3614-140318 iPadで実現する「デジタル黒板」の革新性と継続性
外国語教育メディア学会(LET)の研究会で「iPadで実現する「デジタル黒板」の革新性と継続性」と題する報告とハンズオン・ワークショップをさせていただきました。
-「iPadはCALLシステムに代わることができるか?―iPadの導入・管理・授業実践の観点から」→ http://www.kanto.j-let.org/modules/tinyd10/index.php?id=18
内容紹介文。
「黒板」でできることはすべてでき、大きなプラスαがある。それが「デジタル黒板」です。リアルタイムで書く、描くことはもとより、前回までの板書を映して復習したり内容を展開する、Webサイトの情報を引用する、音声・映像を流す、教室内を自由に歩き回りつつ学生たちのノートを映す……。もちろん一般的なスライドによるプレゼンもできます。いわゆる「電子黒板」の一種ですが特別なハードウェアを必要とせず、安価で簡単。学生たちが主体的に講義やゼミに参加できるこの電子黒板を1年半にわたって実際に使ってきた実践方法とノウハウをお伝えいたします。
従来の黒板やホワイトボードでできることはほぼすべてできる(継続性)。特殊な機械や高価な設備を必要とせず、汎用的なインフラ(プロジェクターや大画面テレビとWi-Fi)と安価なデバイス(iPadとAppleTV)で実現できる(継続性)。一方、従来の黒板やホワイトボードにはないさまざまなメリットを享受でき、教育の質的進化を図れる(革新性)。
参加者のみなさまにiPadを「デジタル黒板」として使うshioの講義をご覧いただいたあと、ShareAnytimeをご一緒に使っていただきながら、話を進めました。
- iPad→https://www.apple.com/jp/ipad/
- Share Anytime→http://shareanytime.com/jp/
終了後のアンケートには下記のようなご感想をいただきました。どなたが書いてくださったご感想か私の方ではわからず直接返信できないため、同種のご感想ごとに「→」としてshioからのお返事を記させていただきます。
・実践方法がとても参考になった。
・わかりやすかったです。
・がんがん刺激をいただきました。
・授業を受けてみたい。
→どうもありがとうございます。私が成蹊大学で行っている講義はいつでもご参観可能です。すでに多くの方々が見にいらしています。事前にご連絡いただければ、講義の参観、歓迎いたします。
・教員から学生への一方向的な授業ではなく、双方向的な授業を実現されていて感動的でした。
・学生参加形式の斬新な講義方式に驚かされました。ノートの取り方など、参考になりました。
・大変感銘を受けました 白熱教室ですね。
→教室は学生のトレイニングルームです。教員はコーチ。トレイニングをするのは学生たちです。したがって、学生たちが手、口、目、頭、そして心を動かす機会と時間を存分に確保します。
・具体的に「Share Anytime」の使い方がわかり、さっそく使えそうです。ありがとうございました。
・大変有益でした。是非Share Anytimeアプリをダウンロードして使いたいと思います。ありがとうございました。
・素晴らしかったです。近いうちに必ず使います。
・具体的にShare Anytimeの使い方がわかり、さっそく使えそうです。ありがとうございました。
→ぜひお使いになってみてください。Share Anytimeには無償版と有償版がありますので、まずは無償版でお試しになれます。当日は申しそびれましたが、このShare Anytime、同じWi-Fiにいなくても、世界中どこにいてもインターネットにさえつながっていれば、リアルタイムで共有ノートに参加できます。講義時間にまだ電車の中にいる学生でも、ニューヨークに旅行中の学生でも、講義時間に共有ノートを開けば、リアルタイムで動く黒板を見ることができたりゼミのハンドアウトにコメントを書き込んだりできます。本当に素晴らしい講義ツールです。
・Share Anytimeを活用しての授業方法に、感銘を受けました。これまで、パワーポイントのスライドを作成するのに手間がかかり、大変だったのですが、もしかしたら独りよがりの資料を作成していたのかもしれないと気付きました。interactive な授業方法を提示していただき、ありがとうございました。
→講義に関して事前に用意できる要素は多くても3割だと思います。当日もお話いたしました通り、講義は現場で学生たちとのやり取りによって形成されていくものだからです。したがってもしPowerPointやKeynoteでスライドを作成するとしても、記述するのは要点のみとし、画像で提示する必要のある資料を追加するにとどめます。私の場合は、それ以外の情報を使うときは、スライドに作り込むのではなく、講義の場でiPadから直接、それぞれのリソースにアクセスします。Webを検索するといったアクセスするプロセスを見せることも、「学生たちが自分でできるようになる」という講義の目的に適うからです。
・iPadの可能性の多さに感動しました。
・とても興味深かった。ここまでできるとは知らなかったので、とにかく自分で使ってみたいと思った。考えていたよりも、受け身でない授業ができそう。
・I will try to do what he demonstrated today.
・授業への活用が大変よくわかりました。 ソフト会社として、より自社のエンジンの活用法にも応用できるのではないかと、とてもよい勉強になりました。
・iPadの授業での可能性の大きさに驚きました。是非、授業に積極活用して行きたいです。
・塩澤先生のお話では、本当に全てが目から鱗で、iPadを導入してみたいと思っておりましたが、スライド提示の他にも、こんなに有効な活用方法があるのだと気づかせていただきました。早速、シェアしていただいたアイデアを導入したいと思います。ありがとうございました。
→iPadを使うと講義を豊かにすることができます。スライドだけなら、PCでもMacでも可能ですが、iPadだとそれよりも遥かに多くのことをリアルタイムで行えます。多くの先生方にいろいろお試しいただいて、面白い使い方がありましたらぜひともご教示いただければ幸いです。
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