2977-130104 アルファベットを単語登録
法律問題や判例を扱うとき、登場人物の名称としてアルファベットをよく使います。
原告はX。被告はY。
それ以外の関係者はA、B、C……。
たとえば「Aが所有する土地αをBに売却し……」といった感じ。
いままで、「A」「B」「C」をそれぞれ読み「えい」「びい」「しい」で単語登録していました。今日、期末試験問題を作っていて、ふと、もっと効率的な方法を思いつきました。親指シフトだと「A」「B」「C」を「うう」「へへ」「すす 」で登録する方が直感的で入力が楽。つまり、かなモードのまま、該当するアルファベットキーを2回打鍵するとそのアルファベットが入力されるようにしたのです。
さっそくアルファベットすべてを「人名」として単語登録。とくに読み「ひひ」には、「X」だけでなく「原告X」と「原告」も登録。同様に読み「らら」には、「Y」「被告」「被告Y」を登録。ただし、親指シフトでは「Q」の位置に「。」が割り当てられており、shioはことえりで句読点変換をONにしているので、これだけは登録できませんでした。
さらに「ううう」で「α」、「へへへ」で「β」、「せせせ」で「γ」も登録。
これで人物名と契約の目的物をさらさら書けて、楽!!
ちなみにshioは、親指シフトでは[Q]に割り当てられている「。」と[@]に割り当てられている「、」を使っていません。それぞれcontrol+[.]とcontrol+[,]を使っています。
文章を書いているとき句読点は、最後の文字の右下側に打つもの。それは横書きでも縦書きでも同じです。だから英数配列でもJISかな配列でも、ピリオド、カンマ、そして句読点は両手をキーボードに置いた右下の位置(右手薬指と中指)にあるのです。親指シフトはその位置感覚を無視しています。shioはこれが気持ち悪くて、control+[.]とcontrol+[,]を使っているのです。
昔、ローマ字入力をDvorak配列で行っていたときにも、似たような違和感を覚えました。母音がすべて左手のホームポジションに配列されているため、日本語をローマ字入力で入力していると、常に「右→左」という順になってしまいます。「子音→母音」という連鎖でほとんどの音ができている日本語は、それを「左→右」と打ちたい。ただしDrorak配列はそもそも英語のために開発されたものですので、子音で終わることの多い英語のタイピングならこの配列でいいのです。日本語にはふさわしくないと感じたまでのこと。
→803-070115 Dvorak、3ヶ月: shiology
キー配列を考案する時には、こういった感覚的要素も十分に考慮に入れるべきだと思います。親指シフトにおいて句読点を「Q」と「@」に割り当てているのは、shioの感覚には合わない。2011年4月1日に親指シフトを始めて以来大変気に入って使っていますが、この点だけは残念です。
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