2227-101213 大学評価
大学評価・学位授与機構のヒアリング調査に協力させていただきました。
大学を「評価」することに対するshioの考え方を率直にお伝えしました。
マジでストレートに (^_^)
プラスを評価する社会でありたいと常に願っています。
だから、大学を評価する機関も、ぜひプラスを評価する姿勢で臨んでいただきたい。
その考え方の一端をこちらに書いております。
「プラスを評価する社会」→http://ascii.jp/elem/000/000/137/137365/
あれがダメ、これが足りない、と指摘して回るより、この大学のこの教育手法がすばらしい、この先生のこの接し方が学生の成長に資する、といったプラスの面を見いだし、公開し、共有する方が、国内の大学全体の教育内容が充実していくと思う。
評価とはプラスを見いだすこと。
評価の方法も、大学や教職員にむやみやたらと書類を出させるのはやめて、評価者が大学の講義や学生たちの課外活動を長期間にわたって観察し、その良さを浮き彫りにするレポートを自分たちで書けばいい。
教員は、書類作成などに時間を使わないで、少しでも長く、学生たちと接する時間、研究する時間をとりたいのだから。
もしマイナス面を見つけたら、単に改善を勧告するのではなく、改善案を(できれば複数)示すべき。
たくさんの質問に答えたあと、最後の問いを受けました。
「では、学生たちが在籍した4年間の成果はどのように評価すればいいですか?」
「ハピネスです。」
間髪入れずに答えました。
憲法13条は、最大限の尊重を必要とする国民の権利として、「生命、自由、及び幸福追求」の3つを挙げています。
生命と自由を尊重すべきことは、現代の社会においてもはや自明。
それを前提に、いかにして一人一人の幸福追求を(公共の福祉に反しない限りにおいて)実現していくかがカギ。
そのハピネスは、一人一人異なる。
統一の尺度なんてありません。
「4年間、この大学に在籍してよかった、幸せだ」と学生たちがどのくらい感じているか。
そしてさらに、教育の成果はその場で現れるものではない。
学生たちが卒業して10年後、20年後、30年後、充実した人生を送っていれば、それでいい。
大切な学生たちが人生の諸相において「ハピネス」を感じていたら、それが教員として最大の幸せです (^_^)
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