1176-080205 寄るか、引くか
前回のエントリーで冒頭に掲載した教え子の写真が大人気。
彼女を撮った別の写真も掲載しましょう (^_^)
すべてshioの研究室で撮ったものです。
以前ならこのようなポートレートを撮るには、EF50mmF1.4を選択していましたが、EF60mmF2.8macroを手に入れてからはもっぱらこればかり。何というか、その「かたさ」が好きです。もちろん、macroではないレンズで絞りをあけて、ふんわり撮るのも大好きですが、macroレンズでかっちり撮るのは最近のshioのマイブーム (^_^)
マクロレンズを使うメリットは別のところにもあります。
それは被写体に「寄れる」こと。
GR Digital、Caplio GXシリーズ、そしてCaplio Rシリーズといったリコーのコンパクトカメラを使い続けていると、「カメラは1cmまで寄れて当たり前」な感覚が身に付きます(GR Digitalは1.5cm)。何度もshiologyで書いておりますとおり、shioは常に被写体の「点」を撮っていますから、自分が撮りたい「点」に限りなく寄りたくなります。そのときに、一般的な一眼レフのレンズだと、20cmとか30cmが接近できる限界。もっと寄りたい、という衝動に駆られます。
その点、マクロレンズなら「寄れる」。
その上、コンパクトカメラのように通常撮影とマクロ撮影の境界もないため、モードの切り替えも不要。
被写体との距離に制約がありません。
非常に大きな「自由」を感じるのです。
ここで「寄る」と表現していますが、実際の感覚は、その「点」を出発点として、引いていく、視野を広げていく、というほうが的確。「寄る」のではなく「引く」のです。頭の中の思考の方向性は、自分の方から被写体に近づいていくのではなく、被写体の中の撮りたい「点」を基点に、後ろに離れていく。それによって、「点」の周囲を写し込んでいく。そんな感じです。でも一般的には「寄る」というので、ここではそのタームを使っています。
真ん中から外側へ。
中心から外方へ。
核心から周辺へ。
それがshioの考え方です。
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