1138-071228 表現と思考
前回のエントリーのつづき。
写真もKさんとのお写んぽのつづき。
「写真は引き算である」という考え方があります。
shioの感覚は異なります。
shioにとって写真の基本は、「点」を撮るもの。
だからどちらかというと「写真は足し算」。
「点」+α。
これについては以前、書きました。
「285:050119 プラス指向とマイナス指向」
→http://shiology.com/shiology/2005/01/285050119_.html
また、shioの写真が「点」を撮っていることについては、MacPeopleの連載、2007年7月号で書いてます。
(そのうちにWebにも出そう、と思いつつ、まだ手が回ってません。ごめんなさい。)
「たくさんある」状態から考え始めるから「引き算」という発想になります。
でも物事の始まりは1。
だから写真も1から始める。
(何が最初に教えるべき「1」に該当するかを見いだすのが、教育の出発点。)
つまり、1つのものだけを撮る。
もし目の前に撮りたいものが3つあったら、それを1枚の写真に収めようとするのではなく、どれを減らそうかと考えるのでもなく、単純にひとつずつ、3枚、撮ればいい。その方が断然すっきりしたシンプルな写真になります。
1つのものだけを撮るのが面白くなる方法。
「50枚ドリル」。
以前、小野さんなどにもアドヴァイスした楽しみ方です。
1つの被写体だけを選んで50枚撮ります。
その被写体までの距離、方向、高さ、光の当たり方、当て方etc.をいろいろ変えて撮ってみる。50枚。
どう撮ったらその被写体の表情を豊かに描写できるか。
どう撮ったら自分の表現意図をより的確に表せるか。
どう撮ったら思いを写し込めるか。
そもそも自分はその被写体の何を撮りたいか。
撮る、考える、撮る、考える、撮る、考える……。
その繰り返しです。
「どうやったら写真がうまくなりますか?」というご質問をよく受けます。
アートには、「うまい」とか「へた」という評価はなじまないとshioは考えます。
だからこのご質問を翻訳すると、「どうやったら自分の描いたとおりの写真が撮れるようになりますか?」という趣旨だと思います。
それは、上記のような「表現と思考の繰り返し」の中から明らかになってくると思います。
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Comments
shioさん、こんばんは。
「1からはじめる」、「表現と思考」参考になります。
私は芸術的センスが無いのが悲しいところなんですが、50枚ドリルで練習してみようかと思いました。
今日の1枚目のシャッターの写真。
例えば街を歩いていてこの情景に出会ったときに自分はカメラを出せるか?って思っちゃうんですね。
それでも、shioさんの写真をはじめ、いろんな方々の写真をそんな目で見るようになったことが今年の進歩なのかもしれません。
数多く撮って考えるを繰り返す練習を来年はやってみます。
ありがとうございました。
Posted by: ゆっきぃ | 2007.12.31 at 00:19