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2013.10.17

3256-131010 【親指シフト】習得の掟7つに

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親指シフトの掟のつづき。

7月28日のエントリーで、「親指シフトの掟」を書きました。

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それを参考にして、親指シフトを習得なさった方が複数いらっしゃいます。うれしいことです。

たとえば「【親指シフト】習得のおきて 私はおきてと違う事をして3ヶ月”遠回り”しました。」。

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最近、shioの周りでも親指シフトを始める人が増えています。その人たちを直接目の前で指導していると、いろいろ気づきます。とくに、いままでローマ字入力でタッチタイピング(ブラインドタッチ)していなかった人は、タイピングの基礎を全く知らない。そこで以前書いた5つの「掟」に、2つ、書き加えることにしました。

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まずは以前の掟5つを復習しつつ、ちょっと加筆。

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  • 掟その1:画面(と配列表)のみを見る──絶対に絶対に絶対にキーボードを見ない。一切見ない。配列表はプリントしてモニターのフチに貼っておく。もし一瞬でもキーボードを見てしまうなら、両手の上にタオルをかければいい。キーボードのキートップにかなを書くとか、かなの書かれたシールを貼るなど論外。最初からタッチタイピング(ブラインドタッチ)です。繰り返します。絶対にキーボードを見ない。

  • 掟その2:親指シフト始めたら親指シフトのみ──決してローマ字入力しない。人間が何かのスキルを身に付けるには、蓄積が必要です。繰り返し、繰り返し練習を続けるのです。それが必要な量たまったら、飛躍的に進歩します。飛躍に必要な蓄積量のことを閾値(いきち)といいます。閾値を超えるまで、ひたすら一意専心。練習あるのみです。shioの場合、一日5時間以上練習したら3日で実用的な速度で打てるようになりました。

  • 掟その3:正確かつ確実にゆっくり打鍵する──速く打とうとして間違えると間違え癖がつく。1打鍵1打鍵、どんなに時間をかけて考えてもいい。どんなに配列表を見てもいい。ともかく間違えないように正確に打つ。急いてはことをしそんじる。

  • 掟その4:お化けの手、猫の手、ピアノの手──「お化けだぞ〜〜」ってやるときの、タランとした手のまま、キーボード上に手を降ろしていって、ホームポジション(掟その6参照)に10本の指が接触したところでストップ。それが基本姿勢です。肘から指先までのうちで、最も高い位置にあるのは手首。あるいは手首がストレートになるようにします。パームレストは「レスト(休憩)」するときのみ手首を置く。親指シフトは特にこの手の形、姿勢が大切。シフトキーを「押しながら」ではなく、文字キーとシフトキーを「同時打鍵」しやすいのがこの形。本来のタイピング姿勢。ちゃんとお化けの手の形で打てるようになったら、手をパームレストにべたっと付けたままでも打てるようになりますが、最初は基本に忠実に。猫の手はタイピングの基本姿勢です。

  • 掟その5:必ずできると信じてゆっくり進む。ゆっくりゆっくり進んでいくと、意外と早く身に付きます。なぜなら親指シフトはキー配列自体が効率的にできているから。真ん中の段だけで約5割、真ん中と上の段合わせて約9割の日本語文を入力できますから。

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そして、新たな掟2つ、追加します。これらはローマ字入力でも親指シフトでも英文タイプでも、タッチタイピングの基礎の基礎なので、本来は掟その1より前に来るべき項目です。

  • 掟その6:10本の指を常時ホームポジションに保つ。左手は小指から順にA, S, D, F, 左シフト(orzレイアウトで親指シフトする場合はスペースキー)に、右手は小指から順に;, L, K, J, 右シフト(orzレイアウトの場合はかなキー)に、各指の先端(爪に近い部分)を常時接しておきます。親指以外の各指はすべて垂直。両手のすべての力を抜いた「お化けの手」(掟その4参照)をキーボードに向かって降ろしてゆき、10本の指がキーに触れた瞬間、それが手の基本形であり、「ホームポジション」です。タイピング中、常時、両手のチカラは抜いたまま、その体勢を維持します。ずっとお化けの手。

  • 掟その7:タイプするときは、打鍵する指1本だけを移動し、打鍵し、またホームポジションに戻す。「ホーム」ポジションだから、毎回戻すのです。そして打鍵する指以外は、ホームポジションを維持します(動かしません)。チカラも抜いたまま。キーを打つとき、打鍵する1本の指だけを「移動、打鍵、戻す」という3ステップでデジタルに動かすのです。だから、ゆっくりゆっくり。デジタルな動きをゆっくりやっていれば、徐々に速くなります。決して自分から速度を求めないこと。正確性だけを追求していると、時が来たら自然と速くなります。打鍵するときに、腕ごと、手ごと移動している人がいますが、それは誤打鍵の原因です。常時ホームポジションに置く。鉄則です。

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