739-060925 写真環境次々
AdobeからLightroom 1.0beta4がリリースされました。ちょうど土曜日にAdobeのエンジニアと話をしたばかりだったこともあって、うれしいタイミングです。
→http://labs.adobe.com/technologies/lightroom/
今週末は仕事がたくさんあったので、とりあえずダウンロードだけして、まだ開いてもいませんでした。そしたらアップルのApertureもアップデート。version 1.5へのアップデータが今週中に公開されるとのこと。
こういう競争、ステキ。
競争がプラスに作用し、ユーザーに福音をもたらします。ありがたいことです。
ドイツで開催されているPhotokina 2006あってこそのこのタイミング。両者ともそれぞれのコンセプトにしたがって、前進を続けています。スバラシイ。
Aperture1.5の製品ページを読むと、今回の機能追加はうれしいことばかり。
→http://www.apple.com/jp/aperture/
まず、一目見て顔がほころんだのは、MacBookが正式に対応機種になったこと。MacBook Kroはアップル唯一の黒い筐体。だから、上記ページの下の方に掲載されている写真にApertureが動作しているMacがずらっと並んでいるの中に黒いノートを発見したとき、それはMacBook!! そして製品仕様のページ(→http://www.apple.com/jp/aperture/specs/)を確認すると、ちゃんとMacBookが明記されている。Bravo!!
さらに新機能を読んでニッコリ。
→http://www.apple.com/jp/aperture/newfeatures/
・画像の保存場所を任意に決められるようになった。
いままでは起動しているボリュームの「ピクチャー」フォルダにしか置くことができなかったので、100GBをゆうに超えているライブラリを扱うためには、外付けのハードディスクにMacOS Xをインストールしてそちらから立ち上げるしかなった。でもこれは非常に不便。ようやく他の画像ソフト同様、保存場所を任意に決められるようになりました。さらに、元ファイルを持ち歩かなくてもキャッシュだけで動作するようになったとのこと。ライブラリーに大量の写真が入っている人にはありがたい機能。
・iPhotoのファイルを参照できるようになった。
いままでは、Aperture独自のライブラリにすべてコピーしてからApertureでの作業を行う必要がありました。しかし、iPhotoと併用しているshioは、つねに写真のファイルを二重に持つことになる。Apertureに読み込む際に時間もかかる。もちろん、バックアップの意味ではこれでいいのですが、ハードディスクの容量が少ないPowerBookG4やMacBookで写真を扱うときには、二重化しないですむならその方がいい。ひとつの写真ファイルに対して、iPhotoで作業したり、Apertureで作業したり、ということができると便利。どうやらこんどのAperture1.5はそんな願いがかないそうです。断然使いやすくなります。
・ルーペがかなり便利になったらしい。
なんのためにApertureを使うかといったら、このルーペ。このルーペを使いたいがためにApertureを使っていると言っても過言ではありません。shioの写真はピントが薄い(被写界深度が浅い。ピントが合っている範囲が狭い)ものが多いので、ピントの確認をさくさく行える作業環境が重宝。フィルムの時代は6×7で撮影したブローニーフィルムをライトボックスに置いてルーペをのぞいてピントを確認していたけれど、その作業をデジタル写真に対して、まさにそのまま実現してくれるのがAperture。shio的にはこれこそApertureの真骨頂なのです。Mighty Mouse(またはトラックパッドで二本指スクロール)の利点を存分に生かし、格段に使いやすくなったというルーペに期待です。
・ファイルフォーマットにPDFが含まれている。
PDF閲覧用のソフトが欲しくて探したことについては「731-060908 PDFの一覧」に書きました。Aperture 1.5の仕様を見ると、PDFが含まれています。これは期待大。Apertureが、日々増え続ける静止画ファイルのハブに躍り出る可能性があります。
「今週中」とアナウンスされているアップデータのダウンロード開始が待ち遠しいshioです。
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