3775-140820 「カンボジア民法」の講義1日目(写真はdp2 Quattro)
今回の集中講義は、カンボジアの首都プノンペンにある国立経営大学(NUM, National University of Management)法学部。その正面入口が冒頭の写真。
日本の民法でなく、2011年12月に施行された「カンボジア民法」の集中講義です。いつものように講師謝礼を受け取っていないボランティアです。
講義は日本語で行い、クメール語に通訳していただきます。通訳は、数年前に2年ないし3年にわたり、カンボジア王立法律経済大学(RULE, Royal University of Law and Economics)で、日本民法に関するshioの講義を受けた経験がある卒業生たちです。
彼らは卒業後、日本に留学して名古屋大学大学院で修士号を取り博士課程に進んでいたり、カンボジアの省庁で日本人の専門家とともに立法作業にたずさわっていたりと、大活躍しています。講義中、通訳してくれる彼らの姿が頼もしくて、その成長が本当にうれしい。2002年以来続けてきてよかったと思います。
講義の進め方は日本でのshioの講義と同じ。shioが問いかけて、学生たちが思い思いに見解を発言する方式。いつものように原稿など一切ありません。学生たちとshioとのライブなやりとりがどんどん展開していく。それを的確に通訳する彼らは本当に素晴らしい。
対象は第2学年が終わったばかりの新3年生と第3学年が終わったばかりの新4年生。その他に卒業生や教員も受講しに来ています。ここの法学部では民法が2年生に配当されているので、受講者全員、カンボジア民法を学んだ経験がある人々です。
shioの講義はいつものように、民法の「体系」を会得して、民法を(そして他の法律も)「使えるようになる」ことを目的としています。したがって、すでに民法の知識がある人でも受講する価値を体感していただける。むしろ知識のある人ほど、面白がっていただけるのがshioの講義です。
shioがカンボジア民法を教えるのは18コマ。
- 20日:午前2コマ・午後2コマ
- 21日:午後2コマ(午前2コマは別の先生による民事訴訟法)
- 22日:午前2コマ・午後2コマ
- 23日:午前2コマ(土曜なので午後は講義なし)
- 24日:日曜日なので講義なし。今回の滞在で唯一のオフ日。
- 25日:午後2コマ(午前2コマは別の先生による民事訴訟法)
- 26日:午後2コマ(午前2コマは別の先生による民事訴訟法)
- 27日:午前2コマ
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