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2014.07.04

3720-140627 dp2 Quattroでシグマの高密度描写が手の中に

DP1M2206

6月27日、SIGMA「dp2 Quattro」が発売されました。

写真を面白くするシグマ。撮影を楽しくするシグマ。その最進化形がこのカメラ。発売を心待ちにしていました。

DP1M2211

リアリティのある写真を写したい人、高精細な画質を求める人、緻密な描写を楽しみたい人、ホンモノの色や形を写したい人、フィルムで撮影したような存在感のある写真を得たい人……。

dp2 Quattroで撮影すると、3900万画素相当の圧倒的な解像力、稠密な描写とリアルな色彩にホレボレします。

DP2Q0104

シグマ製のカメラ。以前のモデルまでは、その超高画質を完全に引き出すために、RAWで撮影してMac/PCで現像する必要がありました。カメラが生成するJPEGよりRAWから現像した画像の方が一目で見て分かるほど高画質だから。

今回、dp2 Quattroは、カメラが生成するJPEGファイルで全然OK。現像不要です。RAW現像したのと遜色ない高密度描写を得られます。

大きな大きな進歩です。

例えば、上の写真はJPEG。それと同じ写真のRAWファイルを現像したのが下(↓)の写真。shiologyに貼ってある写真はほとんどすべて、クリックするとflickrで元ファイルをダウンロードできます。flickr上のtagに「RAW」または「jpeg」と記載しています。

DP2Q0104

いまのところshioは、従来のモデルと同様dp2 Quattroでも、RAW+JPEGで撮影し、RAWファイルをMacでストレートに(パラメーターを一切変更せずに)一括現像しています。それをAperture3に読み込み、RAW現像した画像とカメラのJPEGとをならべて、ピクセル等倍で観察。するとその差は僅少。というか、被写体によってはほぼゼロ。単体で見たら区別できないほど。

JPEGが実質的にカメラ相応の画質を備えるようになったことで、「dp2 Quattroで撮影した写真」として安心してJPEG画像を出せます。とりあえずJPEGで、カメラのポテンシャルが100%引き出された画像を得られるのは本当に素晴らしい。

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JPEGとRAWのセットをもうひとつ。上(↑)がJPEG、下(↓)がRAWです。

DP2Q0498

もちろん、RAWから自分でパラメーターを動かしながら納得のいく絵を作り出して現像するのはものすごく楽しい作業です。自分の現像作業によってカメラのポテンシャルを120%でも130%でも引き出せる感じ。dp2 Quattroをはじめとするシグマのカメラが写し取る情報量は膨大なので、それを駆使して自分のクリエイティビティを発揮できます。とはいえ、日々撮影する何百枚もの写真をすべて「作品」として仕上げるわけではない。パラメーターを調整してRAW現像するのは、一部の写真だけでいい。

MacやPCの力を借りずに、カメラの性能を生かした写真を得られる。それがdp2 Quattroの大きな魅力のひとつです。シグマのカメラの緻密な描写を記録する膨大なデータをカメラ単体で完全に扱って、RAW現像と同等のJPEG画像を生成するdp2 Quattro。シグマの高密度描写をより手近に、迅速に楽しめます。

dp2 Quattroで描く世界。これから堪能します。

DP1M2199

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