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2014.03.04

3598-140302 ビブラムファイブフィンガーズで起立と歩行の仕組み

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ビブラムファイブフィンガーズの効用などについて書いたら、興味を持つ方、購入する方が増えています。

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shioは2009年からヨットでビブラムファイブフィンガーズを履き、2012年8月からは毎日の外出時に100%履いています。今回はshioが体感・実感している「歩く仕組み」をまとめます。shio自身はこの分野の専門家ではありませんから、あくまでもshioの「体感・実感」です。

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以下に書いた文章、元は、先日、ビブラムをお買いになった村上琢太さんが、届いたビブラムを履いた喜びの第一声をFacebookにお書きになったことに対するshioのコメントです。shioが「まず、裸足かビブラムファイブフィンガーズを履いた状態で、普通に立ってみてください。その時、重心は足の裏のどこにありますか?」と質問したところ、村上さんからは「親指の付け根というか、土踏まずの前というか」というお答え。それに対して下記のように書いて送らせていただきました(blog用に若干改変してあります)。

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起立したときに重心が前足部(足の土踏まずより前)にあるのは、かかとのある靴を履き続けた「後遺症」だと思います。shioもそうでした。

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まず単純に立った状態(歩いていない状態)で親指の付け根あるいは土踏まずの前(前足部・フォアフット)に重心があるということは、体重を前足部で受け止め、支えているということです。立つために、足の筋力、そして全身の筋力を使っています。重心が身体より前にあるので、前方に倒れないように支える必要があるからです。かかとがせり上がった靴を履き続けているおかげで、いつも重心が身体より前にあり、それを前足部で支える癖が付いているのだと思います。

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では立っているときの重心を、かかとに置いてみましょう。当初の立ち方と比べてみると、ずいぶんと頭の位置が後ろに来ます。すると、筋力でなく、骨格で立つことができます。2本の脚(足でなく脚)という竹馬に乗っている感覚。手の上で傘を立てる遊びと同様、2本の脚が自然と立って、その上に重心があり、体重を骨格が支えます。もしその感覚がわかりにくい場合は、膝立ちでトライ。膝には前足部がないので、骨格で立つことしかできません。その感覚をつかんだら、もう一度、両足で立ってみる。重心をかかとに乗せ、竹馬、あるいは傘を立てるように、バランスをとれれば、それが「骨格で立つ」という立ち方です。

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楽です。立っている状態を維持するために筋力を必要としないのですから。全身の筋力を抜いても倒れません。弛緩していられます。楽。

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次に、両足で立ったまま、重心を少しずつ前に移動させていきます。前のめりになって、前に倒れそうになります。それを支えるために足が自然と前に出ます。その繰り返しが歩く、走る、すなわち前進です。身体を少しだけ前に倒して重心を身体の少し前に出せばゆっくり歩く。徐々に傾斜を大きくして、重心を身体より前方に離せば、走る、になります。

全身をクルマのアクセルペダルだと考えてみます。ペダルが踏まれていない状態、つまり身体の傾斜がゼロで体重がかかとに乗っているのときは速度もゼロ(=起立状態)。アクセルペダルを踏み込むように前に身体を傾斜させていくと前進が始まり、傾斜角が大きくなるにつれて(重心が前方に離れて行くにつれて)速度が上がって行く。

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身体の傾斜(重心の位置)は、アクセル。傾斜を元に戻せば速度ゼロ、つまり止まった状態に戻ります。昔の飛脚とか足軽の人たちはこうやって走っていたから、長距離を楽に走れたのでしょう。前傾して倒れそうになるのを足を出して支える、ということの繰り返し。最小限の筋力しか使っていません。足で地面を蹴る、という必要はないのです(もちろんダッシュするときは別です)。

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「普通の靴」を履くと、かかとが上がっているため、止まっていても重心が前足部にかかる不自然な状態になります。立っているだけで筋力を要するので疲れます。また、歩くとき、それ以上前傾すると倒れそうになるし、足を前に出すとかかとが最初に地面に接触して引っかかるので、前足部着地ができず、重心をうまく前方に出せません。しかたないので、最初に接地するかかとを軸にして歩く「かかと歩き」になります。当然、歩行時の重心はかかとに来ます。上半身も「直立」に近くなり、人によってはふんぞり返ります。確かに、胸を張って歩いているような格好になり、「姿勢が良くてかっこいい」ように見えます。でも、歩き方としては不自然です。誰も裸足のときにはそんな歩き方しませんし、かかと着地なんて痛くてできませんから。

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ビブラムファイブフィンガーズは私の知る限り、裸足に最も近いシューズです。だから、自然な格好で立ち、歩き、走ることができます。快適です。この靴に出会えて、本当によかったと思っております。

これを履いて初めて歩き回ると、最初は足が疲れるかもしれません。いままでほとんど使わなかった足首以下の筋肉を総動員するのですから当然。しばらくは疲労感があることでしょう。でもそれが本来の姿。「普通の靴」ではほとんど使っていなかった足の筋肉を使い、重力によって足に滞留している血液などを心臓に戻します。「足の裏は第二の心臓」といわれるゆえんです。血行が良くなり、身体が温まり、免疫が活性化し、健康になります。足裏マッサージなんて不要になります。自分でマッサージしながら歩いているわけですから。

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ただし、これを履いたからといって一朝一夕に「裸足歩き」ができるようになるわけではありません。なにせ、人生の大半を靴を履いて歩んできましたから。生まれ変わるような気持ちでゆっくり進むのがいいと思います。ビブラムファイブフィンガーズを履いて走るのが流行っているからといって、これを履いていきなり走る人がいるそうですが、危険です。怪我します。いままで使ってこなかった筋肉と骨格(足の骨、関節)をフル活用するのですから、赤ん坊が立って歩けるようになるがごとく、1年くらいかけて、身体を慣らしていくのがいいと思います。

以上、shioの実感です。繰り返しますが私はこの分野の研究者ではないので理論的裏付けは皆無。あくまでも実感の言語化です。厳密には、自分の体験、いくつかの専門家の書物、そしてマラソン上位者のアフリカ人の走り方を研究した映像といった資料その他から、自分なりに理解した範囲で書いております。お役に立つかわかりませんが、ご参考になれば幸いです。

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