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2006.10.27

746-061026 タイプする頭

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撮影はリコーGR Digital

3回前のエントリー(→742-061020 iTunes Store で映画購入)に九州大学の大井尚行さまから コメント をいただきました。どうもありがとうございました。

いただいたご質問に対してshioが考えた結果を直接メールで返信いたしましたが、とても面白い問題提起なので、みなさんにもシェアしたいと思い、メールをそのままペーストします(引用部分がわかりやすいように名前を追加してあります)。九州大学はshiologyを読んでくださっている方が比較的多いと思いますので、大井さんと会う機会のある方は話のネタにでもお使いください。

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大井尚行さま

<shio>
こんにちは。コメントどうもありがとうございました。
ご推測どおり、英文・和文ともDvorakでタイプしております。以前は両者ともQwertyでした。

<大井さん>
> そもそも和文をかなで打ちたいと思ったのは,外来語をローマ字で打つのがいやだったからなのです。

<shio>
なるほど、いままでそんなこと考えたこともありませんでした。

<大井さん>
> このあたりについてshioさんはどのように感じておられるか,聞かせていただけませんか。

<shio>
了解です。
なんで私がこのことを考えたこともないのかなあと考えてみました。

<大井さん>
> 頭に浮かんでいる元のスペルを無視して

<shio>
なるほど、大井さんはスペルが思い浮かぶのですね。
私がタイプするとき、基本的には手が勝手に打っている、という感じなのですが、思い浮かべているとすると何だろうと考えてみたところ、それは音だと思います。私は文字をタイプしているのではなく、音をタイプしています。どちらかというとピアノを弾くのに近い感覚かもしれません。

「コメント」と「comment」、「タイプ」と「type」、「ローマ」と「Rome」、「スペル」と「spell」……。それぞれ音が全く異なります。したがって、カタカナ表記の(日本語発音の)単語をタイプするときに思い浮かぶ音と、日本語以外で表記する(発音する)単語をタイプするときに思い浮かぶ音は全く異なります。「comment」という文字列を「コメント」と読む(発音する)ことはありませんから、「コメント」とタイプしようとするときに「comment」は思い浮かびません。「komento」です。

そんなわけで、私はローマ字入力でも何ら不快感はありません、というか、むしろ自然です。
そもそも、ことばを使う何らかの作業をしているとき、スペルや文字が頭に浮かぶ、ということが私には考えにくいのです。頭に浮かぶのはいつも音です。それを必要に応じて声に出したり文字に変換して表記したりしています。楽器を弾く(私にとっては「楽器でしゃべる」という方が感覚に合うのですが)ときに楽譜を思い浮かべることはありえず、頭に浮かんだ音をそのまま楽器で鳴らすのと同じことです。

以上のようなことを考えてみました。人間の感覚って面白いですね。

ちなみに、アルファベットで表記された英語の単語を日本語の文章に混在させるためには、一工夫しています。ことえり(Macの漢字変換)のユーザー辞書に、スペルをそのままタイプしたときの表記を「読み」として、当該英単語を登録しています。たとえば、

・読み「まc」:単語「Mac」
・読み「あぺrつれ」:単語「Aperture」
・読み「いぷぉと」:単語「iPhoto」
・読み「いつねs」:単語「iTunes」

アルファベット表記のまま日本語の文章に混在させる頻度の高い単語をこのように登録しておけば、いちいちモードを切り替える必要がないし、「英字に変換」という通常の変換と異なる操作をする必要もありません。
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以上、shioが大井さんにお送りしたメールです。
みなさんは、タイピングするとき、何を思い浮かべますか。それとも、何も思い浮かべませんか。人それぞれやり方が異なると思いますが、こういうことって普段あまり意識的に考えることがないので、考えてみると面白いですね。

R1011372

2006.10.26

745-061025 カンボジア人に会った

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撮影はすべてリコー、GR Digital

今日、久しぶりにちょっとだけクメール語(カンボジア語)でしゃべりました。
いつも学校で掃除をしてくださっているDさん、もしかしたらカンボジア人じゃないかなぁと思いつつ、すれ違うときはいつもshioが急いでいるときなのであいさつしかしていなかったのですが、今日、shioが廊下に座り込んでMacで作業をしていたら話しかけてきてくださったのです。話していたら、彼はカンボジア人とのこと。やっぱり!! shioがすかさずクメール語であいさつすると、彼はビーーックリして、すごーく喜んでいました。

それから3分くらいの間に彼の歴史を聞きました。凄まじい。歴史の生き証人です。ポルポト派から竹で打たれるなどの拷問を受け、すきを見て逃げ出したもののたくさんの銃撃のあい、命からがら逃げ延びて、10日と10晩、腫れ上がる足と裸同然で走り続け、ようやくタイへの国境を越えたものの、タイでもポルポトの一味と疑われ……。

ポルポト派は、知的な人を皆殺しにしようとしていましたから、Dさんが殺されそうになったということは彼は何らかの知的なバックグラウンドを持っている証し。実際彼はアメリカに来てから、とある有名企業で働いていたこともあるそうです。「いまはこんな仕事をしているけど、生きていけるからこれでいい。」という彼のことばは重い。

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shioは過去4回、カンボジアへ行っています。最初の2回は90年代。孤児院や小学校に鉄棒やブランコなどの遊具を建築するヴォランティア(ヴォランティアとは、学ばせていただくことです)。3回目(2002年)と4回目(2004年)は講義。王立カンボジア経済法科大学で、大学院生に「ネットワーク社会と法」、学部学生に「知的財産権法」、全体に「民法」の講義をしてきました。講義をクメール語でしたわけではないですが、冒頭の自己紹介とか通訳の人のプロフィール紹介くらいはクメール語で行います。相手の言語や文化に対する敬意を表したいからです。また、ヴォイオリンも持参して、孤児院、小学校、街角、自分の講義の休み時間、レストランなどで、たくさんの人に聞いていただきました。もちろん写真もたくさん撮っています。

そんなわけで、ポルポト派が残虐な拷問と大量虐殺をした現場もなんどか訪ねたことがあるし、山のような頭蓋骨も目の当たりにしているので、あのおぞましい光景とにおい、あの場所が持つえも言われぬ雰囲気は、深く脳裏に焼き付いています。Dさんは、あの中をかいくぐって生き延びたひとりなのです。彼は今でも、悪夢にうなされると言っていました。

ポルポト派が去った後、憔悴しきった国民は、国連や多くの人々の力を借りながら、国を復興しました。陽気でシャイで、柔和であたたかい人々です。そんなカンボジアの人々がshioは好きです。

Dさんと別れた後、一仕事してから、廊下でS先生と立ち話をしていたら、またDさんが通りかかりました。彼はこうして一日中、あちこちきれいにして回っているのです。Dさんはshioたちを見つけると近づいて来て、S先生に向かって言いました。
“He knows my language!!”

すごくうれしそうでした。さっき彼は「みんな私のことをフィリピン人かってきくんだ」と笑いながら言っていましたから、流れ着いたアメリカで日本人からいきなり、ほとんど耳にすることのない自分の母語で話しかけられて、心底うれしかったのでしょう。

彼は別れ際に、うーんと考えてから、「さよなら」と言ってくれました。
その気持ち。相手の言語や文化を尊重する気持ち。
shioも、「リーハイ。チュムリアップリーア。」と応じました。

あぁ、ことばって本当に大切だなぁと、じんわり熱い気持ちになり、自分にできることをやっていこうと思いを新たにするshioでした。

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2006.10.25

744-061024 カボチャのチャチャチャ

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リコーGR Digital

学生のみなさんにアナウンスです。
「Think! ロウゴ 2006──“老後のオカネ”について、今考えよう!」という企画が始りました。
http://www.think-rougo.com/index.html

我らが成蹊大学ロースクールの森戸先生が実質的なコーディネーターをしています。セミナー講師としても登場予定。ぜひみなさん、積極的にアプライしてください!!

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EOS 20D EF24mm F1.4。
GR DigitalとEOS 20Dは、このようにそれぞれ趣の異なる写真が撮れます。

今日は急遽、パンプキン・カーヴィングをしました。pumpkin carving、カボチャ彫りです。「curving」でもないし、「カボチャ掘り」でもありません。日本語も(日本人にとっての)英語もややこしい。カボチャがあした必要だということを今日知り、急いで彫ることになったのです。うちにあった直径30cmのカボチャと Victorinox の「スイスチャンプ」を持って庭へ。

去年のハロウィンの頃はパリに行っていたので、パンプキン・カーヴィングはやったこともないし、誰かがやっているのを見たこともない。なので、適当にやります。例によって「人生、アドリブ」。

まず上部のヘタの周りをくりぬく。あとでフタになるように切り口は斜めに。

次に内部のお掃除。種とか繊維質の部分をきれいに取り去ります。最初、大きめのスプーンを使ってみたけれど、なかなかうまく取れない。そこで台所に戻って引き出しを開け、何かいいものはないかしらと探してみる。あった!! これならうまくいきそう。で、それを持って庭に引き返してパンプキンの中へ入れて、内壁をこそげ取ってみると大正解!!!! 超簡単に、きれいに取ることができました。

さて、何を使ったと思いますか?
答えは30行後 (^_^)
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EOS 20D EF24mm F1.4

アイスクリームのスクーパー(scooper)です (^_^)
おかげでチャチャチャと終わらせることができました。

ちょうど今日、アメリカ人が2人、うちにディナーを食べに来たので、shioが彫ったカボチャの中を見せたら、「すごくきれい!!」と驚いている。そこで、いつも何を使ってパンプキン・カーヴィングするかきいてみました。答えは二人とも「スプーン」。そこでshioが使ったスクーパーを見せたら、深ーく納得していました (^_^)

こんなにきれいにできます(カボチャの内側に注目)。

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GR Digital

shio愛用のSkype。
ビデオチャット可能なver. 2の正式版(ver. 2.0.0.6)が出ました。
http://www.skype.com/intl/ja/download/skype/macosx/

いままで、Windows版はビデオチャットできるのにMac版はそれができず、ビデオチャットできるものはベータ版として提供されていました。これでようやくMacでも正式にビデオチャットできます。MacとWindowsとでもビデオチャットできます。ありがたい!!

Mac標準のブラウザSafariのサブとして使っているFirefox2Mac版の日本語版が出ました。
http://www.mozilla-japan.org/
まちがって閉じてしまったタブをまた開くことができる。スバラシイ!!

さて今日はアップルからインテルのCore 2 Duoチップを搭載したMacBook Proの登場です。
http://www.apple.com/jp/macbookpro/
15インチモデルにFirewire800が復活!! 拍手!!
BTOオプションで200GBのハードディスクも選べるようになった。スバラシイ!! 速度は4200rpmだけど、ノート型の場合、速度と容量だったらshioは断然容量を選びます。速いハードディスクは熱い。容量は大きければ大きいほど快適。

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Designed by Tg

2006.10.23

743-061022 GR Digitalの1年

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リコーのすばらしきコンパクトデジタルカメラGR Digital。それがカリフォルニアのshioのところにやって来たのは昨年の10月23日。それから1年間、常に持って歩き、shioのカリフォルニア生活を撮影しました。shioのGR Digital、現在までの撮影枚数は、11,297枚。

初めてお会いした人にGR Digitalを見せると、みな一様に驚きます。
「え!? あのshiologyの写真ってこんな小さなカメラで撮っているのですか!?」

そう、小さいからこそ、いつでも持って歩ける。
レンズの描写性能がいいから、何を撮っても美しい。
操作性がいいから、一発でいい絵が撮れる。

挙げだしたらキリがないほど、ステキ満載のカメラです。
こんなカメラを作ってくださったリコーの方々に感謝、感謝です。
本当にどうもありがとうございます。

shioの工夫で最も(shio的に)ヒットだったのは、ネックストラップの斜め吊り。カメラの背面から見て、左上と右下に取り付けています。これで右手人差し指の動きが自由になります。カメラの対角線上にテンションがかかるので安定します。縦位置のときも横位置のときもモニタを見る目線にストラップが入ってきません。タスキがけにしたときに筐体が安定します。いいことずくめです。

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shioの周りでGR Digitalを買った人はたくさんいます。shiologyの写真を見てshioに会いたいと連絡をくださった方もいます。「shiologyを見てGR Digitalを買いました」とご連絡くださった方もいます。GRブログのトラックバックなどを通じて知り合った方もいます。

GR Digitalというカメラの魅力を原点として、ネットワークを広げることができたのは、GR BLOGのおかげです。どうもありがとうございます。GR BLOGの運営に関わっていらっしゃる方々のスタンスが好きです。とっても自然体で謙虚。文章から書いている方々の顔が見える。と思っていたら、本当にお顔(の一部)を見せてくださいました。
http://blog.ricoh.co.jp/GR/archives/2006/10/grdigital_2.html

書いている人の顔がわかると、親しみがわきます。

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そのGR Digital、なんと驚きの1周年記念モデルが発表されました!!
http://www.ricoh.co.jp/dc/gr/digital/1st/index.html

http://www.ricoh.co.jp/dc/gr/digital/index.html
からリンクされてます。

すごい!!
1,000台限定だそうです。2006年11月24日発売。
これが企画段階でボツにならないで製品として出せるリコーは、スバラシイ。会社が生き生きしている証拠。
写真を見た限りでは、ブルーがきれい。ぜひ実物を見てみたい!!
とはいえ、見る機会はなさそうですが。

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「限定」といえば、Happy Hacking Keyboard Professionalの漆塗り(輪島塗)。
http://www.pfu.fujitsu.com/hhkeyboard/hhkbprohg/hg_j.html
50万円では手も足もでなくて残念。触り心地、打ち心地、どちらも良さそうだなぁと眺めるばかり。

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2006.10.21

742-061020 iTunes Store で映画購入

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写真はすべてRicoh GR Digitalで撮影。

<下記のエントリーを書いてアップしようとしたら、いま日本は21日で、それはGR Digitalの発売1周年。こちらカリフォルニアはまだ20日のつもりだったけど、深夜0時を過ぎ、21日になっていました。というわけで、GR Digitalさま、お誕生日おめでとうございます!! shioのGR Digitalはshioのところに、昨年の10月23日に来たので、2, 3日中にGR Digitalについて書こうと思っております。>

shioが書かせていただいた記事が本日(20日)、ASCII24に掲載されました。
米iTunes Storeで映画を買ってみた——オンライン配信のメリットは“即再生”にあり

また、先頃アップルからリリースされたAperture 1.5について、リリース直前に依頼されて書いたコメントも掲載されています。
賛否両論!? 識者が語る『Aperture 1.5』の気になるところ

Apertureは、今回、すごーくよくなりました。ここ数日、ガシガシ使っています。ホント、使いやすい。そのうえ、flickrへ直接アップロードするプラグインが、Aperture 1.5のリリースと同時に公開されました。
http://flickr.com/tools/aperture

ありがたく使わせていただいております。
そのほか、Aperture 1.5については書きたいことがたくさんあるので、近いうちに書くつもりです。

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さて10月14日未明から使い始めたDvorak。本日7日目。
亀速度は脱しましたが、QWERTY配列でのタイピングに比べ、まだまだ牛歩です (^_^)
急ぎのメール(短時間で会話のようにしてやり取りしているメール)を書いているときなど、QWERTY配列に戻したくなる衝動に駆られます。でもそこで戻してしまうと進歩が止まってしまうので、そのままDvorakで「急いで」打ちます。でも全然速くない……。

Tさんから、「Dvorak......未だにブラインドタッチの出来ない私には遠いお話しです」とのコメントをいただきました。ありがとうございます。

普通のQWERTY配列でタッチタイピング(いわゆるブラインドタッチ)できる人にとっても、Dvorakを始めるということは、ゼロからタッチタイピングを身につけるプロセスと同じことです。キーの配列が全く異なるので、QWERTY配列でタッチタイピングできることは、Dvorakでは何ら意味を持たないばかりでなく、障害にさえなります。QWERTY配列でタッチタイピングできない人の方が、ひょっとしたら速くDvorakを身につけることができるかもしれません。

Dvorakの場合、a, i, u, e, oの母音がすべて、左手のホームポジションにあります。なので、Qwerty配列でタッチタイピングを身につけるよりはるかに楽です。そして慣れて来たらQwertyより高速で打てる(はず)。右手にほとんどの子音、左手にすべての母音が配置されているので、右左右左の交互打ちになる割合が高く、リズミカルに打つことができます。

QwertyとDvorakを併用することが可能なのか、という疑問をお持ちになる方もいらっしゃいますが、心配ないと思います。日本語をしゃべれる人が英語を学んでも日本語ができなくなったりはしない。東京以外の方言でしゃべっていた人が東京に来て東京方言を身につけても、実家に戻れば元の方言でしゃべれる。ヴァイオリンを弾ける人がギターを練習しても、依然としてヴァイオリンは弾ける。それらと同じことです。

ではshioがどのようにしてDvorakを練習しているか。
単純です。前回掲載した配列図を、Macの画面に表示しているだけ。

それとて最初の2日間だけでした。配列が単純で機能的なので、すぐに覚えてしまいました。QwertyだろうとDvorakだろうと、タッチタイピングを身につけたかったら、ホームポジションに手を置いた上で、キーボードを見ないための工夫をすればいいのです。
・キー配列図を画面の端に小さく表示する。
・キー配列図を印刷して、モニターの周囲に貼る。
・それでもどうしてもクセでキーボードを見てしまうようなら、ホームポジションに手を置いた状態でその上からタオルをかける。
・キートップに文字が印字されていないキーボードを使う(ex.Happy Hacking Keyboard Professional 無刻印モデル)

ともかく何が何でも絶対にキーボードを見ない。目は画面を見たまんま、ホームポジションから指だけを動かしてキーを探って打つ。間違えたってデリートして、また新たに打てばいい。それを続けていれば、キー配列を手が覚えます。タイピングソフトは不要です。実際のメールとかの文章を普通に打っていけばいいのです。まだの方はぜひトライしてみてください。

念のため書いておきますと、ホームポジションとは,A, S, D, Fに左手の小指から人差し指を,J, K, L, ;に右手の人差し指から小指を,それぞれ触れている状態をいいます(親指はスペースバーです)。その上下のキーは,1列ずつ各指が担当します。ただし人差し指だけ,左右とも2列担当します。それぞれの指が担当するキーは以下の通り。

左手小指:Z, A, Q, 1
左手薬指:X, S, W, 2
左手中指:C, D, E, 3
左手人差し指:V, F, R, 4, B, G, T, 5

右手人差し指:N, H, Y, 6, M, J, U, 7
右手中指:,, K, I, 8
右手薬指:., L, O, 9
右手小指:/, :, @, -, およびそれより右側のキーすべて。

前回の水滴写真が好評なのでもう一枚。

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2006.10.16

741-061015 Dvorak

R1011102
リコーGR Digitalで撮影

みなさまお久しぶりです。半月ご無沙汰してしまいました。風邪から気管支炎と肺炎になり、結局2週間、断続的に寝て暮らしました。おかげでいいお医者さまと知り合えたし、医療費は全額保険でカバーされるため安心。だから、プラスに捉えて、ひさしぶりにゆっくり休息した、といった感じです。実際、仕事も遊びもほとんど何もしませんでしたから。

そんなわけでメールがたまっています。お返事していない方、ごめんなさい。順次書きます。
また、このshiologyにも、全く更新していないにもかかわらず一日に800人以上の方々から1,000を超えるアクセスをいただいておりました。本当にどうもありがとうございます。うれしいです。

さて、ほぼ体調も回復した13日の金曜日、夜、なぜかどうしても寝付くことができず、午前1時頃、とうとうベッドから起き出しました。起きたとはいえ眠いことは眠いし、頭が冴えているわけではない。そこで何か頭を使わないような他愛もないことをして過ごしたい。何をしようかなぁと思いながらふらふらとWebを見ていて、目にとまったのが「Dvorak(ドボラック)」。キーボードの打ちやすさ(打鍵効率)を考えて1936年にワシントン大学の教育学者のAugust Dvorak氏が考案したキー配列です。

配列はこんな感じ。

参考になるサイト
http://www7.plala.or.jp/dvorakjp/index.htm
http://en.wikipedia.org/wiki/Dvorak_Simplified_Keyboard

実はこれ、ずーっと前から試してみたいと思ってました。でも、日常的に仕事でMacを使っている状況でキー配列を変える勇気はありませんでした。いったん新しい配列を使い始めたら、それがきちんと使えるようになるまで、普通の配列(これを「QWERTY配列」と呼びます)に戻すつもりはないからです。なにしろ26年間も当たり前に使って来たキー配列をいったん休止して別の配列を身につけようとするのだから、ちょっとだけ覚悟が必要です。

そして金曜日の夜、「今日はこれをやろう!!」と思い立ってしまいました。これなら頭が冴えている必要もなし。

Macでは設定は至って簡単。日本語の入力に関しては、ことえりの「環境設定」で「入力操作」の「英字入力時のキーボード配列」を「Dvorak」にするだけ。欧文の入力については「システム環境設定」の「言語環境」の「入力メニュー」で「Dvorak」にチェックを入れるだけ。すべてMac標準で用意されています。すばらしい!!

なお、選択肢に「Dvorak」だけでなく「Dvorak - Qwerty _」もあったので、最初はそちらを試しました。でもそれだとcontrolキーを押しながらの操作を受け付けてくれなかったので、単純な「Dvorak」にしました。

やってみると、すごーーく面白い。確かに打鍵の7, 8割が左右交互打ちになるので、リズミカルで、軽快です。それ以外にもメリットいろいろ発見。そのあたりのことについてはまた次回。
もちろんこのエントリーもDvorakで打ってます。Dvorak歴2日目のshioでした (^_^)

R1011108

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