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2013.07.30

3185-130730 Macで親指シフト(orzレイアウト)の設定(2013年6月版)

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Macで親指シフト(NICOLA配列)するための諸設定については、過去、何度か書いてきました。環境が改善されるたびに変更しているので、また最新の設定手順を書いておきます。

今年の3月以来、「Mac」+「KeyRemap4MacBook」+「orzレイアウト」の組み合わせが定着しています。shioにとって、現在もっとも親指シフトしやすい環境です。私は「ことえり」を使っていますが、ATOKでもKeyRemap4MacBookとorzレイアウトで可能です(私は試していません)。

orzレイアウトの最新版がKeyRemap4MacBookに標準で入っていないので、ちょっと手順が多いですが、一旦設定してしまえば全く問題なく使えます。

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  1. 「KeyRemap4MacBook」をダウンロードしてインストール(名称に「MacBook」とありますがすべてのMacで使えます)→ https://pqrs.org/macosx/keyremap4macbook/index.html.ja
  2. 「orzレイアウト」をダウンロードして解凍→ http://www.orz-layout.com/setting/setting_list.html
  3. KeyRemap4MacBookの「Preferences」で「Misc & Uninstall」にある「Open private.xml」をクリック
  4. 開いたフォルダに、2. で解凍したファイルのうち「orz」フォルダと「private.xml」を移動
  5. KeyRemap4MacBookの「Change Key」で「ReloadXML」をクリックしたあと、左の検索窓に「親指シフト」と入力
  6. 表示されたチェックボックスの上から、1、8、10、11、12、13、14、15、21、22、23番目にチェックを入れる(計11か所)。詳細な項目名は下記の通り。

    1. (1番目)<親指シフト ローマ字モード>左シフト=スペース、右シフト=かな
    2. (8番目)「:」キー
    3. (10番目)英数モード 右キー配置を下のように変更
    4. (11番目)英数モード センターキー変更
    5. (12番目)日本語モードでのShiftとの英数入力を下ように変更
    6. (13番目)日本語モードでのShift 英数字 センターキー変更
    7. (14番目)commandキー for finder with Orz
    8. (15番目)ことえり CONTROLキー with Orz
    9. (21番目)[改行] Control+M to Return with Orz
    10. (22番目)control+H to BS
    11. (23番目)Control+D to Forward Delete
  7. もういちど「ReloadXML」をクリック

以上です。

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このように「orzレイアウト」を使うと、右手側が1列、右にズレます。ホームポジションを右に1列ずらして手を置くのです。人差し指から小指までの4本が、[K][L][;][:]に乗ります。それらをタイプすると、[J]K[L][;]がタイプされます(親指シフトでは[と][き][い][ん])。

こうすると、人差し指を置く[K]の真下より左寄りに[かな]キーが来るため、右シフトとして[かな]キーを打つのが非常に楽になるのです。まったく自然な位置で、タイピングを続けられます。Mac標準のキーボードで親指シフトする場合に、右手親指が内側に屈曲してしまう問題が、orzレイアウトにすることによって解消されます。すばらしい!!

副次的なメリットもあります。右手全体が1列分右に移動することで、returnキーとdeleteキーに近づくのです。ちょっと指を伸ばすだけでreturnやdeleteを打てる、あのUSキーボードの使用感をJISキーボードで得られます。

さらに、JISキーボードの元々のホームポジションでは両手が左に寄りすぎていて、左右のバランスが悪く、とくに右手がトラックパッドに大きくかぶさってしまう問題があります。orzレイアウトはついでにそれも解消してしまう。

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shioは1988年にMacを使い始めて以来、2011年に親指シフトに転向するまで一貫してUSキーボードを使ってきました。JISキーボードの欠点がorzレイアウトによって払拭され、JISキーボードでもUSキーボードの心地よさが復活。本当にありがたい。orzレイアウト、素晴らしい。

KeyRemap4MacBookの作者さん、そしてorzレイアウトを作ってくださった大東さんに感謝しています→ http://www.monochrome-photo.info/

どうもありがとうございます!!

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2013.07.29

3184-130729 MacPeople9月号に「書籍の「自炊」と著作権」掲載

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MacPeople9月号が発売されました。

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shioの連載「知的生産のMac術」は72-73ページ。タイトルは「書籍の「自炊」と著作権」。

ただし誌面ではタイトルに誤植があって、「書類の……」になっています。shioの校正不足です。まあ、そういうこともある^^

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この記事の中では、下記の2製品が登場します。

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3183-130728 【親指シフト】習得のおきて

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shioの周囲で親指シフトにトライしたいという人が増えています。

現在、大学は期末試験中。それが終ったあとの夏休みは、親指シフト習得の絶好の機会。5日〜1週間あれば、実用になりますから、その程度のまとまった日数を確保できる時期として夏休みは最適です。

諸設定は以前から書いているので、ここでは習得にあたって心得ておくべきポイントを挙げておきましょう。

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掟その1:画面(と配列表)のみを見る──絶対にキーボードを見ない

配列表はプリントしてモニターのフチに貼っておく。絶対にキーボードを見ない。もし少しでもキーボードを見てしまうなら、両手の上にタオルをかける。キーボードのキートップにかなを書くとか、かなの書かれたシールを貼るなど論外。

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掟その2:親指シフト始めたら親指シフトのみ──決してローマ字入力しない

人間が何かのスキルを身に付けるには、蓄積が必要です。繰り返し、繰り返し練習を続けるのです。それが必要な量たまったら、飛躍的に進歩します。飛躍に必要な蓄積量のことを閾値(いきち)といいます。閾値を超えるまで、ひたすら一意専心。練習あるのみです。

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掟その3:正確かつ確実にゆっくり打鍵する──速く打とうとして間違えると間違え癖がつく

1打鍵1打鍵、どんなに時間をかけて考えてもいい。どんなに配列表を見てもいい。ともかく間違えないように正確に打つ。急いてはことをしそんじる。

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掟その4:猫の手、お化けの手、ピアノの手──パームレストは「レスト(休憩)」するときのみ手首を置く

親指シフトは特にこの手の形、姿勢が大切。シフトキーを「押しながら」ではなく、文字キーとシフトキーを「同時打鍵」しやすいのがこの形。本来のタイピング姿勢。ちゃんと猫の手の形で打てるようになったら、手をパームレストにべたっと付けたままでも打てるようになりますが、最初は基本に忠実に。猫の手はタイピングの基本姿勢です。

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掟その5:必ずできると信じてゆっくり進む

ゆっくりゆっくり進んでいくと、意外と早く身に付きます。なぜなら親指シフトはキー配列自体が効率的にできているから。真ん中の段だけで約5割、真ん中と上の段合わせて約9割の日本語文を入力できますから。

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2013.07.27

3182-130727 「民法2」の期末試験問題

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7月25日に実施された「民法2」の期末試験問題を公開します。

過去問はみんなのもの!!

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成蹊大学法学部「民法II」試験問題

試験科目:民法II
担当者名:塩澤一洋
試験時間:60分
参考図書:指定六法・セレクト六法

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以下の問に答えなさい。解答にあたって必要な条文については条文の番号を必ず括弧書きで併記すること(文言の解釈が必要な場合を除き、条文そのものを引用する必要はない)。

問1 以下の説明が正しいと考える場合は「○」、正しいとは言えないと考える場合は「×」を付け、その理由を述べなさい。答案用紙の表面に各々6行ずつ番号順に記述してください。

(1) 民法は経済秩序を司るルールの体系である。

(2) 片務契約は必ず無償契約である。

(3) 土地αがAからBに売却された後にその売買契約が解除された場合、αをBから買ったCの所有権が確定的に認められるための要件は、Cのα購入が当該解除の前でも後でも共通である。

(4) 債務不履行の際、債権者がとりうる対応は複数ある。

(5) 「民法II」の講義は面白かった。

問2 危険負担の意義について説明した後、危険負担に関する民法の規定を体系的に論じなさい。その際、必ず具体例を用いること。答案用紙の裏面に記述してください。

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3181-130726 「民法1A」の期末試験問題

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いつものように、7月25日に実施した「民法1A」の前期末試験問題を公開します。

過去問はみんなのもの^^

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成蹊大学法学部「民法IA」試験問題

試験科目:民法IA
担当者名:塩澤一洋
試験時間:60分
参考図書:指定六法・セレクト六法

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以下の問いに答えなさい。解答にあたって論拠となる条文については、必ずその番号をカッコ書きで併記すること。なお、特定の文言の解釈に言及する場合を除き、条文自体を引用する必要はない。

問1 以下の説明が正しいと考える場合は「○」、正しいとは言えないと考える場合は「×」を付け、いずれの場合もその理由を5行以内で述べてください。答案用紙の表面に、問題順に記述してください。

(1) 民法は経済秩序の基本的なルールを規定している。

(2) 民法も法であるから、すべての規定(条文)を守って行動し生活する必要がある。

(3) 契約によって債務が発生するのは、民法の各規定の法律効果である。

(4) 成立するが効力がないという契約もあり得る。

(5) 詐欺による意思表示が原則として無効とされるのは、詐欺された表意者を保護するためである。

(6) 「民法1A」の講義は面白かった。

問2 無権代理とは何か。代理の構造や意義を説明したうえで、無権代理がなされた場合に関係者がとりうる対応について、図も用いて具体的に説明しなさい。答案用紙の裏面に記述してください。

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2013.07.26

3180-130725 MacBook Air 11インチを開封してから使うまで

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MacBook Air 11インチ(MBA11)を開封してから使うまで。

素のまま使い始めるか、既存のMacから情報転送するか。考えた結果、今回はMacBook Pro Retina 13インチ(MBPR13)から情報転送することにしました。

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1台のMacから別のMacに、100%、中身を転送することができます。インストールしてあるソフトウェアは当然として、それらの諸設定、自分が作った書類や写真などのデータ、パスワードなど、すべて。

だから、新しいMacを買ってきたら、いままで使っていたMacから情報転送するだけで、従来の環境を完全にそのまま新しいMacに引き継げます。ハードウェアだけ新しくなって、中身は丸々継続。

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今回、その作業で行った操作を記録しました。ご参考まで。

  1. MBA11を箱から出す。
  2. MBA11に電源ケーブルをつなぐ。
  3. MBA11の電源ボタンを押す。12秒ほどでMBA11が起動する。
  4. 言語を選ぶ画面が出るので、好みの言語を選択する。今回は「主に日本語を使用する」を選択。
  5. 「ようこそ」の画面で「日本」を選んだまま「続ける」
  6. 「キーボード入力環境を選択」で「ことえり」を選んだまま「続ける」
  7. 「Wi-Fiネットワークを選択」で既存のWi-Fiネットワークを選択し、パスワードを入力。
  8. 「このMacに情報を転送」で「別のMacから」を選択し「続ける」
  9. MBPR13の「ユーティリティ」フォルダにある「移行アシスタント」を起動する。
  10. 「Macへ」を選択して「続ける」。MBPR13のパスワードを入力。
  11. 「ほかのアプリケーションを終了」で「続ける」
  12. Ethernetケーブル、Wi-Fiネットワーク、あるいはThunderboltケーブルでMBPR13とMBA11を接続。今回は最も速いThunderboltケーブルを選択。
  13. MBA11の「ソースを選択」にMBPR13が現れたら、それを選択し、「続ける」
  14. MBPR13とMBA11の画面に表示されたパスコードが共通であることを確認し、MBPR13で「続ける」
  15. MBA11の「情報を転送」の画面で、転送したい項目(通常はすべての項目)にチェックを入れて、「続ける」
  16. MBA11に「情報を転送中」と表示されたら、転送が開始されているので、表示されている残り時間、待つ。
  17. 100GBでだいたい「残り2時間」と表示される。→食事に行く。
  18. 2時間で終了。
  19. 後は指示に従って、時間帯(日本時間)と時刻(自動的に設定される)を設定すると完了。

以上です。

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これで、MBPR13の中身がすべてMBA11に転送されました。最後にMBPR13を使ったときのままの状態がMBA11に再現され、仕事を継続できます。もちろん、MBPR13も従来通り、使い続けられます。

楽です。

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2013.07.24

3179-130724 「9時間使える1kg」MacBookAir11インチを導入

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悩みに悩んだ末、MacBook Air 11インチを購入しました。

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構成は下記の通り。

  • 1.3GHzデュアルコアIntel Core i5(Turbo Boost使用時最大2.6GHz)
  • 8GB 1,600MHz LPDDR3 SDRAM
  • 512GBのフラッシュストレージ
  • バックライトキーボード (JIS) + 製品マニュアル(日本語)
  • アクセサリキット

CPUは標準のまま、メモリとフラッシュストレージを倍(max)にしました。

バッテリー持続時間重視のため、CPUは高速なCore i7に変更しませんでした。SDカードスロットはついていないので、写真は扱わない。テキスト入力に特化します。

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2年前の2011年、親指シフト用にと当時のMacBook Air 11インチを購入。しかし残念ながら親指シフトしにくかったので、家族に譲りました。

今年の3月に親指シフトの右手を1列右にずらす「orzレイアウト」を導入して以来、Macの標準キーボードでの親指シフトが至極快適です。そこですでに親指シフトとorzレイアウトを使っているロースクール卒業生のMacBook Air 11インチを借りて、長時間にわたって親指シフトで試し打ちさせてもらったところ、非orzレイアウト時代の違和感は解消されていることを確認。納得しての購入です。

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「一般的なMac」(MacBook Air 13インチ、MacBook Pro、iMacに付属するワイヤレスJISキーボードなど、MacBook Air 11インチ以外のすべての現行Mac)のキーボードはすべてサイズが共通。MacBook Air 11インチも、基本的にはそれと同じで、幅もキーピッチも「一般的なMac」と同じだし、文字キー部分のサイズも同じ。

でもMacBook Air 11インチは、最上段(escキーやファンクションキーのある段)と最下段(スペースキーのある段)だけ奥行きが短いです。最上段は普段は使わないので問題とならない。手が大きいshioにとって問題だったのは最下段。

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「一般的なMac」のキーボードは、文字キーの奥行きが約1cm。最下段だけ1.3cmあります。しかしMacBook Air 11インチは、文字キーは1cmですが、最下段も文字キーと同じ1cmなのです。この3mmの差がshioの手には結構大きな相違。とくに親指シフトするときには親指で「かな」キーを頻繁に打つので、意識していないと空振りしてしまうことがありました。

でもorzレイアウト(右手のホームポジションを1列右にずらしたレイアウト)ならその心配がないことを、上述のように確認した次第。これなら長時間親指シフトし続けても、大丈夫。安心して購入できます。

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MacBook Air 11インチの利点は軽さとバッテリー持続時間。

まず重量比較。

  • MacBook Pro Retina 15インチ:2020g
  • MacBook Pro Retina 13インチ:1620g
  • MacBook Air 11インチ:1080g

それぞれに付属しているACアダプターの重量比較。

  • ACアダプター・85W(MBPR15に付属):293g
  • ACアダプター・60W(MBPR13に付属):228g
  • ACアダプター・45W(MBAに付属):177g

それぞれACアダプターの重量を足すと……

  • MacBook Pro Retina 15インチ+85W:2313g
  • MacBook Pro Retina 13インチ+60W:1848g
  • MacBook Air 11インチ+45W:1257g

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実際には、MacBook Air 11インチはACアダプターを持ち歩く必要がないので、MacBook Air 11インチ単体と他の2モデルとでは、持ち歩く際の重量差はもっと大きい。

  • MacBook Air 11インチとMacBook Pro Retina 15インチ+85Wとの差:1233g
  • MacBook Air 11インチとMacBook Pro Retina 13インチ+60Wとの差:768g

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さらに、shioの場合、親指シフトしやすいPFUのキーボード「HHKB Professional JP」を持ち歩くこともある。外出先でたくさん文字入力する場合、Macをデスクやテーブルに置き、HHKB Professional JPをモモに置いて、楽チン姿勢でタイピングできます。もちろん、視点は画面のみ。テーブルの下にあるキーボードを見ることは一切ありません。

「HHKB Professional JP」→ http://www.pfu.fujitsu.com/hhkeyboard/hhkbprojp/spec.html

そこで、HHKB Professional JPの重量を足すと……

  • HHKB Professional JP:520g
  • HHKB Professional JP+MacBook Air 11インチ:1600g

なんと、MacBook Pro Retina 13 inch単体(1620g)よりも軽い。実際にはHHKB Professional JPをMacにつなぐための短いUSBケーブルが必要ですので、ほぼ同程度の重量。

バッテリーは9時間もつ。重量は1kg。

最高のモバイル環境です!!

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3178-130723 岩波の六法がディスコン!!(涙)

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なんとなんと、学生の頃から20年にわたって愛用してきた岩波の六法(法令集)が、現行の2013年版を最後に刊行終了とのこと。

「六法の刊行終了にあたって」→ http://www.iwanami.co.jp/topics/index_k.html

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悲しすぎます。来年からどうしよう。。。

六法は各社から出版されていますが、岩波がshio的ベストです。

  • 紙の質が好き
  • 文字組がきれい
  • フォントがきれい
  • 紙が薄くて強いから同じページ数だと薄くできる
  • 各条文に法令固有の見出しがついていない憲法や法令に編集者が便宜上の見出しをつけた場合、きちんと条文の右隣の行にその見出しを記載してある(他社の六法では各条文の条文番号と条文本文の間に挿入されているため、初学者が間違って読んだり、解釈の参考にしてしまう)。

そんな理由で、他社の六法は使いたくない。来年度から学生に勧める六法がなくなってしまいました。どうしよう。。。

すでに多摩美やSFCの講義では、デジタル版で条文を見ることを認めています。でもそれは法学部ではないから。デジタルで条文を読むと、必要な条文にダイレクトに飛ぶことができる反面、それが当該法令の中のどのような位置にあるのかを物理的に把握する機会を失います。各法令は、1条から最後の条文(民法だったら1044条)まで全体としてひとつの価値観を描いている構造体ですから、その中の個々の条文を読むとき、それが全体の中のどのような位置にあるのかを把握することが必須なのです。だから法学部の学生には、冊子体の六法を使ってほしい。

あきらめて有斐閣を使うか、三省堂に期待するか。

すでに編集が始まっているであろう2014年版が公刊されてから、また考えることにします。

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2013.07.21

3177-130722 シグマ「30mm F1.4 DC HSM」でポートレイト

SDIM7173 - バージョン 3

卒業生が、学位記(卒業証書)を取りにきました。

突然だったのですが、運良く研究室にはシグマ「30mm F1.4 DC HSM」を付けたSD1があったので、廊下で撮影。

「30mm F1.4 DC HSM」→ http://www.sigma-photo.co.jp/lens/standard/30_14_A013/

ご卒業、おめでとうございます!!

ますますステキな人生を!!

下の虹はシグマDP3 Merrill。

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3176-130721 インドスパイス「ムンタージ」

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ジュラシック・パークっぽい^^

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成蹊大学から五日市街道を西(三鷹方面)に5分ほど歩いたインド料理屋さん「ムンタージ」が、1軒隣に移転して新装開店。

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店名は「インド・スパイス・ムンタージ」と、ちょっとだけ変更。これで、吉祥寺エリアにある同名の別店舗と混同されにくくなると思います。

相変わらずおいしい。

とくにディナーの「ビリヤニ」(パエリアのようなもの)は絶品!!

(ここに載せた写真はすべてランチ。カレー、ライス、サラダ、飲み物で790円です。ナーンだと890円)

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3175-130720 多摩美に電車で

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移動は基本的にクルマ。でも、先週、多摩美術大学まで電車とバスで行ったところ、多摩美の手前で美しい景色に出逢い、車窓越しにiPhone5で撮影。

それが下の写真。汚れた窓越しだったので、かなり味のある写真になっています。

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1週間後の7月19日、とてもいいお天気。

なので、同じ景色をGRで撮影したいと思い、また電車で行くことにしました。

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小中高校の12年間通学に使った京王線は大好きな路線。明大前から橋本まで直通の区間急行で行っても46分かかる。千歳烏山で座れたので、ほとんどの時間、Macで仕事できました。

橋本から多摩美行きのバスに乗り、例の停留所で降りてGRで撮影。

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時間まで周辺でお写んぽしてから多摩美に出勤。

豊かな朝です。

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2013.07.20

3174-130719 【GR】縦位置でも自分撮り。そしてiPhoneでも

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相変わらず「自撮り(自分撮り)」の質問をいただくので、もう一枚。

GRで自分撮りは、縦位置でも可能です。

ホールディングは横位置のときと同じ。それを単に右に90度回して、縦位置にするだけ。目の前のPETボトルをつかむのと同じ要領でGRをガシッとつかむ。

あとはそのままレンズをきっちり自分に向けて、親指で半押ししてピントを合わせたら、適宜、フレイミングし、親指でシャッターボタンを押し込むだけ。

大切なポイントはスマイルです^^

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ちなみにiPhone5でも「自撮り」をよくします。そのときshioは前面カメラを使いません。通常と撮影と同じく背面カメラを使います。その方が画質がいいから。

iPhone5を裏返しに(背面カメラを自分に向けて)親指と中指で持って、人差し指で画面上のシャッターボタンを押しています。ボタンの位置は見えませんので目測で。

上の写真(スーツでビブラムファイブフィンガーズ)も下の写真(短パンでビブラムファイブフィンガーズ)も、その方法を使ってiPhone5で「自撮り」したものです。

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裏返して画面上のシャッターボタンを押すのは難しいという人は、iPhone5側面にあるボリュームボタンをシャッターボタンとして使うと楽に撮影できます。

でも、物理的なボタンを押すのはブレやすいので注意が必要です。

下の写真は、ボリュームボタンを押して撮影したサンプルです^^

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3173-130718 二千円札10枚ゲット!!

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だ〜〜い好きな二千円札。

  • ピンクがきれいで断然美しい。
  • 他の硬貨も紙幣もすべて奇数の「1」か「5」単位。でも偶数の「2」単位の方が扱いやすいし計算しやすい。
  • 紙の肌触りがやさしい
  • 大切なので、無駄遣いしない(はず)

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お目にかかれなくなって久しい。寂しいなぁという話をしていたら、「銀行にはたくさん備蓄がありますよ」と元銀行員からの情報。

さっそく、大学近くの「たましん」に行ってみました。

なんだかアットホームな店内に入ると用向きを聞かれたので「二千円札、ありますか?」と質問。

すると、カウンターの内側の行員さんたちからどよめきが^^

「新札でなくてもよろしければございます」とのことなので、「ぜひ、両替してください」とお願いし、書類を書いて2万円渡し、ほどなく10枚の二千円札、それも新札をいただきました。

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すばらしい!!

大喜びで「ありがとうございます。また来ま〜す。」と言いながら、たましんを後にしました。

これからは、手元の現金は原則としてここに来て、二千円札に両替していただくことにします。

shioは略して「二セ札」と呼んでます^^

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3172-130717 iPhone5用の短いUSBケーブル

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「iPhone5の短い充電ケーブルがあったらいいのに」と友人が言っていたので、shioが以前から使っている方法を見せます。

アップルが販売している「Lightning - Micro USBアダプタ」を使います。

「Lightning - Micro USBアダプタ」→ http://store.apple.com/jp/product/MD820ZM/A/lightning-micro-usbアダプタ

これを、USBとMicro-USBの短いケーブルに接続。

iPhone5をMacに接続する時はそのまま使う(iPhone5でテザリングするときなど)。

Micro-USB接続の機器(e-mobileのモバイルルーターなど)をMacにつなぐ時は、「Lightning - Micro USBアダプタ」をはずせばいい。はずした「Lightning - Micro USBアダプタ」をその辺に置いておくとなくしてしまうので、iPhone5のお尻に挿しておきます(^_^)

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3171-130716 正面に座っている人のMacの画面を自分でも見るために

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データベース系WebサイトのUI設計について、shio研究室にて議論するふたり。

shioもその画面を見たいけど、自分の位置からは見えない。

そこで、iPad miniで「カメラ」アプリを起動し、その画面を「Reflector」を起動した手前のMacBook Pro Retina 15 inchで映すことにしました。

iPad miniのホームボタンを2度押しして、アプリの列を右にスワイプし、AirPlayボタンからMacBook Pro Retina 15 inchを選択して「ミラーリング」を開始。するとiPad miniの画面がMacで表示されます。

そのiPad miniを奥の書棚に置けば、彼らが見ている画面を後ろからshioのMacに映して、議論に参加できます。

下の写真の中央上方に写っているiPad miniがそれです。

文字まできちんと判読できる程度の解像度があるし、鏡に映すのと異なり、左右が正しく見えるから、「その右のボタンの……」などという指摘を間違えずにできる。

iPad miniとMacの連携、すばらしい!!

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3170-130715 赤福いただきました

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関西のお土産で「赤福」をいただきました!! おいしい!!

そして「赤いきつね」の関西版も。

ぜひ、これを東京でも売っていただきたい。

shio的には、それでもスープが濃かった。

スープの素を半分くらいにしたらちょうど「関西」イメージの薄味になりそう。

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3169-130714 竹爐山房でお食事会

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40名ほどでお食事会。

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吉祥寺の「竹爐山房」→ http://www.chikurosanbou.com

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デザートがおいしかった!! 甘いものは食べない、という人の分まで3つ、いただきました^^

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そのあと場所を移してさらに議論。shio的には珍しく、2時過ぎに解散するまでみなさんとご一緒しました。

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2013.07.19

3168-130713 【GR】飯忍さんの1年記念会で自分撮り

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昨年8月13日に亡くなった飯 忍さんの1年記念会。

「2832-120813 飯 忍さん、ありがとう」→ http://shiology.com/shiology/2012/08/2832-120813-62b.html

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最近、FacebookにGRで撮影した自分撮り写真を掲載することが多くなったためか、shioと会う方がすでにshioの自分撮りをご存知。

「自分撮りしてみせて!!」とおっしゃることが増えました。

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よろこんで、ご一緒に写ります、撮影します。

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周囲の人が「撮りましょうか」と申し出てくださる。

「どうもありがとうございます。自分で撮ることに意味があるのです」とお断りするのが申し訳ない。でも自分撮りした写真をご覧に入れると面白がってくださるので、また会話が広がるのです。

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3167-130712 【GR】が自分撮り向きに進化していたことに気づいた

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初代GR DIGITALのころから「自分撮り」をしてきました。

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旅行に行ったときとか、ひとりで背景とともに撮れる。便利です。

歪曲のない広角レンズのついたGRだからできること。

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このくらいの人数なら集合写真も余裕です。

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GR DIGITALから数えること5世代目の「GR」になって、GR DIGITAL 4までよりひとつ進化していることに気づきました。

カメラを上下逆さに持って撮影しても、その写真をカメラのモニターで見ると、正しい向きに再生されるということ。

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GR DIGITAL 4までは、上下逆に再生されていたのです。

GRで自分撮りしたとき、最初、気づきませんでした。

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写真のセミナーで自分撮りを教えたとき、他の方々が持っているGR DIGITAL 4でやると上下が逆になるのを見て、思い出しました。「そういえば、以前(のモデル)は逆だった」と。

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自分撮りするとき、GRのホールディングはこんな感じです。

その他、自分撮りのフォームはこちらに書きました。

「3150-130626 【GR】自分一人で自分撮り」→ http://shiology.com/shiology/2013/06/3150-130626-gr-.html

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2013.07.15

3166-130711 BlackRapid「Yeti」が届いた

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一眼レフのストラップはすべて外して「BlackRapid」のみを使っています。

「BlackRapid」→ http://jp.blackrapid.com

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いくつかのモデルを持っていますが、すごい新製品「Yeti」が出たので早速注文し、届きました。

「Yeti」→ http://jp.blackrapid.com/product/camera-strap/yeti/

ワンショルダーで左右に2台のカメラを提げることができます。ストラップを外せば、1台用にもなる。つまりカメラが1台のときも2台のときも、Yeti1本で対応できるということ。これは重宝!!

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想定されるshio的組み合わせはこんな感じ。

  • 左にキヤノンEOS 6D、右にリコーGR
  • 左にシグマDP3 Merrill、右にリコーGR
  • 左にシグマDP3 Merrill、右にシグマDP1 Merrill
  • 左にシグマSD1、右にキヤノンEOS6D

レンズはシグマの明るい三兄弟、35mmF1.4、50mmF1.4、85mmF1.4がメイン。必要に応じてマクロも使う。感覚的には、左が狭角(望遠)、右が広角。

ああ、使い方を考えているだけでも楽しい^^

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3165-130710 シグマ「30mm F1.4 DC HSM」が軽快!!

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レンズはシグマ。とくに明るい(F値の小さい)レンズはシグマ製ばかり使っています。

「30mm F1.4 DC HSM」が発売されたので早速使用開始→ http://www.sigma-photo.co.jp/lens/standard/30_14_A013/

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シグマ用、ニコン用、キヤノン用、それぞれAPS-Cサイズセンサー専用。

F1.4という明るいレンズでありながら、コンパクトな仕上がり。シグマ用、ニコン用は45mm相当、キヤノン用は48mm相当となる、いわゆる「標準」の画角より若干広めで使いやすい。

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シグマ用をSD1に装着してオートフォーカスして「おお!!」

AF駆動音がしない。でもちゃんと合焦しています。MFモードにしたままだったかと思ったくらい、AF作動が静か。屋外でAFしても、その音は全く聞こえないくらい、静か。振動もない。そして速い。だから、そのボディのコンパクトさと相まって、非常に軽快です。

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すばらしい!!

レンズが小さいため、相手に対する威圧感も軽減されて一挙両得。

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ここに載せたポートレイトは、レストランで隣のテーブルに座った初対面のお二人をその場で撮影させていただいたもの。

現像する際、以前書いた美肌パラメーターを使っています。

「3014-130210 シグマのカメラで撮影した女性ポートレイトの肌をきれいに見せる方法」→ http://shiology.com/shiology/2013/02/3014-130210-612.html

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2013.07.10

3164-130709 「構図」より「原点描写」

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メイルで下記のご質問をいただきました。

shio様、

いつもブログを拝見させていただいております。

その写真の美しさ、構図のすばらしさなど、感服しております。特にshio様の料理写真の美しさに憧れているのですが、構図はどのように決めておられるのでしょうか?

また店内でのWBの決め方など、教えていただけないでしょうか?。

よかったらお時間のあるときにでもブログの中に記載していただけたらうれしいです。ぶしつけなお願いで恐縮ですが、ご検討いただけたらとおもいます。私はキヤノンのS95とニコンD800を使用しております。お店ではもっぱらS95です。

よろしくお願い致します。

<本名>

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まず構図。

shioは「構図」という考え方をしません。shioが写すすべての写真のすべての被写体に対して、考え方は共通。「構図」という発想ではなく「点」を写します。shioはこれを「原点描写」と呼んでいます。

すべての被写体には「目」があります。「瞳」があります。人物だけでなく、料理でも、風景でも、すべてに「瞳」がある。被写体の中の「瞳」とは、最高に輝いている点。その「瞳」を写すことによって、写真の中ではそこが「原点」となります。「瞳」にフォーカスし、その「瞳」を写真のど真ん中、またはその周辺に置いてシャッターを切る。それがshioの写真表現です。

したがって「構図」という「枠」とか「配置」にとらわれる発想は一切ありません。絵を外側から内向きに考えるのではなく、物事の核心から外向きに捉えるのです。収束ではなく発散です。それは写真に限らず、法解釈まで含めて、shioのすべての思考において共通です。

また、被写体をど真ん中に置くことは「日の丸構図」と呼ばれて敬遠されがちですが、shioが料理などを撮影する場合は写したい「原点」をど真ん中に置くことが多いです。最も輝いている原点ですから、ど真ん中に置くべき。

ひとつ前のエントリーに掲載したお料理の写真4枚はすべてその原点をど真ん中に置いています。→ http://shiology.com/shiology/2013/07/3163-130708-gr-.html

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さて、その「原点」をど真ん中に置くとしても、その写し方は無限にあります。原点を中心とする360度、球形の諸点。選択可能な撮影位置は無限。さらに原点からの距離もいろいろ。そのうちのどこから写すか。

被写体の「顔」に正対する位置から写します。真正面から写すのです。

そしてどのような被写体にも(人物以外でも)、瞳があって顔があって体がある。eyeがあってfaceがあってbodyがある。「瞳」を原点として「顔」や「体」をどこまで入れるか、肩まで入れるか、バストアップか、腰までか、といった写したい範囲によって撮影する距離を定めます。

これがshioの撮影方法。構図という二次元ではなく、被写体の「瞳」を原点とする三次元で考えているのです。

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次にホワイトバランス。

基本的にオートです。GRの場合、晴天の屋外では「屋外」を選択し、それ以外は常時「マルチパターンAUTO」です。たまーに「白熱灯1」を使うこともありますが、だいたい「マルチパターンAUTO」で大丈夫。

以上、お答えになっていますでしょうか。ご参考になれば幸いです。

なおいつものとおり、写真と本文は無関係です^^

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2013.07.08

3163-130708 GRのファイル番号を修正

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現在、GRの積算撮影枚数は5,090枚。

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先日、誰かに貸した後、戻ってきたGRの撮影枚数がリセットされていました。

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無事にその時点の積算撮影枚数4815枚に復帰したのでその方法を書いておきます。

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  1. GRの「カードNo.連続」をoffにして1枚撮影。
  2. SDカード内のその写真のファイル番号をMacで「GR004815.DNG」と「GR004815.JPG」に変更。
  3. カードをGRに戻し「カードNo.連続」をonにして初期化。

以上です。

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なお以前のカメラでは下記の手順で行っていました。

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このようにGXRやGR DIGITAL 3では、ファイル番号を変更しただけで撮影を続ければそのまま番号が継続されていました。しかしGRでは、ファイル番号を変更したファイルの入ったSDカードをGRで初期化する必要があります(初期化せずに撮影を続けたら以前の番号に戻ってしまいました)。複数のSDカードを使いまわすときでもGR側に記憶された番号で継続されるGRの方式の方が優れています。こういう細かいところも改良されていてすばらしいです。

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写真は西麻布のレストラン「Kitchen TRON」のランチをGRで撮影したもの→ http://kitchentron.jp

なお、そのサイトで使われている写真の一部はshioが撮影したものです。機材はキヤノン「EOS 6D」+シグマ「35mm F1.4 DG HSM

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3162-130707 Su-Pen真鍮無垢モデル、気に入った

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ミニペン先専用のSu-Penを買いました。

「ミニペン先専用Su-Pen(Su-Pen P201S-MS)」→ http://product.metamoji.com/su-pen/mini/

真鍮製で、いいにおい。

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長さは以前からのモデルの中間。

必要充分なサイズです。クリップが付いているので、常時ポケットにさしています。Note Anytimeを使うときは必ずSu-Penで書くし、iPhone5もiPad miniもSu-Penでフリック入力するのが好きなので、必需品です。

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2013.07.07

3160-130706 写真の背景をボカす4つの方法

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本日、写真セミナー中に質問を受けました。

「どうやったら背景をボカした写真を撮れるのですか?」

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方法は4つあります。

  1. 被写体に近づく(あるいは被写体をカメラに近づける)。カメラから被写体までの距離と、被写体から背景までの距離との対比で、後者の方が長ければ長いほど、背景はボケます。つまり、ピントを合わせる被写体には近づき、被写体と背景とが離れていればいるほど、背景はボケるのです。
  2. 焦点距離の長い(=画角の狭い=mmの数字の大きい)レンズを使う。ズームレンズならズームの望遠側(mmの数字の大きい側)を使う。mmの数値が大きければ大きいほど、背景はボケます。
  3. 絞りを開ける(F値を小さくする)。レンズ固有のF値よりは小さくできませんので、よりボカしたければF値の小さいレンズを使う。F値が小さいほど背景はボケます。
  4. センサーサイズの大きいカメラを使う。センサーサイズが大きければ大きいほど背景はボケます。

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実際は、上記4つの組み合わせです。

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そこでshioはどうするか。

  1. の理由で、レンズやレンズ付きのカメラを買うときは、「最短撮影距離」が短いものを選択します。できるだけ被写体に寄れるものを使いたいのです。また例えば人物を撮影するときは、人物にはできるだけカメラに近づいてもらい、背景と離します。
  2. に関しては、画角の広狭は作画に大きく影響しますから、背景をボカしたいかどうか、という観点で選ぶものではありません。
  3. の理由で、できるだけF値の小さいレンズを使います。F値の小さいレンズを絞って(F値を大きくして)使うことはできますが、レンズのF値以下に絞りを開けることは不可能だからです。基本的にshioが使っているレンズはF2.8以下。特に一眼レフで常用しているレンズはすべてF1.4です。シグマ製の35mmF1.4、50mmF1.4、85mmF1.4が常用レンズ。以前、キヤノンの50mmF1.2というレンズを使っていた時期もありますが、選択肢の多い一般的なレンズで最も小さいF値はF1.4です。
  4. の理由で、背景をボカした写真を撮影したいときはキヤノンEOS 6DまたはEOS 5D Mark IIを使います。センサーサイズが35mmフィルムと同サイズ(俗にいう「フルサイズ」)だからです(それより大きいペンタックス645Dがありますが残念ながらshioは所有していません)。それらの一眼レフカメラはポケットに入らないので、普段、常時携行するカメラはリコー「GR」。センサーサイズは多くの一眼レフカメラや一眼カメラと同じ、APS-Cサイズです。フルサイズより一回り小さいですが、多くのコンパクトカメラよりははるかに大きいので、背景をボカした写真を撮影できます。

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背景をぼかした写真を写したいshioは、カメラの設定や撮影時に上記1.〜4.を勘案します。リコー「GR」の場合、できるかぎり絞り開放のF2.8で撮影し続けられるように、下記のように設定しています。

  • 【撮影モード】Av
  • 【絞り】F2.8
  • 【ISO感度】「AUTO-HI」
  • 【Mモード ワンプッシュ動作】絞り優先
  • 【ISO AUTO-HI設定】8000, 1/60- 絞り自動シフトはON
  • 【NDフィルター設定】AUTO
  • 【フォーカス】ピンポイントAF。背景をぼかすためにはいつでも「点」にピントを合わせます。

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その他の設定は下記をご参照ください。

「3117-130524 「GR」発売記念。shio流設定大公開」→ http://shiology.com/shiology/2013/05/3117-130524-grs.html

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3159-130705 Note Anytimeが1.4.1にアップデイト

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iPad miniで最も頻繁に使っているアプリ「Note Anytime」がバージョン1.4.1にアップデイトされました。

「Note Anytime」→ http://product.metamoji.com/ja/anytime/

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進歩したのは下記の諸点。

<操作性の向上>

  • スタイラスペンでのスクロールや拡大/縮小の操作性を向上する「ワンタップスクローラー」を搭載
  • 手を画面に付けたまま書ける「オートリストガード」機能を搭載
  • ビューモード時に、エディタ画面の左端/右端のタップで、ページ切り替えが可能に
  • ジャンプ機能も同様の表示切り替えが可能
  • 「Evernoteに送る」「Dropboxに送る」メニューの新設
  • ペンの追随性の向上
  • ポジションマップの出現頻度を抑制

<テキスト変換・テキスト操作の改善>

  • 手書き変換アドオン「mazec」の変換が13言語(12言語パック)に対応
  • テキストモード時のホバーセレクターに、テキスト操作メニューを呼び出すボタンを追加
  • 任意の位置にテキストユニットを作成できるよう、ロングタップで[テキストの追加]メニューを表示

<キャビネットの改善>

  • キャビネット切り替え時や、ノート保存時の表示を高速化
  • デジタルキャビネットへのアップロード/ダウンロード時の通信を高速化

<その他>

  • アプリアイコンとスプラッシュのデザインを一新
  • 操作手順を解説- 練習するノート「スタートガイド」を提供
  • その他、多数を改善

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まず、アイコンがシンプルになってきれいです。

そして「スタートガイド」が素晴らしい。はじめてNote Anytimeを開いた人も、簡単な練習をしながら一通りの操作をマスターできます。

shioがもっともありがたいのは、ペンの追従性の向上。そして「オートリストガード」の恩恵も大きいです。

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一方、「ワンタップスクローラー」と「ズームスライダー」はNote Anytimeの初心者にとって、大変便利な機能です。スタイラスペンだけで画面の移動から拡大・縮小まで、すべて操作できますから、その操作性の向上は大きいと思います。

しかしshioの場合、Note Anytimeを使うとき、ほぼ常にSu-Pen(スタイラスペン)を持っていますので、Su-Penを右手(利き手)に持ったまま、2本指、3本指、4本指、そして5本指でiPadを操作することに慣れています。2本指は画面の移動やピンチイン・アウトによる画面の縮小、拡大。3本指は(iPadの設定で「一般」→「アクセシビリティ」→「ズーム機能」をONにして)画面の移動、拡大縮小、拡大率の調整、4本指は画面を上下にドラッグしてアプリの切り替え、5本指はピンチインでアプリを閉じるときに使います。

したがってshioは今のところ、今回搭載された「ワンタップスクローラー」と「ズームスライダー」の必要性を感じていません。指で操作した方が楽だし早い。とくに縮小・拡大は、「ズームスライダー」を使うより、2本指でピンチイン・アウトする方が圧倒的にいい。Note Anytimeの画面をそのままプロジェクターに投影して講義やセミナーをしている際、ねらった部分をピシッと拡大して見せたり、スッと全体を表示したりするには、2本指操作の方が確実だからです。

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このNote Anytime、2013年度前期(春学期)までは、多摩美術大学の講義と各所で行う講演やセミナーで使ってきました。そろそろノウハウが蓄積されましたので、2013年度後期(秋学期)からは、成蹊大学と慶應義塾大学でshioが担当する全講義で利用することにします。Wi-Fiとプロジェクターがあれば、MacとiPad・iPad miniで運用できますので。

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3158-130704 デュアルHHKB Pro JPを「への字」に

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研究室のMacは、キーボードがデュアル。PFUの「HHKB Professional JP」2台を左右に置いて、各々左手と右手でタイプします。キーボード部分にズームインしたのが下の写真。

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キートッブに刻印のない黒いキーが使うキー。刻印のある白いキーは基本的には使わないキー。

ふと思い立って、2台のキーボードを「へ」の字型に曲げて設置してみたら、手首が楽。そこで、キーボードの下に敷いているゴムマットも切断して、左右に分けることにしました。

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ダーレーの断裁機で切断。ダーレーの断裁機は、切れたのか切れてないのかわからないほど軽いチカラでスッと切れます。すばらしい!!

「2927-121115 自炊裁断機200DX」→ http://shiology.com/shiology/2012/11/2927-121115-200.html

ホームポジションに手を置いたときに、人差し指から小指までが自然にキーに乗り、楽になりました。しばらくこれでタイピングを続けてみます。

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2013.07.06

3157-130703 「ScanSnap アンバサダー」を拝命しました

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shioの仕事と生活に、PFUの「ScanSnap」は必需品。Mac版のドライバがリリースされた2004年からずっと使っています。

「136:040815 スキャンスナップ(ScanSnap)はスバラシイ!!」→ http://shiology.com/shiology/2004/08/136040815_scans.html

いままで4台購入しました(購入順)。

  1. 「ScanSnap FI-5110EOX」→ http://scansnap.fujitsu.com/jp/archive/5110eox/
  2. 「ScanSnap S300M」(自宅)→ http://scansnap.fujitsu.com/jp/archive/s300m/
  3. 「ScanSnap S1500M」(研究室サブ・下の写真右端)→ http://scansnap.fujitsu.com/jp/archive/s1500m/
  4. 「ScanSnap iX500」(研究室メイン・下の写真左端)→ http://scansnap.fujitsu.com/jp/product/ix500/

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2005年8月から2007年7月まで、スタンフォード大学のロースクールに客員研究員として赴いたときも、「ScanSnap FI-5110EOX」を持参。膨大な量の資料はすべてスキャンしたおかげで、帰国するとき、紙の束を持ち帰る必要がありませんでした。

現在のメインは「ScanSnap iX500」。毎分25枚、50ページの高速で表裏両面を同時にスキャンし、即時にOCR(文字認識)してくれる優れものです。MacPeople8月号(発売中)に掲載されているshioの連載(72-73ページ)では、ScanSnap iX500を使って書式書類に書き込む手順を書いています。

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そんなScanSnapフリークのshioは先日、「ScanSnapアンバサダー」を拝命しました→ http://www.pfu.fujitsu.com/imaging/ambassador/

もとよりこのshiologyは、shioが気に入ったものを「すばらしい!!」と言いたくて書いています。好きなことを書きたいしお金儲け目的ではないのでアフィリエイトはしない。またMacPeopleなどのコラムも「shio流」を紹介するために書いています。なので、「アンバサダー」を仰せつかるはるか以前から、ScanSnapがどんなにすばらしくて重宝か、たびたび書いてきました。shioの周囲では、職場の各部署とか、学生たち、卒業生たちにも、ScanSnap愛用者が増えています。

「アンバサダー」に推挙していただいたのは、そのような経緯をお認めいただいたからなのだろうと素直に喜んでおります。これからも、いままでと変わらず、shioのスタンスで、「すばらしい!!」を伝え続けたいと存じます。また、PFUさんに対しても、製品をもっともっとよくするための願いを伝えて参ります。「アンバサダー(=大使)」の役割って双方向ですからね。

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そのScanSnapの革新的新製品が「ScanSnap SV600」→ http://scansnap.fujitsu.com/jp/product/sv600/

7月12日発売です。それに先立って7月2日、「ScanSnap 「ScanSnap SV600」タッチ&トライ Meeting」というイベントがあり、shioも参加させていただきました。→ https://fansfans.jp/campaigns/detail/1163

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これ、本当にすばらしい!! スキャナの革命です。(図書館には同様の仕組みのスキャナがあるけど、価格もサイズも性能も桁違い)

  • shioの最優先用途は自筆ノートの電子化。特に、何年にもわたってたくさんの「測量野帳」(コクヨ・セ-Y3・スケッチブック)に描いてきた思考の足跡を、とうとう電子化できるときがやってきた。ノートを断裁せずに電子化し、Evernoteを経由してiPadで持ち歩ける。ありがたい。
  • 測量野帳のように綴じてあるノートが好きなshioですが、従来のドキュメントスキャナでスキャンすることを考えると、ルーズリーフに書かざるをえませんでした。だから「ルーズリーフ+ルーズリング」を使ってきました。でももうスキャン目的だけのためのルーズリーフはいらない。「ScanSnap SV600」なら、普通のノートを開いて上からスキャンできる。だから自分の好きなノートを使える。糸綴じノートの復権。すばらしい。
  • shioは10年以上、スケジュールはMac/iPhone/iPadオンリーですが、紙のスケジュール帳派な人も「ScanSnap SV600」なら、パッとスキャンしてEvernote経由でMac/iPhone/iPadなどで見られる。紙と電子の掛け橋。すばらしい。
  • 書籍や雑誌の数ページをスキャンする場合、いままでのドキュメントスキャナを使うためには一旦コピーをとる必要がある。その1枚が至極もったいないと感じていました。それに、雑誌のカラーページをコピーすると白黒になっちゃう(もちろんカラーコピー機もありますが、もったいなくて使えない)。でもScanSnap SV600ならコピー不要。書籍・雑誌から直接カラーでスキャンできます。ホンモノのペーパーレスが実現。すばらしい!!

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書籍をまるまる1冊電子化するなら、断裁機で背表紙を裁ち落として、ScanSnap iX500で一気にPDFにする方が効率的です。ScanSnap SV600には書籍のまるごと電子化とは異なる、もっともっと広い用途があります。可能性無限。

Mac版のドライバがリリースされて研究室で使う日を心待ちにしています!!

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2013.07.02

3156-130702 「リコーイメージング」のGR

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GRを製造販売している「ペンタックスリコーイメージング株式会社」が社名変更!!

社名変更のお知らせ→http://www.pentax.jp/japan/news/2013/20130702.html

8月1日から「リコーイメージング株式会社」になるそうです。

おめでとうございます!!

「リコー」が「ペンタックス(ブランドの事業)」を買収したのだから、新しい社名の方が好き。

いままで勝手に「リコーのGR」と呼んでいましたが、今後もそれで行きます^^

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2013.07.01

3155-130701 iPad miniを手ぶらで携行

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shioが気に入っているスタイルは、「手ぶら×スーツ×ビブラムファイブフィンガーズ with GR & iPad mini」。

GRは純正のベルトポーチに、iPad miniとSu-Penはスーツのポケットに入ります。

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しかし、スーツを着ない季節になって以来、iPad miniは手持ち。手ぶらではなくなっています。

腰に付けたGRを瞬時に取り出して撮影するから、常時両手は空けていたい。

そこで、両手を使わずにiPad miniを持ち歩く方法を探し続けていました。ようやく発見。

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Timbuk2「Rump Roast Belt Pack」→ http://www.timbuk2.com/tb2/products/rump-roast-belt-pack

モデル末期なのか、10ドル引きで販売中。

即、Amazon.comで購入し、今日届きました。

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iPad miniがぴったり収まる。感動。

これで、「手ぶら×ビブラムファイブフィンガーズ with GR & iPad mini」。

iPhone5とSu-Penはポケットに。

快適!!

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写真は高円寺の無化調にぼしらあめん「ひら石」の「ごまみそらあめん」と「ジャンボ餃子」。

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3154-130630 5枚刃のヘッド交換頻度

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昨年1月1日、ひげの剃り方を変えました。電気シェイバーからT字カミソリへ。

「2608-120102 5枚刃」→ http://shiology.com/shiology/2012/01/2608-120102-5-8.html

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当初、その5枚刃のヘッドを1〜2週間ごとに交換していたところ、友人から「自分は2ヶ月くらい交換しないよ」との情報。そこで徐々に交換周期を長くしていたのですが、今年1月1日、キリがいいので実験開始。何日使ったら剃れなくなるか。

その結果、4月30日まで4ヶ月間、交換せずに使ってもまだちゃんと剃れる。確かに剃り味は悪くなるもの、皮膚が切れる頻度は明らかに減って、むしろ快適。

そこで今後は友人同様、約2ヶ月ごとにヘッドを交換することにしました。5月1日から6月30日まで2ヶ月使ったので、今朝、ひげ剃りの後、ヘッドを交換。

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ちなみに使っているのは下記。

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