738-060923 「半角カナで。」
shioがegword Universalを愛用していることについては、「734-060912 egword Universalに感動!!」に書きました。
http://shiology.com/shiology/2006/09/734060912_egwor_90bb.html#comments
そこにコメントをくださったteradaさんとのやりとりから、egword Universalの原稿用紙モードの使い方でひとつtipsが判明しました。まだエルゴソフトのサイトには掲載されていないようなので、みなさんのご参考のためにshiologyに掲載いたします。
teradaさんからのご質問は、原稿用紙モード(縦書き)で会話文を書く際、発言の終端で、<。>と<」>をひとつのマスに入れることはできるのか、ということでした。shioはわからないので、エルゴソフトに直接問い合わせてみることをお勧めしたところ、なんと1日後にはエルゴソフトからの回答を受け取ったそうです。エルゴソフトの迅速なサービスには頭が下がります。
エルゴソフトからの回答は下記の方法。
(1) 半角カタカナで<。」>を入力。
(2) <。>の部分を選択し、「テキストインスペクタ」の「文字」によって「ベースライン」を11pt程度に調整。
なーるほど。
半角カナを使うのですか。
そしてベースラインをずらすことで、確かにちゃんと一マスに、<。>と<」>が表記されます。おみごと!!
shioがヒラギノ丸ゴシックで試してみたところでは、9pt程度がちょうど良かったです。たぶん、使うフォントによって微妙に異なるのだと思います。
teradaさんは、半角カナの<。」>を読み「まるかっこ」で単語登録なさったそうです。
ただ、単語登録したものを打ち込んでもベースラインの調整はその都度必要です。また、egword Universalの置換機能は、文字列のベースライン情報までは盛り込まないようなので、<。」>とたくさん打ち込んでおいてあとから全置換によって一括でベースラインを変更する、ということはできませんでした。したがって、ベースラインを調整した<。」>をひとつ作り、それをコピーして、必要な箇所にペーストしていくのが一番速いようです。
さてこれでegword Universal上で、1マスに<。」>を収めて表記できることはわかりました。そこで次に考えるべきことがひとつあります。はたして半角カナを使うことは是か非か。
shioは半角カナは全く使いません。半角カナはコンピュータのリソースが限られていた時代に便宜上用いられていたもので、通常の日本語表記とは異なる特殊な文字だからです。まちがえて使ってしまうことがないように、ことえりのメニューから「半角カナ」は消去しています。さてその半角カナを、この<。」>に限って使うべきか使わざるべきか。
そんなshioは今回、「半角カナを使って解決できます」と読んだとき、正直言って驚きました。驚いたというのは、「半角カナにはそんなうまい使い道があったのか!!」というのと「半角カナを使って解決するのーーー!?」というのと半々です。
結局のところこれは、どの段階を「完成形」としてegword Universalを使うかによって変わってくることになるでしょう。つまり、原稿用紙モードで執筆したものをそのまま印刷(あるいはPDFに出力)して完成、という場合であれば、エルゴソフトのいう解決法でOKということになります。原稿用紙上の見栄えが美しくなることが、第一の目的だからです。一方、egword Universalで執筆したものをテキスト原稿として、テキストデータを使い回す際には、一手間必要です。つまり、半角の<。」>を使って執筆した原稿を、最終的に全角の<。」>に全置換するのです。そんな作業は数秒で完了しますから、手間というほどのものではありません。
願わくば、普通に全角で<。」>を入力しても、原稿用紙モードのときにはそれをちゃんと一マスに表示する、という措置が、egword Universalの内部で行われてくれると、最高です。いままで、たまずさなど、いくつかのMac用ワープロソフトが原稿用紙モードを持っていました。手もとにあるものではJedit Xとmiが原稿用紙モードを持っていますが、いずれも<。」>は2マス扱いです。やっぱりこれを自動的に1マスに入れるのは難しいことなのかもしれません。
とはいえ、egword Universalが自動的に美しい文字組をしてくれるすばらしいワープロソフトであることはまちがいありません。そこまでできるなら原稿用紙でも……という願望も、egword Universalの完成度が高いゆえのものでしょう。すばらしいソフトはよりすばらしく。egword Universalの今後に大いに期待しております。
なお、原稿用紙に関しては、下記のようなエントリーを書いたことがあります。
・297:050131 「書式」は日本のココロ、か?
また原稿用紙に関連して、作文指導に関しては下記のエントリーがあります。
・270:050104 作文とは何か、作文指導とは何か。
ご参考まで。
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