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2010.08.25

2117-100825 さがし物はMacに任せて

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Macのファイル管理について、ご質問をいただきました。
ご質問の概略は下記のとおりです。
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<略>
塩澤先生は、メールやツイッターなどで質問がありその回答をブログでなさる時に、過去のブログにリンクを貼って更に説明をされております。
ブログには、サイト内検索の道具があり、またテーマ別の分類、投稿月毎の分類もありますが、なかなか該当の記事を探すのは難しいのではないかと想像しております。

記事には整理番号と投稿年月日が表示されております。が、投稿する時には、直接書き込むのではなく、必ず下書きをしてそれをコピー貼り付けする、と書かれていました。
塩澤先生のパソコンには、ブログの「001:教師はエンターテイナーか?shiology開始!!」から現在までの下書きがファイル管理されていて一覧表示となっていると推察するのです。

しかし、タイトルと記事の内容が必ずしも一致するとは限らないので、タイトルから話が飛ぶこともあったりすると思うので、一覧表示だけでは目的の記事には到達できないだろうと思うのです。そこで使われるのが、Mac OSのFinderで鍵となる単語を全文検索してそれを含むタイトルを表示させ、その中から目的のタイトルを選ぶ。という方法なのかなと推測するのです。

同じタイトルで記事を書いたとしても、整理番号と年月日を付ければ同一ファイル名とはならずに上書きされることも防ぐことができる。

だとすると、強力な検索機能を利用すれば、大分類、中分類、小分類、ホルダー、ファイル、等のデータ管理が不必要になる、ということでしょうか。

「ブログ原稿」というホルダーに、必要なタグをつけて放り込んでおいても必要なファイルはすぐ取り出せる。また、ファイルは作成年月日順やタグごとに並び替えることができる。と、言う事なんでしょうか。

また、写真などのオリジナルデータは、パソコンのHDDには保存していないと書いていたようですが、それらはパソコンの故障を考えTime Machineを利用して外付けHDDに保存しているのでしょうか。それともFlickrなのでしょうか。

WindowsマシンからiMacに移行しようと考えていますが、キャビネットでのファイリングシステムに慣れている、身に染み付いている老人としては、ファイル管理の考え方を新たにすることは異業種へ転職するのと同じように、今までの経験・常識の大転換を必要とします。

ブログでファイル管理に触れる時がございましたら、その辺も言及下さいますようお願い致します。
<略>
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(1) ブログの原稿について。

Scrivenerというアプリで書いております。
http://www.literatureandlatte.com/scrivener.html
(Macのアプリですので当然のことながら、100%問題なく日本語を扱えます)

Scrivenerで作ったブログ用の「プロジェクト」に、過去に書いた2000以上の記事を置いてあり、全文検索できます。
適当な単語を「Search」窓に入力すれば、その単語が含まれるエントリーが瞬時にリストアップされます。
Scrivenerに書いた原稿をブログエントリーとしてアップするときは、単純にWebページにコピー&ペーストしています。
なお、以前は同様の機能を備えるMacJournalを長く使っていましたが、現在はブログに限らずすべてのベタ原稿を書く環境として、Scrivenerを使っております。
そのためScrivenerでは、ブログ用の「プロジェクト」のほか、原稿、論文など用途に合わせていくつものプロジェクトを作っています。
これができるのがScrivenerのステキなところです。
詳しくは上記サイトでご確認くださいませ。

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(2) Macのファイル管理について。

前述のようにScrivener内で簡単に検索可能ですが、それはMac全体でも同じことです。
すなわち、MacOS Xが持つ強力な検索機能「Spotlight」は、Mac内にある全情報から瞬時に検索・抽出してくれるのです。
ですから、たとえばブログエントリーに関しても各エントリーを独立のファイルにしてフォルダーに置いても、Scrivenerで扱うのと全く同様に抽出可能です。

実際、私は(すでに何度かこのブログでも書きましたとおり)ファイルをフォルダーで分類することはしておりません。
単純にファイルを保存しているだけ。
必要があれば、そのファイルに含まれるいかなる単語によっても、抽出できるからです。
つまりMacOS Xになった2001年以降、Macではファイル「管理」は事実上必要なくなっており、私自身、「ファイル管理」や「分類」はしておりません。

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Mac自体がデータベースという発想です。
これについては月刊アスキー2002年8月号に書いたコラム、「さがし物はMacにまかせて」をご覧くださいませ。
shiositeの「articles」でasci0208.pdfです。
全文をこちらに再掲しておきます

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リレー連載:私の仕事の「ザ☆ワザ」
「さがしものはMacにまかせて」塩澤一洋

 私はインターネットにおける契約法・著作権法を研究しながら大学教育にたずさわっています。15年にわたって使っているMacは私にとって非常に有用な文房具であり、有能なデータベースです。Macを利用する様々な用途の中から、データベースとしてどのように利用しているか、その一端をご紹介しましょう。

 データベースの本質は網羅性です。したがってMacをデータベースとして使うためには、日頃から何でもMacに放り込むことになります。

 まずはテキストデータ。例えばホームページを見ているとき、有益な情報はどんどんクリッピングします。ブラウザ上で範囲指定したらエディタ等にドラッグアンドドロップすればOK。HTMLで保存することもありますが、文字情報のみに意味がある場合はクリッピングで十分です。また仕事がら判決等のデータベースを多用しますが、必要なものはすべてテキストファイルで保存します。

 このように様々な情報をテキストで保存しておけば、あとは必要なときに検索をかけるだけです。3秒ほどでMacがすべての文書の内容を検索し、必要な文書を探し出してくれます。また過去のメールはすべて保存してあり、一日に何度も検索して利用する重要なデータベースです。

 一方、学生への講評、推薦状その他教育上繰り返し作成する文書や事務的な定型的文書はすべてファイルメーカープロで書式を作り、学生等のデータベースとリレーションを張っています。書類作成の手間と時間を最小限にすることができ、作った書類がすべてデータとして利用できますので、教育上も有益です。

 ではテキストデータにならないものはどうするか。すべてデジタルカメラで撮ります。紙の新聞や雑誌は切り抜きなどせずにその場で撮影。講演会などのプレゼンもレストランのちらしも撮る。あとはMacに吸い上げておけば、iPhotoやPixelCatで簡単に見られます。適切なファイル名を付けておけば検索も瞬時です。

 このようにMacをデータベースとして利用するために大切なことは、手間をかけないことです。コンピュータを使うことは、我々文系の人間にとって目的ではなく手段なのですから、手間のかからないソフト・ハードを使いたいのです。Macは常時20個以上のソフトを立ち上げたまま使い続けても全くフリーズしないのが何よりありがたいと思います。
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(3) 写真の元ファイルについて

すべて外付けハードディスクに保存です。
撮った写真はまずAperture3に読み込み、flickrにアップし、適宜、外付けHDDに元ファイルを退避します。
Aperture3内には元ファイルの保存場所やflickrのURLが記録されていますから、必要があればすぐに呼び出せます。
なおAperture3内で同じファイル名の写真が複数あっても何ら問題は生じません。
Scrivenerでもプロジェクト内に同じタイトルの原稿が複数あっても問題ありません。
コンピューター側の都合でタイトルの付け方を拘束されるのはおかしいですからね。

お役に立てれば幸いです (^_^)

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