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2007.06.28

970-070626 ATOK 2007 for Mac

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Ricoh Caplio GX100

ATOK 2007 for Macが発表されました。
http://www.atok.com/mac/
2007年7月20日発売だそうです。

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日本語入力システム(IM:Input Method)は生産性(あるいは少なくとも日本語入力の気分)に直結するので、新しいIMのリリースは毎回とっても楽しみ。さっそくサイトを見て回りました。

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一番気になるのはなんといっても変換精度。
「あなたのMacが変わる ATOK HYBRID CORE」というページにそれが書いてあります。
http://www.atok.com/mac/hybrid/index.html

そこにATOK2006ではうまく変換できなかったけれどもATOK2007ではきちんと変換できるようになる、という例がいくつか掲載されています。

<例文>
・ひとがいないかさがしてみる
・それいがいにもようとがあった
・せきにんかんもともない、しゃかいじんらしくなってきた
(文末に句点はない)

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<ATOK 2006の変換例>
・人がいない傘がしてみる。
・それ以外に模様とがあった。
・責任感元もない、社会人らしくなってきた。
(なぜか文末に句点が付加されています。たぶん間違いだと思いますが、「変換例」なので一応正確に転記(コピペ)しておきます)

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<ATOK 2007の変換例>
・人がいないか探してみる
・それ以外にも用途があった。
・責任感も伴い、社会人らしくなってきた。
(こちらは第2例、第3例の文末に句点あり。)

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さっそく同じ文章をことえり(Mac標準装備のIM)で変換してみました。なお、純粋にことえりの変換結果を得るために、下記部分はこのエントリーを書く前に変換しておいたものです。

<ことえりの変換結果>
・人がいないか探してみる
・それ以外にも用途が会った
・責任感も伴い、社会人らしくなってきた

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「あった」を「会った」と変換した以外は正解。もちろん文末に句点は付加されません (^_^)
変換のしかたは、「ことえりの流儀」に則って、それぞれのフレーズ全体をひらがなで入力してから一気に変換しています。

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うーん。残念ながら、ATOK2007の価値は、この変換例だけでは実感できませんでした。確かにATOK2006に比して「進化」しているようです。でも、ATOK2006では変換できないとされている文章はことえりではほぼ正確に変換できています。ユーザーにとって重要なのは、現在のことえりよりどんなところが「進化」しているか。そこにATOK2007の真の価値があるはずです。この変換例からは逆に、ATOKを使っている人が細かく区切って変換するクセが付いている原因はよくわかりました。

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ATOK2007を紹介するページで、変換精度に関する記述はこれだけ。
まったく情報不足です。
それ以外の付加的な機能は、IMの本質ではありません。ATOK2007の「進化」がIM本来の変換性能においてどの程度のことを実現してくれているのか、新しいIMを心から楽しみにしているshioとしては、もっともっと知りたい。

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ジャストシステムさん、「最新変換エンジン」がどんなにすばらしいかをもっと明らかにしてください。そしてぜひとも「体験版」を公開していただきたいです。ことえりが「あった」を「会った」と変換してしまうところをATOK2007なら正しく「あった」と変換してくれることはとてもうれしい。ほかにもぜひATOK2007のすばらしさを披露していただきたいと思います。

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2007.06.27

969-070625 Dishの火事

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Ricoh Caplio GX100

夕方、サンフランシスコから280をクルマで帰宅する途中、スタンフォードの方からもうもうと上がる煙を発見。ヘリコプターが消火活動をしているのがよく見えました。

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なんとDishの火事でした。

Palo Alto Daily Newsの記事「Fire near Stanford Dish was a threat to observatory」
http://www.paloaltodailynews.com/article/2007-6-26-0626-stan-fire

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Dishはスタンフォードの裏山。
その写真はこちら。
「910-070503 Dish at Stanford」
http://shiology.com/shiology/2007/05/910070503_dish_.html

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968-070624 新体操デビュー演技

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Mさんが新体操のデビュー演技を披露しました。
Mさん本人の希望でshiologyに写真を掲載します。

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2007.06.26

967-070624 camera show

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Ricoh Caplio GX100

Yさんに誘われて、camera showに行ってきました。
camera showといっても日本でいうところの「中古カメラ市」です。

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今回のcamera show、そんなに規模は大きくない。
入場料は3ドルで、Yさんにクーポンをいただいたので2ドル。

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会場に入って歩き始めると、ほぼ全ての店主が、shioが首から下げているGX100を見て、「そのカメラは何?」と問いかけてくる。他のお客さんたちも興味津々。そのたびに、これはリコーの製品で、10メガピクセルで、24-72mmズームで、液晶ビューファインダー付きで、上から覗けて、……。全部説明して周ってました。ふぅ。

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2軒の店主が、shioのGX100とGR Digitalをあれこれ吟味しているところ。GR Digitalで撮影。

いままで日本の中古カメラ市には何度も行っていますが、今回ほどしゃべったのは初めて。
ある店主は、「わぉ、このカメラ、触ってみたかったんだよぉ!!」と言って話しかけてきたし、「こないだ、これの記事を読んだばかりだ」とか、「自分はGR-1を愛用していて、これも欲しい。」とか。
ともかくGX100は大人気のようです。

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滞在時間は40分ほどでしたが、出品されているカメラを見て回るよりもGX100の「営業活動」をしている時間のほうが明らかに長かった「カメラ市」でした (^_^)

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966-070623 色の深み

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EOS 20D / EF28mm F1.8

お友だちのお宅でドイツ料理のパーティー。
ドイツ人の方々がいらっしゃって、ドイツ語訛りの英語&ドイツ語のコミュニケーション。
例によって料理の写真はほとんど撮り忘れました (^_^)

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EOS 20D / EF28mm F1.8

今日の写真、前半は一眼レフ。
後半はひさしぶりにGR Digital。

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EOS 20D / EF28mm F1.8

GR Digitalは色が深い。
やっぱりレンズの素性が素直に現れます。

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EOS 20D / EF28mm F1.8

GR Digitalで撮ると空の微妙なグラデーションが深い。
木々の緑が深い。

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GR Digital

落ち着いた色合いながら、より多くの彩りを表現しているように感じます。
これがGRレンズの持ち味。

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GR Digital

やはりGR Digitalは孤高の存在です。

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GR Digital

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GR Digital

2007.06.25

965-070622 Safari for Windows

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Ricoh Caplio GX100

Safari for Windowsの3.0.2(ベータ版)が出ました。
早速、shioがいま住まわせていただいているお宅のリビングにあるVAIOにインストールしてみました。
すんなりインストール終了。

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立ち上げて、Appleのトップページを表示してみると、速い!!
いままでInternet Explorerにつきものだった「待つ」という時間がない。

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つぎにshiologyを表示してみて、日本語が問題なく表示できることを確認。
それも、なんと驚くことに、Macと同様、滑らかな文字で。

で、感じました。
アップルがSafari for Windows (ベータ版)を出した意味。

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Safari for WindowsでWebページを表示すると文字が滑らか。
Windows独特のギザギザ文字じゃなく、滑らかな曲線で構成される文字。つまり、Macと同じ雰囲気の文字で表示されるのです。MacではSafariだけでなく、ワープロもプレゼンもなにもかも、すべての文字が滑らかな文字で表示されます。

なーんだ、Windowsでも滑らかな文字を表示できるんじゃないですか。

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いままで、Windowsではギザギザ文字しか表示できないと思っていました。でも、ギザギザの文字なんてコンピュータの能力が低かった時代にビットマップで文字データを扱っていた頃の遺物であって、現在は、WindowsだろうがMacだろうが、アウトライン(つまり曲線)のフォント情報を持っている。でもWindowsの画面表示はいまだにギザギザ文字。だから、Windowsでは滑らかな文字は表示できないんだとshioは思っていました。でも違った。Windowsでも滑らか文字、表示できるのです。

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Windowsで標準的な文字は、ギザギザ文字。でもその同じWindows上でSafari for Windowsが表示する文字は、Macと同様、滑らかな曲線で構成される文字。ということは、これはもうポリシーの問題。

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つまり、マイクロソフトはWindows上で表示する文字としては、ギザギザ文字のほうがふさわしいと考えているということ。一方、アップルは、コンピュータの画面表示はできるだけ本来の文字に近づけて、曲線は曲線として表現すべきと考えているということ。

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Safari for Windowsのリリースは、そのどちらがいいかをユーザーの選択にゆだねたのでしょう。コンピュータの画面上でそういう滑らかな文字が表示できることを知らない人たちに対して、「実はこんな風に普通の書面で見るような活字に近い文字も表示できるのですけれど、どちらがお好みですか? どちらが読みやすいですか?」って問いかけているのです。

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表示のしかたがアップルやマイクロソフトのポリシーであるのと同様、どちらが好みかはユーザーが決めればいいこと。IEやその他のブラウザとSafari for Windowsの画面表示を見比べて、どちらが好みに合うか。「どうぞ見やすいほうを使ってください、もしSafariがお気に召すなら、全てのソフトが滑らかな文字で表示されるMacもお気に召すと思いますよ」というのがアップルからのメッセージなのだと思います。

なお、Safari for Windowsはまだベータ版なので、不具合もあります。これから安定していくのが楽しみです。

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964-070621 Bonjour

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Ricoh Caplio GX100

小野さんがとうとう人生初Mac購入。
MacBook Pro 17 inch 高解像度モニター
2GB
160GB 7200rpm

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仕事のあと18:30ころから小野家で、BBQのお肉やお野菜をいただきながら、各種設定など。

小野さんはエンジニアなので、ターミナルを立ち上げて見せると、UNIXのプロンプトが出て、ちゃんと100%UNIXとして使えることを喜んでいました。「これ、ホントにUNIXだ!!」って。controlを使った操作系がEmacsと同じであることにも納得。

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いろんなことに驚く彼がもっとも驚いていたのは、彼の自宅2階に設置されているワイヤレスプリンターに、何も難しい設定などをせずにつながったこと。そのときのやり取りはこんな感じ。

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shio:「じゃあ次はプリンタにつないでみましょうか。」
小野さん:「でもドライバとかインストールしなきゃならないでしょ。うちのワイヤレスだし。」
shio:「いや、そんなの必要ないと思いますよ。」
小野さん「うっそぉ」
shio:「いや、マジで。ともかくやってみましょう (^_^)」

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で、システム環境設定で「プリンタとFAX」をクリックし、「+」をクリック。すると、すぐに「HP 2500 series ---- Bonjour」と表示される。

shio:「これでしょ?」
小野さん:「えっ!? たぶんそうですけど、機種、確認してみましょうか?」

と言って、となりに置いてあるWindows機を起動するも、なかなか立ち上がらない。

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shio:「いや、これでいいはずです。addしますよ。」
小野さん:「でも、ボンジュールってなんですか?」
shio:「あ、それはアップルのネットワークの方式で……。ほら、つながった。何かプリントしてみます?」
小野さん:「えぇ、ホントにぃ??? じゃ、さっきの書類でも。」

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さっきPDFで保存したWebページをプリントしてみると、すぐに2階からプリンタが稼働する音が聞こえてきました。

shio:「ほーらね。何もする必要ないでしょ。こんなのMacじゃ何年も前から当たり前ですよ。」
2階に行ってプリントされた紙をとってきた小野さん:「えぇ、なんでぇ???」

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shio:「だからボンジュール。例えばね、iPhotoとiTunesを立ち上げてください。そうすると、僕のiPhotoライブラリーやiTunesのライブラリーが見えるでしょ?」
小野さん:「ホントだ!!」
shio:「僕のパスワード入れてください。そう。それで、どれか僕のライブラリーに入ってる曲をクリックしてみると……、ほら、聴ける。写真だって、こうやって僕のライブラリーに入っている写真を見たりコピーしたりできますよ。」
小野さん:「……」

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このあとボンジュールについてちょっと説明。ボンジュールに関してはこちら。
http://www.apple.com/jp/macosx/features/bonjour/
こんな調子で、次々と体験するMacの簡単さに驚き続ける小野さんでした。

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その他、色々。
・長い電源ケーブルと小さいプラグの両方が付属していて付け替えられること。
・そのプラグの形状が、汎用のメガネケーブルであって、他社のACアダプターと互換性があり、VAIOにもでも使えること。
・フォントがJIS第4水準までの約2万文字種が入っていること
・商用印刷クオリティーのヒラギノフォントが6書体標準で入っていること。
・トラックパッドが2本指で360度スクロールできること。
・トラックパッドを2本指でタップすると、Windowsでいう右クリックになって、ポインタの位置にコンテキストメニューが出ること。
・Exposéでたくさんのウィンドウを簡単に一覧し、移動できること。
・Safariで選択した文字列をDrag&Dropでテキストエディットに持ってくることができるばかりでなく、Exposéを合わせて使えること。
などなど、思い出しきれないほどのことをお伝えしました。

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それにしてもこの高解像度17インチモニター、本当に美しい。
日本語の文字は画数が多いので、解像度の高いモニターだとクッキリ度が増します。ぜひとも15インチのMacBook Proでも高解像度モニターを選べるようにしてほしいと感じるshioでした。

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2007.06.24

963-070620 消去!!

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Ricoh Caplio GX100

とうとう、というか、やっと、消しました。

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Ricoh GR Digitalで撮影。被写体はRicoh Caplio GX100。

写真家・田中希美男さんのblog(→http://thisistanaka.blog66.fc2.com/)で、「CAPLIOを消す」(→http://thisistanaka.blog66.fc2.com/blog-entry-154.html)が公開されて以来、shioに会う人会う人,「shioさんは消さないんですか?」とおっしゃる。

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この塩ラーメン、すごくおいしかった。麺が細いのがいい!!

もちろんshioもずーっと消したかったんです。
そして消そうとしていたんです。でも、こちらで売られている薄め液やシンナーを使って消そうとしてみましたが、どうにもうまく消えてくれませんでした。

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こちらは小野さんが食べたタンメン。

そして本日、Kさんが日本から薄め液を買ってきてくださいました。
で、消しました。
消えました。
綿棒7本使用。

使った薄め液はこれ。

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これで、このカメラに興味を持った人に、「Ricohの製品です」と言いやすくなります。

一般的に一眼レフカメラには、決まってこの場所にメーカー名が書いてあります。治安の悪い地域ではそんな名称は書いていないほうがいいので、それらもすべて消去すべき(せめて黒いビニールテープで隠す)ですが、それは別として、GX100にはその場所になぜか「Ricoh」ではなく「CAPLIO」と書いてある。

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GX100を持って歩いていると、街でも山でもいろんな人に声をかけられます。そのときに人々は、まず第一に「このカメラはCAPLIOという未知のメーカーの製品なんだ」と認識してしまいます。でもそうじゃない。ちゃんと背面に「RICOH」と書かれている。リコーのこの謙虚さが好きです。正面に名札なんか付けない。背面に小さく書く。これがいい。そして前述の理由からも、正面にでかでかとメーカー名を書かないほうが、世界中のフィールドで活躍するカメラの性格上、望ましい在り方だと思うのです。

安全上、正面から見えるこの場所には何も書いていないほうがいい。
カッコいい、悪い、以前の問題です。

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今日もアップルストア・パロアルト店でMacを見ていたら、店員さんが声をかけてきました。
「そのカメラ、カッコいいね。CAPLIO??? 何?」って。
それで、背面を見せて、これはリコーが世界に誇る製品であると伝え、横にあるMacBook Proでshiologyを表示してみせる。
「これ、このカメラで撮った写真? わぉ!!」
amazon.comで買えることも伝えました。

その店員さん、近くの高校の美術の先生でした。今週から夏休みなので、アップルストアで働いているそうです(これ、アメリカの先生には普通のこと)。色々と話をして、shioがWWDCで撮影した写真なんかも見せたら、
「○○○ドル払うから、うちの高校での45分間の写真のワークショップ担当してくれる?」

とっても楽しそうなお話です。でも来月日本に帰国してしまうと告げると、とても残念そうでした。いい社会です。shioもちょっと残念。

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962-070619 MacOS Xの言語モード

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Ricoh Caplio GX100

ちょっと大発見。
MacOS Xを英語モードにしたら、今まで日本語モードで使っていたときより断然速い!!

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MacOS Xの言語モード(というか使用言語の優先順位)は、アップルメニューにある「システム環境設定」の「言語環境」の「言語」で設定できます。

日本語
English
……

となっているリストで、「日本語」を持って「English」のひとつ下にDrag&Dropするだけ。そのあと、リストの右にある「単語区切り」を「Japanese」にしておきます。

これで、いったんログアウト(あるいはMacを再起動)して再びログイン(起動)すると、英語モードになります。英語モードといっても単にメニューやアラートなどが英語になるだけ。日本語の表示や入力は全く問題なく今まで通り普通に使えます。

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英語モードにすると全てが速い。
アプリの起動が速い。
Safariでページの読み込み・表示が速い。
Apertureで表示モードの切り替えが速い。
Mailで新しい紙を開くのが速い。
ExposéもDashboardも滑らか。

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PowerBookG4も英語モードにしてみましたが、やっぱり速い。つまり、Intel Macだけの現象ではないようです。KさんのiBookG4も英語モードにしてみると、やっぱり速くなりました。
もう日本語モードに戻す気にはなりません。

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英語モードにした直接の発端は、Aperture。
Apertureに日本語リソースが入ったとき、JISキーボード用のキーボードショートカットも設定されたのですが、なんとUSキーボードで使ってもJISキーボードのキーアサインのままなのです。

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たとえば、英語モードのUSキーボードでルーペを出すのは「`」(「1」の左隣のキー)。
でも、日本語モードのUSキーボードでルーペを出そうとすると「[」(「P」の右隣のキー)にを押す必要があります。なぜなら、日本語モードのJISキーボードではルーペは「@」に割り当てられていて、JISキーボードでは「@」は「P」の右隣にあるから。

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これは仕様かと思っていたらどうやらバグらしいので、アップルにフィードバック(バグレポート)を出しました。
https://regist.apple.co.jp/feedback/macosx/

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日本のユーザーからのフィードバックは他国のユーザーに比べて極端に少ないとのこと。アップル社内で製品を改善する優先順位は、おおむねユーザーからのフィードバックの多寡によって決定されるそうです。当然、フィードバックが多い事案は優先的に解決努力がはかられます。だから、日本のユーザーからのフィードバックが少ないと、そのバグがどんなに重要であっても、他の「声の多い」事項に埋もれてしまい、後回しにされてしまいます。従って、何か問題に気付いたら、きちんとアップルにフィードバックを返すことがとても大切。そういう声が集まれば、アップルもきっと動いてくれるはず。

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ともかく現時点ではApertureのキーアサインがメニューの表記と異なっていてわかりにくいので、Apertureを英語モードで使う目的で、MacOS Xを英語モードに切り替えたわけです。
本当はアプリごとに言語モードを選べるようになるといいと思います。
(追記:FinderでApertureを選び、「情報を見る」してLanguageで「日本語」のチェックをはずせば、日本語モードのMacOS XでApertureを立ち上げても英語になります。lainさん、ご教示感謝です。)
いや、本来は、日本語モードのUSキーボードでちゃんとUSキーボードに則ったキーアサインがされるようにバグが修正されれば何の問題もありません。

でも、英語モードの速さを知ってしまった今、もはや日本語モードには戻れない。

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英語モードでも日本語の利用は日本語モードと全く同じ。
ただし、ひとつ面白いことを発見しました。

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iTunes Store (Japan)で日本の楽曲を表示すると、すべてタイトルがローマ字表記なのです。確かにそうしないと「英語人」が読めないですから、iTunes Storeの心遣いに感動。でも日本語が読めるshioとしては、iTunes Storeを使うときだけは、OSを日本語モードにする必要があるようです。それがちょっと不便。やはり、OSでデフォルトの使用言語を設定するのと同時に、各アプリごとにそれと異なる言語も設定できるようになっていたら便利かなと思います。そうすれば、iTunesだけは日本語モードで立ち上げて、iTunes Storeも日本語で使えるのに……と思いました。(追記:FinderでiTunesを選び、「情報を見る」してLanguageで「日本語」以外のチェックをはずせば、英語モードのMacOS XでiTunesを立ち上げても日本語になります。lainさん、ご教示感謝です。)

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英語モードは至極快適。
OSの言語モードによって速度が違うことにちょっと驚きましたが、考えてみるとそれもある程度しかたのないことなのかもしれません。たとえば読み込むフォントのデータが多かったりすれば、それだけ全ての動作に影響が出るのでしょう。いままで漫然と日本語モードで使っていましたが、これからは英語モードで使うことにします。どうやらそのほうがMacの性能を十全に享受できそうです。

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2007.06.23

961-070618 Safariで快適ブラウジング

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Ricoh Caplio GX100

前回書いた17インチ高解像度モニターは、1920x1200ピクセル。
一方、shioが現在メインで使っているMacBookは1280x800ピクセル。
当然、画面は狭いです。そこで色々と工夫をして、できるだけ狭い画面を有効に使っています。その一端をご紹介。

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Mac標準のブラウザ、Safari。
これを使うとき、表示面積を最大化するために、非表示にできるものはすべて非表示にしています。
・アドレスバー(command+shift+[\]で表示をオンオフできます)
・ブックマークバー(command+shift+[B]で表示をオンオフできます)
・ステイタスバー(command+[/]で表示をオンオフできます)
基本は全部非表示。

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これで表示面積が最大になります。そこに配置されているボタン類はすべてキーボードショートカットで操作できますし、URLを直打ちするときはcommand+[L]で入力バーが表示され、URLの入力後、returenを打った時点で消えてくれます。これはとても小気味よい。

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ここまでくると、ウィンドウ最上部の枠(左側に赤・黄・緑のボタンがあるところ)と画面最上部のメニューも非表示にしたい。これが消せるようになったら最高!!

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さらにSafariの環境設定でデフォルトの文字を小さく設定し、適宜、command+[+]と[-]で文字サイズの大小を変ながら読みます。これで表示領域も最大化。

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一方、環境設定でタブブラウズをオンにしています。これが大切。
タブブラウズがオンになっていると、ページ内のリンク部分をクリックするときにcommandキーを押していれば、そのページが新しいタブで開きます。またMighty Mouseを使っていれば、スクロールボタンに「ボタン3」を割り当てておけば、そのクリックで同じことができます。

たとえばGoogleで表示された検索結果とか、新聞社サイトのトップページのようにたくさんのリンクが並んでいるページでは、commandキーを押しっぱなしで読みたいリンクを次々にクリックしていきます。すると、それらのページがどんどん新たなタブとして開き、バックグラウンドでページの読み込みが行われます。

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ひとしきり読みたいページをクリックし終わったら(この時点で何十ものタブが開いているわけですが)、command+[W]でページを閉じつつ(またはcommand+shift+→で右のタブに移動しながら)、たくさん開いたページを次々に読んでいきます。そのときspace barを押せば、ページが下にスクロールしてくれますし、shift+space barなら上にスクロールしてくれます。従って、最初にクリックしたあとは、マウス(あるいはトラックパッド)を使うことなく、キーボードだけで情報をざーっと読んでいくことができます。また、タブとして開いた数々のページは、自分がそのページを読む頃には完全に読み込みが終わっていますから、ページの読み込みを待つ無駄な時間を費やすこともありません。

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さらにページを読みながらまた読みたいリンクを見つけたら、最初と同様にcommand+クリック。
こうして、タブを活用すると、効率的にたくさんのWebサイトを読んでいくことができます。また、その際、アドレスバーやブックマークバーなどは全く必要ありませんから、前述のように原則非表示にしてしまえば、それだけ一度に表示できるページの面積が広がって、情報取得の時間的効率も増します。

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2007.06.22

960-070617 高解像度モニター

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先日発売された新しいMacBook Pro。
http://www.apple.com/jp/macbookpro/

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地味なマイナーチェインジですが、特筆すべき点がいくつかあります。
・15インチモデルが、LED液晶になった。
・15インチモデルのモニター位置が若干上昇し、上部と左右のベゼルの幅がほぼ均等になった。
・17インチモデルに、高解像度モニターディスプレーがオプション設定された。

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他にもありますが、なんといってもすばらしいのは、17インチモデルの高解像度モニター。
通常モデルの解像度は1680x1050ピクセル。
高解像度モデルは1920x1200ピクセルのHD画質。
どちらも17インチの表示面積ですから、高解像度モデルの方が単位面積あたりのピクセル数が多い。画面表示がより稠密、ということです。
(ちなみに15インチモデルは1440x900ピクセル)

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発売日の翌日にアップルストア・パロアルト店に行ったときには、残念ながら展示されていませんでした。店員に聞いても、「何それ?」っていう人までいて、あまりことの重要性の認識がないようです。ま、それもまたアメリカ。でもshioがお店にいた10分ほどの間にも、数人のお客さんがshioと同じ質問を店員に投げかけていました。

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数日後、再び寄ってみると、ありました!!
美しい。。。
特に文字の表示が美しい。
中でも日本語の文字が美しい。

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画数の多い漢字などは、アンチエイリアスをかけると輪郭が若干曖昧になりますが、この高解像度モニターではクッキリ。「活字のように」といっても過言でないほどきれいです。あぁ、15インチモデルでも高解像度モニターを選べるようにしてほしい……。

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そして、メニューも細い。
メニューは細くて十分。
10月に発売されるMacの次期OS「レパード」ではメニューが半透明化したりしていろいろ使いやすくなるようです。楽しみ。

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17インチの高解像度モニターのメリットとして、HDサイズの映画をリサイズせずに見られることがうたわれています。でも映画に限らず、写真、そして何よりも文字の表示が美しくなることによって目にやさしいことが、大きなメリットだと思います。ただ、基本となるメニューの文字サイズは小さくなります。とはいえ、ブラウザとかワープロソフトなどで表示される文字や図形は拡大することができるし、その画素密度も高いため、クッキリしますから、逆に見やすいかもしれません。いずれにしても、今後、メニューの表示のしかたが柔軟になれば、グラフィックボードの高性能化と相まって、画面の高解像度化が進むのではないでしょうか。

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959-070616 空を青く撮る

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Ricoh Caplio GX100

MAさんからのご質問です。
「空も、手前の建物や風景も、両方がバランス良く生きていて
色も綺麗ですし・・ うっとりです。
私が今一番苦労しているのが
青い空をバックに手前の花や建物を綺麗に撮りたい時、なんです。
空が白くとんでしまったり、手前が暗くなったり・・で
全然上手くいきません。
もしコツとかヒントがありましたら、
いつか日記に書いて頂けると嬉しいです!!」

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<shioのお答え>
空を青く撮るコツは単純。
カメラを空に向けて、モニター上で空が青くなったら撮影する、それだけです。空に露出を合わせて撮る、ということです。

さらに、空を青くその下の風景も暗すぎずに撮る方法は、今思いつく限り、4つあります。

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(1) 撮影するときにカメラのモニターをよーく見て、空の色とその下の景色の色とのバランスが一番よくなるところを探して撮影します。shioはこの方法。

そのためには、カメラができるだけ明暗の差を記録できるように設定するほうがいいです。そこでshioは、画像設定の「コントラスト」を「-2」に設定しています。これで、カメラの能力いっぱい、明るさの幅を記録できるようになるはずだからです。

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(2) 撮ったあと、レタッチソフトでシャドーとハイライトを調整。

それでも空の色に露出を合わせた結果、その下の被写体(景色)が暗くなってしまった場合、レタッチソフトでシャドー部分を持ち上げて色を出すこともできます。ハイライト部分も同様、少しだけなら色を出すことができます。でもshioは「写真は撮影した時点で完成品」と思って撮影していますので、あとから色調を調整することを前提とした撮影は一切いたしません。それでも撮ったあとにどうしても必要な場合は、Apertureで若干の調整をすることはあります。

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(3) RAWで撮る

RAWで撮影すると、CCDが取得したデータを十分に活かすことができます。なので、現像段階で、暗いところと明るいところ両方の情報を活かすようにすれば、jpegで撮影した場合よりシャドー部分やハイライト部分の色を出すことができます。

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元の写真。

(4) HDR

同じ景色を、露出を変えて複数枚撮影し、あとから合成する写真です。High Dynamic Range Imagingの略で「HDRI」または「HDR」といいます。その説明は、こちらに書きました。
http://www.flickr.com/photos/shio/480139716/

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シャドー部分を明るくした写真。

flickrをHDRで検索すると、たくさん出ます。中にはおぞましい色合いの写真もありますが、リアリティーのある写真もあります。露出の異なる複数の写真を合成することによって、明るい部分も暗い部分も全部描写してしまおうという表現方法ですので、ディテールまで細かく描写されているものもあり、とても面白いです。ただ、GR DigitalやGX100ではオートブラケットの設定が±0.5段までしかないので、ちょっと露出の幅が少なすぎます。せめて±1段あれば……と思います。

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どの方法をとるにせよ、撮影時に露出をきっちり決めて撮るのが一番大切なことはいうまでもありません。記録した情報以上のものを引き出すことはできないからです。

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958-070615 GX100・測光方式

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Ricoh Caplio GX100

Shigeさんから「948-070605 赤の風景」にご質問をいただきました。
http://shiology.com/shiology/2007/06/948070605_62c0.html

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<Shigeさんのご質問>
こんにちわ! 記事参考にさせていただきました。追記で、測光はどのような設定をお使いのことが多いいですか? やはりフォーカスと同様にスポットが使いやすいのでしょうか?

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<shioのお答え>
測光は評価測光です。スポット測光は一切使いません。
スポット測光はAEロックと併用することが大前提です。でも、GX100には独立したAEロックボタンはありません。FnボタンをAEロックに割り当てることもできます。でもshioにとってはAFをロックすることのほうが優先度が高い。だからFnボタンにはAF/MF切り替えに割り当てているため、AEロックにすることはできません。したがって、スポット測光を使う条件にないのです。

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また、一眼レフと違ってコンパクトデジタルカメラの場合、そもそもスポット測光の必要を感じません。測光方式がなんであれ、モニターに自分の欲しい色が表示された状態で撮影すればいいわけですから、被写体内の小さい点を測光することにはあまり意味を感じないのです。その場で撮影画像を見ることができないフィルムカメラであれば、スポット測光は非常に重宝でした。でも、撮影前にも撮影後にも、撮影画像を確認できるコンパクトデジタルカメラにおいては、その露出で得られる色があらかじめわかっているわけですから、ことさら「部分」の明るさをはかる必要は感じないのです。

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中央重点測光か、評価測光か。
このふたつに関しても、結論的にはどっちでもいいのです。でも、ちょっとだけ違いがある。評価測光のほうが、光量の変化に鈍感。「鈍感」というと悪いみたいですが、そうじゃない。中央重点測光だと、カメラを向けた方向の明るさに素直に反応して、露出を変化させてくれます。これはこれで大切なことなのだけど、GR DigitalやGX100ではそうでないほうが使いやすい。なぜなら、広角だから。

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露出は空の色で、ピントはその下の木で、という撮影をしたいとき、中央重点測光だとピントを合わせるために木に中央を向けた瞬間、(空に比べて木が暗いため)露出が上がってしまいます。でも評価測光だと、空の明るさに露出が合ったまま、木にピントを合わせることができる。

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これはまたフォーカスに関して、ときにマルチAFを使う理由でもあります。
同じ状況で、マルチAFにしていると、カメラを空に向けたままマルチAFの端っこを木の位置に「ひっかける」ことによって、露出は空、ピントは木、で半押し(フォーカスと露出の同時ロック)ができます。マルチAFにはそんな便利な使い方もあるのです。従って、28mmの広角オンリーのGR Digitalでは基本的にマルチAFにセットしています。一方、50mmや72mmでも撮影するGX100では、ピンポイントでピントを合わせる必要があるため、スポットAFを基本にしています。

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なお、一眼レフでは、すべて中央重点平均測光です。
これだとカメラごとの相違があまりないため、一番わかりやすいからです。
でも背面モニターを見ながら広角レンズで撮影するGR DigitalとGX100では、評価測光の方が光量変化に対する露出値の変化が緩やかなので、使いやすいのです。

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2007.06.20

957-070614 入力モードの変更方法

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Ricoh Caplio GX100

サンフランシスコで有名な場所はたくさんあります。
Lombart Streetのギザギザ坂もそのひとつ。
今回の写真は、その周辺。

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前々回のエントリー「955-070612 ことえりが好きなわけ」(→http://shiology.com/shiology/2007/06/955070612_32a4.html)にPAさんからご質問をいただきました。

PAさんにはメールでお返事をお送りしましたが、その後のやり取りまで含めて、こちらでみなさんにシェアするほうがいい内容だと思いますので、以下に転載いたします。

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右上の窓にMac (^_^)

<PAさんのご質問 (1)>
文節までで一括変換をされる時、文中に英単語が入っている時どのようにされるのでしょうか。頻繁に出てくる単語は恐らく辞書登録をされていると思うのですが、そうでない単語の場合です(今日のブログを拝見すると恐らく全ての英単語は辞書登録されているようです)。

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<shioのお答え>
原則としては、英単語の前で変換、確定します。
ただし、ご推察どおり、日常頻繁にスペリングする単語は、単語登録しております。たとえば、「Mac」は読み「まc」および「まっく」で、「blog」は読み「bろg」および「ぶろぐ」で。

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<PAさんのご質問 (2)>
文章入力中に結構変換の候補が出てきますが、このような時には無視され、句点まで入力されるのでしょうか。

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<shioのお答え>
大概無視しております。そこで止まるよりも、一気に書いてしまったほうが総合的には速いからです。
ただ、その候補が出たのが読点の前であったり、すでにずいぶんと長く書いたあとの場合、また逆にまだその単語しか書いていないような場合には、その場でtabを押して、確定してしまいます。

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このようにメールでお答えをしたところ、追加のご質問をいただきました。

<PAさんのご質問 (3)>
ついでなんですが、塩澤さんはUS配列のキーボードをお使いであったと記憶してます。入力の際、ひらがな入力と英字入力の切換えは、「command」+「スペース」ですか、それとも「control」+「shift」+「;」と「control」+「shift」+「J」とで変換されますか。

「MacPeople」の2005年 May の151ページに「control」+「shift」+「;」/「J」を使用しないとことえりの自動学習機能が有効にならないと書いてあるのですが、つい簡単な「⌘」+「スペース」を使ってしまうので塩澤さんはどうされているかなと思ったものですから。

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<shioのお答え──かなと英数の変更方法について>
control + space barです。
文字操作はすべてcontrol+で行っていますので、当然、ひらがなと英数の切り替えもcontrol+です。

まず、入力モードの変更(厳密には「ひとつ前の入力モードに変更」)のキーアサインを、command + space barからcontrol + space barに変更します。システム環境設定で設定変更できます。(なおその代わり、デフォルトでcontrol + space barに割り当てられている「Spotlight 検索フィールドを表示する」をcommand + space barに入れ替えます)。

さらにUSキーボードでは、Aの左隣がcaps lockキーなので、これをcontrolキーに変更します。システム環境設定の「キーボード」で「修飾キー」を変更することで可能です。

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<shioのお答え──「control」+「shift」+「;」/「J」について>
英数字を入力するモードは2つあります。
ひとつは、入力メニューに星条旗が表示される「U.S.」モード。
もうひとつは、ことえりのメニューとして「A」と表示されるモード。

ご指摘のMacPeopleの記事は、英数字の入力には星条旗の「U.S.」ではなくことえりの「A」を使え、という趣旨、つまり「あ」と「A」を行き来しろ、という趣旨だと推測します。なぜなら、英数字の入力のために星条旗の「U.S.」モードにしてしまうと、ことえりから抜けてしまうからです。

私も、星条旗の「U.S.」モードは使わず、「あ」と「A」を行き来しています。入力メニューにはことえりの「あ」と「A」のみを表示しております(これもシステム環境設定で設定できます)ので、前述のcontrol + space barで両者をまちがいなく行き来できるわけです。

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<PAさんからのお返事>
よーく分かりました。さっそく星条旗を外しました。有難うございます。あとは「タッチタイピングの秘密兵器」(→http://shiology.com/shiology/2006/03/630060311__7215.html)を活用しながらミスタッチを減らすようにするつもりです。

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<shioの再返信>
ミスタッチを減らすには、「秘密兵器」を使いつつ、ゆっくりゆっくり打つことが大切です。速く打とうとして間違えるのではなく、ひとつ打鍵する前に何秒考えてもいいので、絶対に間違えずに打つ。それを繰り返していると、徐々にスピードが上がって行きます。「間違えずに速く」というのは、あくまでも「間違えずに」が先。最初は時間がかかって、もどかしいかと存じますが、間違えてから修正することを考えたら、トータルでは速いはず。どうぞ「よーく考えて間違えずに」で練習してみてください。Good luck!!

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これに対してPAさんからは、丁寧なお礼のメールをいただきました。

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前回、MacはUSキーボードで使うほうが快適と書きましたが、書いたあと、JISキーボードにはどんなメリットがあるのだろう、と考えてみました。残念ながらあまり思い浮かばなかったのですが、しいて挙げれば、「かな」キーと「英数」キーが独立して存在することでしょうか。これを押せば、それぞれの入力モードに確実に変更することができますから。

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とはいえ、shioの場合は前述のとおり、control+space barで、かなと英数をサクサク切り替えており、それで何ら問題を感じません。とすると、JISキーボードは独立した「かな」キーと「英数」キーを設けたことによってspace barが短くなってしまったことのデメリットの方が大きいように感じます。

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956-070613 USキーボードのメリット

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Ricoh Caplio GX100

shioの周りで最近、Windowsユーザーが次々とMacを買っています。
「Windows Vistaを買って入れてみたら、必要なソフトがVista非対応なのでXPに戻した」
「Vistaを入れたけど、重すぎて使えない。」
「Vistaを入れたら、各種のドライバが揃っていないので、今まで使っていた周辺機器がほとんど使えない。」
「スタンフォードに来たらみんなMacを使っているので、自分もMacにしようかと思う」

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みなさんそんな理由です。
アメリカ人も日本人も、「Vistaって快適!!」っていう人にひとりも会わない。
なんだかみなさん、大変そうです。

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MacOS Xは新しいバージョンがリリースされるたびにちょっとずつ速くなってきましたが、こんどの10月に出るバージョン10.5 レパードで、フル64ビットになることによって、劇的に速くなるようです。先日のWWDCで行われたデモや、その後のプレビュー版に関するコメントを見ると、その快適さが伝わってきます。すごく楽しみです。

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そんなわけで、Macの購入を検討している方々から色々とご質問を受けるのですが、だいたいその内容は共通している。もっとも多い質問はふたつ。日本語対応とキーボード。
「アメリカでMacを買ったら、日本語は使えるの? キーボードは大丈夫なの?」って。

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Macは世界中どこで買っても日本語で100%使えます。
なぜなら、どこで買おうとMacのOSは同一。
日本で買うMacと米国その他で買うMacと、OSに違いは全くありません。
Macを初めて起動したときに、各国語でずらっと「○○語をメインで使います」というリストが出ます。そこで「日本語をメインで使います」という部分をクリックすれば、そのあとはすべて日本語です。つまりMacは、自分がメインで使う言語をユーザー自身が選ぶようになっているのです。これは日本で買ってもどこで買っても同じこと(なお、そうして選んだ言語はいつでも変更できます)。

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次にキーボード。
アメリカで売られているMacのキーボードは、当然US配列。
(メキシコ系の人のためにWestern Spanish配列も選べますが、ここでは関係ない話)。
一方、日本で売られているMacのキーボード、デフォルトはJISキーボード。でも、US配列も選べます。

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結論を先に言いますと、日本語をローマ字入力している人なら、アメリカで普通に売られているUS配列で全く問題なし。shioもUSキーボードを使っています。実は問題ないどころか、Macは、US配列で使うほうが色々と便利なので、shioは断然US配列が好み。日本で買うときもUS配列を選択します。

これがUS配列です。

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JIS配列が好きとか嫌いとか、そういうレベルの話ではありません。shioはMacをUS配列で使うほうが快適と感じるのです。以下に、その理由を挙げましょう。なお、文中に出てくる「command」というキーは、Macのキーボードの最下段、space bar(スペースキー)の2個左隣(USキーボードだと左右)にあるリンゴマークと四葉マークが付いたキーのことです。

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(1) 起動中のアプリの切り替え

command+tabで、起動中のアプリを順次変更できるのはJISでもUSでも同じ。でも、そのときに右に行き過ぎて左に戻ることは、JISキーボードでは 不可能 command+shift+tabで可能です(rinshoさん、ご教示どうもありがとうございました。存じませんでした)。でもUSキーボードであれば、commandキーは押したまま、tabキーのひとつ上の「`」キー(「1」の左隣のキー)を押せば、戻れます。tabを押す指をちょっと上に移すだけ。「`」キーが存在しないJISキーボードでは、この操作はできません(shift+[@]で「`」を入力することはできます)。

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(2) 使用中のアプリのウィンドウの切り替え

同じくcommand+[`]使うと、現在使っているアプリで複数開いているウィンドウ間を順に移動できます。これも[`]キーが存在しないJISキーボードでは不可能(なお、その後、USキーボードを使っているmaseさんからご指摘いただいたのですが、どうやらMacOSXを最初に日本語モードでログインすると、このキーには割り当てられていないとのこと。また日本語モードのデフォルトでは、command+F1に割り当てられているらしいとの情報もYuanyingさんからいただきました。それらの場合、システム環境設定の「キーボードとマウス」の「キーボードショートカット」で「キーボードナビゲーション」の中の「動作中のアプリケーションの次のウィンドウを操作する」をcommand+[`]に変更すれば実現できます。またrinshoさんによると、アプリによってはこの操作ができないものもあるようです。みなさま、ご教示感謝申し上げます)。

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(3) 右側にもcommandキー

USキーボードには、Space Barの右側にもcommandキーがあります。したがってcommandキーとともに右手側に配置されたキーを押す操作がやりやすいです。たとえば、command+[P]で「プリント」、command+[I]で「情報を見る」、command+[O]で「開く」、command+deleteで「選択したファイルをゴミ箱に入れる」、command+shift+deleteで「ゴミ箱を空に」……。

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(4) 「0(ゼロ)」キーの左隣に、「ー」と「+」が並んでいる。

たとえば、Safariなどで画面表示の文字を大きくしたり小さくしたりするには、command+[+]およびcommand+[-]を使います。(3)で言及した右側commandキーと合わせて使うと、右手で簡単に文字の大小を変更することができます。でもJISキーボードだと「+」はshift+[;]に割り当てられています。これをcommandとともに押すのは面倒すぎ。

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(5) その他、多くのアプリケーションソフトは、USキーボードを前提としてショートカットキーを配置している。

なので、JISキーボードを使っていて「なんでこんな使いにくいキーボードショートカットが割り当てられているんだろう」と感じたら、USキーボードの配列だと使いやすい、ということが多いです。

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(6) その他にも、JISキーボード固有の問題がいろいろとあります。

・キーボードの中心(GとHの間)が左に寄っているので、ちゃんと中央に配置されているトラックパッドとホームポジションに置いた手の位置がずれるため、使いにくい。
・returnキーが遠い(ホームポジションからreturnキーまでの間に、JISキーボードはキーがひとつ多い)。
・最上段のFキーとその下の数字キーがずれている。USキーは、その位置がだいたい一致しているので、数字の場所がわかる人ならFキーも見ずに打てる。

などです。

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逆にJISキーボードのほうが快適、という人もいます。
その理由として、「かな」「英数」キーがspace barの左右に独立して配置されていることや、リターンキーが大きいことがその理由のようです。

従って、どうしてもJISキーボードがいい、という場合を除けば、アメリカでMacを買っても、何ら問題ありません。アメリカで買ったMacはちゃんと日本語で使えるばかりか、USキーボードを使うことのメリットもかなりあるということです。

なお、日本でもオンラインのアップルストアでは、USキーボードを選んで買うことができます。価格はJISキーボード仕様と同じです。

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2007.06.18

955-070612 ことえりが好きなわけ

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すべてRicoh Caplio GX100

3回前のエントリー(952-070609 AquaSKK)にTOさんからご質問をいただきました。
「(私は)windowsからMacへの乗換組で、windowsではATOKの文節変換を多用していました。 乗換にあたり、最もストレスを感じていることの一つが日本語変換効率の悪さでしたので、今回のコラムもたいへんに参考になります。ありがとうございます。(中略)ところで今回のコラムを読んでいて感じたのですが、shioさんはIMを状況に応じて使い分けていらっしゃるのですか? 」とのこと。
お答えします。

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shioが使っているのは、基本的にことえりです。
使い分けもしていません。
とくに2003年10月にリリースされたMacOS X 10.3 Pantherで「ことえり4」になって以来、現行の10.4 Tigerにいたるまで、ことえりオンリーです。
ことえり4についてはこちらをご参照ください。
http://www.apple.com/jp/articles/panther/20031107/

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もちろん、「最高の環境」を常に求めているので、各社が新しくIMをリリースするたびに、買って、試しています。それは1988年にマックを使い始めてからいままでずーーっと行っていること。従って、この十数年間に発売されたIMは、各種ほとんどのバージョンを購入して使っています。それもアップグレードではなく新規で購入することが多かったです。

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その結果、現在もっとも気に入っているのはことえりです。
shioの感覚では、もっとも賢くもっとも快適だと思います。
TOさんは「乗換にあたり、最もストレスを感じていることの一つが日本語変換効率の悪さでした」とお書きになっていますが、これはたぶん、ことえりで短く区切って変換しているからではないかと思います。ことえりを上手に使うコツは、短く区切って変換せずに、最低でも読点(、)まで、できれば句点(。)まで、一文を全部入力してから変換することです。そうすると、気持ちいいほど的確に変換してくれるはずです。

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もちろん完璧はありません。ことえりも間違えます。
そのときには注目文節を右に移動して再変換してやります。それはどのIMでも同じでしょう。でも、shioが気に入っているのは、ことえりは文節を切り間違えることが少ないことです(注目文節を左右に移動するには、左右向きのアローキーでも移動できますが、shioはcontrol+FとSを常用しています。また文節の伸縮は、Shift+左右のアローキーでも行えますが、shioはcontrol+IとOで行っています)。

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IMが文節を切り間違えると、とんでもない変換結果が表示されて面食らいます。
その場合、どこが間違っているのかよーく見て、「あぁ、この文節が一文字多いんだ」などど原因を把握してから、文節を切り直す作業をすることになります。でもこれは、文章を執筆しているときには大きな思考の妨げになります。一方、文節は正しく切れていて同音語だけ誤っている場合は、その間違いがすんなり見えて(それ以前に同音語の間違いは予測が立ちます)、即座に注目文節を移動して再変換することができます。

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したがってshioにとっては、文節の切り間違いがもっとも少ないIMが作業効率が一番高いのです。
この点、shioが使い比べている限り、いまのところ、ことえりが一番です。
egbridge Universal 2は、「スマート予測変換」が非常にすばらしく、使っていて感動すら覚えるのですが、その一方で、いったん文節を切り間違えると、そのあとの文節がめちゃくちゃになることがあるため、文節切り間違いの原因(個所)を探し出してひとつひとつ文節を切り直していく作業が大きな手間です。そこがすごく残念。結局、egbridge Universal 2は2週間ほど使って、アンインストールしてしまいました(もちろん、ワープロソフトのegword Universal 2の方は、愛用中の愛用ソフトです)。

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たぶん、egbridge Universal 2はことえりと違って、短く区切って変換して行く方が効率的なのだと思います。でも、shioが文章を書く場合、かなりのスピードでひらがなを打ち続けて一息つくときに変換をする、というのが執筆リズムになっているので、短く区切ってひとつひとつ変換し確定して行くような悠長な書き方はなじみません。だーーーーーーーーーーーっと一文を一気に打って変換し、そのときにその一文を軽くレビューする、という繰り返しの方が、shioのリズムに合っています。逆に、短く区切って変換して行く方がリズムに合うという人には、egbridge Universal 2の方が合っているかもしれません。

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このほかことえりは、人名の姓と名のセットを記憶してくれたり、最近使ったフレーズの候補を挙げてくれるなど、使いやすい機能がいくつか入っています。またegbridge Universal 2にはスマート予測変換があって、非常に頼もしいです。でも、そういう付随的な機能よりも、IMにおいて何よりも重要なのは、基本的な変換アルゴリズム。今のところ、ことえりの変換のしかたは、もっともshioの思考に合っているのです。

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したがって、「shioさんはIMを状況に応じて使い分けていらっしゃるのですか? 」というご質問に対する答えはNoです。すべてことえりです。それが現状、shioにとってもっとも効率がいいからです。もし、他にもっと効率のいいIMが出たら、すぐに乗り換えたいと思っていますが(そしてそのために、新しいIMがリリースされるたびに使ってみるのですが)、いまのところことえり以上の環境はありません。先日ブログで触れたAquaSKKも、発想はとっても面白いのですが、「短く区切って変換する」というところが、shioのリズムには合いませんので、ちょっと使って仕組みを理解したあとはアンインストールしました。

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ことえり、最高に快適です。
木田さんをはじめとして開発してくださっている方々に、心より感謝しております。

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2007.06.17

954-070611 WWDC Keynote Speech photos

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EOS 20D EF70-200F4 (no IS), handheld

今週はアップルの世界開発者会議(WWDC : Worldwide Developers Conference)がサンフランシスコで開催されています。その初日(11日)、10時からSteve Jobs CEOのKeynote Speech(基調講演)が行われました。shioも撮影のためにプレス登録させていただき、取材に。

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Ricoh Caplio GX100, 19mm, 1/2sec, F2.5, handheld

基調講演の模様はこちらで見られます。
Apple - Mac - QuickTime - WWDC 2007 Keynote
http://events.apple.com.edgesuite.net/d7625zs/event/

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以下すべて、EOS 20D EF70-200F4 (no IS), handheld

例によってとってもとっても楽しい基調講演でした。
講演、スピーチ、講義……。「楽しい」のが一番大切。

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Jobs氏の基調講演はいつものように聴き所満載でしたが、聴きながらshioが「おぉ!!」と声を上げてしまったのは、「Back to my Mac」機能。
http://www.apple.com/macosx/leopard/features/finder.html

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自宅などに複数ある自分のMacのIPアドレスを、.Macが常に把握してくれて、外から簡単にそれらのMacにアクセス可能とのこと。これはすごーーく便利。いままでもリモートでつなぐことは比較的容易だったけれど、事前にIPアドレスを把握しているのが絶対条件でした。でも、それが必要なくなる。各所にある自分のMacのIPアドレスは.Macアカウントが常に把握していてくれる。これはスバラシイ進歩です。

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さて、One More thing...で発表されたSafari 3.0のベータ版。
基調講演終了後、さっそくインストールしてみました。
shioにとってうれしい機能をふたつ発見。

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・タブが複数開いているウィンドウを閉じようとすると、「ホントに閉じていいの?」ときいてくれるし、Safari使用中にcommand+Qで終了しようとすると、「ホントに終了していいの?」ときいてくれます。Firefoxと同様の機能が盛り込まれたこと。shioは多数のタブを一気に開いて、command+Wでひとつひとつ閉じながら複数のサイトを見るのですが、そのとき、ふとまちがえてWの隣にあるQを押してしまうことがあります。そうすると、せっかくたくさん開いたタブ(ページ)が、一気に閉じてしまう。ガックリ。それがSafari 3.0ではなくなる。ありがたい。

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・ブラウザ上で文字を入力する機会が増えていますが、Safari 3.0では文字入力枠の大きさを自由に変更することができる。従来のブラウザにはなかった感覚です。スバラシイ。

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ベータ版ではありますが、shioの環境ではクラッシュすることもなく、安定して使えています。でも、Safari 3 Public Beta自体は安定しているものの、これを入れると他のアプリケーションを使っているときに日本語入力機能が不安定になります。うーむ、残念。というわけで、しばらく使ったあと、アンインストールして元の2に戻しました。

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なお、同時にSafari for Windowsのベータ版も発表されました。SafariがWindows上で動くのです。どうやらまだ日本語が表示できないようですが、どんなに不具合があってもそれはベータ版(開発途上版)なのでしかたがありません。基調講演で主張されていたように本当にIEやFirefoxよりも断然速いのであれば、素晴らしいことです。正式版が楽しみです。

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Safari 3 Public Betaは、Mac版、Windows版ともこちらからどうぞ。ただし、あくまでもベータ版です (^_^)
http://www.apple.com/safari/

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2007.06.16

953-070610 カルトレイン

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Ricoh Caplio GX100

今日(6月10日)は、始発のカルトレイン(Caltrain)でサンフランシスコへ。

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カルトレインで気に入っているいるのは、乗客用に電源のコンセントが用意されていること。1時間の乗車ですが、その間、安心してMacを使うことができます。このコンセントからノート型コンピューターの電源をとってもOKなことは、車掌さんに確認済。

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クルマでサンフランシスコまで行くと、運転1時間。当然その間、何もできない。ガス代もかかるし、サンフランシスコでの駐車料金も場所によっては必要。でもこうしてカルトレインで行けば、1時間、電源の心配をせずにMacで作業ができる。すばらしきこと也。

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そんな素敵なカルトレインですが、ひとつ大きな欠点を発見!!

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揺れる。。。

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テキスト入力のような作業であれば全く支障ありません。
でも、たとえば写真の整理のように、連続的、断続的にハードディスクにアクセスするような作業は、事実上、できません。それはなぜかというと。。。

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MacBook、およびMacBook Proというノート型のMacには、加速度センサーが入っています。Macが万が一落下してしまうような場合に、その動きを検知し、ハードディスクのヘッドを瞬時に退避させることによって、ハードディスクのクラッシュを回避するための機構です。

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カルトレインの中で、たとえば写真を大量に読み込む作業をしようとしても、写真を読み込むはずのプログレスが全く進みません。どうやらカルトレインの揺れは、この加速度センサーに検知され、ハードディスクのヘッドが退避してしまうようです。

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ライトサーベルの音も出せて 便利な加速度センサーですが、カルトレインとは相性が良くないようです (^_^)

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952-070609 AquaSKK

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Ricoh Caplio GX100

以前から何人かの人に薦めていただいていた AquaSKK
今日(6月9日)、そのバージョン3.4がリリースされたのですが、何だかピーンと来て、使ってみました。ほんの少し使っただけで好感触。
薦めてくださった方々に感謝申し上げます。

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AquaSKKは、Macで使えるかな漢字変換ソフト(Imput Method、略してIM)です。
オープンソースで配布され、誰でも無償で利用可能。開発してくださっている方々に頭がさがります。多謝。

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MacにはIMとして「ことえり」が標準装備。
shioはことえりが大好きです。
また、サードパーティーからも、egbridge Universal2やATOKが販売されています。それらのIMはいずれも、人間がひらがなの文字列を入力し、コンピューターがそれを何らかの方法で解析して、かな漢字混じりの文章に変換する仕組みです。

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一方このAquaSKKはちょっと発想が違う。
基本的に、ローマ字入力でタイピングしていくひらがなはその場で確定されていきます。変換も無変換もありません。原則、無変換。そして漢字を入力したい部分が来たら、その最初のローマ字を大文字で打ち、漢字の部分を打ち終わったら普通にスペースで変換します。送り仮名があるときは、送り仮名の最初のローマ字も大文字にします。ルールはそれだけ。漢字にするかしないかを、書き手が主体的に選択できるため、勝手に難しい漢字に変換されてしまうことはありません。漢字にしたいときだけその単語の頭文字を大文字で打てばいい。

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なんと単純明快な仕組みでしょう。
そして、日本人が筆記する際の自然な発想にのっとっています。

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来月、7月20日にATOK 2007 for Macが発売される予定。
egbridge Universal 2はすでに発売されて、スマート予測変換がスバラシイ。
そして、Macに標準搭載のことえりは、10月に発売されるMac OS X 10.5 Leopard(レパード)で進化するはず。
楽しみ!!

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ことえりについて一言。
最近、あいついで数人から質問を受けたこと。ことえりの上手な使い方。

Windowsを使っていた人がMacを使い始めると、文節ごとに変換してしまうそうです。でもそれだと変換の効率は高くなりません。ことえりは、日本語を文法的に解析して変換をしています。だから、できるだけ長めに打ち込んでから変換をするのがことえりの賢い使い方です。目安としては、最短でも句読点まで打ち込んでおいてから変換。

また、環境設定で「句読点で変換」にチェックをいれておけば、変換のためにスペースキーを押さなくても、句読点で自動的に変換してくれます。人によってはこの方が効率がいいかもしれません。(shioは句読点も単語登録に使っているので使えませんが)

いずれにしてもことえりを使う場合は、できるだけ長くひらがなを打ち込んでから変換すれば、誤変換が激減します。どうぞお試しください。

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今日(6月9日)、ふと気付くとGX100で撮影した写真のファイル番号が7000番を超えていました。そこで、ちょうど7000枚目の写真はどんな写真だったのかと思ってみて見ると……

R0107000
GX100、R0107000

でした。あはは……。
ちなみにこの手の主は、こちらの彼女です。

R0107025

951-070608 GX100の歪曲

R0106968
Ricoh Caplio GX100, 72mm相当

ズームレンズは歪曲します。
まっすぐなものがまっすぐ写りません。
四角いものを撮ると、樽のように太ったり、糸巻きのようにやせたりします。
その歪曲のしかたは一様ではなく、ズームの各ズーム域によって歪曲のしかたが異なります。

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GX100, 24mm相当。こういう線は歪曲が影響しません。

GX100のズームレンズの歪曲特性は比較的わかりやすい。
最広角側で樽型の歪曲、ズームが狭角側(望遠側)に行くにしたがって歪曲がほぼなくなって行きます。そこでshioは、まっすぐなものをまっすぐに写したいときには、状況が許す限り、50mmか72mmを使うようにしています。その点、GR Digitalはズームがない単焦点レンズなので、広角28mmでもほとんど歪曲がない。それがGR Digitalの最高のメリットです。広角でシャッキリした絵を撮りたかったらGR Digitalで。

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GX100, 50mm相当

950-070607 UCSF

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Ricoh Caplio GX100。ツインピークスです。

UCSF (University of California, San Francisco) のラボにお邪魔しました。

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UCSFは医学大学院だけの大学。
Stanfordとならんで世界最先端の医学研究機関。

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カリフォルニアに来て、日本にいたら関わることが極めて少ない分野の研究者と出会い、語ることがとても多い。それも、かしこまった「研究会」や「学会」や「(政府の)委員会」などといった場ではなく、極めてカジュアルな関係で。

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医療関係者やコンピュータエンジニアが多いけれど、それ以外も多岐にわたる分野の方々と交流があります。この人的つながりの多様性が、ここシリコンバレーの強みのひとつでもありましょう。

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同業者でかたまってばかりいないで、異分野の人と語る価値は、計り知れません。

R0106946

949-070606 指輪ピカピカ

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Ricoh Caplio GX100

写真と全然関係ない話。

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指輪を長く指にはめていると、汚れがたまってきます。
とくに石が入っている指輪は顕著。
ときどききれいにしないと不衛生だし、石の輝きも鈍くなります。

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shioは指輪の掃除に電動歯ブラシを使っています。
超音波の周波数で振動する歯ブラシ。

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眼鏡屋さんの店先に置いてある超音波クリーナーと同じ原理できれいになります。
超音波の振動によって細かい汚れもすべて浮き出し、ピッカピカになります。
ちょっとだけ石けんを付けるとさらにきれい。

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電動歯ブラシ、カリフォルニアだと高性能なモデルでも数十ドルで簡単に手に入るのですが、日本だと値段が異様に高い。
なんでだろう。
虫歯ができた方が儲かる人々の……? (^_^)

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超音波の周波数で振動する電動歯ブラシを使うときにひとつ大切なのは、水。
歯ブラシから虫歯菌までの間に水があれば、その振動が伝わって、虫歯菌を殺すそうです。だから、電動歯ブラシを使うときは、ちょっと水を多めに使います。

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指輪も水の中できれいにします。

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2007.06.15

948-070605 赤の風景

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Ricoh Caplio GX100

shioのGX100、どんな設定で使っているのかという質問をたびたび受けます。
露出モードは、ほぼすべてPモードです。
それを信じてくださらない人が結構いるのですが、本当にPモードばかり使っています。絞りやシャッタースピードを調整するなどということは、全くやっていません。
「いいカメラ」なら、その被写体に対して適切な値を出してくれるはず。実際、GX100にしろGR Digitalにしろ被写体に向けてシャッターを半押しすれば、多くの場合は、撮影時に自分が思っている値が自動的に出てくれます。

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もし自分が思ったとおりの値を出してくれない場合は、カメラの向きを変えます。
自分が欲しい明るさの方向のカメラを向けて、そこでシャッターボタンを半押しします。欲しい明るさで欲しい距離に適切な被写体がない場合は、Fn.ボタンでピントを固定したあと、欲しい明るさの方向にカメラを向けて半押しして露出を固定し、そのあとにフレーミングをしてシャッターを切ります。

だからやっぱり使っているのはPモード。
Mモードでダイヤルを回しながら絞りとシャッタースピードを選ぶより、この方が簡単。

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あ、あと露出補正は-0.3か-0.7を基準にしています。
これは、GX100の出す露出がshio的には若干高過ぎる傾向にあると感じるためです。特に空の色は、露出が高いと白く飛んでしまいます。なので(GX100の基準よりは)気持ちアンダーめを基本にしているのです。ただ、これもあまりシビアではなくて、ともかく欲しい値さえ出ればいいので、アンダーにしたければ明るめの方向にカメラを向けてシャッターボタンを半押しすればいいわけですから、結局のところ、欲しい値さえ出ればそのプロセスはなんでもいいのです。

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もちろん、Mモードを使うこともあります。
その代表が夜景撮影。
夜景を撮るときは、Mモードで絞りやシャッタースピードを選んでいます。

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次にフォーカス。
ほとんどはスポットフォーカスです。
MacPeople7月号の私のコラムを読んでくださった方ならご理解いただけると思いますが、撮りたい「点」にピントを合わせるわけですから、スポットフォーカスを使うのは当然です。

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ただし、たまに「マルチAF」も使います。
ピント合わせとAEを別々に設定する時間的余裕がないときです。
動き回る子どもとか、瞬間的に撮る必要がありそうなとき、つまりフォーカスロックをしてフレーミングを直す余裕がなさそうなときには、あらかじめマルチAFに変更しておきます。でも基本はあくまでもスポットフォーカス。

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ホワイトバランスは基本的にオート。
でも曇天モードは時々使います。

R0106749

あとは画像設定。
コントラスト:-1
シャープネス:+1
色の濃さ:+2
これは以前も書いたとおり。

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画面の表示はすべてオフ。

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基本はオート。
オートでもちゃんと撮れるのがいいカメラの条件だと思います。

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2007.06.14

947-070604 空港

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Ricoh Caplio GX100

空港の長い廊下から。

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この「Airport」には「Hairport」もあります (^_^)

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2007.06.12

946-070603 チェス

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Ricoh Caplio GX100

hrsさん、mdrさんからレゴのチェスをいただきました。
感激!!

チェスは子どもの頃からやってます。
そしてレゴも大好き。
そのふたつが合わさったレゴのチェス、最高。

チェスは、将棋と同様、盤上に並んだ自分のピースを動かして、相手のキングを取るゲームです。将棋に比べて勝負のスピードが速いので、そんなに時間をかけずに終わることが多いです。こちらでは、チェス、非常にポピュラーです。幼稚園からチェスクラブがあるくらい。

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先日、本屋さんに行って気付いたこと。
「詰めチェス」の本が少ない。
日本だと「詰め将棋」って非常にポピュラーで、たいがいの本屋さんには棚一段分くらいの詰め将棋本が並んでいるし、駅の売店でも普通に売ってる(この「普通に」の使い方は「普通におかしい」のかもしれませんが、新しいものは使ってみる)。

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パロアルトにある本屋さんで店員に「詰めチェス」の本はどこにあるか聞いたところ、チェスの棚に案内されました。チェスの解説本はあるのに、詰めチェスの本は1冊しか置いてありませんでした。そんなに小さな本屋さんではなかったのですが、こんどはもっと大きい本屋さんに行ってみることにします。

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チェスは将棋より手数が少ないという意味で簡単。
なぜなら、「持ち駒」という概念がないから。
将棋の場合は、相手の駒を取ったら、それを後から自分の見方の駒として再利用することができる。「捕虜」の概念なのでしょう。一方、チェスの場合は、取ったピースはそれ限り。相手のピースを取ることはその場で相手を殺すことを意味するのでしょう。だから、盤上のピースの動きのみが考察の対象です。どこにでも打つことができる相手の持ち駒を計算にいれる必要なし。

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ピースの種類も6種類しかない。
キング、クイーン、ビショップ、ナイト、ルーク、ポーン。
だから、6種類のピースの動きさえ覚えればゲームをすることができます。
簡単で面白い!!

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945-070602 Dinner

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Ricoh Caplio GX100

友人宅でディナーをいただきました。

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944-070602 ワイナリー

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Ricoh Caplio GX100

うちからクルマで20分ほどのところにあるワイナリー。
shioはワインを飲むわけではありませんが、友人たちとともに土曜日のランチピクニックをしに行きました。
今回の写真は、そのワイナリーのお庭から。

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943-070601 コアラ

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Ricoh Caplio R5

久しぶりに動物園へ。
今日はコアラが木の上で寝ました。
まずはGX100で撮影。

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GX100

でもやっぱり72mmでは寄りの限界。
そこでRicoh Caplio R5で撮影。これなら200mmの望遠レンズ(狭角レンズ)。
こうしてどうしても近づけない被写体に対して「望遠」したいときには、Caplio R5のズームが役に立ちます。

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Caplio R5

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笑ってる (^_^)

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ここからGX100

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2007.06.11

942-070531 iTunes Plus

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Ricoh Caplio GX100

5月30日、iTunes Plusが始まりました。
256kbpsのAAC形式で、DRMなし。ありがたい!!
従来は128kbpsでDRM付き。
それが、Plusでは、音質を左右するビットレートは2倍、使い勝手が悪くなるDRMはなし。スバラシイ!!

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さて、さっそく今までiTunes Storeで買ったものでPlusにアップグレードできるものがあるか見てみると、ありました。アルバム1枚分、10曲、アップグレードしました。2.97ドル也。

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アップグレードしたのは、Alasdair Fraiser with Paul Machlisの“The Road North”。
古い方のファイルを消去しなかったので、 shioのiTunesの中には、以前に買った128kbpsのファイルと今回買った256kbpsのファイルが、交互に20曲並びました。聴き比べをしてみたいと思ったからです。

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まず、1曲目から順に、128kbpsの「保護されたAACオーディオファイル」と256kbpsの「購入したAACオーディオファイル」を聴き比べてみました。使ったのは例によってソニーのモニターヘッドフォンMDR-7506。
http://www.ecat.sony.co.jp/business/prof_audio/products/index.cfm?PD=12479

R0106047

うん、確かに違う。
256kbpsの方が……
・各音の立ち上がりがはっきりしています。粒立ちがいい感じ。
・音に迫力があります。音の圧力を感じます。
・ヘッドフォンをビリビリ「鳴らして」います。
・特に低音部の豊かさが大きく、音程感も明瞭。
・ハーモニックスがきれい。
・ダイナミックな感じ。
・演奏者が近くにいる感じ。
・弦をこするノイズも明瞭。だから余計にアタックがはっきりする。
・小さい音がよく聞こえる。
・音全体に、ツヤがある。

といった印象です。

R0106029

でも、これだけでは本当に自分が違いを認識できているかわからない。「今、256kbpsの音を聞いている」ということを自分でわかって聞いているからです。そこで目をつぶって、128kbpsと256kbpsが交互に20曲並んだリストの上にポインタを置き、マウスを適当に上下に動かしてからダブルクリックして、鳴った音がどちらのファイルかを自分で当ててみました。その結果、ほぼ100%の的中率。やっぱり音は明らかに違います。価格上昇分の恩恵は十分にあると感じました。

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本当はCDと聴き比べをしたい。でもCDで持っている曲をiTunes Storeで買うことはないから、そういう機会はなさそう。いや、そんなことを言っていないで、CDで持っているアルバムをどれかひとつ買ってみようかな。

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941-070531 白黒で

R0106165
Ricoh Caplio GX100

ヨセミテ、白黒でも撮りました。
GX100の白黒モードです。

R0105388

スクエアモードでも。

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2007.06.10

940-070531 警告マークの非表示

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Ricoh Caplio GX100

ヨセミテにいくつかある滝のひとつ、Yosemite Fallの真下まで登ってみました。
ヨセミテはシリコンバレーからクルマで4時間。
サンフランシスコからの日帰りツアーもあるくらい、手軽に行ける距離にあります。

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GX100

滝の真下付近では、びしょびしょになりながらの撮影です。
カメラを濡らさないように気をつけるのが大変。
こんなとき、GR DigitalやGX100が防水だったら、とつくづく思います。
リコーのCaplio 500G wideや500SEがGX100くらいシンプル・コンパクトな筐体になってくれたら即買いたいと思います。

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GR Digital

滝の下で水しぶきを浴びながら撮影するにあたり、GR DigitalにするかGX100にするか考え、GR Digitalを選びました。その理由は、可動部が少ないこと。そして、本体が薄いこと。首からさげてシャツの中に入れ、撮るときだけ外に出して撮影するためです。

R1017283
GR Digital

最近、ときどき受ける質問。
「もうGR Digitalは使わないんですか?」

そんなことはありません。GX100は新たに手に入れたツールであるため、今は、それが手になじんで、自分の手の延長、目の延長となって、いちいち頭を使って考えることなく使えるようになるまで使いこんでいる段階です。「これはGR向きの被写体だ」と感じても、すべてGX100で撮影しています。常にGR Digitalも持って歩いているので、いつでも使える状態ではありますが、今はGX100に専念。

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GR Digital

その結果、GX100はすでにかなり「体の一部化」してきています。
たとえばADJ.ボタンとダイヤルを操作する右手親指と人差し指の連携がスムーズになってきました。画面の表示を見ずに、各種の設定を変更できます。そのため普段は、背面モニターやEVFには、被写体のみが表示されるモード(つまり露出補正やISOといった設定値は一切表示されないモード)に設定しています。各時点における各種の設定値は常に頭に入っていますので、表示されている必要はありません。そして、その変更も指の動きとダイヤルのクリック感などに従って頭の中で描くことができます。そうなると、モニター(EVF)で見たいのは写す対象だけ。被写体に集中して撮影することができます。

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GR Digital

GX100の画面表示でひとつ、希望があります。
シャッターボタンを半押ししたときに画面中央上部に大きく表示されるオレンジ色の手ぶれ警告マークが表示されないように設定できるとありがたい。半押しした状態で被写体をよーーーく観察してから撮影することが多いshioにとって、このマークがあると被写体の一部が隠されてしまって非常に困ります。とくに人物の全身を撮影するとき、このマークはちょうど相手の顔の上。表情を観察して一瞬を捉えることができません。とくにEVFではこのマークが相対的に大きく表示されますから、そのわずらわしさは顕著。

R1017243
GR Digital

もしこのマークを非表示に設定できるようにすることが難しいのであれば、グリーンのカメラが示す全自動モードではそれを表示し、Pモード以下のときには表示しないように変更するのはいかがでしょう。Pモード以下を使うユーザーなら、「手ぶれ警告」がなくても画面に表示されるシャッタースピードの意味がわかるはず。そもそもGX100は、そんなことをユーザーに「警告」することが期待されているカメラではないはず。ぜひともカメラの性格とかコンセプトにあうように改善していただければと思います。

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GX100

2007.06.09

939-070530 自然光でMacBook

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Ricoh Caplio GX100

カリフォルニアでは、日本にいたとき以上に場所に規定されない生活をしています。
好きなときに好きな場所で仕事をし、好きなときに好きな場所で遊ぶ。
自由です。

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こちらで企業に勤務する友人たちを見ても、たいがい4時から6時あたりには帰宅して、子どもたちと遊び、家族と夕食を共にして、子どもを寝かせる。そしてまた夜中まで自宅で仕事を行う。仕事は「会社」という場所にいなくたってできるのが当たり前。VPNで会社のネットワークにログインして、職場にいるのと同じネットワーク環境で仕事します。企業人であっても、場所や時間に拘束されず、自由に仕事することができるのです。もちろん「超忙しい」人は夜中まで会社で仕事をしている場合もあるけれど、その一方で、平日昼間、子どもの学校にボランティアに来たり、家族や学校のイベントに参加したりする自由度があります。

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shioの場合、大学の教員という比較的時間の融通の利く職に就いているため、日本にいたときもかなり自由な場所で仕事をしていました。スタバで原稿を書いたり、電車の中でメールを読み書きしたり、旅先で資料を読んだり。

R0105401

それができるのは、仕事がMacに集約されているから。
Macさえ持っていれば、仕事ができます。たとえば、紙の資料もたいがいPDFにスキャンしてMacに入れてありますから、重い資料を持ち歩く必要もなく、Mac1台で身軽に移動して、好きな場所でそれを読めます(ちなみにスキャンには長年ScanSnapを愛用しているのはshiologyでも何度か書いているとおり)。資料の紙束を持ち歩くことを考えると、Macなんて軽い、軽い。

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そんなshioでも、カリフォルニアに来て初めて仕事に使うようになった場所があります。
それは公園。日本では公園で仕事をすることはありませんでした。
でもこちらには広大な公園がいたるところにあります。端から端が見渡せないような広さの公園。太陽はあたたかく照り、空気は乾燥してひんやりした風が流れています。非常に快適。喫煙者もゼロだから、空気は澄んでいてきれい。最高の思考環境です。

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そんな場所でMacを使うとき。大切なのが画面の見やすさ。
はたして澄み渡る青空の下、Macの画面はきちんと見えるのか。

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これが大変見やすいのです。
まず、太陽を背にして座ります。公園にはあちこちにさまざまな向きのベンチがあるし、バーベキュー用にテーブル付きのベンチもたくさんあるので、快適な角度のベンチはすぐに見つかります。太陽がちょっと斜めうしろ位から当たるのが一番快適。座ったらおもむろにMacを開き、バックライトをオフにします。太陽光が直接反射しない角度にモニターの位置を調整すれば、準備完了。

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昔使っていたPowerBook Duoなどの白黒液晶は、室内でも、バックライトを消しても視認できるものでした。それがカラーのTFT液晶になって、バックライトを点灯させないと、ほとんど画面が見えないようになりました。shioはこれをちょっと残念に思っています。本当はバックライトがなくても見えるモニターを使いたい。

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人間の目は反射光を見るように作られています。我々の生活では、太陽を見つめたり室内の電灯を見つめることはありません。何らかの物体に反射した光を見て生活しています。目は、発光体を見つめるようには作られていないのです。だから、「バックライト」という発光体を見続けるのは目にはよろしくない。できればバックライトは消して使いたい。でも現在のカラー液晶はそれができない。そのため、せめてバックライトの明るさを環境に合う明るさに頻繁に調整しながらMacを使います。shioの場合、もっとも暗くして使っている時間が長いです。

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しかし、屋外のような非常に明るい環境ではバックライトを消して使うことができます。非常に見やすい。現在のモニターでも、反射光で十分視認することができるのです。モニターの利用環境としては理想的。実際、このエントリーは、そうやってバックライトを消した状態のMacBookを使って公園で書きました。
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先日発売された新しいMacBook Pro。
その15インチモデルは新たに、液晶モニタのバックライトがLED(発光ダイオード)になりました。これは、さまざまな意味で歓迎です。shioは早速、アップルストアのパロアルト店に行って、実物を確認してきました。従来モデルと並べて明るさを比べると、最大輝度にしたときの明るさは明るい。これは写真や映像を観るときにありがたい。そしてshio的にもっと重要なのは、もっとも暗くしたときにどこまで暗くなるか。New MacBook Pro 15インチは従来に比べてかなり暗くできることを確認しました。

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ITmediaの記事で、最小輝度にしたときに、モニタの中央に比べて四隅が微妙に暗いことが取り上げられています。
「トップブロガーたちによる「新MacBook Pro」速攻&即興レビュー (2/2)」
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0706/07/news029_2.html

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shio的には、画面四隅の光量落ちよりも、従来以上に全体を暗くできることがうれしいです。

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938-070529 GX100・ステップズーム

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Ricoh Caplio GX100 24mm相当

今回の写真、すべて1ヶ所から撮った写真です。
GX100はズームがあるので、いろんな画角で撮ることができます。
そのズーム、「ステップズーム」に設定してあります。

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72mm相当

GX100でステップズームをオンにすると、ズームの画角が5段階に規定されます。
24mm, 28mm, 35mm, 50mm, 72mm(いずれも35mmフィルムカメラに換算した値です)

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72mm相当

またワイコンを付けると、下記の5段階になります。
19mm, 22mm, 28mm, 40mm, 57mm

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72mm相当

通常の無段階ズームだと、ズームレンズの価値はあまり発揮できません。ズーム位置が無段階で移動するため、「いま何ミリになっているのか」が明らかではないからです。結局のところ、最広角側と最狭角側(つまり最望遠側)だけを多用することになります。それではせっかくのズームレンズの一部分しか使っていないことになります。

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50mm相当

でも、リコーのズームコンパクトデジタルカメラには「ステップズーム」機能がついています。GX100ももちろん。shioはリコーのコンパクトデジタルカメラを買ったら、すぐにステップズーム機能をオンにします。そうすると、「この被写体は50mmで撮ろう」という風に、撮影者が主体的に画角を選んで被写体に望むことができます。これが大切。

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72mm相当

shioはズームを広狭させてフレーミングを考えることはありません。
その辺のことについては、現在発売中のMacPeople7月号の連載に書かせていただきました(94-95ページ)。ご興味があればどうぞご覧くださいませ。

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50mm相当

2007.06.06

937-070526 色と光

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Ricoh Caplio GX100

木田さんたちとともにお写んぽしたときの写真。
スタンフォード大学病院周辺です。

R0104697

3回前のエントリーに、norihitoさんからご質問をいただきました。
「白黒で撮影するのと、カラーで撮影したものを画像処理で白黒にするのって何か違うんでしょうか?」とのこと。すでにメールでお答えしましたが、こちらにも掲載します。

R0104705

shioの場合、白黒で撮る対象とカラーのそれは異なります。
したがって、「白黒で撮る対象」を撮っている限り、撮影時点で白黒モードに設定するのと、カラーで撮っておいてあとで白黒に変換するのとは変わりません。結論的にはどっちでも同じです。

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大切なのは、カメラで白黒モードにするにせよ、あとで変換するにせよ、撮影時点から「これは白黒写真」と考えて撮ること。そこで、カメラの白黒モードを使います。コンパクトデジタルカメラのメリットは、モニタやEVFで画像を見ながら撮影できること。フィルムカメラのように、ファインダー像を見ながら仕上がりを想像する必要がありません。そんなコンパクトデジタルカメラを使って撮影する場合、「白黒の絵」を撮ろうとしたら、白黒の画像がモニタ(EVF)で見えている方が自然、というわけです。

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それからshioは、写真は撮影したときに完成、と考えて撮っています。もちろん、プリント時点で色味の調整をする必要は生じますが、それは別の話。「写真」としては撮影時点で完成です。したがって、あとで色を変換するということは考えていません。もしカラーと白黒と両方欲しかったら、それぞれ1枚ずつ、2枚撮影します。

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では、白黒で撮る絵とカラーで撮る絵は何が違うか。

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カラーは色を写します。
白黒は光を写します。

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そして、両者のベン図を考えると、その重なったところが、色と光を写す部分。
shioはカラーで撮るときも、「色と光」を写そうとしています。

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936-070526 木田画伯現る

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Ricoh Caplio GX100

前回のエントリーでお蕎麦を打ってくださっている蕎麦処 ぱろある亭の木田さん。GX100をお買いになりました。さっそくご一緒にお写んぽ。そのときの木田さんの出で立ちが、「画伯」っぽかったので、このエントリーは木田画伯の姿をお伝えします。

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935-070526 おそば

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しばらく時間が取れなかったのですが、久しぶりにブログを書く余裕ができました。
これから数回分、まとめて書きます。

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今日はおそば。
先日に引き続き、蕎麦処 ぱろある亭の木田さんがおそばを打ってくださいました。場所は清田さん宅。

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打ち上げたおそばを木田さんが茹でてくださるたびに、みんながあっという間に平らげてしまいます。非常においしいく香るおそばでした。
木田さん、ごちそうさまでした。

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そして清田さんは餃子を作ってくださいました。
120個の餃子もあっという間にみんなの胃袋へ。
あ、写真は撮り忘れました (^_^)

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R0104850
nmkさん作

R0104853
nmkさん作

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