3095-130502 「GR」の親指AF、最高です!!
ペンタックスリコーから5月24日に発売される「GR」の量産試作機を拝借しました。そのまま西麻布のレストラン「Kitchen TRON」に行き、依頼された料理撮影に使いました。
GRで撮影した写真は発売日まで、原則としてリサイズして公開することの許可をいただいておりますので、shiologyとflickrで公開していきます。
GR、素晴らしい点が多々あります。shiologyで少しずつ書いていきましょう。
素晴らしさの筆頭は「親指AF」の搭載。最高です。
とうとう「コンパクトカメラ」が「一眼レフ」の使い勝手を得ました。その他の点と合わせるとGRは一眼レフの使い勝手を超えたと言ってもいい。
「親指AF」とはAF(オートフォーカス)を右手親指のボタンで作動させること。一般的な一眼レフにはついていますがコンパクトカメラにはついていない。でもこれ、すごく大切。
一眼レフでもコンパクトカメラでも、AFカメラはシャッターボタンを半押ししてAFを作動させるのが原則です。しかし、カメラは本来、撮影したい瞬間にシャッターボタンを押し、その瞬間にシャッターが切れるべき。なのに半押しでAFを作動させるAFカメラは、半押ししてAFが作動した後、ピントが合うまでシャッターが切れない。その間にシャッターチャンスを逃す。これでは写真を撮影する機械として失格。AFカメラの致命的な欠点です。
そこでshioが使っているキヤノンEOSのような一眼レフカメラでは、親指で操作するAFボタンを設け、シャッターボタンからAF機能を切り離し、シャッターを切ったらその瞬間に(ピントが合っていようといまいと)シャッターが切れるように設定することができます。
GRが一眼レフ級の操作性を得るには、どうしてもこの親指AFボタンが必要でした。画質が一眼レフと肩を並べても、操作性で劣っていたらもったいない。親指AFボタンを搭載したことによって、とうとうコンパクトサイズのカメラでありながら一眼レフ級の操作性を得たのです。
GRの親指AFボタンはただのAFボタンではない。これを押してピントが合うと、画面左下に距離計が現れ、ピントの合った距離が表示されます。これ、一眼レフを超えています。一眼レフでピントの距離を知るためには、カメラの上からレンズを覗いて目盛りを読む必要がありますが、GRなら背面モニターに表示されるのです。素晴らしい!!
だから、安心して撮影できます。親指AFでピントを固定しても、もしそれが背景にピントが合っている状態だったら、ピントを固定したまま撮影する何枚もの写真がすべてピンぼけになってしまいます。距離計が表示されていれば、目測した被写体までの距離と合っているかどうか一目瞭然。その安心感は絶大です。
とうとう実現した親指AFと距離計表示。GR DIGITAL時代からの悲願でした。
その1点だけとっても、GRは現在最高の操作性を持ったAFカメラだと思うのです。これを実現してくださったリコーのみなさんに心より感謝申し上げます!! どうもありがとうございます!!
素晴らしきGR。これからバリバリ使って行きます。
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