3834-141018 Yosemiteで日本語IMのユーザ辞書に2,156語登録(写真はdp2 Quattro)
MacのOS、新バージョン「OS X 10.10(Yosemite)」で、日本語入力エンジンが刷新されました。Macで長らく使われた「ことえり」に替わって搭載された「Japanese IM(日本語IM)」。IMとは、Input Method(入力方式)の略。
1992年以来Macに標準装備されてきた「ことえり」は、2003年のMac OS X 10.3の「ことえり4」とその後の「ことえり4.1」で大きく進化し、shioがいままで27年間に経験したさまざまなIMのうちで、かな漢字変換性能が最も高いと感じるIMにまで成熟しました。変換する瞬間に未確定部分全体を文法解析して変換するので、少し長めに、例えば句読点まで一気に入力してから変換すると、単文節、連文節で区切って変換する他のIMより判断要素が多くて賢いのです。
その「ことえり」に替わって導入するんだから、今度の「日本語IM」はもっと賢いはず。こうしてしばらく使ってみると、実際、賢い。というか、日常的な文章を書いている限り、もう全然間違わない。shioは、「ことえり」のときと同様、句読点変換をONに設定しているので、「変換」キー押す機会はなく、変換し直す機会もほぼなし。だからスラスラ書けます。快適。
さらに素晴らしいのは、打鍵と画面表示とのタイムラグがないこと。タァーーーと打っていくとツーーーと文字が並んでいく。気持ちいい‼︎
そのスピード感は親指シフトだと顕著。1打鍵ごとに1文字入力されるので、画面の文字列がものすごいスピードで右に伸びていくのですが、その伸び方が打鍵と同時。これがほんのちょっと(本当にほんのほんのちょっと)遅れるだけで、タイピングの快適さに影響します。タイプしたのに画面に現れない、という間が一瞬でもあると、反射的に「打ち間違えたかな?」と反応してしまうからです。
その結果、不思議なことに、キーを打鍵する力が柔かくなりました。サラサラ書けるからキーを押す指もサラサラ。優しく書き続けられる。だから指が疲れない。
表示のタイミングはとても小さい差なのに、タイピングにかける指の力が違ってる。打鍵音が変わるほど明らかな相違。面白い。OSの進化、ありがたい。
さて、「日本語IM」を使うにあたって大切なのはユーザ辞書。まず、Mavericksで使ってきた「かわせみ2」の辞書を「ことえり」形式で書き出し。「ことえり」は辞書編集機能がプアなので、ユーザ辞書は「かわせみ2」の方で育てているからです。
書き出したファイルをエディタ(Jedit X)で開き、もう使わなくなったローマ字入力時代の読みで登録してある単語を削除。2,513語を2,156語まで減らして保存。そのファイルをYosemiteの「日本語IM」に登録するため、「システム環境設定」→「キーボード」→「入力ソース」を最下部までスクロールダウンして現れる「」にドラッグ&ドロップします。
最初、「一致しない引用符が9行あります」というエラーが出て登録できず。あれこれ疑って削除してみても同じ。ふと冒頭の20行だけを登録してみたところ同じエラーが出たので、逆にその20行を削除して試したら登録できました。でもその20行におかしな引用符は見当たらないため、いまだに原因は不明です。ともかく、登録できたからよしとします。
日本語をサラサラ書ける心地よさ。ありがたい‼︎
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