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2006.09.30

740-060928 感度設定ダイヤル

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リコーGR Digitalにて撮影

キヤノンからPowershot G7が発表されました。
http://www.canon-sales.co.jp/camera/powershot/g7/index.html
10月下旬発売だそうです。
今年初めて欲しいと思ったカメラ。
ヨドバシカメラだと59,800円の15%還元だから、5万円。

キヤノンのカメラで最も好きなところは、重力センサー(SIセンサー)が入っているところ(最近、他社でもいくつか入っているのもありますが、キヤノンは2002年あたりからほぼすべてのカメラに入っています)。縦位置写真か横位置写真かを撮影時のカメラの向きから自動的に判断・記録し、再生時に正しい向きに表示してくれます。Macに取り込んでも、自動的に回転してくれます。一度に大量に撮影する人には、写真の縦横をひとつひとつ修正する作業が省けるので大変に有益な機能です。さらにこの秋のモデルからは(正確にはひとつ前の世代のIXY L3から)カメラのモニターで再生する際にカメラの向きも判断して、上下を正しく表示してくれます。最高!!

これだけでもキヤノンのカメラを買う価値があります。Powershot G7はそれにくわえて、ISO1600までの高感度と光学式手ブレ補正が入り、20万画素の2.5インチモニターも付き、現時点で望みうる性能をそなえています。画素数は1000万画素。

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でもそういったこまかい性能よりも、このPowershot G7には、カメラ(ハードウェア)としての決定的な長所があります。それは、ISO感度設定が独立したダイヤルに割り当てられていて、それが左側上面にあること。英断です。フィルムカメラ時代の操作体系を模して作られてきた従来のデジタルカメラから、ひとつ脱皮した感があります(egword Universalの美しい文字組機能と同じような感覚)。

写真を撮るとき、撮影直前に考えて設定する項目はたくさんあるけれど、一連の設定項目の中で最も最初に決定するのがISO感度。その場の明るさや被写体の動きなどにしたがって、何よりも先に決めるのがISO感度です。撮影感度は、撮影行為に入るはるか前に決めるものなのです。だから、これが、モニターを見ず、ボタンを何度も押さず、首から下げたりしている状態で上から見える位置でサッと設定できるのはすごーーく快適。

カメラの操作系はたいがい、頻繁に変化させる項目だからダイヤルを独立させる、という考え方にのっとっています。絞り、シャッタースピード、フォーカスポイント、露出補正など。でもISO感度は、絞りやシャッタースピードに比べたら変化させる頻度が低い。だからそれを独立させるという設計は、デジタルカメラではなされて来ませんでした。

それを独立させる意味は何か。
感度は撮影の大前提。常に一目で確認できることが重要な設定項目。だから見やすい位置に独立させる。「いま、ISOいくつで撮影している」という情報は、構図やライティングや露出を決定する基礎なのです。フィルムの時代は、「このカメラにはいまISO100のフィルムが入っている」という大前提がアタマの中にあって、それを基礎に、撮影にまつわる各種の設定を施して撮影していました。でもデジタルではその感度自体をいつでも替えられる。替えられるけれど重要度は変わらない。だから、いつでも目視確認できることが望ましいし、替えたいときにサッと替えられる方がいい。そして撮影よりはるか前に行う設定だから、左手で操作するダイヤルに割り当てれば、撮影時の操作性に影響を与えない。

さすがキヤノン。
写真がわかっている企業だからこういう設計ができるのでしょう。スバラシイです。露出計が入っているフィルムカメラでは、ISO感度設定が独立したダイヤルなどに割り当てられているものもありましたが、それはあくまでも、ときどき設定するもの。ダイヤルを引っ張りながら回すとか、押し付けながら回すとか、普段は回さないためのものでした。でもPowershot G7の感度設定ダイヤルは、積極的に回すダイヤル。見やすく扱いやすく、単機能しか割り当てられていない特別のダイヤル。キヤノンは「デジタルカメラならではの操作体系」をまた進歩させました。スバラシイ!!

とっても魅力的なPowershot G7。
・EOSを使い慣れた手には、右手親指で操作するコントローラーホイールがいい。
・顔認識AFと顔認識AEがよさそう。
・ISO autoのアルゴリズムがどうなっているだろう。
・フォーカスチェッカーもいいかも。
・マクロは1cm。good!!
・後幕シンクロできる!!
・堅牢そうでとてもいい。シンプルなデザインもいい。でも、この大きさでこの重さ(320g)にもかかわらず、バッテリー満充電で220枚しか撮れない。モニタを見ずにファインダをのぞいて撮るということはたぶんないので、モニタ不使用なら500枚といわれても無意味な数字。予備のバッテリーが1個あっても440枚。これは少ない。
・これで28mmはじまりなら……とも思ったけれど、shioは35mmの画角が大好き。ということは、GR Digitalと2台体制にぴったりかも…… (^_^)

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2006.09.27

739-060925 写真環境次々

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EOS 20D EF24mm F1.4

AdobeからLightroom 1.0beta4がリリースされました。ちょうど土曜日にAdobeのエンジニアと話をしたばかりだったこともあって、うれしいタイミングです。
http://labs.adobe.com/technologies/lightroom/

今週末は仕事がたくさんあったので、とりあえずダウンロードだけして、まだ開いてもいませんでした。そしたらアップルのApertureもアップデート。version 1.5へのアップデータが今週中に公開されるとのこと。

こういう競争、ステキ。
競争がプラスに作用し、ユーザーに福音をもたらします。ありがたいことです。
ドイツで開催されているPhotokina 2006あってこそのこのタイミング。両者ともそれぞれのコンセプトにしたがって、前進を続けています。スバラシイ。

Aperture1.5の製品ページを読むと、今回の機能追加はうれしいことばかり。
http://www.apple.com/jp/aperture/

まず、一目見て顔がほころんだのは、MacBookが正式に対応機種になったこと。MacBook Kroはアップル唯一の黒い筐体。だから、上記ページの下の方に掲載されている写真にApertureが動作しているMacがずらっと並んでいるの中に黒いノートを発見したとき、それはMacBook!! そして製品仕様のページ(→http://www.apple.com/jp/aperture/specs/)を確認すると、ちゃんとMacBookが明記されている。Bravo!!

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GR Digital

さらに新機能を読んでニッコリ。
http://www.apple.com/jp/aperture/newfeatures/

・画像の保存場所を任意に決められるようになった。
いままでは起動しているボリュームの「ピクチャー」フォルダにしか置くことができなかったので、100GBをゆうに超えているライブラリを扱うためには、外付けのハードディスクにMacOS Xをインストールしてそちらから立ち上げるしかなった。でもこれは非常に不便。ようやく他の画像ソフト同様、保存場所を任意に決められるようになりました。さらに、元ファイルを持ち歩かなくてもキャッシュだけで動作するようになったとのこと。ライブラリーに大量の写真が入っている人にはありがたい機能。

・iPhotoのファイルを参照できるようになった。
いままでは、Aperture独自のライブラリにすべてコピーしてからApertureでの作業を行う必要がありました。しかし、iPhotoと併用しているshioは、つねに写真のファイルを二重に持つことになる。Apertureに読み込む際に時間もかかる。もちろん、バックアップの意味ではこれでいいのですが、ハードディスクの容量が少ないPowerBookG4やMacBookで写真を扱うときには、二重化しないですむならその方がいい。ひとつの写真ファイルに対して、iPhotoで作業したり、Apertureで作業したり、ということができると便利。どうやらこんどのAperture1.5はそんな願いがかないそうです。断然使いやすくなります。

・ルーペがかなり便利になったらしい。
なんのためにApertureを使うかといったら、このルーペ。このルーペを使いたいがためにApertureを使っていると言っても過言ではありません。shioの写真はピントが薄い(被写界深度が浅い。ピントが合っている範囲が狭い)ものが多いので、ピントの確認をさくさく行える作業環境が重宝。フィルムの時代は6×7で撮影したブローニーフィルムをライトボックスに置いてルーペをのぞいてピントを確認していたけれど、その作業をデジタル写真に対して、まさにそのまま実現してくれるのがAperture。shio的にはこれこそApertureの真骨頂なのです。Mighty Mouse(またはトラックパッドで二本指スクロール)の利点を存分に生かし、格段に使いやすくなったというルーペに期待です。

・ファイルフォーマットにPDFが含まれている。
PDF閲覧用のソフトが欲しくて探したことについては「731-060908 PDFの一覧」に書きました。Aperture 1.5の仕様を見ると、PDFが含まれています。これは期待大。Apertureが、日々増え続ける静止画ファイルのハブに躍り出る可能性があります。

「今週中」とアナウンスされているアップデータのダウンロード開始が待ち遠しいshioです。

Eagle by TG
eagle by TG(EOS 20D EF24mm F1.4)

2006.09.26

738-060923 「半角カナで。」

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shioがegword Universalを愛用していることについては、「734-060912 egword Universalに感動!!」に書きました。
http://shiology.com/shiology/2006/09/734060912_egwor_90bb.html#comments

そこにコメントをくださったteradaさんとのやりとりから、egword Universalの原稿用紙モードの使い方でひとつtipsが判明しました。まだエルゴソフトのサイトには掲載されていないようなので、みなさんのご参考のためにshiologyに掲載いたします。

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teradaさんからのご質問は、原稿用紙モード(縦書き)で会話文を書く際、発言の終端で、<。>と<」>をひとつのマスに入れることはできるのか、ということでした。shioはわからないので、エルゴソフトに直接問い合わせてみることをお勧めしたところ、なんと1日後にはエルゴソフトからの回答を受け取ったそうです。エルゴソフトの迅速なサービスには頭が下がります。

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エルゴソフトからの回答は下記の方法。

(1) 半角カタカナで<。」>を入力。
(2) <。>の部分を選択し、「テキストインスペクタ」の「文字」によって「ベースライン」を11pt程度に調整。

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なーるほど。
半角カナを使うのですか。
そしてベースラインをずらすことで、確かにちゃんと一マスに、<。>と<」>が表記されます。おみごと!!

shioがヒラギノ丸ゴシックで試してみたところでは、9pt程度がちょうど良かったです。たぶん、使うフォントによって微妙に異なるのだと思います。

Inari-sushi by NM

teradaさんは、半角カナの<。」>を読み「まるかっこ」で単語登録なさったそうです。
ただ、単語登録したものを打ち込んでもベースラインの調整はその都度必要です。また、egword Universalの置換機能は、文字列のベースライン情報までは盛り込まないようなので、<。」>とたくさん打ち込んでおいてあとから全置換によって一括でベースラインを変更する、ということはできませんでした。したがって、ベースラインを調整した<。」>をひとつ作り、それをコピーして、必要な箇所にペーストしていくのが一番速いようです。

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さてこれでegword Universal上で、1マスに<。」>を収めて表記できることはわかりました。そこで次に考えるべきことがひとつあります。はたして半角カナを使うことは是か非か。

shioは半角カナは全く使いません。半角カナはコンピュータのリソースが限られていた時代に便宜上用いられていたもので、通常の日本語表記とは異なる特殊な文字だからです。まちがえて使ってしまうことがないように、ことえりのメニューから「半角カナ」は消去しています。さてその半角カナを、この<。」>に限って使うべきか使わざるべきか。

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そんなshioは今回、「半角カナを使って解決できます」と読んだとき、正直言って驚きました。驚いたというのは、「半角カナにはそんなうまい使い道があったのか!!」というのと「半角カナを使って解決するのーーー!?」というのと半々です。

結局のところこれは、どの段階を「完成形」としてegword Universalを使うかによって変わってくることになるでしょう。つまり、原稿用紙モードで執筆したものをそのまま印刷(あるいはPDFに出力)して完成、という場合であれば、エルゴソフトのいう解決法でOKということになります。原稿用紙上の見栄えが美しくなることが、第一の目的だからです。一方、egword Universalで執筆したものをテキスト原稿として、テキストデータを使い回す際には、一手間必要です。つまり、半角の<。」>を使って執筆した原稿を、最終的に全角の<。」>に全置換するのです。そんな作業は数秒で完了しますから、手間というほどのものではありません。

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願わくば、普通に全角で<。」>を入力しても、原稿用紙モードのときにはそれをちゃんと一マスに表示する、という措置が、egword Universalの内部で行われてくれると、最高です。いままで、たまずさなど、いくつかのMac用ワープロソフトが原稿用紙モードを持っていました。手もとにあるものではJedit Xとmiが原稿用紙モードを持っていますが、いずれも<。」>は2マス扱いです。やっぱりこれを自動的に1マスに入れるのは難しいことなのかもしれません。

とはいえ、egword Universalが自動的に美しい文字組をしてくれるすばらしいワープロソフトであることはまちがいありません。そこまでできるなら原稿用紙でも……という願望も、egword Universalの完成度が高いゆえのものでしょう。すばらしいソフトはよりすばらしく。egword Universalの今後に大いに期待しております。

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なお、原稿用紙に関しては、下記のようなエントリーを書いたことがあります。
297:050131 「書式」は日本のココロ、か?

また原稿用紙に関連して、作文指導に関しては下記のエントリーがあります。
270:050104 作文とは何か、作文指導とは何か。

ご参考まで。

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737-060920 MacBook 帰宅

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撮影はリコーGR Digital。今日の写真はカリフォルニア州の州都サクラメントにある州政府です。

9月20日、ようやくMacBook Kroが帰ってきました。
8月29日に修理に出して3週間以上。長かった。戻って来て久しぶりに使ってみると、やっぱりこのキーボードはいい。クリック感があって安心。

そしてすべてが速い。表示が速い。ブラウザで検索結果の表示も瞬時。

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愛用のScanSnapのドライバがUniversal Binaryになりました!!
http://scansnap.fujitsu.com/jp/downloads/mac.html

ありがたい!!
PFUさん、ありがとうございます!!

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AlexとChristopherのお誕生日会。
ケーキはどちらも手作り。スバラシイ!!

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2006.09.20

736-060916 afternoon concert

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撮影はすべてリコーGR Digital。なので、トラックバック企画「美味しいもの」に参加。状況をご覧いただくために最後の写真を付け加えました。

友人Aさん宅でafternoon concertがありました。
広がりと温かみのある豊かな演奏でした。

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美味しいスウィーツで音楽も美味しい (^_^)

2006.09.17

735-060915 大動脈撮影

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撮影はすべてリコーGR Digital

GR Digitalで面白いものを撮影しました。ねずみの大動脈(動脈硬化あり)と腎臓。
差し障りがあるといけませんので、写真は掲載しておりません。安心してお読みください (^_^)

スタンフォード大学医学部で研究をしていらっしゃるドクターNから、撮影のご相談を受けました。ねずみから摘出した大動脈と腎臓を、どうにかうまく撮影できないかと。機材が限られていて、顕微鏡での撮影も満足のいく写真が撮れないとのこと。彼も所有するGR Digitalで撮影できませんか、とのご依頼。

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そこで昨日、医学部の研究室を訪ねました。面白いものがいろいろとあって楽しいところです。
さてシャーレーに入っているホルマリンづけのサンプル。こういうモノを撮るのは初めてです。

当初彼は、シャーレーから水分を取り除いて撮影を試みていたそうですが、あまり上手く撮れない。そのとき、shiologyのクラゲの写真が目にとまって、もしかしたらホルマリン(あるいは生理食塩水)に入れたまま撮影した方がきれいに撮れるのではないか、と考え、shioに撮影のご相談をなさったそうです。もちろんshioも、液体に入ったままの方がきれいに撮れると考えました。

まず、超小型三脚に据え付けたGR Digitalを水面ギリギリまで近づけて、最短撮影距離の15mmで撮影。しかしピントが合うのは中心だけで端にいくにしたがってボケている。どんなに水平を出して撮影しても同じ。そこでAモードでF9.0までしぼってみると、改善はしたもののまだ端がボケている。そこで撮影距離を離してサンプルから25mmほどにカメラを設置してみる。試しに撮ってみるとこんどはうまくいきそうです。セルフタイマーを2秒にして、シャッターボタンを押す際の手ブレの影響が出ないようにして撮ってみると、完璧でした。Dr. N、大喜び。今回の撮影時に考慮した論理を説明するとさらに大喜び。

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その論理はこうです。
被写界深度(ピントの合う厚み)を深くする要素は3つある。
(1) レンズの画角を広くする。(レンズの○○mmの数字を小さくする)
(2) 絞りを絞る。(F値を大きくする)
(3) 被写体までの距離を長くする。

GR Digitalの場合、レンズは28mmで固定なので、(1)は変更しようがありません(21mm ワイコンを付けることは可能だけれどそれだと写る範囲が広すぎます)。そこで(2)によりF9.0(GR Digitalで設定できる最大値)にし、(3)により被写体までの距離を離す。そして手ブレを防ぐために三脚を使用し、セルフタイマーを用いる。F9.0まで絞ると光の回折現象によって画質が低下する可能性があるため、F5.6程度と撮り比べてみましたが、さして問題は感じなかったのでF9.0にしました。また被写体までの距離を離すと、それだけ撮影される範囲が広くなり、撮りたい被写体が写っている面積は小さくなります。とはいえ、GR Digitalは800万画素あるため、撮影後に必要な部分をトリミングしてもOKな程度になら離すことができる。と、こんなことを考えながら試行錯誤し、撮影をしたのです。あとは、Dr. Nにちょっとだけ撮影のご指導をして、彼が自分で撮影できるようになってから、研究室を後にしました。ものの1時間ほどでしたが、非常に楽しい経験でした。

ラボの他のドクターも、shioが撮影した写真をコンピュータのモニターでご覧になって、「こんな画像は見たことない!!」と驚いていました。GR Digitalはこんな用途にも使えます。Dr. Nは論文にこれらの写真を使うときには、リコーGR Digitalで撮影したとクレジットを入れるとおっしゃっていました。これで医学分野からもGR Digitalに引き合いが来るかも!?

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そのDr. Nから、メモリカードが安く売られているという情報を聞いたので、さっそく今日、お店に行ってきました。すると、確かに安い。 PQI 製2GB150倍速のSDカードが42.96ドル(+税)。税込みでも46ドルほど。レジで支払いをするとリベートの申込用紙がもらえて、これに住所を書いて送ると15ドルキャッシュバック!! つまり税込みでも31ドルほどで買えてしまうわけです。こりゃすごい!! もちろん買いました。非常に安いのでもうひとつ、CFカード(2GBで全く同じ値段)も買いそうになりましたが、ま、そこは抑えて抑えて (^_^)

さっそくGR Digitalに入れてみました。昨年10月23日にGR Digitalを入手して以来、使って来たメモリカードはTranscendの1GB(80倍速)。今日買った2GBを入れると、622枚撮影可能と出る。これはありがたい。1日の途中でメモリカードを入れ替える(あるいはMacに画像を吸い上げる)必要がほとんどなくなりそうです。

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2006.09.14

734-060912 egword Universalに感動!!

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撮影はすべてリコーGR Digital。

青空文庫には、著作権が消滅した作家の著作がたくさん掲載されています。入力してくださっている方々に感謝申し上げます。民法を作った3人のうちの一人、穂積陳重(ほづみのぶしげ)の著作、『法窓夜話』も青空文庫にあります。Kさんの日記を読んだらこの本が話題に上っていたので、久しぶりに青空文庫を訪ねました。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000301/card1872.html

さてそのファイルをダウンロードしようとしたら、ファイルの種類が3つある。ここにPDFがあれば、迷わずそれをダウンロードするところだけど、あいにくこの文献はPDFでは掲載されていない。さて、どれをダウンロードしようかと考えて、ふと、egword Universalのどこかに青空文庫に関する記述があったような気がした。しかし、egword Universalのサイトにある「製品情報」を探してもそのような記述は見つからない。shioの記憶違いだったかしら……。
egword Universal 製品情報

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………………
egword Universalは、ここ1ヶ月shio愛用のワープロソフト。
従来の「ワープロソフト」の概念を超えています。このソフトで文書を作ると自動的に、DTP業界標準の組版ルール「JIS X 4051」に準拠した美しい文字組が実現するのです。大きな大きな進歩です。何も細かい設定などしなくても、句読点やカギ括弧など、いわゆる「約物」といわれる文字の文字間隔その他を自動的に調整して、雑誌や書籍と同等の美しい文字組をしてくれるのです。革命的。

だから現在、文字主体の文書はegword Universalで作っています。いままでPagesで作成した文書のうち、これからも使うものは、順次、egword Universalに移行していっています。断然きれい。感動的。

Macには、「ヒラギノ」という美しいフォントが6種類、入っています。商用印刷にも用いられるクオリティーのフォントです。買ったらひとつ何万円かするフォントセットが、たった14,800円のMacOS Xに6セットも付属しているのです。本当にスゴいことです。これを実現してくださったアップルその他の方々に感謝です。そのヒラギノ、JIS第4水準までの文字、2万以上の文字種を含んでいるので、たとえば法律文献でよく出てくる旧漢字なんかもすべて原文のまま、表記できます。これは本当にありがたいことです。

せっかくその美しいヒラギノを使って文書を作るなら、できれば文字組もきれいにしたいところ。でもDTP専用のソフトを使うのは一般的ではないし、そもそも高価なソフトには躊躇がある。shioは教師だから、価格的にも、できる限りshioゼミの学生に勧められるソフトを使いたい。できれば普通のワープロソフトできれいな文字組をしてくれるようになったらいいなぁと、ずーっとずーっと思っていました。もちろん文字組の細かいところは、DTPデザイナーの手作業によって緻密に組み上げられていく職人ワザだから、ソフトですべてを自動的に実現するのは難しい。でも、基本的なルールはある。それをワープロソフトに盛り込むことができたら、みんなが作る書類が美しくなって、それを作る人も見る人も気持ちよくなる。アップルが美しい文字セットを標準装備したMacOS Xという「環境」を用意してくださったのだから、それを活かすワープロソフトがあったらすばらしい。

それをMacのワープロソフトの老舗、エルゴソフトが実現してくださいました。
Macとともに歩んで来たEGWORDが、バージョン15でegword Universalとして完全に生まれ変わったのです。プログラムをゼロから書き直したとのこと。約2年にわたる開発は、膨大な作業だったことでしょう。1980年代に、舶来のコンピュータであるMacintosh向けに日本語ワープロを作るような進取の気性に富んだエルゴソフトだからこそ、この偉業をなし得たのだと思います。「Macにはegword Universal」。そう言わしめるクオリティーを持ったワープロソフトを開発してくださいました。ありがとうございます。

コンピュータできれいな文書を簡単に作りたい人は、Mac+egword Universal。最高のコンビです。
………………

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さて青空文庫のはなしの続き。

おかしいなぁ……。egword Universalのサイトで、確かに見たと思ったのだが……。
そこで改めてgoogleで検索してみたら、発見!!
http://www.ergo.co.jp/download/mac/ew_up/egwu101up.html

このページの中程にある「アップデータにおける変更点」に、「v1.0.1で搭載された機能」が書かれているのだけど、そこにさりげなく「青空文庫のテキストファイルを解析して読み込めるようになりました。」とある。おぉ、これだ!!
なるほど、アップデータで追加された機能なのですね。

すぐさま青空文庫のサイトに戻り、テキストファイルをダウンロードし、説明されている手順に従ってegword Universalで開いてみると……。
美しい。。。
感動だぁ。
きれいな2段組み。当然、文字組は印刷物並みにきれい。これはすごーーーい!!
ルビもきちんとふられています。こんなきれいな文字組が、なーーんにも手間をかけずにできてしまうのは驚異的。
スバラシーーイ!!

この美しさをみなさんにご覧いただきたくて、PDFにして掲載しておきました。MacはPDFが標準。だからどのソフトで作成したファイルでも、特別なソフトを必要とせずに、簡単にPDFに変換できます。便利です。
「hosoyawa.pdf」をダウンロード

エルゴソフトさま、青空文庫ファイルの読み込み機能はスバラシイです。
こんなステキな機能まで付けてくださって、どうもありがとうございます。
これを宣伝しないのはもったいない。製品情報の「その他の新機能」あたりに記載したほうがいいです。「ファイル互換」のところにも「青空文庫テキストファイル」を加えるのもいいと思います。
美しい文字組を活かす応用。古い文献が、読みやすくよみがえります。これは誇るべき機能だと思います。

そんなわけで、egword Universalに感動、しきりです。アップルのプレゼンソフト「Keynote」と同様、「egword Universalを使うためにMacを買う」とさえ言うことができるクオリティのソフトです。

こんなスバラシイegword Universalについては、引き続きshiologyでとりあげる予定です。

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2006.09.12

733-060911 表紙にshio写真!!

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今日の白黒写真はすべてリコーのGR Digital、白黒モードで撮影したものです。

今日、韓国から月刊誌「MacMadang」(Macマダン)9月号が送られてきました。
もちろん中身はすべてハングルです。
封筒を開けてみたところ、shioが撮影した写真が、表紙全面に使われています!!

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EOS 20D EF24mm F1.4

感激!!
もちろん記事の中にもたくさん使っていただきました。うれしいです。
shio가 촬영한 사진을, 표지에 사용해 주시고, 정말로 감사합니다!!

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ちなみにこれが元の写真です。
この写真は、MacPeople10月号にもWWDC特集のトビラ写真(21ページ)として使っていただきました。うれしいことです。
728-060828 MacPeopleに写真掲載

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さて先月、クラゲの撮り方について書いたところ、「こんどはぜひ人の撮り方を書いてください」とのリクエストをいただきました。
724-060817 クラゲの撮り方
shiologyには人物写真はあまり載せていませんが、実際のところ、shioの写真は人物を撮ったものが多いです。そこで今日は、shio流の人物撮影術。

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(1) その人を心から「好きっ!!」って思う。
これが一番大切。美しいとかカッコいいとか、そういう外見・容姿は全く関係ありません。容姿にほれて写真を撮っても、外見しか写らない。「その人」を好きだと思う気持ちを持って撮れば、その人のココロを写せます。写真は「写心」です。
「写心」についてはこちらにちょっとだけ書いてます。
632:060313 Tulip

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(2) その人と常に「対話」する。
実際にことばを交わして会話します。会話をしながら撮影すれば、ことばの聞こえるあったかい写真が撮れます。また撮影の瞬間に会話できない場合(たとえば結婚式中に祭壇の前に立っている新郎新婦)では、事前にたくさん会話をしておくことによって、撮影中も撮影者との対話のある写真になります。撮影中は、声を出せないとしても、目で、語りかけています。そして、どうしても実際に会話できない相手(たとえばステージ上のSteve Jobs)とも、できるかぎりココロの対話をします。相手のことばにココロの耳を傾け、自分も語りかけるのです。

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(3) その人の「キラキラ」を見つける。
人にはいいところがたくさんあります。いいところ、プラスなところ、輝き、「キラキラ」を探し続け、それを撮ります。常に「いい!!」「ステキ!!」「カッコいい!!」「きれい!!」「スバラシイ!!」と感じ続ける感性を研ぎすませます。「キラキラ」を撮ることについては、以前に書きました。
604:060128 写真はキラキラ

ただし、これはあくまでもshioの好み。人によってはその人の「ドロドロ」を撮りたいかもしれないし、「メラメラ」を撮りたいかもしれない。したがってここで大切なのは、撮影者がその人の何を撮りたいかを明確にし、それをその人の中から探すことなのです。

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(4) その人を上下左右360度から「観察」し続ける。
その人は太陽のごとく、中心で輝いています。その人の「キラキラ」はその人が発しています。だからその人を周りからよくよく観察する。同時に、その場所の背景も360度観察して、「その人」を表現するのに最もふさわしい背景を見つけます。その場の世界が、その人を中心に回っていることを感じられれば、その人が中心にいてその人が主役の写真が撮れます。

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(5) その人の「目」を撮る。
中心にいるその人のさらに中心。それは「目」。目がその人のココロを語っています。だからその人の目を撮る。ピントは目に、露出も目に合わせます。厳密なことを言うと、原則としては撮影者から見て手前にある目の、まつげの付け根にピントを合わせます。

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ときどき、「最近のカメラはオートフォーカスだからピントはカメラが自動的に合わせてくれる」と思っている人がいますが、そんなことはありません。ピントを合わせる場所によって、ピント、つまり焦点が合う面までのカメラからの距離はまちまちです。だから、ピントを合わせる場所を撮影者が選んでいない限り、カメラが自動的に「ピントを合わせた」としても、それはカメラが適当に距離を設定したに過ぎず、本来の意味でのピントは合っていません。ピントを合わせたい場所を撮影者がカメラに教えてやって、その場所にピントを合わせることができて初めて、「ピントが合った」状態になります。多くのカメラは、絵(モニタで見えている絵、あるいはファインダーの中の像)の中心にある被写体にピントが合うように設計されています(一眼レフには、ピントを合わせる箇所を選べるカメラもあります)。だから、まずは画面の中心をその人の手前の目に向け、シャッターボタンを半押しし、ピントを合わせます。そしてそのまま半押しの状態をキープ(ピントを固定)した状態で、作画します(カメラの向きを微妙に変えて、撮りたい絵にする)。そしてシャッターを切ります。

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さて上記の(1)〜(5)。実は、人物を撮影するときだけではなく、およそ被写体がなんであってもすべて同じです。shioは被写体が何であっても、たとえばモノであっても、それを「好きっ!!」と思い、「対話」し、「キラキラ」を見つけ、「観察」し、その「目」を撮る。これがshioの「写真表現」です。

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2006.09.10

732-060909 egword Universal、お気に入り

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撮影はすべてリコーGR Digital

8月上旬にパロアルトのshioのところにようやく届いたegword Universal。
http://www.ergo.co.jp/products/egw15/index.html
約1ヶ月使ってみていますが、日本語の文書を作る文具としてスバラシイと感じています(DTPソフトを使えるような人ではなく、それ以外のユーザーにとって、という趣旨)。一気にshioお気に入りソフトの仲間入りです。なお、かな漢字変換はegword Universalに付属しているegbridge Universalではなく、Macに標準のことえりを利用しています。

<ことえり単語登録Tips:読み「いじわど」で「egword Universal」、読み「いじぶり」で「egbridge Universal」、読み「ことたん」で「<ことえり単語登録Tips:読み「」で「」」を登録>

製品が届いてさっそくインストールし、egword Universalを使い始める。
ことえりで文字を打ち込んだら、あら不思議。
ローマ字入力している際に一瞬ずつ表示されるアルファベットの小文字が、egbridge Universalのように全角??? と思って良く見てみると、どうやら半角は半角なんだけど、左隣のひらがなから半角ひとつ分ほどのスペースを空けて半角アルファベットが表示されるため、全角のような位置に表示される、ということのようです。なんでこんなに離れて表示するようにしてあるのだろう。egword Universalを使うには、この表示に慣れるしかありません。

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shioがegword Universalを使いたい最大の目的は、MacPeopleで連載させていただいている「Creating Reed, Creative Mass.──大公開時代の羅針盤」の原稿を執筆すること。つまり誌面そのまま縦書きのレイアウトで原稿を書きたいのです。いままではPagesで2段組みをしてそれぞれの段の幅を調整することによって、誌面とほぼ同じレイアウトを作って原稿を書いていました。しかしPagesは、いかんせん、横書き。何も困りませんが、WYSIWYG(ウィズィウィグ・What You See Is What You Get.)だからこそMacを使っているshioとしては、やっぱり仕上がりが縦書きの文章は縦書きで書きたい。

egword Universalをで新しい文書を開き、縦書きに設定し、レイアウトグリッドを表示させ、誌面どおりの25文字×37行の2段組みに設定。画面上下に表示されている「ヘッダはここをクリック」「フッタはここをクリック」という文字が煩わしいので、「表示」メニューから「ページガイドを隠す」を選択。ついでに、モードバー、ナビゲーションバー、ルーラー、ステータスバー、ツールバーをすべて非表示にしました。すっきり。でもここまで来ると、画面一番上のメニューバーやウィンドウの枠もすべてない本当の「全画面表示」にしたくなります。WriteroomとかMacJournalではそれができる。文章を書いているときって、その文字だけに集中したい。余計なものが全く見えない完全な全画面表示ができるモードがあると、さらに魅力的になると思います(ちなみにMacOS XのDockも「自動的に隠す」設定にしています)。

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さて実際に文章を書いてみると、egword Universalがとても安定していると感じます。とくにver. 1.0.1のアップデータが出たあとは、それまでに気になった不具合が払拭されて、とても快適。文字を連続的に入力しているときの画面の描画や各種の動作を見ていても、すごく安定している印象を受けます。なんといってもこれが大切。長い文章を書いているときの安心感につながります。

そして文字組。
デフォルトで(何も特別な設定をしなくても)文字組がきれいです。これがegword Universalを使う最大のメリット。雑誌の誌面はDTPの専門家がきれいに文字組をしてくださっているのですが、それに近い(専門家から見たらほど遠いのかもしれませんが)文字組が、自動的に施されます。これが何よりすばらしい。だから原稿を書いている段階で、実際の誌面がどのようになりそうか、かなりリアルなシミュレートを常に見ることができます。それを見ながら、言い回し、句読点を打つ位置、語順などを替えることによって、文字数の調整を執筆段階で行うことができます。スバラシイ!!

shioが原稿を書くときの文字組に関する設定としては、「書式」メニューで、
・禁則:on
・句読点:禁則に従う
・ワードラップ:on
・カーニング:欧文と和文
にしてあります。デフォルトと異なるのはカーニングのみ(デフォルトは「欧文のみ」)。これで、行の揃えを両端揃えにすれば、雑誌の誌面と似たようなきれいな文字組になります。本当にありがたい!! shioはまさにこういうソフトを待っていたのです。shioのような文系人間がコンピュータを(Macを)使う目的は「楽するため」。きれいな文字組が自動的に実現するのは、大きな大きな進歩です。これこそ、「Macを使ってるぅ」(コンピュータを使ってるぅ)と実感する瞬間です。

egword Universalはきれいな日本語文書を簡単に作れるワープロソフトです。

(昨日のエントリーでScanSnapの記事へのリンクが切れていたので訂正しました)

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2006.09.09

731-060908 PDFの一覧

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EOS 20D EF24mm F1.4

(昨日の分と2つ連続ポストしました。)

シリコンバレー在住のラーメン好きのみなさま。
今日(9月8日金曜日)から明後日(10日日曜日)まで、San Joseの Mitsuwa で大北海道物産展をやっています。入って左側のデリでは、北海道名物「すみれラーメン」が食べられます。11時から7時まで。おいしいラーメンに飢えていらっしゃる方、ぜひどうぞ!!
shioは今日、1杯半程食べてきました。おいしかった!!

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さて,shioは手書きが好き。万年筆が大好き。
とくに図形的なものは,手書きです。マインドマップとか各種のチャートとか。
手でグリグリと書きながら,アタマの中の考えをクリアにしていきます。アイディアがシンプルになっていき,各要素の相互関係が見えてきます。

使うのは紙とペン。ペンは万年筆か三色ボールペン(赤・青・緑)。
万年筆は,たくさんあるうち,一番気に入っている2本だけ,アメリカに持って来ています。
さて紙。以前はノートを使っていました。「621:060227 ノートは1冊」に書いたように,何でもかんでも1冊のノートに記載していきます。でも最近は,ノートであっても,Rhodiaのようなメモ帳であっても,すべて一枚一枚切り取ることができるミシン目入りのものを使っています。

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その理由は,ScanSnapでスキャンするため。
ScanSnapについては2年ほど前に「136:040815 スキャンスナップ(ScanSnap)はスバラシイ!!」に書いております。手書きしたものをScanSnapでMacに保存しておけば,過去のメモをいつでも参照できます。以前のノートをすべて持って歩くなどということはありえないけれど,スキャンしておけば外で仕事をしているときでも昔のノートを参照したくなったとき,すぐに見られます。

ScanSnapで取り込んだPDFファイルは,ひとつのフォルダにいれて,長めのファイル名を工夫して付けることによって探し出しているのですが,ファイルがかなり多くなって来たため,iPhoto6のようにサッとサムネイルを一覧して目的のファイルを見つけられるようにしたいと思っています。

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そこで,まずはiPhoto6で試したけれど,PDFは直接読み込めない。プレビューで開いて,印刷メニューから「PDFからiPhotoに保存」をすれば保存できるけれど,ページの分解されたJPEGになってしまいます。
ApertureもLightroomも読み込めない。
手持ちのソフトでUniversal Binaryのものは,どれもPDFを扱えないらしい。

そこでオンラインで探す。
iView Media Pro 3を使ってみました。
ScanSnapのフォルダを読み込んでみたところ,すんなり読み込めて,サムネイル表示された。おぉ,これはいいかも。
とはいえ,レンダリングが美しくない。Macに標準の「プレビュー」などのように,紙の書面そのままの美しい表示ではなく,とってもデジタルな,ギザギザ表示です。これはちょっと残念。環境設定でレンダリングの種類を選ぶことができるけれど,どれも五十歩百歩。プレビュー並みにきれいに表示してくれるソフトはないかしら……。

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引き続きオンラインで探す。
VitaminSEE:表示はできるけれどサムネール表示がない。
PDF Viewer for MacOS X:同上。
CocoViewX:同上。
PeeDeeF:同上。
Curator:惜しい。サムネイル表示ができるのに,小さすぎ。サポートも終了している。
SwiftSlideShow:サムネイルの表示に時間がかかる。起動の都度サムネイルを生成するので,さっと見渡すことができない。
Footagehead:PDF非表示。
pKizzy:これはいいソフト。今後の成長に期待大。でもサムネイル表示なし。
Democracy:表示させた結果は面白かった。PDFファイルの各ページが動画のようにパラパラ表示される。
GraphicConverter:大御所。いつの間にか,Universal Binary版がリリースされていました。でもサムネイル表示がちょっと遅いし,開いてみても,表示はiView Media Pro 3同様,きれいではない。

他にもいくつか見たけれど、うーむ,なかなかいいソフトはないものです。

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そこで初心に返ってFinder表示。
ScanSnapでスキャンしたファイルが入っているフォルダを開き、「表示」メニューの一番下にある「表示オプションを表示」という若干トートロジーっぽいメニューを選択。アイコンサイズを最大(128x)にして「常に次の項目で並べ替える」を「変更日」に。これで新しいもの順に大きなサムネールで表示されるようになりました。やってみると、なんだかこれで十分、という気になりました。うん、ホントにコレで十分。MacOS X、まだまだ気付いていない使い方がありそうです。

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リコーGR Digital

730-060907 当たりかはずれか

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撮影はすべてリコーGR Digital。作品はPlay-Doh(プレイ・ドー)という子ども用の粘土で作られています(作者はNさん)。モチーフはIn-N-Outのダブルダブル。

さてさてこちらは新学期です。
大学もどこの学校も大にぎわい。
shioもいろいろとやることがたくさんあります。
久しぶりにshiologyを書く余裕ができました(といっても人を待つ間に駐車場のクルマの中でこれを書いているのですが)。

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いちごとブルーベリー

ヨドバシカメラ@吉祥寺、2007年5月頃オープン予定!!
http://www.yodobashi.com/enjoy/more/contents/58746343.html
Wonderful!!
大学から歩いてヨドバシカメラに行けます。ヨドバシカメラのためだけに、わざわざ新宿に行く必要がなくなります。うれしい!! ますます吉祥寺が好きになります。

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海老フライ

shioのMacBook Kro(玄)は依然として修理から返ってきていません。修理のステイタスを見ると、どうやら部品が足りずにその到着を待っているところらしい。MacBookのこの障害に関しては、とうとうアップルからアナウンスが出ました。
http://docs.info.apple.com/article.html?artnum=304308-ja
ということは、修理も結構な数が順番待ちしているのかもしれません。早く返ってきて欲しいです。

shioはMacBookが発売された2日後に注文しました。いわゆる初期ロットを買うことは、このようなリスクをともなうものです。18年間Macを使ってきて、ここ数年は1年に1台Macを買っていますから、それは購入前から了解済み。保証期間内に品質が安定してくれればいい、というくらいに考えています。でもやっぱり壊れない方がいいなぁ。shioのMacBook Kro、きちんと治って、早く帰ってきておくれ。

そんなわけでshioは久しぶりにPowerBookG4で作業しています。
久しぶりにPowerBookG4を使って感じるのは、キーボードの触感。どのMacにもつないで使い続けているHappy Hacking Keyboard Professionalは別として、MacBookのがっちりしたキーボードに慣れた手には、PowerBookG4のキーボードは柔らかく感じます。PowerBookG4を常用していた頃は、このキーボードの剛性が高いと感じていたのだけど、MacBookに比べると柔らかい。これはもう、どっちがいいとかいうレベルの問題ではないです。慣れですね。MacBookに慣れた手には、しっかり感のあるMacBookの方が打ちやすいです。人間の順応性とはありがたいものです。PowerBookG4のキーボードに順応してしまう前に、MacBookが戻ってきてくれることを願います。

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一方、世間を騒がせているソニー製バッテリーのリコール。
https://support.apple.com/ibook_powerbook/batteryexchange/index.html?lang=ja

shio家のiBookG4も「当たり」でした。
ところで、交換が必要なバッテリーが付属していたことを、「当たり」と表現している人と「はずれ」と表現する人がいるけれど、どっちなんでしょうね。その趣旨は「はずれバッテリーに当たりました」ということでしょうから、どっちも正しい。さらに、「当たりバッテリーにはずれました」とも言えるので、やっぱりどっちでも正しい。ということは、「うちは当たりだった」とか「うちははずれだった」という表現自体、どちらの意味にもとれるので、この場合には適切な表現ではないということになります。「うちのバッテリーはリコール対象だった」とか「うちは交換が必要なバッテリーだった」とか言うのがよさそうです。

さて、shio家のiBookG4のバッテリー。
アップルのサイトで交換の依頼を記入して送信したところ、9月6日に代品が届きました。思ったよりも速かった。リコール対象のバッテリーであることがわかったとき、すぐにバッテリーの充電をすべて使い切ってからはずしました。そこで考えたのは、どこに保管するのがいいか。日常生活から離れたところに置いておきたいけれど、ガレージに置いたのでは万一発火したときに発見が遅れるから、やっぱり目の届くところがいい。そこでリビングを見回した結果、暖炉に置くことにしました。暖炉なら床が耐火レンガだし、周りも耐火レンガに覆われているので万一発火してもたぶん大丈夫。暖炉の意外な使い道 (^_^) ちなみにshio家の暖炉、普段はルーター置き場にしてます。

そうこうしているうちに、iMacの新型発売!!
http://www.apple.com/jp/imac/
すべてインテルのCore 2 Duoチップを積んで、5割速くなったとのこと。ビデオカードもいい。でも何よりスゴいのは、いままで17インチと20インチだったラインナップに24インチが加わったこと。やはり大画面で映画を見たいというニーズに応えるための布石でしょうか。12日の発表が楽しみです。

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ハンバーガーと落花生を食べてるゾウさん

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