2691-120325 controlキーによるMacの文字操作
GR DIGITAL 4 今回の写真はすべてカンボジアのロシア料理レストラン
Macの文字操作は、controlキーを使うと格段に楽になります。
shioは以前からそれを使っていて、このblogにも何度か書いています。
たとえば、
「1183-080212 caps lockの感度」→http://shiology.com/shiology/2008/02/1183080212_caps_ca18.html
これを使うと、←↑→↓キー、deleteキー、returnキーをほとんど使う必要がなくなるため、ホームポジションのままでタイピングし続けられるのが最大のメリットです。
なお、この操作は「A」キーの左となりに「control」キーがあるJISキーボードだと楽にできます。
USキーボードの場合は「システム環境設定」の「キーボード」で「caps lock」に「control」を割り当てれば、同じようにできます。
以下、shioが頻繁に利用するcontrolキーを使った操作をまとめましょう。
【カーソル移動操作】
・control+F ── カーソルを次に(右に)移動(ForwardのF)
・control+B ── カーソルをうしろに(左に)移動(BackwardのB)
・control+N ── カーソルを次の行に移動(Next lineのN)
・control+P ── カーソルを前の(上の)行に移動(Previous lineのP)
・control+D ── カーソルの次の(右の)文字を削除
・control+H ── カーソルのひとつ前の(左の)文字を削除(つまりdeleteキーと同じ)
・control+A ── カーソルを行頭に移動
・control+E ── カーソルを行末に移動
【ことえりの変換操作】
・control+N ── 変換=次の候補を出す(NextのN)
・control+P ── 変換=ひとつ前の候補を出す(PreviousのP)
・control+F ── 注目文節を右に移動(ForwardのF)
・control+SまたはB ── 注目文節を左に移動(BackwardのB)
・control+O ── 注目文節を伸ばす(たぶんOutのO)
・control+I ── 注目文節を縮める(たぶんInのI)
・control+J ── ひらがなに変換
・control+K ── カタカナに変換
・control+L ── 全角英数に変換
・control+; ── 半角英数に変換(半角カタカナをonにしている場合は半角カタカナ)
・control+M ── 確定(returnキーと同じ)
【controlとshiftを同時に押す操作】
(左手小指をちょっと寝かせるようにして、controlとshiftをいっぺんに押します)
・control+shift+J ── かな入力モードに変更
・入力済みの文字列を選択した状態でcontrol+shift+Jを2度押し ── その文字列の再変換
・control+shift+; ── 英数入力モードに変更
・control+shift+N ── ことえりの単語登録画面を呼び出し
【control+スペースキー】
JISキーボードだと、spaceキーの左右に、「かな」キーと「英数」キーがありますが、USキーボードにはそれがありません。そこでMacでは、JISキーボードが採用される前から、command+spaceで両者を切り替えるようになっています。でもshioは、前述のようにcontrol+系で文字操作をしますので、小指でcontrolを押したまま、かなと英数も切り替えたい。そこで、command+spaceに加え、control+spaceでもかなと英数を切り替えられるようにしています。
「システム環境設定」の「キーボードショートカット」で設定します。
command+space ── ひとつ前の入力メニューを選択(デフォルトのまま)
control+space ── 次の入力メニューを選択
これで、どちらを使ってもかな入力と英数入力を行き来できます(ことえりのメニューには、「ひらがな」と「ローマ字」のみを表示。カタカナ入力はオフにしています)。なおSpotlightの起動は、option+spaceに割り当てています。
【マイクロソフトOfficeでもcontrolによる操作を実現する方法】
上記のcontrol系の操作は、Macのほとんどのソフトで使えます。
しかし、残念ながらMicrosoft Officeに含まれるWord、Excel、Powerpointではこれらを受け付けません。shioはMicrosoft Officeのソフトを使う機会がほとんどないのですが、たまにExcelを使うと上記のcontrol系の操作に別の機能か割り当てられていて閉口します。
そこで、KeyRemap4MacBookで、割当を変更しています。
→http://pqrs.org/macosx/keyremap4macbook/index.html.ja
インストールしたら環境設定の「KeyRemap4MacBook」から「Emacs Mode」を開き、1、3、8番目にチェックを入れます。
これによって、Microsoft Officeでcontrol系の操作のうちよく使うものが実現するだけでなく、control+Mが完全にreturnキーと同等に機能するようになります。つまりcontrol+Mが、ことえりの変換を「確定」するだけでなく、一般的な「改行」にも使えるようになるのです。
それによって、deleteキーだけでなく、returnキーも使わなくて済むようになり、右手小指を右に伸ばす必要がなくなります。
ステキ!!
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