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2008.07.03

1335-080703 口と手と

R2015875
GR Digital 2007。以下、空の写真はすべてアンダーめに撮って、Aperture2でコントラストを上げています。見た目の色に近いのはGR Digital 2007。

昨日のshioゼミ(1年生)で語ったこと。
学びの基本。

SDIM1012
SIGMA DP1

条文を読む時は、声を出して読む。
条文を読んだら、ノートに書き写す。
条文をノートに書き写す時は、漫然と一字一字写すのではなく、フレーズごとに記憶してその記憶に基づいて書く。
句読点などもすべて精確に書く。

SDIM1016
SIGMA DP1

条文を読む手順はまだまだこの先があるのだけれど、少なくともここまでは、小学校で国語学習の方法として身に付いているはず。あるいは、中学の英語学習で実践しているはず。

SDIM1018
SIGMA DP1

shioは、中高6年間に出てきた英文はすべてノートに1行おきに書き写していました。
すべて、なんどもなんども声に出して読みました。
おかげで当時、中学3年間の英語の教科書は、頭の中でページをめくれるほど記憶していました。

R2015872
GR Digital 2007

そういう「学びの基本」は、その対象が国語だろうと英語だろうと法律語だろうと同じ。
shioは条文を解釈する時、いまでも必ず声に出して読みますし、「写条」しています。
そのことは以前、書きました。
「266:041231 写条と音読と筆写と黙読と……」
http://shiology.com/shiology/2005/01/266041231_.html

SDIM1010
SIGMA DP1

いわんや、法律を初めて学ぶ学生たち。
何度も何度も声に出して読むべきです。
何度も何度も自分の手で書くべきです。
解釈はそれから始まります。

shioの講義では、300人が出席している大教室の講義であろうとゼミだろうと、重要な条文は全員で声を合わせて読んでいます。
たぶん、そんなことをしている法学部の講義はあまりないと思います。
小学校みたい?
だから必要なのです。
学びの基本ですから。

SDIM0953
SIGMA DP1

自分の口を動かし耳で聴き、手を動かして目で見る。
そういう能動的作業によって、記憶と思考のエンジンがかかります。
それが、深く長い法解釈への入り口だと思います。

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GR Digital 2005 透き通ってる!!

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