2605-111230 親指シフトはキートップシールなしでいきましょう
親指シフトの練習を始めた友人が、
「キーボードに親指シフトのキー配列を貼ってみました。この紙がボロボロになるくらい練習します。」
とのこと。
待った〜〜!!
早速、メッセージを送りました。
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もちろん練習のしかたは人それぞれ。
でも、あえて申し上げます。
キーにキー配列を貼るのは最悪の方法です。
キーボードというものは、本来、タイピング中、一切見ないものです。絶対に見ることはないのです。なのにそのキーに文字を貼ってしまったら、キーボードをチラ見する悪癖を自らに刷り込むことになります。
英語やローマ字入力のためにアルファベットのタイピングを訓練するときは、手の上にタオルをかけてでも、絶対にキーボードを見ることができない工夫をして練習します。なのに、幸いにしてキートップに刻印がない親指シフトを訓練しようとしているのに、なぜわざわざチラ見の元凶を作るのですか。
ローマ字入力であれ親指シフトであれ、キーボードを見るようでは、タイピング速度はたかがしれています。また、異なる距離にある明るいモニターと暗いキーボードとを交互に見ることで、視力にも悪影響が及びます。いいことはひとつもありません。
一時的な不便と、生涯にわたる「楽」なタイピングと、どちらが大切でしょうか。
どうかご再考くださいませ。
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するとすぐにお返事が。
「そうか、キーボードを見てはいけないのですね。これは失敗。ブラインドタッチができるようにしないと。ご教示ありがとうございます。はがしてみて、今打っているのですが、割と覚えているものですね。ホームポジションが大事なんだということがよくわかります。」
とのこと。
ほっ。
よかった。
で、また返信。
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ご理解いただけて安堵いたしました。
指が場所を覚えてくれるのです。人間の感覚とは素晴らしいものですよね。
ゆっくり、正確に打つことが大切です。闇雲に打って間違ってまた直して……ということを繰り返していると、「誤打癖」がつきます。誤打癖がつくと、スピードが上がっても間違え続けます。
ですのでいまは我慢。
ゆっくりゆっくり確実かつ正確に打っていってください。キー配列表はMacに表示するか、モニターのフチに貼っておき、キー配置がわからないときはそれを見て、指で位置を探ります。決してキーボードは見ない。
指の位置感覚を鍛えてください。
そうすれば、必ずや快速タイピングが待ってます^^
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これに関連して以前書いたblog記事をご紹介しておきます。
「2559-111114 タッチタイピング訓練用秘密アイテム^^」→http://shiology.com/shiology/2011/11/2559-111114-7d5.html
キーボードは絶対に見ない。
視線はいつもモニターに。
「完全タッチタイピング」あるいは「完全ブラインドタッチ」を実現するには、キートープシールなんてない方がいいのです^^
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