2546-111101 六法は岩波!!
「六法」は必需品。
六法とは「法令集」のことです。日々、これを読み、また読み、さらに読んで、条文を解釈します。
法律学において「信じられるのは自分と条文」だけだからです。
各社から発売されている六法。
shioは圧倒的に岩波書店の六法のファンです。
学生時代から一貫して岩波の六法ばかり使っています。
ここ数年は「岩波基本六法」。
そのほか「セレクト六法」「判例セレクト六法」があります。
GR DIGITAL 4
先日、2012年版が発売されました。
毎年、この時期になると、発売が待ち遠しい。
新しい六法を開くと気持ちも一新です^^
iPhone4
なぜ岩波が好きか。
条文についている見出しには2種類あります。「ホンモノの見出し」と「ウソの見出し」。
「ホンモノの見出し」は、その法律が公布された時点ですでに付けられている、条文固有の見出し。条文解釈の際に参考にしてもいい。各「〇〇条」の1行前に記載されています。
ところが古い法律には、この「ホンモノの見出し」がついていません。そこで、六法を編集する学者が便宜上それらの条文に付けた見出しが「ウソの見出し」。だからその内容は、出版社や六法によってまちまちですし、当然、条文解釈の際に参考にしてはいけないし、読んでもいけない。両者はその見出しをくくっている括弧の形で区別できます。
岩波書店の六法は、この「ウソの見出し」を、「ホンモノの見出し」と同じ位置、すなわち「〇〇条」の1行前に記載している。一貫性があります。
しかし他社の六法は、「ウソの見出し」が「○○条」と条文の本文との間に挿入されている(たとえば憲法をご覧ください)。だから条文を読むとき、絶対にそれを読んではいけないのに、学生たちは間違って読んでしまう。岩波書店の六法だと、学生たちが条文を声に出して読むとき、「ウソの見出し」を誤って読んでしまう危険がない。
shioのクラスでは、すべて条文は全員で声を出して読みますので、これ、大きな問題なのです。
ほかにも、岩波書店の六法の方が紙が薄くて頑丈だし、shio的には組版がきれいで読みやすい。
というわけで、shioは岩波書店の六法を好む次第です^^
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