「民法の読み方・考え方」。どう読んで、どう考え、どう書くか。その訓練をします。
プラスその研究の道具としてのMac、iPhone、iPad。いかに使い、いかにして効率的、効果的に法的思考と記述の訓練を進めるか。
shioが大学やロースクールので伝えている本質は「条文の読み方」と「法的な考え方」。各大学で民法、著作権法、知的財産権論などと科目の名称はさまざまですが、伝えていることは共通。法律の読み方、考え方、そして使い方です。
その考え方を使って実際に考えるのは学生たち。授業はすべて、学生たちが自ら頭脳をフルに使って思考を進める時間です。学生たちは自身がその訓練を続けることで、法的思考力が身についてゆく。ルールに照らして事実をひもとき、ルールを解釈して事実に適用する。当事者としてあるべきベストなルールを探り出し、契約関係を分析して構築する。そういった訓練です。
授業中、学生たちは法的に考える醍醐味を存分に味わっています。それでこそ大学。
十分に頭脳を鍛えて卒業してほしいと願っています。
もうひとつのMac/iPhone/iPadについては言うまでもありません。旧態依然とした「司法試験勉強」に決別し、ITを駆使した効率的かつ効果的な研究を進める。親指シフト、Evernote、アウトライナー(Tree)、ScanSnap、その他各種のクラウドサービスといったツールや手法を利用します。
そのスキルは将来、法律実務家になったときに、大いに役に立つことになる。ロースクールだけでなく学部でも同じように、スキルの身に着け方を伝えています。
そんな訓練を続けた卒業生が、ロースクール修了直後1度目の司法試験に合格し、1年間の司法修習を終えて晴れて弁護士になったこと、心から喜ばしい。
前向きに新たな人間関係を築く、創造的なお仕事を進めていただきたいと願っています。
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