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egword Universal 2のアップデータ(v. 2.0.1)が出ました。
→http://www.ergo.co.jp/download/mac/ew_up/egwu201up.html
元々非常に安定したソフトですが、こうして細かいところを改良、修正してくださるのはありがたいことです。感謝!!
以前、MacOS Xを英語モードで使う方が日本語モードで使うより快速、ということを書きました。
962-070619 MacOS Xの言語モード
→http://shiology.com/shiology/2007/06/962070619_macos_8c9b.html
その場合、Flashで文字化けが発生することが問題となっていましたが、izumiさんが解決策をコメントに書き込んでくださいました。さらにtorotitiさんが詳しくまとめてくださいました。
「OSX の英語モードで高速化!?」
→ http://torotiti.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/osx_8b7e.html
izumiさん、torotitiさん、どうもありがとうございます。
以前、GX100の発色はわりとあっさりしていると書きました。
「979-070704 GR DigitalとGX100の使い分け」
→http://shiology.com/shiology/2007/07/979070704_gr_di_2dfd.html
その原因が判明。
設定でコントラストを-2に設定していたことが原因。
最近ふと思い立って、コントラストの設定を0や+1に変更したところ、美しいトーンを撮影できました。空の青もきれいに描写されます。
GR Digitalでは常にコントラストを-2に設定していたため、GX100でもあまり考えずに同じ設定していましたが、どうやらちょっと異なるようです。いずれにしても風景を撮る場合は、コントラストは高めに設定した方が、メリハリのある風景が撮れるように感じます。
いままでRAWはほぼ全く使っていませんでした。
GR Digitalでは数回使っただけ。GX100では、総撮影枚数が8千枚を超えるまで、一度も使ったことはありません。
その理由は簡単。jpegで十分だから。さらにGX100の場合は、1:1のスクエアモードではRAWで保存できないから。
でも最近、GX100を2:3のフルサイズで使っていることもあって、jpegと同時にRAWでも保存してみています。
理由は3つ。
(1) jpegのトーンが不十分な場合のバックアップ
RAWを使う必要がある被写体はそう多くありません。でも、コントラストの高い風景や、微妙な色合いを調整したい時にはRAWがいい。とはいえ、いずれにしてもjpegがメインです。shiologyに掲載している写真は、特に言及していない限り、カメラが生成したjpegファイルをApertureに取り込んで、Apertureのプラグインでアップロードしたものです。RAWではありません。
(2) 書き込み時間が長い。
RAWで撮ると書き込みに時間がかかります。GR Digitalで8秒くらい、GX100で4秒くらい(実測したものではなく感覚的な時間)。だから、その分、じっくり撮る。ゆっくりとした時の流れの中で、ゆったりした気分で撮ると、おおらかな写真が撮れるような気がします。とはいってもGR Digitalの書き込み時間は、ちょっと長すぎ。もうちょっと速くなってくれるといいなぁ。
(3) ファイルサイズが大きく、SDカード1枚で撮影できる枚数が少ない。
以前、6x7のブローニーフィルムをメインに使っていた頃と同じような感覚があります。ブローニーで撮るときは、カメラも大きいし、220のフィルム1本で20枚しか撮れないので、1枚1枚にかなり気合いをいれていました。その気合いはGR DigitalでもGX100でも同じ「つもり」です。けれども、小さいカメラに8GBのSDカードで2,000枚以上撮れるとなると、なんだかいくら撮っても際限ないような気分になる。すると1枚に込める気迫が希薄になるような気がします (^_^)
だから、あえて、撮影枚数が限られているRAWで撮る。RAWだと、8GBのSDカードをいれたGX100で427枚、2GBのSDカードをいれたGR Digitalで113枚。そのくらい少ないと、撮る被写体を選ぶ目が研ぎすまされるような気がします。いずれにしても、「気がする」レベルの話かもしれません (^_^)
ちなみにRAWのファイルサイズはGR Digitalで11.6MB、GX100は14.4MB。
それぞれ10,000枚撮ったら、116GBと144GB。たいしたサイズではありません。あとでRAW現像して遊べることを考えれば、その程度は許容範囲。
iPhoneを触っていると、「インターフェイスにおける方向性」を考えます。
iPhoneでは指の動きと同じ方向に画面が動く。
一方、MacBookなどのトラックパッドは、2本指でなぞると、指の動きとは反対方向にウィンドウ内がスクロールする。
たとえばMacBookなどでブラウザを開いておいて、トラックパッド上の2本指を下方向に動かすと、ブラウザは今表示されている部分の下側が見えるように動く。その画面自体は上方向に動く。昨年これが実装されたときには、「おぉ、使いやすい」と感じ、現在でもそれを普通に使っています。すごくダイレクトな感覚を覚えました。「スクロールバーを直接操作する」感覚。
でもいったんiPhoneを触ってしまったら、「ん? 逆だ……。」
iPhoneでは表示されている画面より下を見るためにスクロールするときは、指は上に動かす。
指が画面に吸い付いて、それをめくる、あるいはずらす感じ。ちょうど紙をめくるように。
このダイレクト感を知ってしまうと、それまで「ダイレクト」と感じていたトラックパッドの動きが、いささか「インダイレクト」にさえ映る。不思議なものです。「方向」って大切。
標高8,000フィート界隈で生活していると、陽光が目にしみます。
夕方になると目がちょっと充血します。やはり紫外線は防御した方がよさそう。街に行ったときサングラス屋さんを見つけたので、さまざまな種類のサングラスをトライしてみました。気に入ったものがあればその場で店外に持ち出し、自然光の下で納得がいくまで試させてくれる。いいお店です。その結果、フレームがなくてサイドまでカバーされているものが気に入り、購入。それ以来、目が楽です。
普段、眼鏡を使わないので、視界にフレームがないほうがいい。
また、レンズ面が小さいと、正面からの減衰した光に合わせて開いた瞳孔に、サイドや上下からサングラスを通さない光が差し込んで、かえって目が痛い。また、サングラスをかけなければサイドまで広がっている視野が、小さいサングラスで制約されるのも見にくくて堅苦しい。そこで、サイドまで湾曲した広い面を持つサングラスにしました。もちろんUVカットは万全。それで13ドル。
50ドル前後のものや500ドル前後のものまでいろいろ試したけれど、気に入るものはありませんでした。高額のものはすべて偏光レンズになっている(polarized)し、軽かったりクリアだったりして確かにその価値はありそう。でも残念ながら、サイドまでカバーされているものがなかったのです。実際に屋外に出て、いくつか試してみたけれど、結局この13ドルのが見やすい。価格って不思議なものです。
GR DigitalとGX100の使い分け。
とっても多いこの質問。
実際、いままでいろんなことを考え、試してきました。
日常的な撮影においては、GX100はスクエア・フォーマット、GR Digitalは4:3フォーマット、というのがわかりやすい。でも最近、雄大な景色を撮るあたって、いくつか異なる視点で使い分けを試みています。
(1) 画角
GR Digital:ワイコンを付けて21mmの4:3でワイドに。
GX100:50mmあるいは72mmの標準・狭角(中望遠)中心に。
GR Digitalは、単焦点レンズなので、直線が歪曲しないのが持ち味。さらに21mmのワイドコンバージョンレンズを付けてもそのレンズ性能が低下しないばかりか、かえって描写がよくなる感じもあります。「まっすぐ撮れる」って本当に気持ちがいい。
一方GX100は広角側24mmでタル型の歪曲が若干あります。それに19mmのワイコンを付けると、その歪曲が微増してしまう。雄大な景色を「雄大に」撮るという意図で歪曲を積極的に使うこともできますが、その一方で、雄大な景色を「自然に」撮るという意図を表現するには歪曲はない方がいい。そのGX100も50mm以上の標準・狭角側では歪曲がほぼゼロ。これをいかしたい。
(2) 色合い。
GR Digitalで空や木々を撮ると、その青や緑の深さ、グラデーションの豊富さにしびれる。微妙な色合いが美しい。さすがGR。一方、GX100の色は、少しあっさりしている。だから、空を含む雄大な自然を撮るには、色情報が豊富なGR Digitalで。
(3) 絵の稠密度。
GX100の1000万画素はダテじゃない。同じものをGR DigitalとGX100で撮り比べると、GX100のほうがディーテイルをより緻密に描写している。だから、対象物のディーテイルを緻密に描くにはGX100が好適。
そんなわけで、GR DigitalとGX100を「使い分け」という視点で併用しています。両者、性格が全く異なるので楽しいです。
GR DigitalとGX100。最近はRAWでも保存しています。
といっても、RAWはサブ。同時保存されるjpegがメインで、基本的にはそちらを使います。ただ、どうしてもjpegの色味が不十分なときに自分で現像するためのRAW、いわばバックアップとしてのRAW保存です。ほとんど使うことはないものの、RAWファイルを保存しておく価値はある(たぶん)。
そこでGR DigitalとGX100のRAWを手軽に扱うために、SILKYPIX Developer Studio 3.0を導入しました。
→http://www.isl.co.jp/SILKYPIX/japanese/
ダウンロード販売で16,000円。
egword Universal 2などと同様、海外にいてもダウンロードで買えるのがありがたい。そもそもソフトウェアにパッケージは不要だから、ゆくゆくはほとんどのソフトウェアはオンライン販売に移行していくことでしょう。冊子体のマニュアルが印刷されて製本されているのは無駄だし、冊子体だと持ち歩くこともないから、本当にそれを必要とする現場で見ることができない。ソフトウェアにPDFで添付してある方が、検索をかけることができ、画面上で読む方が読みやすいし(分厚い冊子体のマニュアルだと開いておくだけでも一苦労)、ソフトに常備されているうえ、荷物にもならない。その分のコストを削減して、パッケージ版よりも安価にダウンロード版が提供されるのはとてもありがたいことです。
このSILKYPIX、新たにリリースされたカメラのRAWに対応するのが素早い。GX100のRAWにも既に対応済です。本当はApertureでRAW現像できるのが理想的だけれども、ApertureはいつまでたってもGR DigitalやGX100のRAWには対応しない。以前、Apertureの開発チームの人にそのことを質問したところ、原因は(詳細は省略しますが)DNGを策定しているアドビにあるとのこと回答でした。原因はどうあれ、ApertureでGR DigitalやGX100のRAW現像ができるようになることを願っております。
さてSILKYPIX DS 3.0。
各種のフィルムをシミュレートした現像パラメーターがあらかじめ用意されているところが好き。あとレンズの歪曲補正も簡単でいい。なお、shiologyに掲載している写真は、特に言及していない限り、すべてカメラが生成したjpegファイルです。RAWファイルから現像した写真ではありません。
榊原大さんのピアノ。
→http://sakakibaradai.eplus2.jp/
最近、日常的に聴いています。
CD4枚、それぞれ何十回も聴いています。
「As for You」
「TOMORROW」
「転/移 Trans-」
「ファイト」
正確無比、コントロールされたタッチ、豊かなダイナミックス、多彩な音色、絶妙な音の組み合わせ。
大好きです。
聴いていて不思議に思ったのがアルバム「ファイト」の5曲目「September」。Gの音がデチューンされている? 3本ある弦のうち1本か2本、チューニングがずれてる?
最初この曲を聴いたとき、「あれ? Gの音が合っていない。」と感じました。でも何回か聴いていたら、「もしかしてこれは表現なのかもしれない。」と思い始めました。榊原さんはピアノの弦を直接はじいたり、ピアノの底を叩いたりして、「ピアノ」という楽器の可能性を縦横に使い尽くそうとしている人。だから、このデチューンも、彼の「表現」なのではないか。いや、きっとそうだ。そう思って改めてこの曲を聴いてみると、この1音がデチューンされているだけで、曲全体から素朴さがにじみ出てきます。それってすごい!!
MacPeople8月号が発売されました。
その表紙中央のSteve Jobs氏の写真は、6月11日のWWDC、基調講演でshioが撮ったものです。
元写真はこちら。
EOS 20D 70-200mm F4 (no IS), at 200mm, 1/160 sec, F4, ISO1600, Handheld
まだ、MacPeople本誌がshioのところに届いていないので、表紙以外に記事の中でどのように使われているのか(いないのか)わかりませんが、まずは表紙写真についてご報告です。
(追記)情報によると、19ページのWWDC特集トビラページも私が撮った写真です。
元写真はこちら。
EOS 20D 70-200mm F4 (no IS), at 200mm, 1/200 sec, F4, ISO1600, Handheld
今回の8月号、WWDC特集は写真がふんだんに使われた内容になっているそうなので、ぜひ書店でお手に取ってご覧ください。
また、合わせてshioの連載もご覧いただければ幸いです。
今回のタイトルは、「DRMのない音楽配信」です(98-99ページ)。
どうぞよろしくお願いいたします。
なお、2週間ほど山ごもりするため、shiologyはお休みさせていただきます。
メールも見られないと思います。
気付いてみると、最近、Macの日本語入力システム(IM:Input Method)に関するエントリーが多いです。今年だけでも、すでに7回書いています。
・970-070626 ATOK 2007 for Mac→http://shiology.com/shiology/2007/06/970070626_atok_.html
・957-070614 入力モードの変更方法→http://shiology.com/shiology/2007/06/957070614_fd61.html
・955-070612 ことえりが好きなわけ→http://shiology.com/shiology/2007/06/955070612_32a4.html
・952-070609 AquaSKK→http://shiology.com/shiology/2007/06/952070609_aquas.html
・871-070324 スマート予測変換→http://shiology.com/shiology/2007/03/871070324_9ac8.html
・870-070323 egbridge Universal 2、スバラシイ!!→http://shiology.com/shiology/2007/03/870070323_egbri_6cf3.html
・856-070309 egbridge Universal 2→http://shiology.com/shiology/2007/03/856070309_egbri.html
毎回書いておりますように、ことえり(Macに標準装備されているIM)をうまく使うコツは、句読点まで入力してから変換すること。単語や文節で短く区切って変換するより、長いフレーズを入力してから一気に変換する方がはるかに賢い変換結果が得られます。
そこで、最近、「句読点変換」を試しています。
設定は、ことえりの環境設定で「句読点変換」をオンにするだけ。普通にひらがなを打ち続け、句読点を入力した瞬間に自動的に漢字仮名交じり文に変換されます。やってみるとこれが結構快適。
以前別のIMで句読点変換を試みたときには、あまりにもあとから修正する部分が多くて非実用的でした。それで細かく変換するようになると、同じリズムで句読点を打った後にも無意識に変換キーを押してしまうため、変換の変換(=再変換)が行われてしまいます。それだと無駄に誤変換を生むことになるため、句読点変換は使わなくなりました。
それ以来、句読点変換という機能の存在を忘れていたのですが、先日、ことえりの環境設定を見ていてふと目に入ったとき、使ってみたくなりました。ことえりなら句読点まで打ち込んでからの一気変換が実用的だからです。実際使ってみると、普通に長文を入力している際には、とっても快適。「変換」が不要になります。
ただし、部分的に文章を修正する際、そこに句読点が含まれていると意図しない変換が行われてしまうため、その場合だけはあらかじめひらがなで確定しておくかcontrol+[J]でひらがな変換を使う必要があります。これにはちょっとだけ慣れが必要。とはいえ欠点はその程度。「変換キーは使わない」という前提で入力リズムができるメリットが大きく、ことえりの「才能」をうまく発揮できます。
句読点入力、最近のお気に入りです。
もっと早く気付けばよかった。
Macを英語モードで使うと速いと書いたら(→http://shiology.com/shiology/2007/06/962070619_macos_8c9b.html)、色々とコメントをいただいております。
そのうち数名の方は、日本語入力ができなくなったとのこと。
それは非常に困ったことです。
shioのところでは何の問題もなく普通に日本語入力ができているので、どうしてそうなってしまうかわかりませんし、直し方もわかりませんでした。
その後、また何人かの方から示唆をいただきました。
そのうち、gotoさんよると、ことえりの初期設定ファイルを入れ替えるなどの方法で解決したとのこと。その詳しい情報が掲載されているサイトはこちら。
「ことえり:動作が何か変?」
→http://homepage.mac.com/nojiri/macosx/trouble01.html#inputmenu2
念のため、ご紹介しておきます。