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2007.11.06

1084-071104 XYZ

R1020475
Ricoh GR Digital

GR Digital IIの水準器。
実に画期的。早く使いたいです。

三次元空間に構えたカメラの回転方向は、当然のことながら3つあります。
カメラを右手で持って構えた状態で、右手を上下させる(カメラが左右に傾く)回転方向。正式な表現方法を知らないので、ここではこれをZ軸回転と呼ぶことにします。
カメラがお辞儀したり上を向いたりする回転方向。同、X軸回転。
カメラのレンズを右を向けたり左を向けたりパーンさせる回転方向。同、Y軸回転。

GR Digital IIの水準器によって、Z軸回転の水平がわかります。
一方、X軸回転とY軸回転の傾きはわかりません。

つまり、カメラの左右の傾き(Z軸回転の傾き)はこの水準器で可視化&可聴化されるけれども、カメラが前に傾いてレンズが地面方向を向いているとか、カメラが後ろに傾いてレンズが空の方向を向いているとかいうこと(X軸回転の傾き)はわからない。また、壁などの平面を撮ろうとしているときに、カメラがその壁に対して平行かどうか、ちょっと右向きだったり左向きだったりしているか(Y軸回転の傾き)もわからない。

前後方向の水平、および被写体との相対的な左右回転方向の平行は、依然として自分の目と感覚で確かめることが必要です。

たとえば前々回のエントリー「1082-071102 II」
http://shiology.com/shiology/2007/11/1082071102_ii.html
のワインボトルの写真。

まったくの手持ち撮影ですが(その上、ワインを9種類飲んだ後でもありますが)、Z軸回転方向はかなりきっちり水平が出ていると思います。またX軸回転の傾きにも細心の注意を払って撮っていますので、ワインボトルの垂直のラインが写真の縁の縦ラインと平行になっています。しかし、Y軸回転に関しては微妙に右を向いています。だから写真上のブラインドが右に行くほど太く写っているし、写真下の台の縁が、右に行くと見えてしまっています。手持ち撮影で、3つの回転軸方向をすべて的確に合わせて撮るのは、非常にむずかしい。なので、そのうちのZ軸回転だけでも水準器が助けてくれるのは、大きなアシストです。ありがたい!!

ちなみにソムリエ氏によりますと、これはワインマニアなら悶絶するラインナップだそうです。実際、大変おいしくいただきました (^_^)

R1020471
GR Digital

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Comments

X軸はピッチ、Y軸はヨー、Z軸はロールと言うパターン以外は聞いたことないですね。
でもXYZの方が誰でも理解し易以下も知れませんね。

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