877-070330 添付ソフト
4月20日発売のリコーCaplio GX100にはMac用の添付ソフトがありません。
→http://www.ricoh.co.jp/dc/caplio/gx100/spec.html
Caplio R6から、Mac用のソフトを添付しなくなりました。
→http://www.ricoh.co.jp/dc/caplio/r6/spec.html
スバラシイ!!
ようやくなくなりました。
いつも、「これ、無駄だあなぁ」と思っていました。Macにはこういったソフト、必要ないのです。Macを買えばiPhotoが入っていますから、各社のデジタルカメラをUSBでつなげば撮影した写真をMacに取り込めるし、スライドショーしたり、簡単なエディットしたり、プリントしたり、写真集を制作したり……。およそデジカメで撮った写真でやりたいと思うことができます。だから、カメラに添付されているソフトは、全く使わない。インストールももちろんしません。作ってくださっていた方々には本当に申し訳ないけれども、不必要なものは作らないで、コストを減らして、そのぶん安くしていただくほうがありがたい。その分、開発やサポートの人的物的リソースを、カメラ自体の向上に回すほうがいい。
よく知らないのですが、WindowsにだってiPhoto同様のソフトはあるはず。もしWindowsにはMacのiPhotoみたいな便利で使いやすいソフトが標準装備されていないのであれば、カメラメーカーは独自のソフトを開発するのではなくて、たとえば「Photoshop Elementsバンドル版購入権」を添付すればいいと思います(バンドル版をカメラに「標準添付」してしまうと、その分の価格が上乗せされてしまいますし、デジタルカメラを複数台持っている人は無駄な出費になるから「バンドル版購入権」だけつければいい)。
餅は餅屋といいますように、カメラメーカーがデジタルカメラ写真取り込みソフトを開発するより、それ専業のメーカーの製品の方が使いやすい蓋然性が高いし、カメラメーカーはソフトの開発コストを削減して、デジタルカメラの価格を下げることができます。もちろん、RAW現像など、各ソフトの性能に差があるような高機能なソフトであれば、各社でどんどん開発し、「質の競争」をして、質を高めあっていただきたい。だけど、単に写真を取り込んだりそれを見たりするだけだったら、もう必要ないと思います。
リコーが取り込みソフト(Mac版)の添付をやめたこと、英断です。
さて、発表以来話題沸騰のCaplio GX100。
前回・前々回のエントリーに引き続き、shioが気に入った点について書きます。
・24mm相当の広角レンズ。その上、ワイコンをつけるとなんと19mm相当になる!!
ますますスナップ撮影を楽しくしてくれます。
24mmレンズを付けたコンパクト型デジタルカメラは、以前ニコンのCoolpix 8400(2004年10月発売)がありました。でもこれ、24mmなのは至極魅力的だけれど、その大きさたるや113×82×75mm、重さも400gで、ちょっと「コンパクト」とはいいがたかった。shio的な「コンパクト」の基準は「ポケットに入る」こと。shioはドラえもんじゃないから、ズボンのポケットとかスーツの内ポケットとかに入るのが「コンパクト」です。
その点、Caplio GX100はGR Digitalとほぼ同じ大きさに24mmレンズを凝縮!!
両者の大きさは以下の通り。(高さ×奥行き×横幅・重さ)
GR Digital=58.0×25.0×107.0mm・170g
Caplio GX100=58.0×25.0×111.6mm・220g
高さと奥行きは同じ。幅が4.6mm長いだけ。
重さは50g増。ズームレンズと手ブレ補正を組み込んでいることを考えれば納得。
十分「コンパクト」です。
Caplio GX100にはいままで書いてきた以外にも、shioがうれしいポイントがたくさん。
・フラッシュボタンが「右ボタン」に割り当て(GX8を踏襲)
・ADJ.レバーを押すことで「確定」できる(GR Digitalより進化)
・モードダイヤルに「マイセッティング」2つ(これ、欲しかった機能)
・AF窓が存続(R6では省略されたので、ちょっと冷や冷やしていました)
・バッテリーがGR Digitalと共通(ありがたい!!)
・バッテリー1回で380枚撮影可能(ロングライフ!! GR Digitalは250g)
・4GBのSDHCメモリー使用可能
・GR Digital同様、7枚羽根虹彩絞り(すばらしい!!)
・広角側で1cm、望遠側でも4cmまで近寄って撮れるマクロ(すばらしい!!)
・通常撮影時でも30cmまで寄れる(これ、子どもをとるときには非常に重要。他者のカメラでは50cmまでしか寄れない(マクロに切り替える必要がある)けれど、前後に激しく動く子どもたちは50cmより近くまで寄ってきます)
Caplio GX100でただひとつだけ残念な点。
ストラップを吊るアイが、カメラ上部の左右2点のみなこと。 これはCaplio GXやCaplio GX8と共通です。他方、GR Digitalには(モニター側から見て)右下にもアイがあります。それを使ってshioは、GR Digitalのストラップを左上と右下で斜めに吊っています。でもCaplio GX100ではそれができない。これを見て、「あぁ、このカメラはやっぱりGRではなくGXなんだなぁ」と思いました。
なおGR Digitalでストラップを「斜め吊り」するメリットについては「743-061022 GR Digitalの1年」に書いております。
→http://shiology.com/shiology/2006/10/743061022_gr_di_4f2f.html
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