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2013.09.15

3230-130914 ミラーレス一眼をshio的に選んでみた

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最近たびたび、「ミラーレス一眼はどれを買ったらいいですか?」という質問を受けます。

shioは、いままで(レンズ交換式)ミラーレス一眼カメラを全く使っていません。自分で所有して使った経験がない以上、どれが好きと言えるものはなく、この質問に対する答えはいつも保留してきました。

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現在shioが使っている主要なカメラを簡単にリストアップするとこんな感じ。

レンズ固定式単焦点コンパクトカメラ

  • リコー「GR」:画質も操作性も一眼レベルかそれ以上。毎日持ち歩いて常用。
  • シグマ「DP1 Merrill」:一眼レベルかそれ以上の超高画質。芳醇な発色。シンプルな操作性。
  • シグマ「DP2 Merrill」:同上
  • シグマ「DP3 Merrill」:同上

レンズ交換式一眼レフカメラ

  • シグマ「SD1」:超高画質。最高の描写性能。
  • キヤノン「EOS 6D」:仕事のメインカメラ。ブライダル、ポートレイト、コンサート撮影など。
  • キヤノン「EOS 5D Mark II」:仕事のサブカメラ。

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質問を受ける機会は多いので、そろそろ(レンズ交換式)ミラーレス一眼カメラについて、shio的な回答を出してみます。

shioが買って使うとしたらどれだろう。

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写真はレンズ。だから、カメラ選びの前にレンズ選びです。

選択の基準はレンズの明るさ。明るいレンズがshio好み。

レンズの「明るさ」は「F値」で表されます。F値が小さいほど、明るいレンズです。

F値が小さければレンズが明るく、暗い場所でも感度を上げずに速いシャッタースピードで撮影できます。

カメラの種類やセンサーのサイズを問わず、レンズの「明るさ」は、レンズの「F値」そのものです。たいがいレンズの名称に書かれています。F1.0やF1.2は例外的に明るい。F1.4は一般的なレンズの中で最も明るい。F2ならうれしい。そしてshio的にはF2.8が許容上限。何10本か所有しているレンズの中に、F4より大きいF値のレンズはありません。

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もうひとつ重要なのは「ボケ具合」。ピントをあわせた被写体から奥(背景)に行くに従ってどの程度ボケが強まっていくか。F値が小さいほど「ボケ具合」が強く、背景に行くに従って急速にボケます。被写界深度が薄く、撮りたい被写体をきりっと浮き上がらせ、背景をふんわりぼかした写真を撮影できるのです。逆にF値が大きいと「ボケ具合」は弱い。背景があまりボケず、背景にあるものの形がよりよく描写されます。

だから作画においてはこの「ボケ具合」が重要です。写真の印象を左右する大切な要素です。F値の小さいレンズなら、撮影時に絞りを絞ってF値を大きくすることができますが、元々F値の大きいレンズは、それよりF値を小さくすることはできません。だからshioはできるだけF値の小さいレンズを使いたいのです。ただし、F値が小さいということはレンズの口径が大きく、重量も重くなるので、携行性との兼ね合いなどのバランスも大切です。

ミラーレス一眼カメラに期待するのはその部分。ミラーがないため、F値が小さくても比較的コンパクトにレンズを設計できるはずだからです。全体にコンパクトなミラーレス一眼だからこそ、専用設計されたF値の小さいレンズを使いたい。

なお「ボケ具合」に関しては、現行のミラーレス一眼カメラのセンサーは35mmフィルムフルサイズのセンサーに比べて小さいため、ちょっと換算が必要です。レンズの画角に関してかける倍率と同じ倍率をF値にもかけます。それがフルサイズセンサーで同等のボケを得られるF値の目安となります(ボケが生じる要素は他にもあるため、目安です)。

例えばフジフイルムやソニーのようなAPS-Cサイズの場合はレンズの画角(○○mm)をフルサイズセンサーのカメラの画角に換算するためには1.5倍しますから、F値も1.5倍した値がフルサイズセンサーのボケ具合に相当します。同様に、キヤノンの場合は1.6倍、オリンパスやパナソニックが採用するマイクロフォーサーズ規格の場合は2倍することが必要です。シグマのレンズは、使うカメラのセンサーサイズによって異なります。

あくまでも「ボケ具合」に関してのみF値の換算を必要とするのであって、「明るさ」は換算しません。前述のとおり、レンズのF値がそのままレンズの明るさです。

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そこで、以下のように各社のレンズラインナップを見てみました。画角と「ボケ具合」の目安となるF値をフルサイズに換算してあります。繰り返しますが「明るさ」はレンズの名称に書かれているF値そのままです。

ここに挙げたのはすべて単焦点レンズ(非ズームレンズ)です。ほとんどのズームレンズは暗い(F値が大きい)ので、もとよりshioの関心の対象ではないからです。またアダプタを介して使用可能となるレンズは多いですが、除いております。前述のようにカメラとレンズのコンパクトさに期待しているため、ミラーレス一眼カメラ専用に作られたレンズに興味があるからです。

注意深く掲載いたしましたが、間違い等ありましたらご教示ください。

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まずAPS-Cサイズセンサー用のレンズ。フルサイズへの換算倍率は1.5倍。

FUJIFILM→ http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/index.html

SONY→ http://www.sony.jp/ichigan/lineup/category/e_sfl_lens.html

SIGMA(ソニー用)→ http://www.sigma-photo.co.jp/lens/dn/

PENTAXはミラーレス一眼カメラとして「K-01」を出していますが、ミラーレス一眼専用レンズではないため、省略します。

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次にキヤノン「EOS M」で使うEF-Mレンズ。フルサイズへの換算倍率は1.6倍。

CANON→ http://cweb.canon.jp/eos/lineup/m/features-lens.html

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そしてマイクロフォーサーズ規格。フルサイズへの換算倍率は2倍。

OLYMPUS→ http://olympus-imaging.jp/product/dslr/mlens/index.html#ancPro

Panasonic→ http://panasonic.jp/dc/lens/index.html

SIGMA(マイクロフォーサーズ用)→ http://www.sigma-photo.co.jp/lens/dn/

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最後はニコン。フルサイズへの換算倍率は2.7倍。

Nikon→ http://www.nikon-image.com/products/camera/acil/

Pentax Q シリーズは、ボディによって換算倍率が異なるため、省略させていただきます。

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さてshio的結論。

フジフイルムです。F1.4の最高に明るい2本のレンズがダントツ、光っています。約35mm相当の「XF23mmF1.4 R」と52.5mm相当の「XF35mmF1.4 R」。F1.4の明るさでこの画角は、shioが一眼レフで最も使っているレンズ。EOS 6Dなどで普段使っているのはシグマ「35mm F1.4 DG HSM」とシグマ「50mm F1.4 EX DG HSM」ですから。

従って、このF1.4の明るいレンズ2本の存在が、システム選びにおいて決定的です。いままでF1.4を使うにはEOS 6Dなどの一眼レフとそれ用の大きいレンズが必要でしたが、小型軽量なミラーレス一眼カメラとレンズでもF1.4を使える時代が来たのです。ありがたい。

この2本以外にも、明るさF2で画角が27mm相当の「XF18mmF2 R」、約40mm相当の「XF27mmF2.8」というパンケーキ型レンズも魅力的。念のためズームレンズも見てみると、望遠レンズまで、必要な画角はちゃんと用意されている。

さすがフジノンレンズとカメラを長年作り続けているフジフイルム。写真とレンズのツボを押さえています。

昔から集合写真などを撮影する業務用のカメラは富士フイルム製が多い。shioもフィルム時代の90年代の後半、富士フイルム「GA645 Professional」というカメラを愛用していました。幅6cmのブローニーフィルムを長さ45mmで使う中判カメラです。その扱いやすさとシャープでやさしい描写が好きでした。

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21世紀のデジタル時代、こうして各社のレンズラインナップを比較した結果、35mm(相当)F1.4と50mm(相当)F1.4という(shio的に)最も重要なレンズを、ミラーレス一眼カメラという新しいカテゴリにおいても、まじめに作って販売している富士フイルム、素晴らしい。

富士フイルムのミラーレス一眼カメラに興味がわいてきました。最新のカメラは「X-M1」ですね。

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