1497-081215 フリッカー現象
EOS 5D Mark II, 35mmF2, ISO6400
ISO1600が実質的な上限だったEOS 40Dから、ISO12800や場合によっては25600でも撮れてしまうEOS 5D Mark IIになって、初めての経験がいろいろあります。
夜中の井の頭公園でフラッシュなしで手持ち撮影できるのもそのひとつ。
でも、もっとありがたいのは、普通の室内撮影で、被写体ブレを抑えるために高速シャッターを切ることができる。
EOS 5D Mark II, 35mmF2, ISO6400
ところが、室内撮影のとき、高速シャッタースピードで連写、あるいは連続的に撮影すると、グレーないし黄色い影が、横方向にランダムに入る場合があります。
購入した販売店でその写真を見せたら初期不良交換してくださるとのこと。
しかし、代わりのボディーでも同じ現象が出る。
ちょうど研究室を訪れてくださったゆっきぃさんもEOS 5D Mark IIを発売日にゲットしているので、相談してみると彼のボディーでも同様の現象が出る。
EOS 5D Mark II, 35mmF2, ISO6400
ところがその後、ゆっきぃさんから「これはフリッカー現象が原因です」との情報。
なるほど!!
インバーター式でない蛍光灯照明器具から発せられる光は、東日本では1秒間に100回の点滅を繰り返しているため、速いシャッタースピードで撮影すると消灯している瞬間を撮影してしまうことにより、影が写ることになる。
EOS 5D Mark II, 35mmF2, ISO6400
屋外で撮影するときに「消えた信号機」にならないように注意することは多いけれど、室内でこの現象の影響を受けることはいままでなかったため、思い至りませんでした。暗い室内でISO感度を800とか1600にして撮影していたとき、シャッタースピードが1/100以上になることなどなかったのです。しかし、EOS 5D Mark IIではISO6400などの高感度で、シャッタースピードを上げて撮る。それによって、この現象を目の当たりにすることになりました。
EOS 5D Mark II, 35mmF2, ISO6400
道具の性能が上がると、未知の世界を経験できる。
教えてくださった方々に感謝申し上げます。
どうもありがとうございました。
販売店にもすぐに電話してお詫びしました。
以後は、インバーター式ではない蛍光灯光源で撮影するときは、シャッタースピード優先で1/100以下に固定しております。
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