1045-070908 独立の著作物
「スイカイオ」って何でしょう (^_^)
いっそ回文にして「スイカイス」ならスイカなイスでナイス!?
といった具合に写真にキャプションをつけることの少ないshiology。
「shiologyに掲載されている写真と文章って、ぜーんぜん無関係」とよく言われます。
そうです。基本的に無関係です。
写真は写真として独立の著作物。
文章は文章として独立の著作物。
両者は別物です。
ただ単に、便宜上一緒に掲載しているだけ。
だから、写真だけを楽しんでくださって文章は全く読まなくてもいいし、その逆でもOK。そもそもblogなんてshioが勝手に表現して公開しているものですから、それをご覧になる側も、どのように読もうが見ようが、まったく自由です。
文章の内容は文章自身が語っている。
同様に、写真の表現は写真が語っています。
それに説明を加える必要は原則としてゼロ。
写真をことばで説明しちゃったら、冗談を言って後からそのオチの意味を説明するのと同じくらい無粋です。ほとんどの場合タイトルだって不要だと思います。
音楽だって同じ。
shioはコンサートに行って曲目解説は読まないし、CDのライナーノートも読まない。曲それ自体をよーく聴きます。そして自分で弾けるものは弾いてみます。音楽は音楽であってそれ以外ではない。解説は別の誰かが書いた別の著作物です。
モノだって同じ。
shioはカメラを買っても、いっさいマニュアルを開きません。Macのソフトも同じくマニュアルは読みません。GR DigitalもGX100も、マニュアルは欲しいという人にあげてしまいました。「商品」として市場に出されている以上、そのモノ自体にアフォーダンスがあるはず。そのモノ自体がメッセージを発し、そのモノ自体を見れば、使い方がわかる(ように作られている)……はず。
アフォーダンスのあるモノを使う。
モノが自ら人に語りかけてくるモノを使う。
モノに作り手の思想が宿ってる。
それがshioのモノ選びの基準。
GR DigitalとGX100は、アフォーダンスをビリビリ感じるカメラです。
GX100。ある女性が2年間使ったアップルワイヤレスキーボード。先日発売された新型に交換しました。新型キーボード、好評です。
↑という風に写真に説明があると、説明を読んで「ヘェ〜〜」と納得しちゃうと思います。
でも、もし説明がなければ、写真をよーく見るでしょう。
「すごい爪痕!!」
「どんな人が使っているんだろう」
「たぶん、まちがいなく女性」
「30歳前後かな?」
「何年くらい使い続けてるのか」
「キーの間のホコリがかなりたまっているから、結構長く使っているようだ」
「キーボードの掃除はしない人なのかしら」
「よほど忙しい仕事なのか……」
「Jは意外と傷がついてない」
「爪、どんな長さなんだろう」
「マニキュア、きれいに塗ってありそう」
想像が膨らみます。
観察と想像。
写真の声に耳を傾けて。
写真の楽しみ方のひとつです。
画質が云々、ノイズが云々、構図が云々、ブレが云々。
そんなことより、写真を写真として楽しむ方が好きです (^_^)
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