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2007.07.18

979-070704 GR DigitalとGX100の使い分け

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GR Digital

GR DigitalとGX100の使い分け。
とっても多いこの質問。
実際、いままでいろんなことを考え、試してきました。
日常的な撮影においては、GX100はスクエア・フォーマット、GR Digitalは4:3フォーマット、というのがわかりやすい。でも最近、雄大な景色を撮るあたって、いくつか異なる視点で使い分けを試みています。

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GR Digital

(1) 画角
GR Digital:ワイコンを付けて21mmの4:3でワイドに。
GX100:50mmあるいは72mmの標準・狭角(中望遠)中心に。

GR Digitalは、単焦点レンズなので、直線が歪曲しないのが持ち味。さらに21mmのワイドコンバージョンレンズを付けてもそのレンズ性能が低下しないばかりか、かえって描写がよくなる感じもあります。「まっすぐ撮れる」って本当に気持ちがいい。

一方GX100は広角側24mmでタル型の歪曲が若干あります。それに19mmのワイコンを付けると、その歪曲が微増してしまう。雄大な景色を「雄大に」撮るという意図で歪曲を積極的に使うこともできますが、その一方で、雄大な景色を「自然に」撮るという意図を表現するには歪曲はない方がいい。そのGX100も50mm以上の標準・狭角側では歪曲がほぼゼロ。これをいかしたい。

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GX100

(2) 色合い。
GR Digitalで空や木々を撮ると、その青や緑の深さ、グラデーションの豊富さにしびれる。微妙な色合いが美しい。さすがGR。一方、GX100の色は、少しあっさりしている。だから、空を含む雄大な自然を撮るには、色情報が豊富なGR Digitalで。

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GX100

(3) 絵の稠密度。
GX100の1000万画素はダテじゃない。同じものをGR DigitalとGX100で撮り比べると、GX100のほうがディーテイルをより緻密に描写している。だから、対象物のディーテイルを緻密に描くにはGX100が好適。

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GX100

そんなわけで、GR DigitalとGX100を「使い分け」という視点で併用しています。両者、性格が全く異なるので楽しいです。

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GX100

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