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2009.11.03

1816-091030 絶対画角感

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GR Digital 3

前回の続き。
本気で写真を撮りたいという人には,50mm相当の明るい(F値が2.8以下の)レンズで,まずは10,000枚,撮影することをお薦めしています。
50mm相当というのは,EOS 5D Mark IIのように撮像素子が「フルサイズ」のカメラでは,そのまま50mmのレンズ。キヤノンでは,「EF50mm F1.8 II」,「EF50mm F1.4 USM」,「EF50mm F1.2L USM」,シグマでは「50mm F1.4 EX DG HSM」がこれにあたります。

一方,EOS 50D, 7Dなどのように撮像素子がAPS-Cサイズのカメラでは,28mm~35mmのレンズが該当します。
キヤノンであれば,「EF28mm F2.8」,「EF28mm F1.8 USM」,「EF35mm F2」,「EF35mm F1.4L USM」といったレンズ,シグマでは「30mm F1.4 EX DC HSM」がこれに該当します。

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GR Digital 3

なぜか。
「絶対画角感」を養うためです。

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GR Digital 3

赤を見て「赤」と認識する。
青を見て「青」と認識する。
逆に,「赤ってどんな色?」と聞いて,赤い色を想像したり,赤い絵の具を選択できる。
「青ってどんな色?」と聞いて,青い色を思い浮かべたり,青いペンを選択できる。

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GR Digital 3

音の場合も同じ。
「ド」の音を聞いて「ド」と認識する。
「ソ」の音を聞いて「ソ」と認識する。
逆に,「ドの音を出して」といわれて,「ドー」と歌える。
「ソの音ってどんな音?」ときかれて,「ソー」と声を出せる。
絶対音感と呼ばれます。

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GR Digital 3

カメラのレンズも同じ。
28mmのレンズがついたカメラで被写体を見て「28mmの画角」と認識する。
50mmのレンズがついたカメラで被写体を見て「50mmの画角」と認識する。
逆に,「28mmの画角ってどのくらい?」と問われて,「このくらい」と両手で範囲を示せる。
「ここから50mmのレンズでどの範囲が写る?」と問われて,「ここからここまでが写る」と示せる。
これが,絶対画角感。

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GR Digital 3

ズームレンズを使っていると,絶対画角感が身に付きにくい。画角が可変だからです。

一方,単焦点レンズ(ズームしないレンズ)を使ってたくさん撮ると,たとえば50mmのレンズであれば50mmの画角が自然に身に付き,50mmの画角でどの範囲が写るか,カメラを見なくてもわかるようになります。
そうなればしめたもの。絶対画角感が身に付いている証拠。
これによって思い通りに作画できるようになります。

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GR Digital 3

なぜ50mmか。
それはもっとも汎用性が高いからです。広角レンズ的にも狭角(望遠)レンズ的にも撮れる,万能レンズだからです。
基本の画角であり奥が深く,表現の幅が広いからです。

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GR Digital 3

かくして,本気で思い通りの写真を撮れるようになりたい人には,絶対画角感を養うため,50mm単焦点レンズを使ってまずは10,000枚撮ることをお薦めする次第です。

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GR Digital 3

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Comments

勉強になりました!!

あなたは、素晴らしいですな。
shinoさんは、人生楽しそうですね。
オレも見習いたい。

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