3586-140218 シグマdp1/2/3 Quattroシリーズの優れたホールド感を3つのスタイルで試しました
CP+のシグマブースで講演する前に、「dp2 Quattro」を握りました。
すばらしい。早く使いたい。
dp2 Quattroの発表直後の感想は、すでに下記エントリーで書きました。
- 3579-140210 シグマから発表された「dp2 Quattro」の斬新さに納得→ http://shiology.com/shiology/2014/02/3579-140210-dp2.html
shioはこのカメラに関して事前に何も知りませんでした。発表前にdp2 Quattroを見たり触ったり、といったことも一切ありません。一般人として、まったく素の状態で、あのdp2 Quattroの発表の報に触れました。
そしてシグマのWebサイトに公開された情報や写真のみから自分なりに推測し、ホールドした感覚を想像し、思い描いて書いたのが、上記、blogエントリーです(もし、事前に情報を得ている場合であれば、その旨、きちんと明記します)。
というわけで、CP+の最終日、2月16日にシグマブースに行き、初めてdp2 Quattroを握りました。想像していた通り、というか、想像以上にすばらしいホールド感です。
ここに掲載した写真はすべて、そのときに会場でショウケースの中に飾られていた3台を、ガラス越しに撮影したもの。撮影したカメラはリコーGRです。
真っ先に試したのは、shioが常用する3つのホールディングスタイル。
- ボトム・アーム・スタイル
- バック・アーム・スタイル
- ライト・アーム・スタイル
です。
- 1108-071129 3つのスタイル→ http://shiology.com/shiology/2007/11/1109071130_3_3c02.html
まず第一に「ボトム・アーム・スタイル」。普通にカメラを構えて、右手人さし指でシャッターボタンを押すスタイル。カメラの底側に腕(アーム)が伸びる格好なのでこう名付けています。
とても握りやすい。自然です。単に握りやすいだけでなく、カメラをしっかり固定できる安定感があります。カメラ前面右側の「斜面」に中指と薬指の関節1個分がしっかりかかる。そして親指から右向きの力を作用させられるため、さらにしっかりカメラが安定する。
ストラップの位置は全く邪魔にならない。こんな握りやすいカメラ、初めて。
第二に「バック・アーム・スタイル」。腕がカメラの背面に伸びる格好です。シャッターボタンは親指で押します。コンパクトカメラやミラーレス一眼カメラで、shioがもっとも多用するスタイル。dp2 Quattroのボディ写真を初めて見たとき、この「バック・アーム・スタイル」をきちんとできるかどうかが、shio的に最大の焦点でした。
そして持ってみて感激。ものすごくやりやすい。人さし指と中指をかけるボディ前面の位置にちょうど関節1個分の「斜面」があって、カメラが安定します。カメラを乗せる薬指とカメラとの接触面が広いのも安定度に大きく貢献。ボディ上面には、シャッターボタンに伸びる親指の落ち着く場所がある。さらにそのまま、上面にある2つのダイヤルを、親指と人さし指で回しやすい。
いままで多くのカメラを「バック・アーム・スタイル」で使ってきたけど、明らかに、過去最高の扱いやすさです。
そして第三の「ライト・アーム・スタイル」。カメラの後ろから向かって右側に腕が伸びるスタイル。シャッターボタンは親指で押します。レンズを上にして縦位置で構えたり、自分の身体より左側でカメラを構えたり、自分の脚の位置で低く縦位置にカメラを構える場合に使うスタイルです。
これも非常にやりやすい。このスタイルでは中指をカメラの背面、右下の角に引っかける必要があるのですが、dp2 Quattroはそこにもちゃんと「斜面」がある。なんて良くできているのでしょうか。
素晴らしすぎて言葉がありません。完璧です。感動です。
shio的にここまで握りやすいカメラ、初めて。新しい時代の到来です。ファインダーを覗かず背面モニターでフレイミングする「デジタルカメラ」に相応しいフォルムが誕生しました。これできちんとホールドしてブラさずに撮影し、dp1/2/3 Quattroシリーズの超高画質を生かせます。
カメラは「左手でホールド、右手は添えるだけ」という基本は変わらない。けれど、グリップを握ったときの安定度がここまで高いと、右手の役割も大きくなります。両手でしっかり構えてカメラを固定でき、ブラさずに撮影できる、というカメラデザインの基本に忠実なカメラです。
iPhoneのカメラが進化したいま、カメラ専用機に求められるのは、カメラ本来の道具性。iPhoneとは別に持ちたい、使いたいと感じさせる「カメラらしさ」が必要です。その「カメラらしさ」とはフィルムカメラ以来の「カメラらしさ」とは異なる。現代のデジタルカメラならでは道具としての最適解が求められるます。そのひとつを示したのがdp2 Quattro。
シグマの先進性、本当に素晴らしいです。他と違うことに価値がある。他と違う価値を大切にし、ユーザーの利便性につなげる。シグマのイノベイションに敬意を表します。
発売が超絶楽しみです!!
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